ロッテの【紗々】は食感が楽しいチョコ！長年愛されるおいしいお菓子を徹底調査

「紗々」とはロッテが生み出したチョコレート菓子です。20年以上前に発売されて以降多くの人に愛されてきたお菓子の一つです。紗々はビターチョコとホワイトチョコを細い繊維のように丁寧に編み上げた、繊細で上品なチョコレートで根強い人気があります。

紗々は長く愛されてきたロッテのお菓子ですが、最近ではスーパーやコンビニで数多くのチョコの新製品が毎年発売されるため、紗々の影が薄くなったように感じる方もおられることでしょう。

この記事では紗々の歴史を振り返り、その美味しさの秘密を徹底調査しました。紗々が誕生した歴史やパッケージの歴史は大変興味深いものです。さらに紗々をもっと美味しく食べるための食べ方のヒントもご紹介します。

初めに紗々がどのように誕生したかその歴史を振り返りましょう。紗々が生まれたのは1995年です。紗々は当時のロッテの商品開発の方々が、今までに味わったことのないチョコレートを生み出そうと検討を重ねている中でひらめいたお菓子です。

当時のチョコレートは他のメーカーも含めて板チョコが主流でしたが、その中でロッテは食感も形状も異なるものを開発しようと考えていました。そのような時に街で購入してきた一枚の布からヒントを得てこの紗々というお菓子が開発されたというのは興味深いことです。

繊細でパリパリとほどけて溶けていく独特の食感がとてもおいしいと大人気になりました。またきれいな見た目でおもてなしのお菓子としても愛用されてきました。

紗々はどのようにして作られるのでしょうか。まず工場ではビターとホワイトのチョコを溶かし、約1.5mmの細い線状に絞り出し幾重にも丁寧に重ねていきます。その細いチョコレートの線が細かい繊維のように重なり、その数は何と約1350本という数なのです。

そうして出来上がった一枚の大きな布のようなチョコレートを食べやすい大きさにカットして完成します。そして1枚1枚丁寧にパッケージされ、おいしい紗々が私たちの元に届くのです。

紗々の誕生の歴史は興味深いものですが、そのパッケージの歴史にも興味をそそられます。紗々が日本の伝統的なうすぎぬと言われる薄く透き通る絹織物からインスピレーションを得たことから、パッケージも落ち着いた色合いの箱が使われています。

紗々のパッケージの歴史にもロッテのこだわりと工夫が詰まっており大変興味深いものです。紗々のパッケージの歴史を見ていきましょう。

発売当初の名称は紗々ではなく「メッシュチョコ」でした。しかし日本の伝統的な布のイメージで作られているため名前も漢字の「紗々」と改められ、パッケージにも漢字が使われる斬新なデザインとなっています。1995年に発売された時は白地に紺色の模様が描かれていました。

斬新なデザインと名称により大ヒット商品となりましたが、しばらく経つと古いブランドの印象になってしまいました。その後キャッチフレーズを「ほどける、とろける」という、食感や味わいを表現することによりその美味しさを強調するパッケージになりました。

しかしそれでもその存在感を高めることは難しく、根強い人気はあるものの大ヒット商品とはなりませんでした。そこでロッテが考えたのは紗々のパッケージデザイナーとして堀木エリ子氏を迎える事でした。堀木氏は和紙インテリアの企画・制作を手掛ける和紙デザイナーです。

堀木氏は主に建築の分野で有名な方で、成田空港の到着ロビーのデザインを手がけるなど広く活躍されています。2013年にロッテに起用され紗々のパッケージデザインを考案されています。箱のデザインはシックな色調で伝統的なイメージを感じさせるものとなりました。

その時からキャッチフレーズも「つむぐ、織りなす」という布をイメージしたコンセプトをより強調するものになりました。現在は紗々が発売されてから5代目のパッケージが使われています。

紗々の誕生の歴史やパッケージの変遷に想いを馳せたところで、紗々の美味しさの魅力をご紹介します。これまでイチゴや抹茶などがありましたが、今現在紗々にはどのような種類があるのでしょうか。是非おいしい紗々の魅力を知り、素敵なティータイムを作りましょう。

紗々は「薄く透き通る織物」を意味する「紗」という文字が当てられていますが、その名の通りブラックとホワイトのチョコレートを線状に丁寧に何層も折り重ねることにより出来上がったとても美しいお菓子です。また食感はパリパリとしていてとても繊細です。

とても繊細なので、1枚1枚ゆったりとした時間の中で味わってほしいという想いから個包装になっています。そのためお客に出すことができるような上質のお菓子として親しまれています。

紗々の口コミで多いのはやはりその食感がとてもおいしいというものです。また細かい線状のチョコレートがとても美しく繊細で高級感があるという口コミもあります。紗々を使った美味しい食べ方は後述します。

次にご紹介するのは紗々の「はなやぐ和紅茶」です。香り高くまろやかな甘さが特徴の「和紅茶」のチョコをベースに2種類のチョコを折り重ねています。繊細で品のある味わいが特徴の静岡県産紅茶を使っていますので、紗々の繊細さに良くマッチした香り高いお菓子となっています。

パッケージは紅茶をイメージしてオレンジ色を基調とした茶系の箱に入っています。紅茶と茶葉が描かれており美味しい紅茶のイメージを伝えています。口コミとして、食感はもちろん後からふわっと香る紅茶の存在感がとても上品だというものが多くあります。

紅茶とビター・ホワイトの3種のチョコが折り重なっていますが、すっきりとしていて上品な味わいだという評価もあります。プレゼントにもおすすめだとの声もあります。

紗々はそれだけで美味しく素敵なお菓子ですが、ちょっとアレンジする食べ方をするとワンランク上のおいしい紗々を味わうことができます。ここからは紗々をさらに美味しくするおすすめの食べ方をご紹介します。いつもの紗々がさらに素敵に格上げされるでしょう。

まずおすすめの食べ方は、紗々を冷蔵庫でよく冷やしてから塩をかけて食べる食べ方です。チョコレートに塩？と思われる方もいらっしゃることでしょう。しかし紗々に塩をかけて食べると甘さが引き立ちさらに美味しくなるのです。是非一度お試しください。

紗々は食べる30分以上前に冷蔵庫に入れ冷やしておきます。冷凍庫に入れるとより一層パリパリ感が増して美味しくなります。個包装から取り出した紗々に塩を振りかけて食べるのですが、おすすめは岩塩です。岩塩の塩気と甘みがチョコをより一層美味しくします。

続いてご紹介する美味しい食べ方は、熱々に焼いてみるというものです。もちろん焼くことにより紗々の独特の食感は失われますが美しい模様を描き出すことができおすすめです。また熱々のとろけるビターとホワイトのチョコが濃厚で、見た目も美しいトーストになります。

食パンに紗々を並べトースターで焦げ目がつくまで焼きます。紗々が溶けて美しい模様になったら取り出し、バニラアイスを乗せて頂きます。食パンにバナナを置いてから紗々を置くのもおすすめです。熱々チョコと冷たいアイスが絶妙です。

最後にご紹介する食べ方は紗々の食感を生かしフルーツサンドに入れるというものです。フルーツはお好みの物を使ってください。生クリームでも美味しいのですが、一工夫して濃厚なクリームを作るのもおすすめです。

まずホワイトクリームですが、ホワイトチョコを湯せんにかけ溶かします。水切りしたヨーグルトに混ぜ合わせ冷やしておきます。次にブラッククリームは、板チョコを湯せんで溶かしホイップクリームに混ぜながら泡立て8分立てにします。

それぞれをサンドイッチ用の食パンに塗りフルーツを置きます。紗々を細かく刻んでその上に散らし、もう一枚の食パンで挟みます。ラップで包んで冷蔵庫で冷やしてから切りましょう。

ロッテの紗々のご紹介はいかがでしたでしょうか。紗々が誕生した時の興味深い話やパッケージの変遷について知るとさらに魅力的なお菓子になったことでしょう。紗々の繊細で上品な味わいが多くの人に愛されています。

是非今度お店で紗々を見かけたら手に取ってみましょう。また紗々をもっと美味しく食べる方法もご紹介しましたので、是非おうち時間の家族の団らんに役立ててください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。