京橋の名店・イデミスギノのおすすめケーキを食べよう！おいしい焼き菓子もご紹介

東京都内に星の数ほどあるパティスリーの中でも、群を抜いて名店と称されているお店があります。その名も「イデミスギノ」。もともと神戸にあった有名なパティスリーです。オーナーパティシエが創り出す「創作ケーキ」はスイーツラヴァーの間では、もはや常識です。

店内でしか味わえない限定ケーキやお持ち帰り時間規則など、イデミスギノのスイーツはオーナーシェフのこだわりがひかる逸品ばかりです。大胆で独創的な大人のスイーツが、イデミスギノのケーキや焼き菓子です。2002年京橋に誕生したイデミスギノを追いかけてみましょう。

イデミスギノは2002年京橋にオープンしたパティスリーです。オーナーシェフの「杉野英実」さんは、1992年スイーツのメッカ神戸に「パチシエ・イデミスギノ」を開業しましたが、その後2001年閉店し、京橋にパティスリーを移した際に看板名を「イデミスギノ」に変更しました。

イデミスギノは自らのブランドコンセプトを維持するために、有名百貨店やデパートなどには支店を持たず、京橋の1店舗のみで営業を続けています。この姿にもオーナーシェフの確固たるこだわりを感じます。

イデミスギノの名前の由来は、オーナーシェフ杉野英実さんの名前をフランス語で読んだものです。フランス語では「H」を発音しないので、「イデミスギノ」になったのです。京橋に1店舗しかないイデミスギノの営業時間は11時から19時、イートインのラストオーダーは18時です。

日曜日、月曜日が定休日となりますが、臨時休業やイベントシーズンには営業時間が変更になる可能性もあります。京橋のイデミスギノへ向かう日程が決まれば、公式フェイスブックで営業時間をあらかじめ調べておくことをおすすめします。

芸術作品と評されるイデミスギノのケーキは、すべてが「創作ケーキ」です。特に「ムース」系が多いのも特徴でしょう。一般的な洋菓子店で見られるホイップたっぷりの「ショートケーキ」やクラシックな「チョコレートケーキ」などを見ることはありません。

店内には、今まで見たことのないスイーツが並び、来店した人々は味の想像をして楽しむことができます。美しすぎるケーキは大胆で独創的、ただ味は良い意味で想像を見事に裏切ってくれる、来店するたびに胸が躍るケーキが揃っています。

京橋で連日行列を作り、どのパティスリーよりも早くクローズすると言われるイデミスギノのオーナーシェフはどんな経歴を持っているのでしょうか。

「食べる宝石」を生み出すイデミスギノのオーナーシェフは、「杉野英実」さんです。世界トップレベルのパティシエ、杉野英実さんについて詳しく見ていきましょう。

杉野英実がこの世に生を受けたのは1953年です。中学生時代、「アンドレ・ルコンド」のケーキを食べて衝撃を受け、パティシエを目指すことになります。スイーツに詳しい人は知っているでしょうが、アンドレ・ルコンドはフランスの有名なパティシエです。

1979年には単独フランスへ渡り、主にフランス北部やスイスのリストランテでデザート作りをし、本場の技術を習得します。フランスのいくつものパティスリーで経験を積む中で製菓学校にも通い、その後1982年に帰国、日本でパティシエとしての道を歩き始めた勤勉さを持っています。

杉野英実の性格が如実に表れているのがイデミスギノのスイーツです。イデミスギノのケーキが京橋で圧倒的人気なのは、杉野英実さんのスイーツに対する姿勢からです。来店した人に最高の状態のケーキを渡したい思いから、麗しいだけでなく複雑なテイストを研究しています。

創作ケーキのかずかずは繊細で美しいフォルムを描き、いくつものフルーツやクリームで織りなす味わいは、京橋のイデミスギノでしか味わえないと評判です。最高の状態でケーキを食べてほしい思いからお持ち帰り不可の創作ケーキもあるほどです。

お持ち帰りも原則としてケーキなら「1時間以内」の決まりがあり、イートイン限定メニューもあります。京橋でどのパティスリーよりも早く閉まると言われる由縁は、このような厳格さからもうかがい知れます。

さらにイデミスギノには同業者、他店のパティシエが修行にもやってくるそうです。杉野英実さんの創作ケーキの独創性を学びに、多くのパティシエが修行に来ます。業界では杉野英実さんのケーキは「芸術」と呼ばれることもあります。

洋菓子の「ケーキ」の概念を超えた杉野英実さんの創作ケーキは、「ブレンドではなく考え方」で、その姿、食感や質感、ブレンドは、まさに奇跡的と言えます。誰もまだ見たことのないスイーツがイデミスギノで誕生するのも、杉野英実さんが洋菓子の枠を飛び越えた発想をするからでしょう。

単なる洋菓子の枠にはとらわれず、素材感はしっかり引き出しつつ、オリジナリティあふれる創作ケーキは、目にした人の心を奪ってやまないのです。

イデミスギノにはいくつか決まりごとがあります。「規則」とも言えるでしょう。支店を持たないのも、そのうちの1つです。オーナーシェフ自らの目が届く場所でしか、自分のスイーツを世に送り出したくないこだわりがあります。

またイデミスギノでは「大人のスイーツ」がコンセプトになっており、大人が楽しめるケーキがたくさん揃っています。イデミスギノに男性ファンが多いのも、このためでしょう。お店がオープンする前から行列を作る、その半数は男性ファンです。それは、珍しい光景ではありません。

シックなヴィジュアルの創作ケーキが多い中、非常に特徴的なのはどのケーキにも「洋酒」がふんだんに使われていることでしょう。リッチで風味が豊かなテイストは、まさに大人の味わい。男性が虜になるのもわかる気がします。目上の人への贈り物、ギフトにもおすすめです。

その他さまざまなこだわりがひかる創作ケーキは、「さすが」と絶賛されるのも頷けるものとなります。

オーナーシェフ杉野英実さんのこだわりが現れている「規則」は「時間」です。杉野英実さんのモットーの1つに「ケーキは時間が命」があります。イデミスギノの絶品創作ケーキのメインはムース系になりますが、繊細な温度管理が成されており、作る手際から、店頭に並ぶ時間まで正確です。

お持ち帰りは「1時間以内」と規則で決められており、店頭で自宅に着くまでにどれくらい時間がかかるか尋ねられます。1時間以上になると、ケーキはとろけてしまうからです。最高クオリティのままケーキが食べられるように、徹底した温度管理を行っているのです。

そのためイデミスギノの店内でしか食べられない、イートイン限定メニューもあります。持ち帰ることが難しい、ふわっとその場で溶けてしまうような繊細なケーキたちです。代表的なイートイン限定メニューとしては「エベレスト」が人気です。

名店イデミスギノのオーナーパティシエ、杉野英実さんは言います。「当たり前のことを当たり前に」、「実はこれが1番難しい」。ただ杉野英実さんはこの「当たり前」を地道にやっているからこそ、世界トップレベルの創作ケーキを作り出すことができます。

いちごの粒を揃える、ケーキに使うフルーツを同じ幅に均等にカットする、目の前の素材と1つの個体として向き合うことで、素材がどうして欲しいのか感じることが大切だと杉野英実さんは言います。その真摯な姿勢がケーキにも反映され、食べる側にもひしひしと伝わってきます。

単純に美しく美味しいだけのケーキではなく食べた人が感銘を受けるのは、作り手の思いも一緒にくみ取ることができる、素晴らしいケーキだからでしょう。こうしてイデミスギノは京橋で名店と呼ばれるに至ったわけです。

京橋スイーツの名店の筆頭にあげられるイデミスギノで、人気のおすすめケーキをご紹介しましょう。イデミスギノの美しすぎる、今まで見たことのないスイーツが登場します。

どれもがイデミスギノのコンセプトにのっとった、大人のケーキとなっています。京橋近くまで来たら絶対買いたい、食べたい、ラグジュアリーケーキをご覧ください！

「アンブロワジー」は京橋パティスリーの名店の代表作であり、看板メニューです。美しいチョコレートコーティングが漆黒に光る上品なフォルムは、誰をもうっとりさせる魔力に満ち溢れています。フランスのスイーツ世界大会で金賞を獲得したケーキでもあります。

ビターなチョコレートムースとマイルドなピスタチオムースの2層の重なりが鮮やかで、上品なくちどけも注目です。アンブロワジーの意味は「神様への捧げもの」であり、ツヤ感あふれ、ゴールドがトップに光る美しいフォルムは、まさに「捧げもの」を思わせます。

ふんだんに使われた洋酒が大人のテイストを奏でる、男女問わず人気があるイデミスギノのスイーツメニューです。

イデミスギノでは1番人気で、オープン後2時間もすれば売り切れてしまう恐るべきケーキとなっています。お持ち帰りができないアンブロワジーは、店内でのイートイン限定メニューです。

そのためアンブロワジーを必食したい人は、イデミスギノオープン前から列に並んでおくことがおすすめです。京橋付近に来たら絶対に食べて帰らなければ悔しい思いをする、世界一のケーキと言えるでしょう。

京橋中にその名をとどろかせるイデミスギノのスイーツメニューが「エベレスト」です。そのなだらかなフォルムとくちどけがエベレストのようだと、口にした人に思わせる1品です。

コクのある「チーズムース」には「ベリーソース」が甘酸っぱく隠され、全体をふんわりと「生クリーム」が包み込んでいます。まったりしたコクと酸っぱさ、アクセントの「アーモンド」の香ばしさは男性にもおすすめの1品となっています。

京橋の店内でしか食べられない、先ほどのアンブロワジーと同じくイートイン限定メニューとなります。京橋のお店でアンブロワジーとともにオーダーしたい、絶品スイーツでしょう。

「プレジリエンヌ」は「コーヒー」「キャラメル」2つの異なる大人テイストを味わうムースです。コーヒームースはほろ苦く、貴婦人のような甘さのキャラメルムースが優しく寄り添っています。洋酒好きな人にもおすすめで、たっぷり洋酒が香るスイーツとなっています。

コーヒーが香る「ビスキュイ生地」が入っており、ボリューム感を増しています。舌触りがまろやかなムースは大人女子会やママ会に大活躍です。コーヒー、お酒2つの役割を果たしてくれる京橋のおすすめスイーツです。

チョコレート生地にくるみがごろごろ入った「アンブルノア」はこっくり濃厚なイデミスギノのおすすめケーキです。チョコレートやナッツ好きにはたまらないテイストとなっています。生地に練り込まれたくるみの食感がこりこりとしてボリューミーでおすすめです。

スポンジの風味に負けないまったりしたチョコレートクリームと重なる、たまごの旨味が絶妙なカスタードクリームもまた一級品です。チョコとナッツを贅沢に味わえる、甘すぎない男性へのギフトにもおすすめの名店イデミスギノのチョコレートケーキです。

「アメジスト」はその宝石を彷彿とさせるイデミスギノの美しすぎる繊細なケーキです。すみれ色の「カシスムース」におだやかなグリーンが映える「青りんご」のバタークリームで構成されています。名店イデミスギノの麗しい創作ケーキは女子会やギフトにおすすめでしょう。

メインテイストがカシスと思いきや、一口すればふわっと香るのは青りんごジュレの爽やかテイスト、さらに鼻に抜ける青りんごリキュールの大人の風味です。後を追ってカシスバタークリームの甘酸っぱさが重なります。

ミントのスッキリさも加わり、複雑で豊かな味わいが1つのケーキで表現されています。名店イデミスギノの「大人のスイーツ」に違わない大人が楽しめるおすすめの創作ケーキです。ヴィジュアルはもちろん、ネーミングからは良い意味で多いに裏切られるおすすめケーキでしょう。

大人のリッチテイストで男性ファンも多い名店イデミスギノでは、ケーキだけでなく「焼き菓子」も人気があり、ギフトや手土産におすすめです。イデミスギノのお店に列を成しているのは女子ばかりではありません。半数は男性客で占められています。

ケーキのお持ち帰りは「1時間」の規則が名店イデミスギノにはありますが、焼き菓子なら安心です。出張で京橋近辺へ来たら、または自宅への手土産や職場、友人宅へのお土産にイデミスギノの焼き菓子をチョイスすれば、喜ばれること必至です！

「キャラメル アブリコ」を一口頬張ると、中心に隠れた「アプリコット」が強く主張し、見た目とはうらはらにみずみずしくフレッシュな印象を受けます。「キャラメル」をたっぷり使った焼き菓子は、ざっくり食感の「クラッシュナッツ」で覆われています。

キャラメルとナッツテイストのイメージが強いキャラメル アブリコですが、甘さは控えめでビター、アプリコットがメインテイストのフルーツ感覚の焼き菓子です。フルーツ×ナッツの香ばしさ、カリカリ食感に、手が止まらなくなるイデミスギノのおすすめ焼き菓子です。

手頃なサイズ感は、ギフトにもおすすめでしょう。自宅へ、自分へのご褒美スイーツとしても良いでしょうし、友人宅へのお土産などにもおすすめです。キャラメル アブリコは洋酒もたっぷり含んでおり、芳醇な味わいを楽しめます。大人のティータイム、女子会ママ会にどうぞ！

名店イデミスギノのチョコレート焼き菓子でトップレベルの人気を誇っているのが「フォレ・ノワール」です。「チョコレート生地」×「チョコレートメレンゲ」の構成は、想像するだけでもチョコレートラヴァーは胸が高鳴ります。

しっとり蜜に濡れたようなチョコレート生地はビターテイスト、軽やかに甘みを感じるチョコレートメレンゲを重ねて焼き上げています。2層になったチョコレートのしっとりさっくり、ビターとスイーティの2方面からのベクトルで攻めてくる、名店イデミスギノのおすすめ焼き菓子です。

中に隠された「ブランデーチェリー」がしっとりとアクセントになっており、チョコレートづくしのスイーツをぴりっとまとめる役割をしています。ビタースイートでありつつ、大人の洋酒が感じられる、豊かな風味があります。バレンタインなどイベント時にも活躍する人気メニューです。

「プティ キャドー」は名店イデミスギノの焼き菓子をお好みで「3つ」詰め合わせてもらえる、おすすめのセットです。気軽に名店の味を体験できるセットとして京橋で、手土産やギフトとして喜ばれています。いつもお世話になっている人への贈り物にも最適です。

店頭で自由に焼き菓子をミックスすることができるので、名店の焼き菓子のオリジナルセットを作ることができます。名店イデミスギノの焼き菓子ビギナーにもおすすめでしょう。プティ キャドーは焼き菓子のネーミングではないので、注意して下さい。

イデミスギノには店内限定のメニューがあります。そのためイートイン・スペースを設けています。座席数は24席です。イートインの「規則」として、「1人ワンドリンク制」となっています。絶品のケーキを最高の状態でいただくためのお供として大切なのが、ドリンクの種類です。

イデミスギノではさまざまなドリンクを用意していますが、大きくわけると「紅茶」「コーヒー」「ワイン」の3種類があります。イートインではケーキを2つ、3つ、4つと食べていく人も多く見ることができます。それは、珍しいことではありません。

濃厚でコクがあるケーキも多いですが、さっぱりした創作ケーキもあり、どれもテイストが異なるため、2つ3つは食べることができるようです。食べ始めると止まらない名店イデミスギノのケーキのおともに選びたい、おすすめドリンクを3つ、ご紹介しましょう。

絶品のケーキと合わせてオーダーしたいおすすめ紅茶はたくさんありますが、特に女子ウケするのが「カモミールブレンド」です。リラックス効果が期待されている「カモミール」に清涼感あふれる「ミント」とみずみずしくすっきりした「レモングラス」香るハーブティーです。

柔らかなカモミールの香りやさっぱりしたミントが、洋酒が効いた個性的なケーキを美味しく食べさせてくれます。カモミールブレンドは840円です。

ポットを開けると目をつぶるほどの強いメントールが感じられる「ミントブレンド」も840円です。「ミント」を贅沢使用した紅茶はさっぱりしており、イデミスギノの濃厚なケーキと絶妙バランスでマッチします。

ミントには胃腸を整えてくれる作用もあるので、イデミスギノでケーキを2個、3個とたくさん食べたい人は、オーダードリンクにミントブレンドをチョイスすると良いでしょう。

イデミスギノオリジナルの紅茶です。「ロータス」は740円となります。「蓮の花」を使った紅茶で、ふんわりと柔らかな甘いフレーバーにすっきりした飲み口が人気です。

すっきりさがあるため、イデミスギノのケーキ、焼き菓子、どの系統のスイーツにも合わせることができます。イデミスギノでしか頼めないオーダーをするなら、ロータスと限定ケーキに決まりです。

京橋の名店イデミスギノには、オーナーパティシエの強いこだわりが詰まったケーキがたくさん揃います。店内でしか食べられない限定メニューは必食でしょう。1時間以上はとろけてしまう絶品ケーキは、1度は食べたいもの。今すぐ大人のスイーツを味わいに出かけましょう！