本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
唐揚げの下味に塩麹を使う理由
米麹・塩・水から作られた塩麹は発酵調味料と呼ばれており、数種類の酵素を含んでいます。そもそも麹とは、蒸した米や麦などに麹菌を付けて、 繁殖しやすい環境で培養したものを指します。麹を使用した調味料の中でも有名なものは味噌です。
味噌や塩麹などの発酵食品は、毎日摂るのがおすすめされるほど健康によいと注目されています。今回は塩麹を唐揚げ作りに使う調理について詳しくご説明します。
塩麹に含まれた酵素の中でも「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素の働きによってお肉が柔らかくなるとされています。そのため、唐揚げやサラダチキンなどの料理の下味に塩麹を使うといいこと尽くめです。
お肉が柔らかくなる
塩麹を下味に使用するだけで簡単に唐揚げなどのお肉が柔らかく仕上がる理由は、塩麹に含まれるプロテアーゼが重要な役割を果たすからです。
塩麹のプロテアーゼと呼ばれる酵素が、唐揚げなどに使うお肉のタンパク質を小さく細かく分ける働きがあり、お肉が柔らかくなるという状態に変化するようです。
旨味アップの効果も!
また、塩麹の働きによって分解されたタンパク質は、人間が美味しいと感じる旨味成分であるアミノ酸に変化します。
下味として塩麹に漬けた鶏肉で作る唐揚げが簡単に美味しくなる理由は、酵素の働きによるものです。塩麹を使ったことがない方にもおすすめの簡単にできる塩麹を使った唐揚げレシピを紹介します。
塩麹を使った基本の唐揚げレシピ
基本の唐揚げレシピを知っておくと、アレンジして自分好みの美味しい塩麹を使った唐揚げを作ることができます。唐揚げ作りの基本を知って、家庭のご飯のおかずの定番にすれば、ご家族が喜ぶことでしょう。
お弁当のおかずとしても唐揚げは定番メニューです!塩麹を使って柔らかい唐揚げを作りましょう。
材料
塩麹を使った基本の簡単唐揚げレシピに必要な材料は、鶏もも肉約400g、下味用に塩麹大さじ4、ニンニク・しょうが各大さじ2、衣用に片栗粉や小麦粉お好み、揚げ油適当です。片栗粉や小麦粉などの唐揚げの衣は好みの食感に合わせ、使い分けたりミックスしたりしてください。
小麦粉を使うと外側がカリッと内側は柔らかい食感になり、きつね色の唐揚げに仕上がります。片栗粉を使うと、サクサクとした軽めの衣になり、白っぽい揚げ上がりになります。紹介した食感や色を参考に、好みの塩麹を使った唐揚げの衣になるように調節してください。
塩麹とともに使う唐揚げの下味用のニンニクやしょうがは、生野菜の状態をすりおろして使うもよし、チューブタイプのものを使うもよしです。
また、基本のレシピをもとに、塩麹以外の下味に醤油、はちみつ、みりんと酒などからお好みのものを追加して、塩麹を使った唐揚げを作ったアレンジもおすすめです。
作り方
一般的な唐揚げの作り方と比べると、塩麹を使った唐揚げは事前の準備・下味に違いがありますがレシピとしては簡単です。まずはじめに、お肉を食べやすいように一口大に切り分けます。唐揚げが大きすぎると火を通すのに時間がかかることを踏まえた上で、お好みのサイズにしてください。
次に、下味としてカットしたもも肉、塩麹、ニンニク、しょうがをジップロックなどの袋に入れ、全体に馴染むように揉み込みます。全体に軽く馴染んだら、空気を抜きながらしっかり封をして、1時間程度冷蔵庫で寝かします。時間がない場合でも10分以上は寝かせられるといいでしょう。
下味の漬け込みが終わったら、袋からもも肉を取り出しキッチンペーパーなどを使って汁気や余分な塩麹を拭き取ります。
衣をつける前に汁気をとることで、唐揚げがカラッとした食感の揚げ上がりになるため、重要となる工程です。汁気をとったもも肉に、小麦粉や片栗粉などのお好みの衣をつけます。
170度に熱した油で5分を目安に唐揚げがきつね色になるまで揚げます。もも肉の大きさによって揚げ時間は異なりますが、油の温度を上げてしまうと外側だけ焦げて中に火が通っていないということも起き得ます。じっくり唐揚げの中まで火が通るように時間を増やして揚げましょう。
お皿にキャベツなどの葉野菜とレモン、トマトと一緒に唐揚げを盛り付けたら、塩麹を使った唐揚げの完成です。レモンをかけるとさっぱりした味になるので、お好みで使用してください。
揚げ焼きでできる簡単塩麹唐揚げ
たっぷりの油で揚げる唐揚げは、こんがり揚がった色や風味がよく食欲がそそられます。しかし、毎回たっぷりの油を使うのにコストや後処理で抵抗がある方は、揚げ焼きがおすすめです。
揚げ焼きで唐揚げを作ると、少ない油なので家計に優しく調理ができます。また、大量の油を使うと何度か使用することができるという点では便利ですが、油が古くなった後の処理が面倒です。油を固めたり、新聞紙で吸い取ったりする手間がかかります。
フライパン全体で揚げ焼きすることができると、一度にたくさんの唐揚げを揚げ焼きすることができます。簡単にできる塩麹唐を使った揚げ焼きバージョンをご紹介します。
材料
食材は基本の塩麹を使った唐揚げを参考にしてください。揚げ油に関しては、フライパンに一口大に切って塩麹を使って作る唐揚げを並べたときに、半分の高さの深さになる量を目安にしてください。深さでいうと1〜2cm、量で言うと100ml〜200mlほどを参考にしてください。
作り方
基本的な塩麹を使った唐揚げと大きな流れは変わりません。唐揚げの揚げ方が異なるので、揚げ焼きの方法を詳しくご説明します。塩麹唐揚げの揚げ焼きをカラッと仕上げるコツは、火加減の調節です。薄く敷いた油は、食材を追加すると温度が下がってしまいます。
そのため、食材を入れるタイミングは少し強めに、揚げているときは弱めて中火に、最後に再び少し強めにして揚げ焼きをしましょう。また、焦げやすいこともあるのでこまめに食材の様子に合わせて火力を調節することをおすすめします。
綺麗な仕上がりに揚げるためには揚げ方にも注意が必要です。揚げ焼きは、半面ずつ火を入れることになるため油で揚げている面の衣がしっかり固まってからひっくりかえしたり、動かしたりするようにしましょう。むやみやたらに箸で唐揚げに触れてしまうと、衣が取れやすくなります。
火が通っていない部分から水分が出て油はねが起こることがあります。油はね防止ネットを活用したり、食材の汁気や余分な塩麹をしっかりとったりして油はね対策をし、怪我のないように調理を進めてください。
鶏胸肉の柔らか塩麹唐揚げ
唐揚げにはもも肉を使用するというご家庭が多いと予想できますが、鶏肉の他の部位で塩麹唐揚げを作ってみると新たな献立の開拓になります。鶏胸肉は火を通すと硬くなる、パサパサするというイメージから唐揚げにする方があまり多くないかもしれません。
しかし、塩麹を使って調理をすることで柔らかい食感の唐揚げが完成します。また、鶏の胸肉は他の部位に比べて低価格で買えるので家計の味方になるでしょう。塩麹を使った鶏胸肉の塩麹唐揚げレシピの紹介です。
材料
基本の塩麹を使った唐揚げレシピの鶏もも肉を鶏胸肉にチェンジして塩麹唐揚げを作ります。基本のレシピと同じ材料を用意してください。
鶏肉には、今回紹介したもも肉や胸肉以外にも、手羽先・手羽元・ささみなどがあります。いろいろな部位で塩麹を使った唐揚げを試してみましょう。塩麹の下味パワーで、柔らかくて美味しい唐揚げに仕上がるでしょう。
作り方
はじめに、鶏胸肉の下処理から始めます。鶏胸肉の塩麹唐揚げをおいしく作るときのポイントは、1cm幅程度の細めに鶏胸肉をカットすることです。胸肉は繊維質なので、その繊維を切るように小さめに切ることで、より食べやすく柔らかい唐揚げに仕上がります。
胸肉のカットが終わったら、基本のレシピに沿って塩麹を使った唐揚げの手順で進めます。下味をつけ込む際に、胸肉を使用する場合は最低でも30分以上漬け込むことがおすすめです。半日程度漬け込むと塩麹の働きとしてもベストな仕上がりになります。
塩麹を使って美味しい唐揚げを作ろう!
塩麹に含まれる酵素の働きによって、お肉が柔らかくなり、美味しい唐揚げが完成します。唐揚げと言っても、使用する鶏肉の部位や揚げ方によって出来上がりが変わります。簡単にできる塩麹を使ったお好みの唐揚げ作りに挑戦しませんか?ご家庭の定番メニューになることでしょう。