熊本旅行で食べたいグルメなご飯27選！B級から郷土料理まで種類も豊富

「太平燕」とは本来中国にある郷土料理で、明治時代に華僑が日本に伝えたと言われています。日本独自の味の進化を遂げ、長崎で生まれた太平燕は、基本的には熊本県中部でしか見ることのないご当地グルメになっています。

ラーメンのように、醤油、とんこつ、塩味のスープがあり、たっぷりの野菜と魚介類と揚げた卵がトッピングされた見た目はちゃんぽんに似ています。しかし、太平燕は中華麺を使用するのではなく、麺に春雨を使用しています。

そのためラーメンやちゃんぽんに比べるとヘルシーなため、女性をはじめとしたヘルシー志向の方に人気のある郷土料理です。

全国でも有名な熊本の郷土料理が「からしれんこん」です。その昔、病弱だった熊本藩主だった細川忠利が、禅侶・玄宅に蓮根を食べるよう勧められました。

そこで蓮根の穴に、和辛子粉を混ぜ合わせた麦味噌を詰めて、小麦粉と空豆粉、卵の黄身の衣をつけて揚げたものを細川忠利に献上したことが始まりと言われています。

全国区で有名になった今では、辛子蓮根専門のお店が営業していたり、辛子蓮根を薄切りにして揚げた辛子蓮根チップスというお菓子も販売されており、熊本が全国に誇る郷土料理です。

熊本県天草地方の郷土料理として知られているのが「ぶえん寿司」です。獲りたての鯛やコノシロという出世魚を酢で締めてご飯に混ぜた料理です。

「ぶえん」とは、塩を魚にまぶさなくてもいいくらい新鮮で美味しい魚という意味があります。昔は、残ったご飯に干した大根や生の大根を入れて量を増やし、酢締めした魚を入れ、ご飯にも酢を効かせて作り置きされていました。

ぶえん寿司に使用するコノシロは出世魚なので、今ではお祝いの席で食べられることが多いです。

熊本だけではなく、大分県の郷土料理でもあるのが「だご汁」です。だご汁とはだんご汁のことで、熊本県ではだんごのことをだごと呼ぶことからだご汁と呼ばれるようになりました。

小麦粉を練って平たい団子や麺状にした事が名前の由来です。熊本県のだご汁は地域によって味が違うのが特徴です。

有明地方では海が近いことから、貝類と鶏肉が入ったおすまし風のだご汁になっています。阿蘇地方では、豚肉ににんじんやごぼう、里芋などの根菜類を中心の具に味噌ベースのだご汁になっています。

熊本を代表する郷土料理といえば「いきなり団子」が有名です。いきなり団子とは、あんことさつまいもを輪切りにしたものを、餅や小麦粉で作った生地に包んで蒸したお菓子です。

熊本では伝統的に一般家庭で作られ続けており、菓子の中では少し珍しい歴史を持っています。最近ではさつまいもの上にあんこを乗せ、そのまま包むのが一般的な作り方になってきています。

いきなり団子は、作者が九州出身のケロロ軍曹やリアルなどの有名漫画にも登場するほど、一般家庭にも浸透している郷土料理の一つです。

さて、ここからは熊本の郷土料理やグルメが楽しめるお店を6店舗ご紹介していきます。せっかく熊本には旅行に訪れたなら、郷土料理を味合わないのはもったいないです。

さまざまな種類の郷土料理がある熊本のグルメを堪能してください。旅行の際のランチやディナーに、足を運んでみてください。

熊本県で獲れた新鮮な野菜を使用した、郷土料理や季節折々の和食がいただけるのが「熊本郷土料理青柳」です。

鮮度抜群の鮮桜料理が目玉で、レバー、たてがみ、うちばりとさまざまな部位を、刺身やヒレカツ、すき焼きから釜飯などの多種多様な調理方法で提供しています。