【バーベキュー】炭の片付け方と処理方法を解説!後始末を安全に行うには?

【バーベキュー】炭の片付け方と処理方法を解説!後始末を安全に行うには?

気軽に楽しめるバーベキューでは炭を使うことが多いですが、使用済みバーベキュー炭は正しく処理をしないと危険ですしマナー違反にもなります。そこで使用済みバーベキュー炭を安全かつ簡単に処理する方法を、自宅での処理法や便利なアイテムと併せてわかりやすく解説しましょう。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

記事の目次

  1. 1.バーベキューの炭の処理方法1.水を使う
  2. 2.バーベキューの炭の処理方法2.火消し壺
  3. 3.自宅バーベキューの炭の処理方法
  4. 4.バーベキューの炭の処理・片付けを安全にするために
  5. 5.バーベキューの炭の処理はアウトドアのマナー!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

バーベキューの炭の処理方法1.水を使う

Photo byschottnerballa

キャンプだけでなくアウトドアレジャーでも人気のバーベキューですが、一般的なバーベキュー向グリルは燃料に木炭・炭を使用します。木炭・炭は値段も安いですし火力も強いので、バーベキュー向グリル燃料の定番です。

バーベキュー時の木炭・炭はつけるまでに手間がかかりますが、一度着火すると強風でも火力が安定しますし火も消えにくいので、時間をかけてゆっくりとバーベキューを楽しめます。

ところがバーベキュー向木炭・炭が消えにくいということは、処理に時間がかかるということでもあります。そもそもバーベキュー時の木炭・炭には炭素ですから、着火しても煙が出ません。

しかも火がついている間も木炭・炭からはにおいが出ないので、処理をするにしても目視で木炭・炭の鎮火を確認することは難しいです。

ですからバーベキューが終わって時間がたってもグリル内に残っている使用済みバーベキュー炭の火が残っていることがありますし、鎮火したと思ってごみと一緒に処理してしまうとごみに火がついて火災やボヤが起きる危険があります。

それだけに使用済みバーベキュー炭の処理は正しく行わなければいけません。なお使用済みバーベキュー炭の処理には、バーベキュー会場(実際にバーベキューを行った場所)での処理と、自宅に持ち帰ってからの処理の2つがあります。

1.水に漬け完全に鎮火させる

Photo byJackSellaire

バーベキュー向木炭・炭には、いくつか種類があります。最も一般的なのが、ホームセンターなどで簡単に手に入るバーベキュー用木炭・炭です。

ただしワンランク上のバーベキューを楽しみたいというこだわりのある場合は、遠赤外線効果でバーベキュー料理が楽しめる備長炭も人気があります。また高火力で長時間燃焼するおが炭(おがくずを素材にした炭材)も、バーベキュー向炭・木炭として人気です。

いずれのバーベキュー向木炭・炭を使用した場合でも安全に処理するためには、きちんと鎮火するのを確認してから次の処理(自宅に帰ってからの処理)をする必要があります。

バーベキューグリルの中で時間をかけてゆっくりと鎮火させる処理方法もありますが、この処理法だと時間がかなりかかります。そのため少しでも処理にかかる時間を短縮させるためには、「使用済みバーベキュー炭を水に浸ける」という処理方法があります。

ただしバーベキューグリル内にある使用済みバーベキュー炭に直接水をかけるのは、処理方法としておすすめしません。バーベキューグリルは金属製なので水を入れても問題はないのですが、火が付いたままの状態の木炭・炭に水をかけると大量の煙が発生します。

また煙だけでなく灰も一気に発生するので、周囲へのマナーとしてもNGです。その代わりたっぷりと水を入れた金属製バケツに処理したい使用済み木炭・炭を入れるのであれば、安全に片付けができますしマナー違反にもなりません。

安全かつ確実に片付ける処理のポイントは「処理したい使用済みバーベキュー炭を1つずつ水に浸す」です。処理したい使用済みバーベキュー炭を一気にバケツに投入すると、直接バーベキューグリルに水をかけるのと同じ状態が起こります。

ですから処理したい使用済みバーベキュー炭は、トングなどを使って1つずつバケツ内の水に浸けていくのが、安全でありつつマナー違反にもならない基本の処理法です。

ただし使用済みバーベキュー炭の種類によって水に浸す時間を変えることも、忘れないようにしてください。ホームセンターなどで手に入る一般的な使用済みバーベキュー炭であれば、概ね30分つけておくことで自宅での処理ができるまでに冷ますことができます。

ところが一度着火するとなかなか消えない備長炭や高火力なおが炭だと、30分程度では処理ができる段階まで冷ますことができません。

安全に片づけをするのであれば概ね1日は水にいれたままの状態にする必要があるため、バーベキュー会場で処理する場合は、バケツではなく蓋付きの缶などを使用すると車での移動中も安心です。

2.燃えるゴミまたは施設の規定に従って捨てる

Photo byColemay

バーベキュー会場での処理を済ませ自宅に使用済みバーベキュー炭を持ち帰ってきたら、今度は自宅で行う処理法で最後の片づけをしましょう。完全に火が消えた(完全に冷めた状態)使用済みバーベキュー炭は、一般ごみとして処理することが可能です。

水を含んでいるので少し重たいですが、自治体指定の燃えるごみ(もやせるごみ)袋に入れて処理すれば、一般ごみと同じように処理されます。

ただし近年バーベキュー関連ゴミに関してのマナー違反が目立つようになり、自治体によっては使用済みバーベキュー炭の処理方法について細かな指定を設けている場合があります。

例えば「使用済みバーベキュー炭のみをビニールなどの袋に入れ、灰が飛散しないようにしてから指定ゴミ袋で処理をする」など、ごみとして処理する方法を詳しく指示していることも珍しくありません。

ですから自宅で最後の片付けをする場合には、住んでいる自治体のホームページなどを確認しマナーに沿って正しく処理をしてください。

バーベキューの炭の処理方法2.火消し壺

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

使用済みバーベキュー炭を安全に処理する便利道具/火消し壷を使用するのも、安全&簡単に片付けができるおすすめの処理法です。火消し壷にもさまざまなタイプがありますが、密閉できるという点が共通点に挙げられます。

金属素材が多いですが、コンパクトに収納ができて持ち運びに便利な布素材もあります。金属素材は高温の使用済みバーベキュー炭もいれられるので短時間での片付けに便利ですが、容量によって壷のサイズも大きくなるので荷物になります。

その点布素材は折りたたんでコンパクトに収納ができるので大容量タイプでも持ち歩きに便利ですが、ある程度冷めた状態でなければ破損の危険があるので片付けに時間がかかるというデメリットがあります。

とはいえいずれのタイプも水を使わずバーベキュー会場から使用済みバーベキュー炭を安全に持ち帰る道具として使用できるので、日帰りバーベキューなど片付け時間に限りがある場合に便利な処理道具といえます。

自宅バーベキューの炭の処理方法

Photo bySkitterphoto

思い立ったときにすぐ楽しめる自宅バーベキューも最近は人気がありますが、自宅で行う場合も使用済みバーベキュー炭の処理には十分に注意が必要です。自宅バーベキューは気軽に楽しめる反面、バーベキュー専用施設やバーベキュー可能な公園とは環境が違います。

また天気の良い日などはベランダに洗濯物や布団を干しているご近所も多いですから、基本の片付け方法で使用済みバーベキュー炭を処理すると近所迷惑になることもあります。

そこで自宅バーベキューを行った場合にはのちのちご近所トラブルの原因とならないよう、周囲に迷惑のかからない処理法で使用済みバーベキュー炭を片付けていきましょう。

蓋の付いた缶や土鍋を使う

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

自宅バーベキューでは、ゆっくりと時間をかけて使用済みバーベキュー炭を冷やすという処理法はおすすめしません。冷ましている間に発火してしまうと、火災を引き起こす危険があるからです。

そのためできるだけ早く処理をするのですが、その際には水を使わず密閉できる容器や道具を使います。おすすめは金属製の蓋付き缶容器ですが、ない場合は土鍋(蓋付きに限る)で代用可能です。

木炭・炭は空気に触れることによって発火しますから、空気を遮断すれば水がなくても短時間で処理ができる状態になります。なお完全に冷めたら基本の処理法と同じように、自治体の指定に沿って一般の燃える(もやせる)ごみとして処分しましょう。

自宅のベランダでバーベキューを楽しみたい!知っておくべきマナーは?のイメージ
自宅のベランダでバーベキューを楽しみたい!知っておくべきマナーは?
ベランダバーベキューは自宅にいながらアウトドア気分を楽しめますが、守るべきマナーを知っておかないとご近所トラブルの元にもなります。ベランダバーベキューを楽しむ際に気を付けるポイントやマナー、おすすめのBBQコンロもご紹介します。

バーベキューの炭の処理・片付けを安全にするために

ロゴPhoto by jouer[ジュエ]

正しく使用済みバーベキュー炭を処理することは、バーベキューを楽しむうえで重要なことです。マナーを守るからこそ楽しめるのであり、安全も確保できます。そこで使用済みバーベキュー炭の処理で覚えておくべきポイントを2点挙げておきましょう。

直接水をかけない

Photo bypixel2013

水を使うことで短時間で処理ができるようになりますが、まだ火が付いた状態のバーベキュー木炭・炭に直接水をかけるのはNGです。水をかけた瞬間灰が一斉に舞い上がりますし、水をかけたとしてもそれはあくまでも表面上の火を消すだけで、鎮火には至りません。

消化確認は確実に行う

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

一般ごみとして使用済みバーベキュー炭を処理する場合は、どんなに時間をかけたとしても必ず完全に火が消えたことを確認してください。木炭・炭は燃焼中ににおいがしませんし、煙も出ません。

ですから目視で完全に火が消えたことを確認することはほぼ不可能です。また十分な時間が経過していても火が消えていないことがあるので、時間を目安に処理をするのも危険な行為といえます。

完全に火が消えた状態でなければごみとして自宅から出すことはできませんから、確実に消火するためには2重3重に処理をし完全に鎮火しているのを確認するのがおすすめです。

バーベキューの炭の処理はアウトドアのマナー!

ロゴPhoto by jouer[ジュエ]

見た目だけでは状態が分かりにくい使用済みバーベキュー炭ですが、正しく安全に処理することがバーベキューを楽しむうえでのマナーでもあります。なお使用済みバーベキュー炭は正しく処理すれば再利用もできますし、便利道具を使えば安全&簡単に処理ができます。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

こちらもいかがですか?

人気記事ランキング