本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
えのきの栄養価はきのこ類の中でもトップクラス!
スーパーで一年中手に入る「えのき」ですが、天然のえのきの旬は晩秋から冬にかけてと言われています。最近はえのきの人工栽培が普通で、天然のえのきなどほとんど見ることはないでしょう。天然のえのきは色が茶色であることが特徴です。
私たちが一般に目にするえのきは、光をほとんど当てず栽培されたえのきですので真っ白です。しかしえのきの栄養は天然のえのきと同様、私たちの体に必要な栄養が豊富に含まれています。そのためえのきは、毎日の食生活に積極的に取り入れたい食材です。
今回はえのきの栄養素について詳しく解説します。またえのきの栄養を逃すことなく摂り入れるための簡単でおいしいおすすめレシピもご紹介します。
えのきの主な栄養素
それではまずえのきの栄養について詳しく見ていきましょう。きのこ類には多くの栄養が含まれ積極的に取り入れたい食材ですが、中でもえのきの栄養はトップクラスです。忙しい毎日でもえのきの調理は簡単ですので、必要な栄養を取り入れやすい食材でおすすめです。
ビタミン類
えのきに含まれる栄養素で含有量が多いのはビタミン類です。中でもビタミンB1やB2がどのきのこ類より多いことで知られています。ビタミンB1は糖質の代謝を助ける働きがあり脳や神経の機能を維持するのに役立つ栄養素で、えのきにも多く含まれています。
さらにえのきに含まれるビタミンB2は、脂肪をエネルギーに変換する際に必要な栄養素とされています。えのきには他にもカルシウムの吸収を助ける効果があるビタミンDやビオチンなどのビタミンB群の栄養が多く含まれています。
またえのきにはビタミンの栄養素に分類される葉酸も多いのが特徴です。葉酸は赤血球を作る働きがありますので、妊娠中の方や貧血気味の方は積極的に取り入れると良い栄養です。
食物繊維
えのきの栄養素の特徴の一つは、豊富な食物繊維といえるでしょう。えのきの栄養素の一つである食物繊維は、水溶性の食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含み便秘がちの方におすすめです。また食物繊維は腸内環境を整え糖質の吸収を抑える働きがあると言われています。
えのきにはβグルカンという食物繊維の一種である栄養も豊富に含んでいます。他のきのこ類にも言えることですが、βグルカンは脂質や糖質・ナトリウムなどを体外に排出する際に必要な食物繊維です。そのためえのきの食物繊維は肥満や脂質異常症を防ぐのに役立つ栄養素といえます。
ナイアシン
続いてご紹介するえのきの栄養素は「ナイアシン」というビタミンの一種です。えのきの栄養素の特徴はビタミン類ですが、このナイアシンも豊富に含まれています。ナイアシンという栄養素は体の中でエネルギーを作り出すのに必要な酵素を補助する働きがあると言われています。
えのきの栄養素の一つであるナイアシンは、脂質やアミノ酸の代謝に大きくかかわる必要不可欠な栄養素です。えのきに含まれるナイアシンという栄養素は、えのきのビタミン類の中でも最も多く含まれていますので積極的に食べることをおすすめします。
えのきにあるナイアシンは熱や光などで壊れにくいため、調理や保存に適している栄養素といえます。しかし水に溶けやすいですので調理の仕方を工夫する必要があるでしょう。
GABA
次に挙げるえのきの栄養素は「GABA」です。GABAは「リラックスをもたらす成分」として知られており、人間の体にも存在する天然のアミノ酸の一種です。えのきはこの栄養素が多いことで知られています。GABAという栄養素は副交感神経を活性化する栄養素です。
毎日ストレスの多い生活をしていると交感神経が優位に働き神経が高ぶった状態になってしまいます。そのような中でGABAは神経をリラックスさせ血圧を正常値にさせる働きがある栄養素と言われています。えのきにはこの栄養素が豊富に含まれているのです。
えのきの栄養を逃さないおすすめの食べ方
えのきは必要な栄養素がたっぷりと含まれた優れた食品であることが分かりましたが、えのきの栄養を逃さないように摂り入れるための良い方法はあるのでしょうか。えのきの栄養に関してちょっとした知識があるだけで、余すところなく摂り入れることができます。
えのきは洗わない
まずえのきの栄養の一つであるビタミン類は水に溶けやすいという性質があります。そのためえのきを使う際に洗ってしまうと必要な栄養素も流れてしまうことになります。えのきは厳しい安全基準に基づいて栽培されていますので、洗う必要はないでしょう。
キッチンペーパーや布巾できれいにふき取る
もしえのきの汚れやおがくずのようなものが気になる方はキッチンペーパーや布巾を少し湿らせてからふき取ると良いでしょう。また石づきをきれいに切り落とせば、汚れもさほど気にならなくなります。
煮汁やスープは残さない
ヘルシーで栄養素がきのこの中ではトップクラスのえのきですが、生で食べることはできない事を覚えておきましょう。えのきに含まれるフラムトキシンという成分は赤血球を壊してしまう成分で、生食すると中毒症状を引き起こすことがありますので必ず加熱してください。
えのきは火が通りやすい食材ですので、少しの加熱で危険はなくなります。えのきを加熱する際に気をつけたい点として、えのきのビタミン類が水に溶けやすい性質を持っているという点です。そのためえのきを調理する際には煮汁やスープごと頂けるような調理がおすすめです。
えのきの栄養を余すところなく取り入れるには、水に溶けだした栄養もすべて食べることができるレシピにすると効果的です。是非えのきの栄養を逃すことなく全て取り入れるようにしましょう。
えのきの栄養を余さず摂れる簡単レシピ
それではえのきの栄養を余すことなく食するための簡単でおいしいおすすめレシピをご紹介します。えのきは先程も述べたように生食はできませんが、火が通りやすく中毒症状を引き起こす成分は少しの加熱で安全になります。
ここではえのきの栄養をギュッと閉じ込めたおいしいレシピをご紹介します。えのきの旨味や食感を生かすための簡単でおいしいレシピです。スーパーで手軽に手に取ることができる食材ですので、毎日の食卓を彩るのに是非おすすめです。
えのきたっぷり!きのこのホイル焼き
はじめにご紹介するえのきを使った簡単でおいしいレシピは「きのこのホイル焼き」です。きのこ類は一年を通じてスーパーで手に入れることが可能ですが、やはりきのこの旬である秋にはたっぷりと食べたいものです。えのきを含め美味しいきのこを堪能できるレシピです。
まずえのきなどお好きなきのこを数種類準備しましょう。きのこの種類が多くなるとおいしいきのこをたっぷりと味わうことができ栄養もより多く摂り入れることができるでしょう。きのこは一人分で150gくらいになるように準備してください。
えのきやシイタケは石づきを取り除き食べやすい大きさに割いておきます。包丁を使わず手で割くようにするのがおすすめです。えのきは少し固まりを残すようにほぐしてください。アルミホイルを広げ中央にきのこを置きます。塩をひとつまみ振りかけてバターを乗せます。
アルミホイルを上手に折りたたみ中央の口を閉じるように包みます。きのこは火を通すとカサが減りますので少し隙間が空いていても大丈夫です。フライパンに並べ蓋をして中火で3分程焼き、その後弱火にして5分程焼きます。火が通ったか確かめ取り出します。
スダチやレモンを添え、お皿にのせます。しょうゆをかけて熱々を頂きましょう。えのきや舞茸などそれぞれの食感と香りを楽しむことができるおいしい一品です。
栄養をごっそり吸収!えのきと油揚げの味噌汁
続いてご紹介する簡単でおいしいえのきレシピは「えのきと油揚げの味噌汁」です。えのきの旨味と食感、油揚げの美味しさを堪能することができる一品です。まずえのきは根元を切り落とし半分の長さに切っておきます。
油揚げはキッチンペーパーで軽く油をふき取り、1cm幅の食べやすい大きさに切ります。鍋に水と和風だしを入れ煮立たせます。えのき、油揚げの順に加え約1分煮ます。火を止めて味噌を溶き入れ、再度中火で沸騰直前まで加熱し火から下ろします。
いつもの味噌汁に少しアレンジしたい時には、白すりごまや白練りごまを加えるのもおすすめです。えのきの栄養を逃すことなく簡単でおいしい味噌汁を楽しむことができるでしょう。
えのきは栄養たっぷりでおいしい万能食材!
えのきの栄養についての詳しいご紹介はいかがでしたでしょうか。えのきは体に必要な栄養満点の最高の食材です。安い値段で手に入る食品の一つですので毎日のヘルシーライフに役立つことでしょう。是非えのきの栄養を逃すことなく簡単でおいしい一品を作ってみてください。