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そうめんは夏の大活躍メニュー!
花火や風鈴、浴衣にスイカ、これらはすべて夏の風物詩です。スイカに並び、夏を代表する食べ物で忘れてならないのが「そうめん」でしょう。少ないですが、冬でもそうめんを販売している大型スーパーはあります。しかしそうめんの「旬」は決まって夏なのです。
実はそうめんは、昔から七夕の節句に食べられてきた料理の1つです。日本では節句に旬の料理を食べて、無病息災を願ってきました。細いそうめんは、織姫が紡ぐ細い糸を表すとも言われます。昔からの風習で、日本ではそうめん=夏のイメージが強く根付いているのです。
古くは行事で食べられていたそうめんも、今では夏になると待ってましたとばかりに、食卓に登場します。小麦粉と塩、水のシンプルな素材でできたそうめんは、気だるく食欲がない夏でもつるりと食べられるため、古人が言う「旬の料理」はあながち間違ってはいないのです。
一般的なスーパーで手に入るそうめんの多くは、保存や調理がしやすい乾麺となります。そうめんの調理法はご存知の通り、たっぷりのお湯で湯がくだけです。ゆであがったそうめんは、しっかり水でぬめりを取ります。
そうめんを湯がいている最中、お湯が吹きこぼれそうになりますが、「さし水」をするかしないかは意見がわかれるようです。なお、1.3㎜未満の麺をそうめんと呼び、1.7㎜未満をひやむぎ、それ以上はうどんと分類されています。
ざるの上に氷と一緒にそうめんを盛り、つゆにつけて食べるのが、最もシンプルな食べ方でしょう。ただそうめんの食べ方は地域や家庭によって大きく異なり、関西では冷やし中華スタイルが多く見られます。そうめんの上に具材を乗せてつゆをかけた「ぶっかけ」スタイルで食べます。
そうめんの食べ方は多々あれど、どこの地域でもさほど変わらないのがそうめんの「つゆ」です。そうめんのつゆは、かつお出汁ベース、醤油やみりんが入った甘辛いつゆがメジャーとなります。そうめんは喉越しの食べ物ですから、いつも同じつゆだと飽きる、と家族に言われる人もいるでしょう。
夏に美味しいそうめんを、毎日でも飽きない食べ方をするには、つゆを変えて味変するのがおすすめです。いつものかつおと醤油ベースから、つゆをがらりと変えると家族の食いつきも良くなります。
ごまだれなどつゆをアレンジして楽しもう
普段そうめんつゆは市販品と言う人は、せっかくなので、つゆの手作りがおすすめです。手作りそうめんつゆでピックアップしたいのは、「ごまだれ」です。レシピを見れば、意外に簡単にすぐ手に入る材料で、本格的なごまだれが完成します。
手作りごまだれの魅力は、人数分をいつでも作り立てできる点でしょう。市販のごまだれにはない、完成したてのごまの香ばしい風味は、1度食べると病みつきです。基本のごまだれレシピと、市販のドレッシングをアレンジしたスピーディレシピ、ごまだれそうめんに合わせたい薬味もご紹介します!
おすすめのそうめんごまだれレシピ
ごまだれはかつお醤油ベースより、こっくりリッチな味わいです。冷しゃぶでも人気があるごまだれですが、そうめん用のごまだれなので、こっくり風味がありつつ後味サラッとしています。出汁の取り方を知らない人も、このそうめんごまだれのレシピなら、失敗しらずです!
材料
基本のそうめんごまだれは、やはり出汁から作るのがベストです。ざっくり説明すると、出汁と練りごま、調味料でそうめんのごまだれを作ることができます。
出汁の材料は、煮干し(大)5匹と昆布5g、水500㏄です。その他ごまだれに必要な材料は、練りごま大さじ2、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ1と白味噌大さじ1となります。
作り方
まず最初に出汁を取ります。そうめんごまだれに必要な出汁は、前日の夜に仕込みます。煮干しの頭を取り、すぐ手前に見えている黒い部分(はらわた)を取ります。5匹すべて頭とはらわたを取り、昆布と一緒に鍋に入れ、水も加えてそのまま冷蔵庫で一晩寝かせます。翌日には出汁が取れています。
次にボウルに練りごま、砂糖と醤油、白味噌を加え、スプーンなどでしっかり練ります。最後に出汁を200㏄加えて良くのばせば、出汁から作った立派なごまだれの完成です。
一晩漬けておくだけの出汁の取り方は、ごまだれ以外に料理にも使えるのでおすすめです。作り立てのごまの風味と、白味噌の甘さが絶妙なごまだれは、いつものそうめんの味を激変してくれます。出汁の取り方も、ごまだれ作りも、美味しいのに簡単なおすすめレシピです。
ドレッシングで手軽にできるそうめんのごまだれ
気付いたときにはそうめんを湯がいていた、練りごまのストックもない、出汁を仕込む暇もない、そんな時に活躍するのが市販ドレッシングを使ったそうめんごまだれレシピです。サラダに「ごまドレッシング」を使っている家庭なら、ドレッシングをフル活用しましょう。
食品のプロが販売するドレッシングを使えば、ごまだれの味で失敗することはありません。百発百中で味が決まる市販のドレッシングを使った、スピードごまだれレシピです!
材料
そうめんごまだれにドレッシングを使うなら、ベストはノンオイルです。手作りごまだれと違い、ドレッシングは油分が多く含まれるので、こってり感が強めでしょう。ノンオイルでも、そうめんごまだれに使う場合は少なめがおすすめです。
市販ドレッシングで作るそうめんごまだれの材料は、市販のごまドレッシング30㏄と牛乳100㏄、醤油15㏄となります。
作り方
スピード・そうめんごまだれの作り方は、ボウルにすべての材料を入れて合わせるだけです。ごまドレッシングはメーカーによって、それぞれ塩味が異なります。使うドレッシングの塩味が強いようなら、醤油を減らすかドレッシングの量を減らしましょう。
ドレッシングを使ったそうめんごまだれは、手作りそうめんごまだれより、若干こってりしています。そのため少量でもそうめんにしっかり味がいき渡ります。関西風そうめんスタイルのように、そうめんとごまだれをあらかじめ和えて食べると、ごまだれをつけすぎて塩辛いことはないでしょう。
ピリ辛にしてもおすすめ
そうめんごまだれの特徴は、こっくりしたごまのクリーミーさです。ごまだれだけで、そうめんの味変は充分叶いますが、さらにひと手間かけるなら、「ピリ辛」そうめんごまだれアレンジがおすすめです。唐辛子の辛さがアクセントになり、一層ごまの風味を引き立たせてくれます。
ごまだれを美味しくピリ辛にアレンジするアイテムが、「コチュジャン」です。コチュジャンは韓国の辛みそで、今では日本のスーパーでも良く見かけます。韓国では家庭料理に使われる、定番のみそとして親しまれています。
韓国の辛みそと聞くと、誰もが辛すぎて食べれないのでは、と身構えますが心配は無用です。コチュジャンは唐辛子も入っていますが砂糖も入っている、舐めると甘辛いみそです。そうめんごまだれを「ピリ辛」に仕上げるにはうってつけのみそなのです。
1人前のごまだれに、大さじ1のコチュジャンを入れて良く混ぜ合わせるだけでも、味に深みが出て程良くピリ辛になります。またコチュジャンとごま油、ごまだれを合わせて、そうめんを和えても美味しいです。
そうめんのごまだれに合う薬味
そうめんを食べる際に、切っても切り離せないのが「薬味」の存在です。シンプルなつゆに風味を加えたり味を変えたり、薬味が担う役割は大きいです。そうめんをごまだれでいただく際に、おすすめの薬味をいくつかピックアップします。
かつお醤油ともごまだれとも、どんなそうめんつゆとも相性が良い、そうめん最強の薬味は「しそ」です。別称「大葉」とも言われます。しその風味は最高で、ごまだれのこってりさを爽やかに包み込みます。爽やかさで言えば「みょうが」もごまだれの薬味として大きな働きをしてくれるでしょう。
みずみずしくシャキシャキしたみょうがは、そうめんの食感のアクセントにもなります。まろやかごまだれに、キリっとした辛さを加えたいなら「キムチ」がおすすめです。キムチは辛いだけでなく、干しエビやなしなどの旨味や甘さも秘めており、薬味に使えばごまだれの旨味が格段にアップします。
そうめんをごまだれで楽しもう!
夏の定番メニュー、連日続投したい「そうめん」は、同じ味だと飽きてしまうものです。そんな時にはそうめんを「ごまだれ」で楽しみましょう。作り立てごまだれの豊かな風味と芳ばしさに、シンプルなそうめんはご馳走に生まれ変わります!