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煮物には欠かせない落し蓋
「おいしい煮物を作るには落し蓋がポイント」と昔から言われていますが、煮物は時間がかかるので作ることも昔と比べると減っていますし、自宅に落し蓋がある家庭も少なくなっています。
そんな煮物の必須アイテム・落し蓋ですが、煮物料理に欠かせない道具といわれる理由はあまり知られていません。
「煮物を作る時によく見る蓋」という程度であれば料理初心者でも知っている人が多いですが、調理道具としての効果や使用する理由まで詳しく知っている人となると、世代が若くなるほど少ないです。
ひとくちに落し蓋と言っても種類は色々
明治・大正時代までの調理器具は、使用される素材が限られていました。ですから落し蓋も昔ながらの木製タイプしかありませんでしたし、形も伝統的な物ばかりです。
ところが現在は高温での調理に適した素材が多数開発され、落し蓋の種類もかつてより劇的に増えています。素材の種類は、主に木製・シリコーン製・金属製の3タイプに分かれます。
ただし金属製は、セラミックやステンレスなどさまざまな素材の総称として使われるので、金属製だけでも種類が多いです。
大きさの違いはもちろんですが、特殊な構造を取り入れた商品もあります。また最近はキッチンアイテムにデザイン性を求める人が増えているので、おしゃれなデザインも人気です。
おすすめの選び方
さまざまな種類がありますが、選ぶ際には「大きさ(直径)」と「素材」に注目するのがおすすめです。大きさで選ぶなら、よく使う煮物用鍋の直径よりもやや小さいサイズを選びます。この選び方はどの素材にも共通する条件です。
素材によって選ぶ場合は、使いやすさや仕上がりなどの違いに注目してください。古くから使われている木製タイプは適度な重さがあるので煮崩れ防止や煮汁の蒸発予防には適していますが、使用前・使用後の手入れが面倒です。
金属タイプは、扱いやすさと手入れのしやすさで人気があります。ただし熱伝導に優れているので、煮汁温度が高温になりやすく、火加減に気を付けないと煮汁の蒸発や煮崩れを起こしやすいです。
最近注目されているシリコーンタイプは軽さと柔らかさが特徴にあるので、長時間煮込んでも食材の煮崩れがおこりにくくきれいに仕上がります。
ただしシリコーン素材特有の臭いがあるので、食材にシリコーン臭が移ってしまうことがあります。そのためシリコーン臭が苦手な人にはおすすめしません。
落し蓋を使う理由
落し蓋が「煮物作りの必須アイテム」といわれる所以は、シンプルな見た目からは想像がつかないさまざまな調理効果があるからです。
煮崩れの防止
時間をかけて食材に味をしみこませることが煮物作りの基本ですが、せっかく味が染みておいしいのに残念な評価を受けてしまうのが「煮崩れ」です。
煮崩れが起こる理由は「長時間煮込んでいた」が最も多いのですが、たっぷりの煮汁・茹で汁を使った場合にも煮崩れがおきます。
これは煮汁・茹で汁が熱せられることによって強い水流が起こり、食材同士がぶつかることが原因です。そこで食材の上に重しとしてのせることで、煮崩れを防止することができます。
味が染みこむ
通常の鍋蓋を使って煮物を作ると煮汁と鍋蓋の間に空間ができるため、味が染みこむまでに時間がかかります。ところが落し蓋を使うと煮汁と鍋蓋に隙間がほとんどないので、短時間かつ少量の煮汁で煮物作りが可能です。
急な煮汁の蒸発を防止
おいしい煮物を作るには、食材がきちんと煮汁に浸かっていることが絶対条件です。そのため食材がひたひたになるまで煮汁を準備することが多いのですが、加熱時間が長くなると煮汁は蒸発していきます。
蒸発しても味がしみこむのであれば問題はありませんが、「煮汁が蒸発する=味が濃くなる」ということなので、イメージしている味と違った煮物になってしまいます。ですから落し蓋は、煮汁の蒸発を防ぐためにも欠かせないアイテムなのです。
落し蓋の代用におすすめなのは?
「あまり煮物を作らない」「鍋のサイズに合わせて揃えるのが面倒」という人には、キッチンにあるアイテムを代用品にすることができます。
代用アイテムとして有名なのはアルミホイル・クッキングシート・キッチンペーパーですが、このような商品がなかった時代にはお皿(食器)を代用品に使っていました。
おすすめの落し蓋
かつては「煮物作り=落し蓋」といわれてきましたが、落し蓋の知られざる効果が知られるようになると、和食に限らず洋食の下ごしらえにも使われるようになってきました。もちろんほとんど料理を作らないのであれば、あえて落し蓋を買わなくても代用品で十分です。
とはいえ落し蓋があれば食材を煮崩れさせずに煮込み料理が作れますし、短時間で食材の下茹でができるのでガス料金の節約にもなります。
マーナ「ブタの落としぶた」
落し蓋としての機能を極めつつ、眺めているだけでもほっこりした気分になれるのが「マーナ・ブタの落としぶた」です。蓋のつまみ部分にはブタの顔をデザインしていますが、単にこれはデザインというだけではありません。
鼻の穴の部分は蒸気を逃がすための穴になっていて、沸騰するとブタの鼻の穴から湯気が勢いよく出てきます。落し蓋の中央の穴は吹きこぼれ防止によく使われる構造ですが、それをユーモラスなデザインに変換しているところがおすすめです。
鼻の穴の直径は菜箸が差し込める程度の大きさなので、使用中に取り外したいときにも菜箸を使えば問題ありません。
マーナ・ブタの落としぶたはシリコーン製なので、電子レンジで煮物を作るときにもおすすめです。さらに料理を電子レンジで温める際にラップの代用として使うこともできます。
そのため落し蓋としても高機能でおしゃれなアイテムとして人気ですが、繰り返し使えるラップの代用品として購入する人も多いです。いろいろなキッチンアイテムの代用になる「マーナ・ブタの落としぶた」は、ホワイトとピンクの2色から好きなカラーが選べます。
サイズも種類が豊富なので、鍋のサイズに合わせて購入するのも良いですし、ラップの代用品にするためサイズ違いでひと揃えするのもおすすめです。
ナガオ「ステンレス製 落とし蓋でR」
落し蓋としての効果を重視したい人におすすめなのが、落し蓋の直径を自由に変えられる「ナガオ・ステンレス製落とし蓋でR」です。煮物がおいしいと評判の和食専門店では、鍋のサイズに合わせてさまざまな大きさの落し蓋を使います。
たしかにプロの料理人が使う道具であれば、落し蓋1つであってもそこまで徹底してこだわることは重要でしょう。ただし家庭用としては、あまり一般的とは言えません。
そもそも落し蓋を選ぶ際には、使用する鍋の直径よりもひとまわり小さいものを選ぶのが基本ですから、基本通りに落し蓋を選ぶなら「鍋の数=落し蓋の数」となります。さすがにこれだと非経済的なので、あまり使わない鍋には代用品を使うケースが多いです。
ところがナガオ・ステンレス製落とし蓋でRなら、1つの落し蓋でさまざまな大きさに切り替えられます。最も小さいサイズだと落し蓋の直径は14.5cmですが、最大23cmまで広げることができるので、最大サイズにすれば大きな鍋用落し蓋としてもおすすめです。
素材にステンレスを使用しているので耐久性・熱伝導率も優れています。しかも国産商品なので、安心して使えるところもおすすめです。
ステンレス製 落とし蓋でR
ダイソー「あく取り落し蓋」
便利なキッチンアイテムならほとんど揃えている100均・ダイソーには、落とし蓋の種類もバリエーションが豊富です。
定番モデルであれば「ダイソー・落とし蓋(100円商品)」がありますし、サイズを自由に変えられる「ダイソー・ステンレス自在落し蓋(200円商品)」もあります。
このようにさまざまな種類がある100均・ダイソーでおすすめなのが、シリコーンタイプ落し蓋「ダイソー・あく取り落し蓋(100円商品)」です。
ダイソー・あく取り落し蓋は直径が約15.5cmなので、鍋のサイズよりもひとまわり小さいものを選ぶのがおすすめの落し蓋にしては、サイズがやや小さいようにも思えます。
そんな100均・ダイソーのあく取り落し蓋は、煮物作りで避けて通れない「食材のあく取り」を勝手にやってくれるところがおすすめです。100均・ダイソーのあく取り落し蓋は、シンプルなデザインが多い落し蓋の中でも非常に個性的な形をしています。
八角形のシリコーン製落し蓋には、全体的に小さな穴と突起物があります。この小さな穴と突起物にあくがくっつくので、落し蓋をとると一緒にあくもとれるところが、100均・ダイソーのあくとり落し蓋をおすすめする理由です。
しかも100均・ダイソーのあく取り落し蓋は、使い捨てタイプではありません。ですからあくがとれる落し蓋の代用品とは違い、経済的なところもおすすめです。
ただし全体的に穴が開いていることと一般的な鍋サイズよりも小さいことから、煮汁の蒸発や煮崩れ防止としての使い方はあまりおすすめしません。ダイソー・あく取り落し蓋を使いつつも煮汁の蒸発を防ぎたいなら、きせ蓋(鍋蓋を上からかぶせる)をするとよいでしょう。
落し蓋を使って料理上手に!
シンプルなデザインの落し蓋は、効率よく食材を調理するのに適したおすすめアイテムです。落し蓋を使わなくても調理はできますが、落し蓋あり・落し蓋なしでは煮物の仕上がりにも違いが出ます。
そんな落し蓋には代用品もありますが、100均ショップでも買えるので、本格的な煮物作りをするなら揃えてみてはいかがですか?
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。