猫の首輪に鈴を付けるとストレスになるってホント？メリットやデメリットを解説

飼い猫の首輪には鈴が付いているイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか？なぜ猫の首輪に鈴をつける必要があるのでしょうか。鈴付き首輪の注意点や、ストレスサイン・鈴を付けたい飼い主のためにおすすめの首輪などについて詳しく説明をしていきます。

まずは猫の首輪に鈴をつけるメリットについて見ていきましょう。近年は、飼い猫を外に出さずに室内飼いをする家庭が多いです。猫の習性をふまえた上で猫の首輪に鈴をつけるメリットを紹介します。

猫の首輪に鈴をつけるメリットは「猫の居場所がわかりやすくなる」ことです。猫はネズミなどの獲物に自分の居場所を知られないために足を立てずに静かに歩く習性があります。また猫は小さな隙間から出入りをしたり、入り込んだりすることもあります。

猫は暗い場所が落ち着く習性がありますので、狭くて暗い場所などによく入り込むことがあります。猫の首輪に鈴をつけておくと、足元にいる猫にすぐ気づくことができ飼い主の転倒防止や、猫のケガなどの防止にもつなげることができます。

猫は小さな隙間などからも出入りをすることができるため、クローゼットなど少し開けっ放しにしていても入り込んでしまうことがあります。猫が中に入っていることに気づかずに扉などを締めてしまうと、猫を閉じ込めてしまうことになります。

猫の首輪に鈴をつけていると、クローゼットやタンス・洗濯機の中などどこにいるかわからない猫の居場所がわかりやすくなるようになるメリットがあります。

また、室内で飼っている猫でも、飼い主が出かけるときなどにうっかり玄関のドアから出てしまったり、開けてしまっていた窓から外に出てしまい猫が迷子になってしまうこともあります。外に出てしまった猫を探す際に、音から居場所が分かることもあります。

また、首輪をしていることで飼い猫の証明にもなり、張り紙などをして探す際にも首輪や鈴の特徴なども書き込むことが出来るメリットがあります。

続いて猫の首輪に鈴をつけるデメリットについて見ていきましょう。猫の首輪に鈴をつけると、静かに移動する猫の居場所が分かりやすくなるメリットがありますが、メリットがあるようにデメリットも存在します。

猫の首輪に鈴をつけるデメリットは、動くたびに鈴の音がすることにより猫がストレスを感じることがあります。猫の聴力は非常によく、25から75000Hzの広い範囲の音を聴くことができるといわれています。

特に高い音に対する感度が高いため、猫の首輪に付けている鈴の音が小さな音であっても聞きとることができますので、小さな鈴の音であっても猫にとっては非常に大きくうるさい音と感じてストレスになってしまう可能性があります。

猫は本来静かに待ち伏せをして狩りをする習性があります。足音を立てずに静かに歩く猫は自分の居場所を知られないようにするため、歩くたびに首輪に付けている鈴の音が鳴ると、ストレスを感じることがあります。

飼い主にとっては、首輪の鈴の音により猫の居場所を把握することができるメリットがありますが、静かさを好む猫にはうるさいと感じたり、自分の居場所を知られてしまいストレスを感じてしまうこともあるデメリットがあります。

猫が首輪に付けている鈴の音などによってストレスを感じている時には、しぐさや行動などによって猫のストレスを具合を確認することが出来ます。

鈴の音以外にも飼育環境などによってストレスを感じているときにも、しぐさや行動などでストレス具合を確認することができますので、猫の行動やしぐさなどを把握しておきましょう。

猫がストレスを感じている時には、食欲が落ちる・グルーミング頻度が増えたり、脱毛している・排泄回数や排泄状態の変化・粗相が増える・攻撃的になる・いつも隠れて出てこないなどがあります。

猫はストレスを感じてしまうと、食欲がなくなったりするなど体調に変化が現れることがあります。猫は基本的にグルーミングをして自分で毛並みを整えます。

グルーミングの頻度が明らかに多いときや、毛が抜けてしまう時などには何かしらのストレスを感じている可能性が高い傾向にあります。

普段は、決められた場所でトイレをすることができるのに、別の場所でトイレをしてしまうなど、粗相が増えた場合にもストレスになっていることがあります。

人間と同じように猫もイライラしてしまい、イライラすることによって引っ掻いたり噛んだりしてしまうことがありますので、ストレスの状況を確認することができます。

危機回避能力の高い猫は、安全な場所に隠れる傾向にありますので、ストレスを感じている場合などには、ストレスを感じない安全な場所に隠れたりすることがあります。首輪の鈴の音以外にも、環境の変化などによりストレスを感じているときにも起こりえるしぐさ・行動になります

猫の首輪に鈴をつけるのは、人間にはメリットが多く猫にはストレスを感じたりデメリットを感じることがあります。しかし、大切なかわいい家族の一員の猫の居場所を分かりやすくするためにも、鈴付き首輪の選び方や慣らし方について紹介をしていきます。

猫の首輪に鈴をつけるときの選ぶポイントは大きく3つあります。1つ目は鈴を取り外すことができる首輪を選ぶことです。猫の首輪は飼い主のメリットを考えて鈴付きの物が多く販売されています。

しかし、猫がストレスを感じてしまい体調に変化が現れてしまった場合などには鈴は外してあげるのがベストです。首輪に固定されており、鈴を取り外すことが出来ない首輪ではまた、首輪を買いなおす必要が出てきますのでなるべく、取り外しができるものがおすすめです。

2つ目のポイントは嫌がらない鈴の音を選ぶことです。鈴の音は商品により様々であり、鈴の音の好き嫌いも異なります。大きい音・小さい音・高い音・低い音などがありますので、嫌がらない音を選んで付けましょう。3つ目のポイントは負担の少ない猫首輪を選ぶことです。

首輪事態を嫌がってしまうこともありますので、軽くて柔らかい首輪など被毛・皮膚に負担をかけない首輪を選び、鈴の重さが気にならないものを選ぶようにしましょう。

猫に鈴付きの首輪をつける際に、慣れてもらう方法について見ていきましょう。まず、首輪をつけてみて猫が嫌がるかどうかを確認しましょう。最初は気にならない場合でも時間が経つにつれて気になる猫もいますので、首輪をつけた時は、しばらくの間行動やしぐさに注意して観察をします。

首輪や鈴の音に嫌がっていることがはっきりと分かる場合は、無理に首輪を付けたままにせずにすぐに、首輪を外してあげましょう。首輪を嫌がらないようなら、そのまま猫と遊びましょう。

しばらく遊んで、鈴付き首輪を外しまた取り付けて遊ぶを最初は短い時間から試して時間を伸ばし、数日続けていくと鈴の音が怖くないことを認識してくれ、首輪も鈴の音にも慣れてくる傾向があります。

猫の首輪には静かでかわいい優しい音色をしたガムランボールも近年人気を呼んでいます。ガムランボールとは、インドネシア・バリ島に古くから伝わる青銅器の楽器のガムランの音を再現したのがガムランボールです。

静かで優しい音のガムランボールは、聴力が優れている猫にも受け入れてくれる可能性があります。着脱が簡単なタイプのガムランボールも販売しており、サイズによって音の大きさなどは異なりますので鈴の音の大きさなど目的によってガムランボールのサイズなどを選びましょう。

最後にかわいい鈴付きの猫の首輪のおすすめ商品を紹介していきます。首輪はサイズやデザインなど様々なタイプがありますので、飼い猫の大きさや好みのデザインなどかわいい首輪を見つけましょう。猫の鈴付き首輪のおすすめを厳選して2つ見ていきましょう。

1つ目に紹介するかわいい猫のおすすめ鈴付き首輪は「BarleyCornの猫首輪」です。カラーバリエーションが12色と豊富で、ナイロン生地のためシワになりにくく柔らかいため安全性にも優れた首輪となっています。

ワンタッチで着脱ができるタイプなので、猫が首輪を嫌がった際などにも簡単に取り外すことができます。猫を数匹飼っている場合などは、色違いで揃えるのもおすすめです。

2つ目に紹介するかわいいと人気のおすすめの鈴付き首輪は「THAINの猫首輪 鈴付き」になります。かわいいリボンとチェックがらがポイントのおしゃれな猫用の首輪です。柔らかい布を採用しているため猫の負担も軽減することが出来るほか、耐久性にも優れています。

また、力が加わると首輪が外れる仕組みになっているデザインのため、万が一枝などに引っかかっても外れやすい仕様になっています。

猫の首輪に鈴をつけるメリットやデメリット、付ける際のポイントや慣らし方・おすすめのかわいい首輪などを紹介してきました。飼い主にとって静かに移動をする猫に鈴付き首輪を付けることで居場所が分かりやすくなります。

猫にとっては、ストレスを感じてしまうことがありますので、ストレスサインを見逃さずに飼い主と猫にとって快適な環境を作りましょう。