大人かわいい【ハンドメイドバッグ】を作る！おすすめの生地や作り方は？

エコな暮らしが見直されつつある昨今、それにともないマイバッグの需要も高まってきました。マイバッグは日々のお買い物に限らず様々なシーンで活躍してくれます。頻繁に使う物だからこそ、お気に入りのデザインで作れるハンドメイドバッグに挑戦してみませんか？

お裁縫の初心者にとって、ハンドメイドバッグはハードルが高いものに感じられます。しかし、実は作り方のコツさえ掴んでしまえば、ハンドメイドバッグは初めてでも簡単なのです！好みの生地やデザインで、世界にたった1つしかないオリジナルのハンドメイドバッグを作りましょう！

ハンドメイドバッグは手縫いでも作れますが、ミシンを使った方が圧倒的に早くきれいに仕上げられます。ミシンを使うとなると、ミシン針とミシン糸は欠かせません。一般的な家庭用ミシンでハンドメイドバッグを作るのであれば、ミシン針は11号、ミシン糸は60番がおすすめです。

生地の採寸や裁断する際のマーキングには、チャコペンを使うと便利です。洗うと印が消えるものや自然に消えるもの、鉛筆タイプやチョークタイプなど種類があるのでお好みのものを選びましょう。生地の裁断にはさくっと切れる専用の裁ちばさみ、糸の処理には糸切りばさみを使います。

メジャーや間違えて縫ってしまった時に糸をほどくリッパーなども、用意しておくと便利です。生地の種類によって接着芯とアイロン、裏地用の生地なども用意しておきましょう。

後はお好みの生地をセレクトして購入してくれば、ハンドメイドバッグ作りに取りかかれます。生地の組み合わせやアレンジは無限大です。オンリーワンのハンドメイドバッグが作れます！

ハンドメイドバッグをミシンを使って作る際、使うミシン針のサイズは11号が一般的です。しかし、帆布のような厚みのある生地を扱う場合は、11号のミシン針では縫いにくい可能性があります。ハンドメイドバッグに厚手の生地を使う場合、ミシン針は16号を用意すると良いでしょう。

しっかりとした厚手の帆布で作るハンドメイドバッグは、丈夫で耐久性に優れています。しかしながら、厚く硬さもある生地は縫う際に工夫が必要で、初めてのハンドメイドバッグ作りに向いているとは言えません。初心者には、中厚手までの縫いやすい生地がおすすめです。

手芸屋さんの店頭には、たくさんの種類の生地が並んでいます。初めてハンドメイドバッグを作る場合、どの生地がハンドメイドバッグ作りに向いているのか判断がつきません。

もちろん、お店の人から手ほどきを受けるのも良い方法です。しかし、出来るだけスムーズに作業に取りかかれるように、ここではハンドメイドバッグ作りにおすすめの生地をご紹介しておきます。大人かわいいハンドメイドバッグにぴったりの、人気が高い3種類をピックアップしました！

先で少し触れましたが、帆布は頑丈なハンドメイドバッグにおすすめの厚手の生地です。船の帆に使う破れにくく丈夫な生地として、主に綿を材料に作られています。ハンドメイドバッグに帆布を使う場合は、あらかじめ家庭にあるミシン針のサイズやミシン糸の太さを確認しておきましょう。

コットンキャンバスは帆布の一種です。コットンと名が付いていることから分かる通り、綿を材料に作られています。スニーカーの生地としてお馴染みと言うと、イメージしやすいのではないでしょうか？帆布同様に厚みがあり丈夫なコットンキャンバスは、特にトートバッグにおすすめです！

ナチュラルな風合いの大人かわいいハンドメイドバッグなら、生地はリネンがおすすめです！亜麻を材料に作られるリネンを使えば、肌触りが柔らかく優しい印象のハンドメイドバッグが仕上がります。吸水性や通気性が高く、意外と丈夫である点もリネンのハンドメイドバッグの魅力です。

ハンドメイドバッグに挑戦する際は、まずどのような形のハンドメイドバッグを作りたいか設計図に起こすことが重要です。バッグの形を決めたら高さや横幅、持ち手の長さなどを紙に書き出します。イメージしにくい場合は、手持ちのバッグを参考に決めると良いでしょう。

ハンドメイドバッグ初心者には、シンプルなデザインで作りやすいトートバッグをおすすめします。アレンジの自在さが魅力のトートバッグは、大人かわいいもお手のものです。ハンドメイドバッグの基本とも言える、トートバッグの簡単な作り方をご紹介しましょう！

最初にご紹介するハンドメイドバッグの作り方は、ほぼ直線縫いだけで作れてしまうシンプルなトートバッグの簡単な作り方です。まずは作成した設計図通りに採寸します。生地の裏側にチャコペンでマーキングしていき、1cm程度の縫いしろを取って丁寧に裁断していきましょう。

ハンドメイドバッグ用に裁断する生地は、本体が2枚、見返しが2枚、持ち手が2枚、底が1枚です。ポケットを付けたい場合は、ポケット用の生地として1枚を裁断しておきます。

本体同士を縫い合わせる前に、先に持ち手を縫い付けます。底の部分になる生地と見返しも縫い付けてしまいましょう。本体は2枚とも裏返しの状態で重ねて、両端を縫い合わせてバッグの形にします。バッグの口部分から内側の生地を引っ張り出して、ゆっくりと引っくり返せば完成です！

ハンドメイドバッグをきれいに仕上げるコツは、とにかく焦らず丁寧にを心がけることです。丁寧にまっすぐ生地を裁断して、ミシンも縫い線が曲がらないようにゆっくりとかけます。要所要所でアイロンをかけてきっちり折り目をつけると縫いやすく、初めてでも失敗が少ないでしょう。

トートバッグはかわいいけれど、中身が見えるのがちょっとという場合は、ファスナー付きはいかがでしょうか？ファスナー付きのハンドメイドバッグも、基本のハンドメイドバッグの作り方と大きく変わらず簡単です。ファスナーとその左右に縫い付ける口布を2枚、余分に用意しましょう。

ハンドメイドバッグ本体が形になったところで、ファスナーに口布を縫い付ける工程に入ります。両方とも裏返しにして重ね、ファスナーの上止と下止の位置が口布の1cmほど内側にきていることを確認してから仮止めしましょう。生地の端から5mmほど内側をミシンで本縫いします。

ハンドメイドバッグ本体に縫い付ける際には、あらかじめ印を付けておくと簡単です。本体の生地の中央と、ファスナーを縫い付けた口布の中央にチャコペンでマーキングします。マーキングした位置を重ね合わせるようにして、本体とファスナーを裏返しに仮止めしましょう。

口布の両端から内側に1cmほどの位置に、再びマーキングします。印から印までをミシンで縫えば、ハンドメイドバッグ本体へのファスナーの縫い付けは完了です。ファスナーを全開にして、生地を静かに引っくり返しましょう。角を整えればファスナー付きハンドメイドバッグの完成です！

ハンドメイドバッグの基本の作り方をマスターしたなら、次はハンドメイドバッグのアレンジに挑戦してみましょう！ハンドメイドバッグのアレンジ方法には、こうするべきというセオリーはありません。おすすめのアレンジを参考に、自分らしいハンドメイドバッグを完成させましょう！

ハンドメイドバッグにオリジナリティーを出したいなら、刺繍のアレンジをおすすめします。好きな曲の一節や座右の銘を刺繍するのも個性的で面白いでしょう。刺繍糸も様々な種類が市販されています。変わった素材の刺繍糸を使ったりビーズやスパンコールを縫い込んだりもおすすめです！

難しいと思われがちな染色も、市販されている染色キットを使えば簡単でおすすめです！ハンドメイドバッグのアレンジに、日本の伝統的な藍染めをほどこしてみるのはいかがでしょうか？

藍染めの液にハンドメイドバッグを浸してから、水で余分な藍を洗い流します。きれいな発色を促すため、一度空気に触れさせましょう。その後再び水洗いして、次にお湯で洗うことで藍を定着させます。広げて乾かせば完成です。藍の入り方次第で、意外と大人かわいい仕上がりになります！

ハンドメイドバッグの作り方は、挑戦してみると思った以上に簡単です。初めての場合は、直線縫いで作れてしまうトートバッグからトライしてみると良いでしょう。自分で一からデザインして手作りした大人かわいいハンドメイドバッグなら、持ち歩くことが楽しくなるに違いありません！