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徳島城とは?
徳島城は日本100名城や日本歴史公園100選にも選ばれているお城で、四国を流れる吉野川の河口にある標高61.7mの渭山(いのやま)に築かれています。徳島城は平山城(ひらやまじろ)と呼ばれる形状をしています。平山城とは、平野の中にある山の丘陸などに築かれたお城のことです。
元々は、渭山城と呼ばれ、1358年に細川頼之がお城を築いたのが始まりとされているそうです。徳島を旅行する際は、観光の1つとして寄ってみたいと思う方が多い徳島城は、石垣や庭園、春には桜など見どころ満載でおすすめです。
また、お城めぐりだけではなく、徳島に旅行に来た際は周辺の観光スポットや徳島の美味しいグルメ、ゆっくりとくつろぐことができる宿泊施設など充実していて、おすすめです。今回は、徳島城をご紹介しつつ、旅のおすすめもご紹介していきますので、最後までご覧ください。
徳島城の歴史
徳島城の歴史には、魅力があります。城跡は、国指定の史跡で、表御殿庭園は名勝にもなりました。阿波青石で作られている石垣はとても有名で、石垣だけを見るために訪れる観光客も多いようです。そのくらい徳島城には魅力がたくさんあります。そんな徳島城の歴史に触れてみましょう。お城が好きな方や歴史に興味がある方など必見です。
蜂須賀家政によって築城
城山という山に築かれた山城とその周辺の平城からなっている徳島城は、連郭式の平山城となっています。1585年(天正13年)に豊臣秀吉の四国攻めに戦功のあった蜂須賀正勝(蜂須賀小六)の子供の蜂須賀家政に阿波1国18万6000石を与えられることになったそうです。そして、蜂須賀家政により、築城されました。
1586年に完成
蜂須賀家政は、初めは徳島市の西部に位置していた一宮城に入城したそうですが、すぐに現在の徳島城の場所に大規模な平山城の築城をはじめて、1586年(天正14年)に完成したといわれています。
空襲により焼失
鷲の門の名の由来を少しご紹介します。門を建設するにあたって、徳川幕府から許可を得やすくするために、「鷲の飼養所」として届け出たことから、その名があると伝えられています。しかし、真相は定かではないそうです。
そんな鷲の門は、1873年(明治6年)の廃城令によって、鷲の門以外のすべての建造物が撤去されました。その鷲の門も1945年(昭和20年)7月4日第二次世界大戦の徳島大空襲で焼失してしまいました。
復元
1989年(平成元年)に徳島市市制100周年を記念して、徳島市出身の学校経営者の吉井ツルヱ氏の寄付によって、現在の門である「新鷲の門」が復元されました。1988年(昭和63年)12月27日に復元が開始され、1989年(平成元年)9月15日に完成しています。
薬医門形式の門となっていて、門本体の大きさは旧鷲の門と変わらないですが、門本体の左右に伸びる小屋は少し短くなっているようです。また、道路の位置も変わったことで、門の位置も当時と少し違っているといわれています。
徳島城のおすすめな見どころ
徳島城には、おすすめの見どころがたくさんあります。徳島に旅行にきた際に、おすすめの見どころをめぐるのも楽しいでしょう。徳島城は、平山城であり、当時は天守閣や御殿、複数の櫓(やぐら)もある大規模なお城の1つとして有名です。現在は、その中の数点が復元されていて、観光の見どころとなっています。あちこち巡ってみるのがおすすめです。
立派な石垣
徳島城の西ルートから本丸を目指すと、最後の桝形虎口を形成する弓櫓があります。その弓櫓石垣が立派な作りになっています。注目すべき点は、石の積み方です。麓の石垣は、板状に割れやすく、青石の性質にも負けないように加工したり、栗石(隙間を埋めるための石)を使用することで、極力隙間をなくしています。
山上の石垣の多くは、自然石のままに積み上げた野面積みになっているようです。時間の経過や苔などの植物が青石の魅力をより一層引き立ててくれています。これが古風な味わいと言えるのでしょうか。それぞれの青石の表情がよく分かり、庭園のそれとは違う一味違う青石の石垣に魅了されることでしょう。
旧徳島城表御殿庭園
旧徳島城表御殿庭園(千秋閣表御殿庭園)は、枯山水、築山泉水を組み合わせて約1.5haの桃山様式を伝える庭園となっています。戦国武将であり、茶人としても有名な上田宗筒が作庭者だといわれています。荒々しい力強さとはたまた緊張感のある静寂感をあわせ持っていて、とても美しい庭園です。
阿波特産の大きな青石やその当時の戦国大名が好んだソテツが綺麗に配置されているのも味わい深いです。また、約10mの大きな石橋は、蜂須賀至鎮(初代藩主)が踏み割ったとされています。庭園だけであれば、50円で入園できるのもうれしいポイントです。徳島旅行に来たらおすすめです。
本丸跡
標高61mの城山山頂にある徳島城の本丸は、天守は東二の丸に築かれていたために、この本丸には詰所や櫓がありました。今現在は、何も残ってはいませんが広さは実感できるでしょう。また、現地には案内板が設置されているので、徳島城の本丸について学ぶことができます。深く知りたい方は、徳島城の本丸跡に行ってみてはいかがでしょうか。
鷲の門
さきほどもご説明しましたが、1875年(明治8年)に徳島城を取り壊された時は、鷲の門のみが記念として残されましたが、1945年(昭和20年)に7月4日に焼失してしまいました。しかし、1989年9月15日に復元されて完成となり、「新鷲の門」が誕生しました。鷲の門は、徳島城の南東に位置しています。
建築当時に「鷲を飼う建物」と申請したために、このような「鷲の門」と名付けられたともいわれています。現在は、鷲の門は常に開いていて、だれでも自由に通り抜けることができます。日が沈むころから22時頃までは、夜間もライトアップされていて、幻想的な姿を見ることができます。大きく立派な鷲の門は1度は見てみたいと思わせてくれる門です。
舌石
徳島城には、珍しい屏風折塀(びょうぶおれべい)の支柱石があります。その名前を「舌石」というそうです。屏風折塀は塀の一部を屏風のように折り曲げ、堀川の方向に突き出せたものになります。
この折塀に鉄砲や矢を撃つための穴をあけることで、正面だけでなく側面方向も攻撃することができます。城の防御力をあげてくれるので、舌石はとても素晴らしいです。徳島城の旧寺島川沿いには、約32m感覚で6個の舌石が残されていて、貴重です。
徳島城の四季折々の楽しみ方
徳島城には、四季折々のおすすめの見どころがあり、楽しめます。徳島に旅行に来た際は、ぜひ訪れたいと思う方が多いほど、それぞれの四季の徳島城はキレイで、幻想的な雰囲気があります。また、桜の名所として有名で、すごく美しいので、春の桜が咲くころは他県からの観光客も多いようです。それでは、詳しく四季別に咲くお花などをご紹介していきましょう。
春は桜
春といったら、桜です。そんな桜は徳島中央公園では名所として有名なスポットになっています。約250本もの桜の木があって、まさに桜の名所です。春には見事な桜の花を咲かせてくれて、おすすめの見どころです。
また、夜にはライトアップされるので、昼間とは違った雰囲気の桜を見ることができます。夜の桜は、情緒あふれていて、しっとりと咲いているように感じ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。桜の見ごろの時期になると、桜を一目見ようと大勢の花見客でにぎわいます。
夏は菖蒲
夏には、菖蒲が咲きます。暖かくなると菖蒲園でいっぱいになります。菖蒲もさまざまな種類があって、紫や青などの色合いもとても綺麗です。大人のイメージがある色合いで、その場にいるだけで、いい香りがします。思わずSNSに乗せたくなるような美しさがある菖蒲はおすすめです。
秋はバラ
秋は、バラ園が誕生します。約330平方メートルもある花壇に、綺麗で見ていて癒されるバラが咲き誇ります。美しいバラ園には、約44種類もあり、約500本のバラが咲きます。赤やピンク、黄色、白など色とりどりのさまざまなバラを咲かせてくれます。見ているだけで、心躍る美しさです。
そこにいるだけで、バラのいい香りが漂い、家族はもちろん、特にカップルに人気のスポットでもあります。バラの見ごろの時期は、年に2回あり、5月中旬から6月初旬頃と10月上旬から下旬頃となっています。多くの方が訪れるほど人気で、楽しめるスポットです。お花に癒されたい方におすすめとなっています。
冬は雪景色
冬は、一面雪で覆われて、綺麗な雪景色に早変わりします。気温が寒くても、雪景色を見たさに観光する方も多いようです。雪は神秘的な力をもっていて、見慣れた景色さえも一変させてくれます。
昼間に見る雪景色も最高ですが、夜に見る雪景色もまた、異世界に迷い込んでしまったかのような感覚にさせてくれます。思わず、写真を撮りたくなるほど美しく、普段は見ることができない幻想的な景色を見られるのでとても楽しめます。家族連れやお友達と一緒に行くのも十分楽しめますが、カップルで訪れるとより、楽しめるでしょう。
徳島城周辺の観光スポット
徳島に旅行に来たら、徳島城の石垣や庭園をめぐりながら、徳島城周辺のスポットをめぐるのもおすすめです。徳島城周辺にもさまざまな見どころがあり、楽しむことができます。それではいくつかご紹介していきましょう。徳島城に旅行を考えている方は、参考にしてプランに取り入れてみてはいかがでしょうか。
井戸寺
まず、最初の徳島城周辺のおすすめ観光スポットは、「井戸寺」です。673年に創建されたといわれている寺院です。本尊の七仏薬師如来(しちぶつやくしにょらい)は聖徳太子が、日光菩薩(にっこうぼさつ)と月光菩薩(がっこうぼさつ)は行基が作ったそうです。由緒漂うお寺で、四国八十八箇所霊場の第十七番札所でもあります。
そんな「井戸寺」での最大の見どころは、「面影の井戸」です。伝説の井戸として有名で、弘法大使が掘ったとされています。井戸を覗き込んで、自分の姿が映ると無病息災、映らなければ3年以内に災いに注意が必要といわれています。
住所 | 徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80-1 |
電話番号 | 088-642-1324 |
眉山公園
次の徳島城周辺のおすすめ観光スポットは、「眉山公園」です。徳島城がある城山とともに、徳島市の緑あふれる観光スポットとして人気を集めているのが「眉山公園」なのです。美しい地なので、万葉集にも歌われるほどです。
眉山の頂上からは、市街地や瀬戸内海、阿讃山脈、紀州の山々を望めるのも素敵なポイントです。また、山頂のシンボルゾーン地区は、花などの展望広場や野鳥観察園路なども整備されています。そのため、散歩するのに最適となっています。ゆったりと過ごしたいと思う方は、「眉山公園」でのんびり散策してみてはいかがでしょうか。
住所 | 徳島県徳島市眉山町 |
電話番号 | 088-621-5295 |
阿波おどり会館
最後の徳島城周辺のおすすめ観光スポットは、「阿波踊り会館」です。徳島城が完成した際に、蜂須賀家政が城下に「好きに踊れ」と、城下に告げたことから阿波踊りは始まったとされています。
阿波踊り会館では、歴史や文化を学ぶことができるミュージアムや女子旅の徳島のお土産を購入することができるショップ、阿波踊りの公演が行われているホール、体験型イベントやワークショップが行われるメディアスクエアなどがあり、さまざまエリアがあるので、行ってみたい所にすぐに行けて、楽しむことができます。
住所 | 徳島県徳島市新町橋2-20 |
電話番号 | 088-611-1611 |
四国を旅するなら徳島城へ!
阿波青石で作られた石垣が印象的な徳島城は、庭園や鷲の門、桜の名所やバラ園など見どころが満載で、歴史を感じることができる場所です。また、徳島城周辺の観光スポットもおすすめばかりで、徳島城周辺のスポットで、時間が過ぎてしまうくらい楽しいものばかりです。
徳島城博物館もあり、徳島城についてのものがたくさん展示されています、そのため、徳島城の基本を学ぶことができます。子供の自由研究にもおすすめされています。徳島に観光に来た際は、ぜひ行ってみたいと思わせてくれる観光スポットばかりです。まだ、見たことがない方は徳島城の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。満足すること間違いなしの徳島城です。