「雄別炭鉱」は北海道最恐の心霊スポット!歴史や怪談噺をまとめました

「雄別炭鉱」は北海道最恐の心霊スポット!歴史や怪談噺をまとめました

石炭の一大産地・北海道にあった「雄別炭鉱」は、かつて日本を近代化に押し上げた立役者でした。しかし現在は怪談の噂が絶えない最恐の心霊スポットとして知られているのです。そんな雄別炭鉱が北海道最恐の心霊スポットと言われるに至った歴史や怪談噺をご紹介します。

    記事の目次

    1. 1.心霊スポット雄別炭鉱を詳しくまとめました!
    2. 2.北海道雄別炭鉱の歴史について
    3. 3.北海道雄別炭鉱の所在地
    4. 4.雄別炭鉱の最恐心霊怪談まとめ
    5. 5.炭鉱と鉄道資料館で最盛期の雰囲気を感じ取れる
    6. 6.雄別炭鉱周辺はヒグマの住処
    7. 7.雄別炭鉱の心霊スポットへ行くときは要注意!

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    心霊スポット雄別炭鉱を詳しくまとめました!

    Photo byFree-Photos

    夏になると盛んに噂されることと言えば怪談や心霊の話題です。怖いとわかっていながら何故か惹きつけられる心霊スポット探索や怪談噺は、一度経験してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

    実は毎年たくさんの観光客が訪れる北海道にも心霊現象が起こるとされる最恐心霊スポットが存在します。

    その場所は「雄別(ゆうべつ)炭鉱」と呼ばれ、かつては大変栄えていたそうです。霊能者も逃げ出す北海道最恐の心霊スポット・雄別炭鉱とはどのような場所なのでしょうか。

    北海道雄別炭鉱の歴史について

    Photo byPexels

    北海道雄別炭鉱は旧阿寒町、現在の釧路市にあり、数多くの炭鉱経営を担っていた北海炭礦鉄道株式会社が設立しました。

    1920年から雄別炭鉱での採掘が開始され、3年後には一般客や石炭を運ぶための鉄道も整備されます。鉄道の開通により人口が増加し、旧阿寒町の人口は10000人以上となり、最盛期は全体の約6割が炭鉱作業員でした。

    そのため雄別炭鉱周辺には子供たちが通う私立雄別尋常小学校や娯楽のための映画館、購買など、一家全員で暮らせるように住居や様々な施設が造られました。

    しかし1924年には北海炭礦鉄道株式会社が不況に陥ったため三菱鉱産株式会社へ経営権を譲り、雄別炭礦鉄道株式会社として新たなスタートを切ることになります。

    1928年以降になると雄別炭鉱は電力化によって採掘量も増え、一時は全国一の石炭採掘量を誇っていました。その後、三菱財閥系子会社として雄別炭礦株式会社に社名変更し独立します。

    Photo byartyangel

    1950年の朝鮮戦争勃発により特需景気となると、燃料として重要な石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれ持て囃されました。

    しかし好調に見えた石炭ブームも第三次エネルギー改革の波に押され、燃料の主役の座を石油に明け渡すことになります。雄別炭鉱も例外なく衰退して行き、1970年には50年余りの炭鉱としての歴史に幕を下ろすことになるのです。

    ですが雄別炭鉱の日本近代化を支えてきた歴史が高く評価され、2007年には近代化産業遺産に認定されます。

    「33近代化産業遺産群に係るストーリー及び構成遺産」という物語仕立てで日本近代化の歴史を取りまとめた資料の「我が国の近代化を支えた北海道産炭地域の歩みを物語る近代化産業遺産群」に雄別炭鉱が選ばれています。

    今や北海道最恐の心霊スポットとして注目を集めていますが、近代日本発展のために尽力した人たちがいたことも忘れてはいけません。

    数多くの事故記録が残る

    Photo byPublicDomainPictures

    昔は現在の機械化された安全な採掘方法とは違い、人の手も使われ常に危険と隣り合わせで作業が行われていました。雄別炭鉱での採掘は国内にあるほとんどの鉱山と同じく、地下深くの石炭を掘る「坑内掘り」でした。

    坑内掘りは石炭から発せられる可燃性のメタンガスが充満しやすく、機械から出た火花や静電気などが原因で火災や爆発が度々起こっていました。

    坑内はとても狭く閉鎖的で、雄別炭鉱でも炭鉱特有の事故が多発してきた歴史があります。雄別炭鉱では1933年大祥内坑で起こったガス爆発事故で5人が死亡し、怪我人も多数でました。

    Photo by ume-y

    さらに雄別茂尻炭鉱でも1935年、1955年、1969年にそれぞれ大規模なガス爆発事故が起こっています。亡くなった人の数も95名、60名、19名と大変多く、いかに危険な労働環境であったのかが伺えます。

    他にも崩落事故や落盤事故によって十数人が亡くなっており、雄別炭鉱の事故記録として残っているだけでも200人近くが犠牲になったことがわかります。

    雄別炭鉱で多数の怪談が生まれ、北海道最恐の心霊スポットと言われる所以は、多発した死亡事故も大きく関係しているのではないでしょうか。

    北海道雄別炭鉱の所在地

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    雄別炭鉱は北海道釧路市阿寒町にあり、雄別という地名はそもそも存在していません。当時雄別炭鉱を中心にできた炭鉱町は旧阿寒町の雄別番外地と位置付けられていました。

    しかし現在の雄別炭鉱周辺は国有林となっており、立ち入る場合は入林許可が必要になります。許可を取らずに侵入することは違法なので、最低限のマナーとして徹底してください。

    また雄別炭鉱付近は圏外となっており、携帯などを使って外部と連絡が取れないことも認識しておきましょう。

    巨大な煙突が目印

    雄別炭鉱は炭鉱というだけあって山奥にあるため、場所がわかりにくいという問題点もあります。アクセスする際は「雄別炭鉱煙突」をランドマークとしてとらえると良いでしょう。

    とても巨大な煙突で遠くからでも目立つので、雄別炭鉱煙突を前方に見ながら走るようにしましょう。

    雄別炭鉱にアクセスする場合、まずは阿寒町を目指すことになります。道東自動車道の阿寒ICを降りた後国道240号線を北上し、セイコーマート阿寒店側に左折して道道222号線をしばらく走行します。

    15分ほど車を走らせると布伏内(ふぶしない)地区に入り、さらに5分ほど行くと雄別炭鉱に到着です。

    雄別炭鉱に向かう道路には廃墟が並ぶ

    Photo byFree-Photos

    雄別炭鉱の閉山に伴い、働いていた作業員と家族は急に町を去らねばならなくなりました。その際建物の取り壊しが行われなかったため、現在まで放置された状態になっているのです。

    冷たいコンクリートの寂れた建物が点々と残っている光景には恐怖を煽られることでしょう。また建物自体も老朽化が進んでおり、足場の悪くなっている箇所も目立ちます。怪談以前にいつ崩壊してもおかしくないような危険な場所ばかりなので注意が必要です。

    雄別炭鉱の廃墟は雄別炭鉱が繁栄していた歴史を感じられるスポットでもあり、近代文化遺産好きや廃墟マニアの人にもおすすめです。

    心霊スポットとして有名な雄別炭鉱病院跡あり

    Photo by contri

    雄別炭鉱煙突より先に進むと、森の中に横長で2階建ての大きな建物が見えてきます。この建物は炭鉱町が存在していたころに営業していた「雄別炭鉱病院跡」で、多くの怪談噺を持ち、雄別炭鉱でも1番「出る」と言われる最恐の心霊スポットなのです。

    病院内は落書きだらけで荒れており、昔の面影は感じられず、昼間でもおどろおどろしい雰囲気に包まれています。

    雄別炭鉱病院跡では心霊現象が後を絶たず、怪談が多数存在します。1つは通常病院にあるはずの手術室や霊安室が見つからないという怪談噺です。

    Photo byFoundry

    雄別炭鉱病院が心霊番組で取り上げられ院内を隈なく探しますが、結局見つけることができなかったと言います。その後も多くの人が訪れ探しましたが、何故か迷ってしまい同じ場所を周回してしまったそうです。

    さらに雄別炭鉱病院のものを持ち帰ると、着信音が鳴り「〇〇返せ!」と電話が来るという噂もあります。

    また昼間に病院を訪れた際、辺りは明るいのに目の前は真っ暗だったという話もあります。確かめれば真っ黒な壁があり、フラッシュをたいて撮影しようとするも、カメラは動かなくなってしまったそうです。

    炭鉱病院の歴史

    Photo byBru-nO

    雄別炭鉱病院は1923年に鉄道が整備されて以降の人口増加に伴い建設されました。当時あった病院の中でも近代化の進んだ立派な造りで病室も多く、設備も整っていました。

    院内はスロープ付きのバリアフリー構造になっており、時代を先取りした設計になっています。開設当初は小さな診療所でしたが、後に増改築され2階建ての大病院へと姿を変えていきます。

    内科や外科のみならず耳鼻科や眼科、産婦人科など様々な分野の医療が受けられました。雄別炭鉱病院は炭鉱町にあった病院というだけあり、重軽傷問わず怪我人がたくさん運びこまれて来ました。

    さらに亡くなった人も運ばれて来たそうなので、事故があったときの院内の様子は想像に難くないです。

    現在は近代化産業遺産群の1つに認定されたこともあり、保存の動きも出ています。ボランティアが定期的に清掃などを行っているようです。貴重な近代遺産を残すためにも破壊行動などはしないようにしましょう。

    雄別炭鉱の最恐心霊怪談まとめ

    フリー写真素材ぱくたそ

    雄別炭鉱の心霊現象は病院跡だけではなく、炭鉱付近に踏み入っただけでも起こると言われています。現に雄別炭鉱へ向かう道中にも怪談が多数存在しているのです。

    1つ話を挙げると、男女のグループが遊び気分で雄別炭鉱周辺で酒盛りをしていた際、メンバーの女性が1人で崖に向かって覚束ない足取りで歩いて行ったそうです。

    Photo byshannondagrava

    男性の1人が驚き止めようとするも、女性は制止を聞かずに歩き続けます。男性は困り果て仲間を呼ぼうと思い見てみれば、なんと崖に向かって歩いていた女性がいたのです。男性が振り返っても誰もおらず、逆に自分が崖の端に立っていたと言います。

    他にも圏外のはずなのに携帯が鳴り続けたり、見えてはいけないものが見えたり、心霊現象が後を絶たない雄別炭鉱の最恐怪談噺をご紹介します。

    1:白い車に赤い何かが

    Photo byrealworkhard

    ある日友人4人で雄別炭鉱へドライブに行くことになり、夕暮れ時に軽い観光気分で訪れたそうです。車が徐々に雄別炭鉱へ近づくにつれて不気味な雰囲気に4人とも言葉少なになっていきます。

    本来は雄別炭鉱病院跡へ行く予定でしたが、とても車から降りられる状態ではなくなってしまい帰ることにしました。帰宅途中も怖かった、不気味だったとみんな口々に話しましたが、特に何事もなく全員自宅に帰れました。

    Photo byjaygeorge

    数日後、4人で集まる機会があった時ドライブで車を出してくれた友人が、その後無事だったか、当時車に異変はなかったかと尋ねてきます。

    ただならぬ気配を察し話を聞けば、自身の白い車に「赤い何か」がべっとりと付着していたそうです。赤い何かの正体はわかりませんが心霊スポットと結び付けると安易に想像できてしまうことでしょう。

    2:後を絶たない幽霊目撃談

    Photo byTheFelip

    雄別炭鉱は最恐の心霊スポットと言われているだけあり、幽霊の目撃情報が多数囁かれています。雄別炭鉱のランドマークにもなっている巨大煙突ですが、少年が煙突上から笑って手を振っているという目撃談があります。

    さらに手を振り返してしまった場合、煙突上に連れていかれ、最後には落下して死んでしまうというのです。他にも肝試しの帰りに車の前に少女が現れた、炭鉱夫の霊を見たなど、数えきれないほどの目撃情報があります。

    幽霊目撃談が後を絶たないのは、炭鉱で亡くなった人や嫌でも町を離れなければいけなくなった人たちの、無念の思いが今なお残っているからではないでしょうか。

    3:霊能力者でも逃げ出す心霊スポット

    フリー写真素材ぱくたそ

    最恐の心霊スポットである雄別炭鉱にはたくさんの悪霊がいると霊能力者の間では有名で、絶対に近づかないそうです。中には取り憑かれて霊を連れ帰ってしまったなど穏やかではない噂もあります。

    怪談噺のネタにはなるかもしれませんが、特に霊感のある人や心霊現象に遭遇しやすい人は覚悟して訪れたほうが良いでしょう。

    炭鉱と鉄道資料館で最盛期の雰囲気を感じ取れる

    雄別炭鉱の歴史を伝えるため1987年に開設された「炭鉱と鉄道資料館」は道の駅「阿寒丹頂の里」にあります。阿寒丹頂の里までのアクセスはたんちょう釧路空港からは18km、阿寒ICからは8kmほどです。

    炭鉱と鉄道資料館は道の駅のキャンプ場内にあり、入場料は無料になります。営業時間は午前10時~午後4時までですが、10月~4月の期間は閉館しているので気を付けてください。

    資料館では雄別炭鉱の当時の雰囲気が感じられる展示や閉山に伴って廃線となった雄別鉄道の歴史を学ぶことができます。また炭鉱と鉄道資料館の裏手には釧路から旧阿寒町間を走っていたC11蒸気機関車も展示されています。

    普段炭鉱の貴重な資料や展示品を目にする機会は少ないはずなので、ぜひ雄別炭鉱の歴史に触れてみてください。

    住所 北海道釧路市阿寒町上阿寒23-36-1
    電話番号 0154-66-3810

    雄別炭鉱周辺はヒグマの住処

    Photo byPixel-mixer

    雄別炭鉱の周辺は心霊スポットである以前に国有林であるため、人の立ち入りが少なく山々の自然が残っている土地でもあります。それ故に野生生物の住処になっており、日本では北海道にしか生息しないヒグマに遭遇する危険性もあるのです。

    ヒグマは本州に生息するツキノワグマの倍以上の大きさですが、時速約50~60kmで走ります。ヒグマに遭遇しないよう常に周囲を警戒し、クマ鈴を身に着けるなど自衛が重要です。

    心霊よりヒグマの方が怖い?

    Photo byFree-Photos

    本来クマは雑食ですが、中でもヒグマは肉食傾向が高くシカやネズミなども食べます。恐ろしいのは1度人の肉を食べたヒグマは味を覚えてしまい、人間を襲うことが多くなると言われていることです。

    またヒグマは捕食対象と認識した生物に深く執着し、追尾から捕食まで計画的に行動するので、出会ったら逃げ切るのは至難の業です。

    気軽な気持ちで行くと心霊よりも怖い目に合うかもしれません。事前準備は万全にしてから訪れるようにしましょう。

    雄別炭鉱の心霊スポットへ行くときは要注意!

    山奥にあり、閉山している雄別炭鉱は人の出入りがない場所です。有事の際は助けに来てもらえないことを前提に計画を立てるようにしましょう。何があっても自己責任ということを頭に置いて行動してください。

    るるいえ
    ライター

    るるいえ

    小学生のころから旅行と文化財を愛してやまない、るるいえです!行きたいところ、見たいものがあれば1人でどこにでも行きます。最近は刀剣にはまっているので、暇があれば博物館や関係地各所を巡っています。皆さんのお出かけの助けになるような情報を発信できればと思っています!

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