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浅草で絶品とんかつを味わおう!
浅草は日本人のみならず、海外からも多くの観光客が訪れる東京でも屈指の観光スポットです。雷門から浅草寺までの仲見世通りは、連日観光客で賑わっております。日によっては外国人の方が多いことすらあります。
浅草は浅草寺の門前町として栄えた町なので、今でも古くからの日本文化を町のあちこちで感じることができます。ランチ時には、老舗のお食事処に外国人が列をなす様子もあちこちで見ることができます。
国内から外国からを問わず観光に訪れる人の多い浅草ですが、この地に数多く存在するとんかつ屋に絶品とんかつを求めて訪れる人も多くいます。浅草は、老舗、おすすめ、名店ぞろいの美味しいとんかつ屋の激戦区でもあるのです。
浅草は下町として知られていますが、下町ならではの庶民の味として発展してきたとんかつを売る店が集まっていても不思議ではありません。
浅草は美味しいとんかつ屋さんがひしめく激戦区
観光名所が多い浅草ですが、とんかつの激戦区でもあります。古くから続く老舗店、だれもが認める名店、おすすめの美味しいとんかつを提供するお店が数多くあります。職人の技が光る絶品とんかつや、リーズナブルに気軽に味わえるとんかつまで、バラエティ豊かなとんかつ屋が揃っています。
ここ最近も、新たなとんかつブームで新規開店するとんかつ屋も日本全国に多くありますが、ここ浅草も例外ではありません。新規開店で数年で名店と呼ばれるようになったとんかつ屋もあります。とんかつ激戦区浅草だからこそ、そこに出店し、愛され繁盛することに大きな意味があります。
「カツレツ」と「とんかつ」の違いは?
「カツレツ」と「とんかつ」、一見似たような言葉ですが果たして両者に違いはあるのでしょうか。この点に関して次章で確認していきます。
「カツレツ」とは
「カツレツ」とは、元々は牛肉などにパン粉をまぶして焼き上げる料理を発祥としています。現代では、牛肉に限らず豚肉・鶏肉・羊肉などにパン粉をまぶして焼き上げたり、揚げたりする料理も「カツレツ」と呼ばれております。
「コートレット」を原型とするフランス料理
「カツレツ」という名前は、フランス料理の「コートレット」から来ています。「コートレット」を日本風にアレンジして、洋食屋などで提供されたものを「カツレツ」と呼んでいました。西洋風の味付けで、ナイフとフォークで食べていたのが「カツレツ」です。
「とんかつ」とは
「とんかつ」は、豚肉に小麦粉をまぶし溶き卵にくぐらせてパン粉をつけたものを、たっぷりの油で揚げた料理です。諸説あるのですが、昭和4年に「ポンチ軒」という洋食店で提供されはじめたのが発祥と言われています。
「とんかつ 」は「カツレツ」の一種
豚の音読みである「とん」と、洋食のカツレツの「カツ」を組み合わせて「とんかつ」と呼ばれていました。つまり豚のカツレツのことをとんかつと呼んだのです。
とんかつはカツレツの一種ということなのですが、洋食のカツレツの中で、日本人の舌に合う形に長い間、試行錯誤されて作り上げられたものがとんかつなのです。
浅草の老舗とんかつ店
浅草は古くから栄えた歴史ある町です。当然、古くから営業している老舗のとんかつ名店も数多くあります。その名店のいくつかをご紹介していきます。
「とんかつ ゆたか」
浅草でもひときわ賑やかなのは、雷門から浅草寺にかけての仲見世商店街通りです。そこから少し離れたところに「とんかつ ゆたか」はお店を構えています。
「とんかつ ゆたか」の創業は戦後まもなくということですから、70年以上の歴史がある老舗です。創業者のご夫婦は、戦後まもなく、まだ焼け野原であった浅草で「おいしいとんかつを提供したい」という想いで、とんかつ店を創業しました。その想いがお店のあちこちに散りばめらています。
70年以上受け継がれたそのご夫婦の想いは、当然提供されるとんかつにもにじみ出ています。とんかつは元より、直火炊きのご飯、100%国産小麦で焼き上げたパンから作った自家製パン粉、職人の手によりひとつひとつ千切りされたキャベツにも、そのこだわりが表れています。
住所 | 東京都台東区浅草1-15-9 |
電話番号 | 03-3841-7433 |
「桃タロー」
こちら「桃タロー」も、創業が昭和12年の老舗のとんかつ屋です。「桃タロー」は看板などにも「元祖やきかつ」とある通り、とんかつというより、どちらかと言うとカツレツに近いやきかつを売り物にしています。
「桃タロー」のやきかつは、とんかつのように大きなフライヤーで大量の油で揚げるものではなく、フライパンで焼き加減をみながら数枚ずつ丁寧に調理され、そのサクサクとした食感も、さっぱりとした味わいも独特のものです。
東武浅草駅から50mほどの距離のところにある「桃タロー」で、一風変わった老舗の美味しいやきかつを楽しんでみるのもおすすめです。
「カツ吉」
「カツ吉」は昭和46年創業の老舗とんかつ屋です。日本で唯一、オリジナルとんかつが50種類もあるとんかつ専門店として、浅草でも名物になっています。
オリジナルチーズがたっぷりと入ったチーズとんかつ、しその風味で女子に人気のしそとんかつ、海苔や長ネギ、鰹節などを入れた和風仕立てのザ・スペシャルと、ユニークなとんかつがメニューに並んでいます。
中でも創業依頼の人気でおすすめなのが元祖味噌とんかつです。名古屋や関西によくある、単に味噌ソースを上からかけたものではなく、とんかつの中に味噌が入っています。創業当初に生み出されたこの味噌とんかつは、日本でも「カツ吉」でしか味わえないとんかつです。
住所 | 東京都台東区浅草1-21-12 |
電話番号 | 03-3841-2277 |
「河金 千束店」
「河金 千束店」は、創業なんと大正7年(1918年)、100年を超える超老舗とんかつ屋です。その歴史もさることながら、元祖カツカレーの店としても有名です。
河金は創業当初、屋台でとんかつやカレーを販売していましたが、お客さんの要望に応えてカレーととんかつを一緒に調理して生まれたのが、元祖かつカレーです。
その元祖かつカレーは、名物かつカレーとして、河金丼という名前でメニューにあり、今でも人気ナンバーワンです。他にも500円の日替わり定食や、100匁(約375g)ロースカツ定食などもおすすめのメニューです。老舗の味をたっぷりとリーズナブルに味わえる名店です。
住所 | 東京都台東区浅草5-16-11 |
電話番号 | 03-3872-0794 |
浅草のとんかつの名店
名店と呼ばれる美味しいとんかつ屋も、浅草には数多くあります。行列に並んででも食べる価値のある名店のとんかつ屋を何店か紹介していきます。
「三好弥」
「三好弥」は1935年に洋食屋としてスタートしています。その後、二代目の現ご主人がとんかつ専門店としています。現在は、その二代目ご主人と三代目でとんかつ屋を営業しています。
薄めのサックサクとした食感の衣が自慢のロースカツがおすすめメニューです。三代目の始めたみそカツ、みそカツ丼も濃厚な味噌ダレが食欲を刺激し、こちらもおすすめの人気メニューです。牡蠣の美味しい季節には、カキフライも美味しいと大人気です。
住所 | 東京都台東区浅草3-17-5 |
電話番号 | 03-3874-2250 |
「あき山」
国際通りから花やしきに向かう道に入ってすぐのところに、「あき山」はあります。つくばエクスプレスの浅草駅からもすぐの場所です。
「あき山」は、かつてBS-TBSで放送されていた「東京とんかつ会議」で殿堂入りしたとんかつ屋です。ご主人は元築地で精肉店を営んでいた肉のスペシャリストです。そのご主人が2014年に浅草にオープンしたのが「あき山」です。オープン数年で、すでに名店と呼ばれるおすすめのお店です。
肉のスペシャリストが手をかけるとんかつは言うまでもなく美味しいのですが、元築地関係だからなのか、海鮮系も絶品揃いでおすすめです。天然車海老やホタテフライ、マグロなどを目当てに「あき山」を訪れるお客さんも多いです。
住所 | 東京都台東区浅草2-12-6 |
電話番号 | 03-3847-8441 |
「浅草牛カツ」
美味しいトンカツ屋の紹介記事ではありますが、特別に「浅草牛カツ」をご紹介します。雷門から道を渡ってすぐという立地から、外国人の利用も多い牛かつ屋です。行列の半数以上が外国人などということもよくあります。外国語メニューもありますので、国籍問わずおすすめできるお店です。
メニューは牛かつの量の違いと、とろろ付きか否かの違いがあるのみです。足りなかったら追加牛かつの注文もできます。目の前の七輪で、お好み具合に火を通して、わさび醤油で食べるという作法も、外国人に人気の理由のひとつです。
住所 | 東京都台東区雷門2-17-10雷門上村ビルB1F |
電話番号 | 03-3842-1800 |
「浅草 とんかつ中根」
浅草観光に訪れた人々の、喧騒が薄れる観音裏と呼ばれるエリアに、「とんかつ中根」はお店を構えています。観光エリアからは少し外れるので、どちらかというと地元の方の利用が多いとんかつ屋です。ランチタイムも、美味しいという評判で賑わっています。
お店の看板も「とんかつ中根」とあって、確かにとんかつ屋なのですが、寿司カウンターまで備えています。細かいパン粉を使ったカツレツに近いタイプのとんかつはもちろん絶品です。付け合せも洋食に近く、デミグラスソースに近いトマトソースが使われていたりします。
家族経営のアットホームさが常連客にも人気の「とんかつ中根」ですが、付け合せの一つ一つにまで丁寧な心使いがされているおすすめの名店です。
住所 | 東京都台東区浅草6-17-7 |
電話番号 | 03-3875-6944 |
浅草のランチにおすすめのとんかつ店
観光で浅草を訪れる人の多くは、ランチも浅草でという人がほとんどです。そんなランチタイムに、タイムサービスや通常メニューよりお得に美味しいとんかつを食べられる、おすすめのとんかつ屋をご紹介します。
「とん将」
「とん将」は、浅草寺北の言問通りの北側の路地を入ったところにあるとんかつ屋です。暖簾にかわいらしい豚のイラストがあるのが目印です。観光エリアから外れるので静かな場所ですが、平日のランチタイムには行列ができることもある名店です。
浅草の多くのとんかつ屋は、とんかつにご飯セットなどをつけて、初めて定食のような形になりますが、「とん将」ははじめからセットメニューとして提供しています。その分割安感を感じるのですが、平日のランチタイムはサービスランチ価格で更にお得になるのでおすすめです。
多くの他のとんかつ屋では単品で2000円を超えるメニューも珍しくないのですが、「とん将」のサービスランチはご飯、味噌汁、漬物、小鉢のセットがついて1500円前後で美味しいとんかつ定食が食べられます。

電話番号 | 03-3872-7645 |
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住所 | 東京都台東区浅草3‐22‐4(地図) |
アクセス | 銀座線浅草駅より徒歩10分/つくばエクスプレス浅草駅より徒歩6分 |
営業時間 | 月、水~金、祝日、祝前日: 11:30~22:00土、日: 11:30~21:00※ネット予約成立後のキャンセルはキャンセル料が発生する場合があるほか、サービスのご利用を制限させていただく場合がございます。 |
平均予算 | 夜:1300円~/昼:1000~2000円 |
定休日 | 月、水~金、祝日、祝前日: 11:30~22:00土、日: 11:30~21:00※ネット予約成立後のキャンセルはキャンセル料が発生する場合があるほか、サービスのご利用を制限させていただく場合がございます。 |
「だんき」
「だんき」は浅草の賑やかなエリアからやや離れた場所にありますが、こちらもとんかつの名店と言われるお店のひとつです。
店名にとんかつ割烹とあるので、夜のお酒のおつまみとして海鮮メニューも美味しいと評判なのですが、とんかつもお得な定食セットメニューでランチタイムから提供しています。こだわりの三元豚を使ったあっさりさくさくのとんかつは、ランチでもお腹にもたれません。
肉厚のアジフライやびっくりするほどジューシーなメンチカツも美味しいと評判の一品です。地元の常連さんも多く、ランチタイムにお酒を飲みながら海鮮系おつまみやとんかつというのもおすすめです。
住所 | 台東区浅草1-14-4 |
電話番号 | 03-3843-8477 |
「とんかつ やまと」
「とんかつ やまと」は、浅草の観光客はもうほとんど来ない静かなエリアにある、地元の方が足繁く通う隠れた名店です。カウンターには、ご主人の趣味で自分で集めたりお客さんからいただいたという瓢箪がたくさん飾ってあります。
ご主人は洋食屋で修行を積んだということで、メニューも洋食よりで、とんかつも細かめのパン粉を使ったカツレツ風のものです。
通常メニューは1000円程度からとそれでも良心的な価格帯なのですが、ランチタイムはロースカツ定食やひれカツ定食などの各種定食が1000円未満で食べられます。味も腕も確かな上に、このコストパフォーマンスなので、地元で名店と呼ばれるのもわかります。
住所 | 東京都台東区浅草5-9-8 |
電話番号 | 03-3873-7916 |
「銀座かつヰチ 浅草一丁目店」
「銀座かつヰチ 浅草一丁目店」は、銀座に本店があるとんかつ屋です。メニューは基本、ロースかつとヒレかつのみです。もちろん、それぞれに特上とか特選といったものがつくこともありますが、とんかつ専門店のこだわりが垣間見れます。
そのこだわりは、当然使用する豚肉にも表れています。上や特上には桜島美湯豚が、特選ロースかつには六白黒豚といったブランド豚が使用されています。他ではなかなか味わえないこともあり、リピーター率が高いのも絶品であることのひとつの象徴です。
住所 | 東京都台東区浅草1-8-4末広ビル1F |
電話番号 | 03-5826-2370 |
浅草のリーズナブルにとんかつを食べられるお店
老舗や名店の絶品とんかつは、美味しいのですが意外と値が張ります。材料のブランド豚や職人の技術を考えたらそれも致し方ないのですが、もっとリーズナブルに美味しいとんかつを楽しむこともできます。そんな浅草でリーズナブルにとんかつを食べられるお店を紹介します。
「とんかつ とお山」
東武浅草駅北口から30秒という、とても便利な場所にあるとんかつ屋が「とんかつ とお山」です。東京メトロ銀座線や都営浅草線の浅草駅からも、雨に濡れずに行くことができます。
そんな好立地にありながらも、ランチタイムはロースかつ定食やヒレかつ定食が1000円前後で食べられます。ランチタイムでも、ご飯やキャベツのお替りは自由なので、がっつり食べたい時におすすめです。またランチタイムが16時までというのもありがたいです。
通常タイムでも、ご飯セットが別になるぐらいで、値段はそれほど大きく変わりません。柔らかくジューシーな豚肉とふっくらさくさくの優しい衣を、ソースや竹炭黒塩、茎わさび、しょうゆなどでリーズナブルに味わうことができます。
住所 | 東京都台東区花川戸1-6-8廣野ビル1F |
電話番号 | 03-5806-2929 |
「デンキヤホール 寿店」
「デンキヤホール 寿店」は、朝はカツサンド、昼はとんかつ、夜はお好み焼きという一風変わったお店です。東京メトロ銀座線田原町駅からすぐのところにあります。
ランチタイムは11時半から14時、メニューはロースかつチキンかつ、ヒレ一口かつの3種類のみです。観光客よりも周辺にあるオフィスの会社員風の人が客層のメインですが、やはり1000円前後で量もしっかりとしたロースかつやヒレかつ定食が人気のようです。
良心的な価格にも関わらず、ボリュームもかなりしっかりとしたとんかつです。卓上にある激辛ソースも、辛いものが好きな方は試してみる価値ありです。朝から販売されるカツサンドも美味しいと評判で、昼前には売り切れてしまいます。
住所 | 台東区浅草4-20-3 |
電話番号 | 03-3875-2987 |
「とんかつ弥生」
「とんかつ弥生」は昭和15年創業の老舗とんかつ屋です。「大改造!!ビフォーアフター」という人気テレビ番組の企画で、店舗を大改装したため、重厚でシックな、見た目は入りづらそうなお店構えですが、大変リーズナブルに絶品とんかつが楽しめるお店です。
ランチタイムだと、とんかつ定食が800円で食べられます。特上ロースかつ定食は1900円ですが、その肉質やボリュームからすると、決して高くはありません。どのメニューも1000円前後で楽しめるランチタイムはかなりお得です。
加賀れんこんや金時草など看板の加賀野菜料理も人気ですが、特上のカツサンドも絶品です。シーフード系の各種フライも充実していますのでこれを肴に、飲み屋としての利用もできます。
住所 | 東京都台東区浅草3-12-4 |
電話番号 | 03-3873-4743 |
「かつや 浅草店」
格安とんかつチェーン店として有名な「かつや」は、浅草にもお店があります。「かつや 浅草店」は、場外馬券売り場ウインズ浅草の目の前にあります。
「かつや 浅草店」の一番の魅力は、ロースカツ定食もヒレカツ定食も、カツ丼やカツカレー、ほぼ全てのメニューが1000円未満で食べれる安さにあります。そして、チェーン展開していますので、どこで食べても同じクオリティーなので、安心して食べることができます。
そして「かつや 浅草店」は朝7時から営業開始で、朝食メニューもあります。朝食メニューだと500円で朝ロースカツ定食やミニカツ丼セットが食べられます。
住所 | 東京都台東区浅草2-9-14大番会館1F |
電話番号 | 03-5827-1441 |
浅草に行ったらとんかつは外せない!
浅草に行ったら、浅草寺や花やしき、スカイツリーなどの大型観光スポットをはじめ、仲見世通りを食べ歩いたり、有名老舗甘味処を巡ったり、時間が経つのも忘れて楽しみたいことがたくさんあります。
浅草のグルメとしてやはりとんかつがおすすめですが、それ以外にも鰻や天ぷら、蕎麦などの名店も数多くあり、時間や胃袋がいくつあっても足りないかもしれません。
かつて上野や浅草界隈には、庶民の味としてのとんかつ屋が今以上に数多くありました。その歴史をかいくぐって現在まで営業を続ける老舗や、最近新たにあえて激戦地である浅草にお店を出すとんかつ屋もあります。そんな浅草だからこそ、敢えてとんかつを食べる価値が大いにあります。