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クスミティーはロシア生まれの紅茶
クスミティーとは、紅茶の専門店です。今では世界各国にビジネスを広げ、日本でも人気が出てきています。クスミティーが販売しているお茶はどれも秘伝のレシピで作られていて、とても美味しいと評判です。また、紅茶の入れ方やアレンジにも、注目されています。
クスミティーを開発したのは、パヴェル・ミハイロビッチ・クスミチョフという人です。この人はロシアで産まれ、14歳の時に単身サンクトペテルブルクへと向かいました。サンクトペテルブルクで、紅茶商業のノウハウを学ぶためです。
パヴェル・ミハイロビッチ・クスミチョフは1867年に独立し、店舗を構えます。美味しい紅茶の作り方や入れ方をマスターしたクスミチョフの店舗は、成功を収めるのです。
ロシア革命を機に、一家はパリへと移住します。そこで開いたお店とワークショップをクスミティーと名付け、今のクスミティーブランドが確立しました。その後2度の世界大戦を生き抜いたクスミティーは、長男の代になっても進化し続けたのです。
クスミティーが飛躍的に広まったのは、2014年からです。広告動画が話題になり、一気に注目の的となりました。色とりどりの衣装を着た、様々な国の人たちが登場する広告で、お茶の多様性や組み合わせの可能性を示唆するかのような、メッセージ性がある動画です。
常に新しい可能性を探し続けるクスミティーは、お年寄から若者まで楽しめる紅茶を作っています。2017年に150周年を迎えたクスミティーは、さらなる進化が期待されている企業なのです。
ロシア皇帝も愛飲
クスミティーのブランドで、ブーケ オブ フラワー No.108という紅茶の名前を聞いたことがありますか?これは、クスミチョフが長女の誕生を記念して作った紅茶のレシピです。
ブーケ オブ フラワー No.108は、当時のロシア皇帝であったアレクサンドル2世にも気に入られた紅茶として、その名を馳せました。人気のレシピと美味しい入れ方は、当時の人にとって革新的だったのでしょう。
ブーケ オブ フラワー NO.108は、クスミティーの中でも最も伝統がある商品で、多くの人に愛されています。華やかで優しいフローラルの香りは、唯一無二の魅力に溢れているのです。
特徴は、甘酸っぱくてフレッシュなフレーバーです。紅茶をベースに、オレンジやベルガモット、そしてレモンやライムなどが配合されています。一度嗅いだら忘れられない豊かな香りが、ロシア皇帝の心も惹きつけたのでしょう。