【牛肉】カルビってどの部位のこと?ロースとの違いやおいしい食べ方を解説

【牛肉】カルビってどの部位のこと?ロースとの違いやおいしい食べ方を解説

「カルビ」とは牛肉のどの部位なのか正確にご存知でしょうか?カルビと並んで焼肉で人気のロースとの違い、種類やおすすめのおいしい食べ方に至るまで、カルビという部位の魅力を徹底解説します。これで次回からの焼肉が一層おいしくなるに違いありません!

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記事の目次

  1. 1.カルビはどんな部位の牛肉?
  2. 2.上カルビ・特上カルビはどこの部位?
  3. 3.カルビとロースの部位の違い
  4. 4.カルビの部位のおいしい食べ方
  5. 5.カルビの部位は脂身がおいしくておすすめ!

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カルビはどんな部位の牛肉?

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カルビは、焼肉の王道メニューであり人気のメニューでもあります。脂身であるサシが程よく入っていて柔らかく、噛んだ時に溢れる甘い脂とお肉の旨みがたまりません。家族で友達同士で、はたまた1人でのんびりと、焼肉店に行ったら必ずカルビを注文するという人は多いことでしょう。

多くの焼肉好きから親しまれているカルビですが、牛肉のどの部位のお肉なのか説明できる人は少ないのではないでしょうか?カルビとは牛肉のどの部位に当たるのか、おすすめの食べ方もあわせてご紹介します。知っておけば、これまで以上にカルビをおいしく味わえるに違いありません!

アバラ周辺のバラ肉

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焼肉の本場と言えば韓国、実はカルビという名称も肋骨を意味する韓国語です。厳密に言うとカルビは部位の名称ではなく肋骨周辺のお肉、つまりアバラ周辺のお肉を指します。アバラ周辺のお肉はバラ肉と呼ばれることが一般的です。カルビとは、牛肉のバラ肉に当たる部位になります。

ちなみに韓国では、カルビという部位は牛肉のバラ肉に限りません。豚肉のバラ肉であっても鶏肉のバラ肉であっても、牛肉の場合と同じようにカルビを部位の名称として使います。日本ではカルビと言えば牛肉のバラ肉のこと、豚肉や鶏肉のバラ肉にカルビという名称はほぼ使いません。

牛肉のバラ肉と言っても、要は牛のお腹のお肉のことですから範囲は広く、種類が分かれています。つまりカルビという部位も種類は様々、ここでカルビの種類について触れておきましょう。

バラ肉の種類

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日本では牛部分肉取引規格という定めがあり、カルビの部位に当たるバラ肉は規格によって2種類に分けられています。1つは肩バラ、肩に近い部分であるため肩バラという名称ですが、実際は前脚や胸にほど近い部位です。もう1つはトモバラで、肩バラ以外のすべてのバラ肉を言います。

一般的な焼肉店でカルビとして提供されている部位は、ほとんどがトモバラです。トモバラは赤身の部分と脂身のサシが交互に折り重なっているため、別名を三枚肉とも呼ばれます。トモバラの中でも外バラと中バラの2種類に分けられ、どちらに属する部位かを決めるものは外側か内側かです。

外バラの代表的な部位はモモの付け根に位置するササバラ、赤身とサシのバランスが良く上カルビとして提供されることも多い部位です。中バラで有名な部位は中落ちカルビ、肋骨と肋骨の間のバラ肉でサシが多く人気があります。希少部位であるカイノミも中バラの1つ、ヒレに近い部位です。

一方の肩バラには、人気のカルビメニューとして名高い三角バラやミスジなどがあります。三角バラは焼肉の王様、カルビの中で最もおいしい部位と言われています。部位の場所としては第1から第6肋骨の部分です。ミスジは肩甲骨の下の希少部位、霜降りで柔らかくやはり人気があります。

上カルビ・特上カルビはどこの部位?

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焼肉店のメニューでよく見聞きする上カルビや特上カルビ、カルビの中のどの部位に当たるかご存知でしょうか?先にご紹介したカルビの種類の中では、上カルビや特上カルビについて取り立てて触れていません。実は上カルビも特上カルビも、この部位であるという明確な定義がないのです。

上カルビや特上カルビはこれと言った定義が定められていないため、焼肉店の多くが、その日仕入れたカルビの中で特においしい部位であったり希少部位であったりを特別感のあるメニューとして提供しています。牛肉のブランドや、仕入れた際の価格で決めることも珍しくありません。

しかしながら、その日のお店にあるカルビの中で特においしいカルビであることに変わりありません。どこの部位か興味がある場合は、スタッフに部位を尋ねてみるのも良いでしょう。

カルビとロースの部位の違い

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焼肉店でカルビと並んで人気の高いメニューにロースがあります。カルビよりヘルシーなイメージのあるロースは、牛肉のどこの部分に当たる部位なのかご紹介しておきましょう。

カルビは牛肉のお腹側の部位、ロースは反対に肩から腰にかけての背中側の部位になります。ロースもカルビ同様に種類が分けられていますが、カルビほど多くはありません。肩ロース・リブロース・サーロインの3種類で、一般的に焼肉店でロースとして提供される部位は肩ロースです。

肩ロースは、牛肉から取れる部位の中で最も大きい部位です。リブロースは肉厚な部位、薄くカットされ主にすき焼きやしゃぶしゃぶとして楽しみます。サーロインはステーキで人気の部位です。

焼肉で人気の希少部位として知られるザブトンは、肩ロースの中の1つです。肩ロースの中でとりわけサシが美しく入った霜降りのお肉を呼び、その量は1頭の牛からわずか数kgしか取れません。ザブトンの部位の定義もお店によって異なり、扱い的には上カルビや特上カルビと似ています。

味の特徴

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ロースの肉質はきめ細かく、カルビ同様に柔らかい部位です。適度のサシの甘みとお肉の旨みの両方を楽しめる点もカルビと似ていますが、ロースはカルビと比べてサシが少なくややさっぱりしています。脂の旨みを楽しむならカルビ、バランス良く楽しむならロースを選ぶのがおすすめです。

カルビの部位のおいしい食べ方

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最後にご紹介するのは、カルビという部位をおいしく楽しめるおすすめの食べ方です。ロースや他の部位と比べてサシが多い部位であるカルビは、焼き方にちょっとしたコツがあります。カルビという部位の魅力を最大限に引き出せる、おいしい食べ方をマスターしましょう!

塩カルビの焼き方

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塩ダレで食べる塩カルビはさっぱりとした味わいです。塩を使ったシンプルな味付けだからこそ、カルビという部位のおいしさをダイレクトに楽しめます。塩カルビのおいしい食べ方は、できるだけ余分な脂を落としてあげることがポイントです。強火でカリッと焼き上げましょう。

焼肉店の鉄板で塩カルビを焼く際は、強火のエリアに塩カルビを置きます。火加減を調節できるタイプの鉄板であれば、強火であることを確認してから塩カルビを置きましょう。

お肉の表面にじんわりと水分が滲んできたら、トングを使ってお肉の裏面を確認します。薄い茶色に変わっていたら引っくり返すタイミングです。引っくり返して鉄板の中火エリアに置くか、もしくは火加減を中火に調節しましょう。お肉の裏面に軽く焼き色がついたら食べ頃の合図です。

タレカルビの焼き方

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甘辛いタレカルビは白いご飯との相性が抜群です。おすすめのおいしい食べ方は中火で焼き上げることです。タレカルビは塩カルビと比べて焦げやすい点に注意しましょう。

タレカルビを鉄板の中火エリア、もしくは中火に調節した鉄板の上に置きます。塩カルビの食べ方と違う点は火加減だけ、お肉の表面に水分が滲んでくるのを待つ工程は同じです。タレカルビは焦げやすいため、引っくり返すタイミングは塩カルビを焼く時よりもやや早めになります。

お肉の裏面を確認して薄い茶色に焼き色がついていたら、その場で引っくり返します。中火のまま裏面にも焼き色をつけたら、おいしいタレカルビの出来上がりです。甘辛いタレが焼くことで香ばしさを放ち、カルビの脂の甘みと相まってご飯をかきこむ箸が止まりません!

薄切りのカルビの焼き方

Photo by ~☆~Teng_y_c~☆~

焼肉店によっては、大判で薄切りにされたカルビが提供されていることもあります。薄くカットされたカルビは火の通りが早く、破けやすくもあるため焼き方には注意が必要です。

薄切りのカルビをおいしく楽しむためのおすすめの食べ方は、まるでダシにしゃぶしゃぶするように焼くしゃぶしゃぶ焼きです。薄切りカルビが乗ったお皿を鉄板ギリギリにに近づけ、スライドさせるようにしてお肉を鉄板の上に置きましょう。火加減は中火がおすすめです。

中火の鉄板の上を、薄切りカルビを左から右へあたかもダシにくぐらせるかのように滑らせます。引っくり返して今度は右から左へ滑らせ、裏面にも焼き色をつけましょう。焼きムラができないようにトングで掴む位置を変えながら2往復させたら、折りたたんでお好みのタレで食べましょう。

カルビの部位は脂身がおいしくておすすめ!

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ヘルシーブームの昨今は赤身のお肉が注目を浴びていますが、サシがたっぷり入った霜降りのお肉だって依然として人気があります。カルビは脂の甘みをしっかり味わえて、お肉の旨みも堪能できる部位です。おいしい食べ方をマスターして、柔らかジューシーなおいしさに酔いしれましょう!

宮川寛美
ライター

宮川寛美

ねこと美味しいものが大好きな物書きです。歌ったり、演奏したりしていたことがありました。今は、ねこを愛で、美味しいものを食べて飲んで、その傍らで字を書き絵を描く毎日です。読みやすい記事を心がけております。よろしくお願い致します。

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