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杵築城を訪れたら、是非お城だけでなく周辺の城下町の風景等を散策してみてください。古い町並みの杵築市は、散策をするだけでも風情のある景色を楽しむことができますが、近くには人気の観光スポットもたくさんあります。
杵築城を訪れた際に、一緒に立ち寄り・散策することができる観光客に人気の観光スポットを2か所紹介してきます。
北台にある武家屋敷
1つ目の散策におすすめの観光スポットは、上級武士の屋敷が建ち並ぶ北台武家屋敷通りです。武家屋敷通りの中にはひときわ目を引く大きな屋敷が多くあります。
広い敷地に構えた見事な茅葺屋根の屋敷が数多く残されており、広い間口の玄関・畳の縁にまで紋を入れるなどの格式をうかがわせる凝った造作が随所に見ることができます。散策をしながら、広い敷地に建つ屋敷を見学してみてはいかがでしょうか。
杵築ふるさと産業館
杵築の特産品やお土産を買うのなら杵築ふるさと産業館がおすすめです。銘菓や杵築特産のみかん・お茶・地酒・杵築ブランド認定食品など幅広く取り揃えてあります。
杵築ふるさと産業館には、旬の食材を利用したレストランや喫茶店もありますので、ランチや散策途中などの休憩中に立ち寄ることができます。
営業時間は、9:00から17:30となり定休日は年末年始の12月31日から1月2日です。ただし、台風などにより臨時休館となる場合もありますので、ご注意ください。
住所 | 大分県杵築市杵築665-172 |
電話番号 | 0978-62-2000 |
杵築城のある町は日本唯一の「サンドイッチ型城下町」
杵築市の城下町は、日本で唯一の「サンドイッチ型城下町」です。サンドイッチ城下町とは、杵築城を中心として南北の高台に武家屋敷が連なっており、その谷間に商人の町が作られた城下町のことです。
杵築城の城下町は、徒歩で歩いて散策できるほどの小さい町並ですが、当時の人々の暮らしや職業などの雰囲気を感じる取ることができます。
杵築城を見た後に行きたい!「散策スポット」
続いては、杵築城を訪れた際に是非散策をしてほしスポットを紹介していきます。小さい城下町であるため、1日で十分楽しめる散策スポットがたくさんあります。
商人の町
商人の町の1つ目の散策スポットは、坂道の多い杵築の城下町の中で、もっとも美しいと言われるのが北台へと上る「酢屋の坂」です。
坂の上りに差し掛かるところには、明治33年に創業した「綾部味噌」の店舗があります。18世紀中頃に建てられた綾部味噌の建物は、市の指定有形文化財になっています。
綾部味噌は、江戸情緒の残る店の佇まいだけでなく、味噌も創業から変わらず手作業による天然醸造を行っています。
素材にもこだわり、県内産大豆・国産の米・九州産の大麦を使用しており、地下の天然水で仕込んで昔ながらの味を守り続けています。木樽で1年以上熟成させた赤味噌は、大豆の香りがひと際濃厚となっており人気が高いです。
商人の町で他におすすめのスポットは、「さつき衆楽観」です。商人の町には、以前大衆演劇の舞台がありました。笑いや涙・感動の喝采に溢れていた芝居小屋であり、貿易で栄えていた杵築の城下町では人気の劇団が次々に舞台に立ち人々を魅了していました。
明治時代に入ると芝居や歌舞伎小屋として衆楽観が誕生しました。時代の変動により昭和28年に閉館となりましたが有志による再建活動の結果56年ぶりに「さつき衆楽観」として復活しています。