鳳凰古城は中国で人気の観光スポット!行き方や美しい街を満喫するプランは?

鳳凰古城は中国で人気の観光スポット!行き方や美しい街を満喫するプランは?

中国は人気の観光地として、毎年多くの観光客が訪れます。その中でも、中国の湖南省にある「鳳凰古城」は中国一美しいと言われる街です。また鳳凰古城には、美しい外観やおすすめのグルメなど、魅力溢れるものばかりです。今回は、そんな中国の観光地「鳳凰古城」をご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.中国の鳳凰古城とは?
    2. 2.鳳凰古城のある湘西自治州・鳳凰県とはどんな所?
    3. 3.鳳凰古城への行き方
    4. 4.鳳凰古城には入場料が必要?
    5. 5.鳳凰古城であると便利な旅行グッズ
    6. 6.鳳凰古城のおすすめ観光シーズンは?
    7. 7.鳳凰古城の魅力
    8. 8.鳳凰古城で情緒ある風景を楽しもう!

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    中国の鳳凰古城とは?

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    中国の人気観光地「鳳凰古城」は、中国の湖南省にある人気の観光地です。湖南省というのは、中国最長の川である長江の中下流に位置し、冬は寒く、夏は蒸し暑い、四季の気候や気温の変化が激しい街です。

    湖南省の特徴には、漢族、土家族、苗族、回族などをはじめ、多くの少数民族が、湖南省の人口を占めていることです。水稲生産が盛んで、中国の主要な米産地である湖南省は、近年では、ITやバイオテクノロジーなどの工業も急速に発展してきています。

    そんな湖南省にある「鳳凰古城」は、最近人気のある観光地で、国家歴史文化都市の1つです。清の康熙帝の時代に創建された歴史ある街として、「鳳凰古城」は、中国の歴史を知る上で重要です。

    また「鳳凰古城」は、中国の有名な小説「辺城」の作者である、沈従文の故郷としても知られています。中国で最も美しい小城と言われた、歴史ある貴重な街並みをそのまま残し、かつての中国の様子を今に伝えている、由緒ある観光地です。

    少数民族が暮らす街並みが楽しめる人気の観光スポット

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    鳳凰古城がおすすめの観光地として人気の理由は、なんと言っても少数民族の様子を肌で感じられる点です。湖南省で暮らす住民は、少数民族のミャオ族とトゥチャ族です。

    中国の少数民族として有名なミャオ族は、中国国内に約894万人存在し、中国の少数民族のなかで第4位の人口です。ミャオ族の特徴は、美しい刺繍や装飾が施された民族衣装と、辛味と酸味が強い味付けの料理です。

    一方、トゥチャ族は、ミャオ族と同様に人口が多く、中国国内に散っているトゥチャ族を合わせると、約800万人以上の人口を誇ります。トゥチャ族は漢民族の影響を多く受けており、農業が発達し、経済の発展が速く、文化教育も進んでいる、豊かな民族です。

    トゥチャ族も、美しい刺繍の施された民族衣装が有名です。カラフルで、美しい民族衣装は、海外からの観光客にも人気があり、少数民族の魅力は観光資源として注目を浴びています。

    鳳凰古城の近くには世界遺産・武陵源もあります

    鳳凰古城の近くには、世界遺産である「武陵源」もあります。ここには、映画『アバター』の「ハレルヤ山」のモデルとなった場所「袁家界」があり、1992年に世界遺産に登録されました。武陵源では、仙境と呼ぶにふさわしい大自然が広がります。

    武陵源の見どころと言えば、高さ200mを超える石柱が3000以上もそそり立っている奇観です。この石柱は3億8000万年前の海底が地殻変動により隆起し、誕生しました。

    また映画「アバター」の舞台となった場所「袁家界」には、高さ326mの世界一高い野外エレベーター「百龍エレベーター」があります。歩いて登ると2時間以上かかる距離をわずか1分というスピードで上がります。

    エレベーターに乗っている最中は武陵源を一望でき、到着すると目の前には、袁家界風景区がひろがり、「中国のグランドキャニオン」と称される景色が現れます。迫力満点の美しい景色は一見の価値があり、雲海に浮かぶ壮大な奇岩の森はまさに絶景です。

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    武陵源の歴史も古く、近年まで少数民族がひそかに隠れ住む辺境の地でした。人が立ち入れないほど険しい山岳地帯が幸いし、手つかずの大自然が今に残されています。

    氷河期を生き抜いた古代樹をはじめ3000種以上の植物や、絶滅危惧種を含む希少動物も多く生息し、人気の観光スポットとして海外のツアー観光客が多く訪れます。美しい絶景は見る人の心を満たします。

    鳳凰古城のある湘西自治州・鳳凰県とはどんな所?

    古き良き中国の古都といえば、湘西自治州・鳳凰県です。中国の内陸部に位置する鳳凰県は、あまり日本人観光客が行かない、隠れた観光スポットです。鳳凰県は、中央を流れる川をメインに、美しい街が広がっています。

    昔ながらの建築技法で建てられた家屋が並び、まるで映画に出てきそうな雰囲気です。古文化を楽しめる一方、ぼんやりした時間を過ごすのもおすすめです。

    鳳凰県は、中国の有名作家「沈従文」の故郷であり、清の時代、鳳凰県庁を置いたことにより、1913年誕生しました。鳳凰県では主に、稲穀、トウモロコシ等を生産し、オオサンショウウオも有名です。

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    現在は、村落建築や民俗風情、風景など、当時のまま伝わる景観を生かした観光業が盛んです。また2014年には、鳳凰古城地区全域が洪水により水に浸かり、住民が避難するという天災も起こりました。

    さらに「中国建国の父」と呼ばれる毛沢東主席も、湘西自治州の出身です。湖南大学には、高さ10メートルの毛沢東の立像があります。また、付近を流れる湘江にある橘洲公園には、青年時代の毛沢東を再現した高さ30メートルの頭部の像もあります。

    毛沢東の故郷として、海外からの観光客はもちろん、中国全土から多くの人が訪れます。湘西自治州・鳳凰県は、中国建国の歴史に欠かせない場所なのです。

    中国一美しい街並み

    鳳凰古城は、中国一美しい町並みとして人気の観光地です。日本人は、まだ年間数千人程度しか訪れず、この景色を見た方は少ないようです。古城と聞くと、寂れた雰囲気を思い浮かべますが、観光客が多く、世界遺産を目指している街でもあります。

    鳳凰古城は、古い街並みが特徴です、懐かしさも感じられる景色が広がる飽きない場所です。また昼は穏やかな街ですが、夜になるとライトアップされた絶景が楽しめるのも特徴です。

    夜の鳳凰古城の道には、商店がたくさん並び、若者たちの賑やかな声が響きます。穏やかでのんびりできる夜の鳳凰古城は、一人旅にぴったりです。

    鳳凰古城は少数民族の街

    美しい銀細工や文字を持たないミャオ族は、歌で民族の物語を伝え、刺繍で神々や生活を描いてきた、歴史ある民族です。繊細な刺繍が施された民族衣装をはじめとする、ミャオ族独自の文化は、世界中の観光客を魅了します。

    芸術的なセンスと、卓抜な技術で知られる民族衣装は、写真の通りカラフルで、お土産としても人気です。一方、トゥチャ族は、きらびやかな銀頭飾りが特徴の民族衣装をもちます。

    湖南省・鳳凰古城の少数民族は「小さな祭りは毎日ある」とされるほど伝統的祭礼が多く、この民族衣装を日常的に見ることが出来ます。

    鳳凰古城への行き方

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    次に、鳳凰古城への行き方を紹介します。鳳凰古城のある湖南省へ行く日本人は、まだ多くはありません。行き方はそれぞれですが、個人旅行で鳳凰古城に行くよりも、ツアーで行く方がおすすめです。

    というのも、日本から鳳凰古城付近の直行便はなく、初めて行く人には行き方は難しく感じられるからです。それでは早速、鳳凰古城まで行き方を見ていきましょう。

    1:世界遺産・武陵源とセットになった観光ツアー

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    一番のおすすめの行き方は、世界遺産・武陵源とセットになった観光ツアーです。中国の世界遺産の中で、人気急上昇中の武陵源と鳳凰古城は近く、この2カ所がツアーとしてセットに組まれることが多いです。

    漂っている霧と繋がっている山々に囲まれた石柱の景色が楽しめる武陵源は、鳳凰古城から、バスで4時間のところにあります。自然や広大な風景が好きな人や、古い町並みを堪能したい人には、武陵源と鳳凰古城のツアーがおすすめです。

    2:張家界荷花空港からバス

    張家界荷花空港からバスでの行き方もおすすめです。その行き方の場合は、日本からはまず張家界を目指します。日本からの直行便がないので、中国国内の上海や広州を経由して、張家界荷花空港へ入ります。

    張家界荷花空港からバスでの行き方もおすすめです。こちらの行き方の場合は、日本からはまず張家界を目指します。直行便がないので、中国国内の上海や広州を経由して、張家界荷花空港へ入ります。

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    鳳凰古城は張家界荷花空港から約200キロ、バスで約4時間の距離にあります。張家界荷花空港は武陵源への玄関口として有名です。また日本から湖南省へは行くには、中国の国内線を経由する行き方をはじめ、韓国の釜山、台湾の台北での乗り継ぎもスムーズです。

    様々な行き方の中で、中国の土地柄や雰囲気、文化を味わう旅行なら、個人で組む旅行がおすすめです。しかし、武陵源とのセットツアーでの行き方は最も安心して時間も有効に使える方法なので、ほとんどの観光客がツアーでの行き方を選択します。

    鳳凰古城には入場料が必要?

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    鳳凰古城では、中国の著名な作家「沈従文」の旧居のほか、朝陽宮、古城博物館、大成殿、万寿宮などが有名な観光スポットがあります。過去には「湖南省十大文化遺産」に選ばれたこともあるほど、魅力あふれる鳳凰古城の入場料について説明します。

    基本的には無料

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    鳳凰古城の入場料は基本的に無料です。ちなみに2013年4月から3年間は入場料がかかっていました。その頃は、古城風景区と南華山神鳳風景区をセットにし、来場者から148元の入場料を徴収していました。

    この有料問題に対して、鳳凰古城付近で暮らす人々から批判が多くあったそうです。入場料を設けたことにより旅行客が減り、商売への影響が大きいという意見が多かったからです。

    一部のエリアは個別に入場料が必要

    現在は基本的に無料で鳳凰古城を見学できますが、一部の観光スポットへの入場には、引き続き入場料を徴収する方針がとられています。つまり、観光スポットに入らなければ、無料で鳳凰古城エリア全体の観光を楽しむことができます。

    入場料が無料と言うこともあり、「中国で最も美しい町」と呼ばれる鳳凰古城には、毎年国内外から多くの観光客が訪れます。

    鳳凰古城であると便利な旅行グッズ

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    続いて、鳳凰古城であると便利な旅行グッズを紹介します。鳳凰古城に行くときだけではなく、海外旅行先で使えるものばかりで、バックパッカーや学生旅行に行く人には特におすすめです。

    トイレットペーパー

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    あると便利なものは、「トイレットペーパー」です。トイレットペーパーは、トイレに入ったときに使うのはもちろん、手の汚れを拭き取ったり、いざというときに大変便利です。

    ポケットティッシュよりも、トイレットパーパーをロールごと持ち歩くバックパッカーも多いです。鳳凰古城をはじめ、世界中のどこよりもトイレが美しいのは日本と言われています。トイレ事情が気になる人は、事前に調べてから行くのが良いでしょう。

    紙がない場合もある

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    鳳凰古城をはじめ、昔の建物が多い街や、世界遺産により景観が保護されている地区のトイレには、トイレットペーパーがない場合が多いです。

    日本のトイレ環境はかなり整っており、日本人の我々にとって、トイレットペーパーが備え付けてあり、自動で水が流れる環境は当たり前ですが、そうでない場所も多いのが事実です。

    そのためにも、トイレットペーパーは持ち歩くことをおすすめします。また、有料のトイレも多く、お金を徴収するための管理者が常駐しているところもあります。特に、途上国やヨーロッパの観光地は有料のトイレが多いので、小銭は常備しておきましょう。

    レインコートや防寒着

    Photo byStockSnap

    山間部にある鳳凰古城では、天候や気温の変化が激しいです。それに備えるために、レインコートや防寒着も用意しておくことをおすすめします。鳳凰古城付近では、春と夏は雨が多く、秋と冬は乾燥しているので、シーズンに合わせて対策が必要です。

    また冬に訪れる場合は、鳳凰古城をはじめ、湖南省はぐっと気温が下がり、雪もふるので、防寒具は必須です。またレインコートは、雨を防ぐ以外にも防風にも最適です。ぜひ、海外旅行の際はレインコートを持参してみてください。

    山間部にある為天候が変わりやすい

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    湖南省の中でも、気候の変化が最も著しく、三方を山に囲まれた山間地に鳳凰古城は位置します。そのため気温や天候が変わりやすいのが特徴です。特に朝晩は気温が低く、雨や霧の場合もあります。鳳凰古城に行く際は、体調管理には十分注意しましょう。

    鳳凰古城のおすすめ観光シーズンは?

    Photo byHans

    鳳凰古城のおすすめの観光シーズンは、4月から10月です。この時期は、中国全土において観光の一番良い時期と言われています。7月、8月は中国の夏休みになりますので、旅行代金も高くなります。

    冬場はとても寒くなるので観光には不向き

    一方、冬はかなり冷え込み、観光には不向きなシーズンです。冬には雪が降り、雪化粧の峰林は特別な趣があります。しかし、この時期の旅行はおすすめできません。雪が降り、地面が凍ることもあるので、道路も大変滑りやすくなります。

    雪の影響で道路が封鎖の可能性あり

    中国の冬といえば、雪は降る凍てつくような寒さをイメージできますが、鳳凰古城付近もかなり寒くなります。雪も多く降るので、周辺の道路が封鎖されることもしばしばあります。雪が降り積もり銀色に装う鳳凰古城も見物ですが、アクセスには注意が必要です。

    中国の連休になる2月の春節や10月の国慶節は混雑する

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    鳳凰古城は、中国国内で人気の観光地であるため、中国の連休にあたる2月の春節や10月の国慶節は、かなり混雑します。ちなみに春節とは、中華圏における旧暦の正月であり、旧正月とも呼ばれます。中華圏で最も重要とされる祝祭日で、現在の元旦よりも盛大に祝われます。

    一方、国慶節とは、毎年10月1日に祝われる中国の建国記念日です。1949年10月1日に毛沢東を主席に、天安門広場で中国の国旗が掲揚され、中華人民共和国の成立が正式に宣言されていたことに由来します。

    鳳凰古城の魅力

    早速、鳳凰古城の魅力に迫っていきます。鳳凰古城は多くの海外旅行客に人気の観光スポットですが、日本人の姿はあまり見られません。知る人ぞ知る穴場観光地「鳳凰古城」は、これからますます観光客が増えることが予想されます。

    1:歴史を感じる街並み

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    鳳凰古城に訪れた観光客が第一に感じるのは、「歴史を感じる街並み」です。300年以上も前に造られた街並が今もなお残っており、当時の様子を肌で感じられます。鳳凰古城は中世にタイムスリップしたかのような感覚に陥る、絶景スポットが広がります。

    中央を流れる沱江と、川沿いにある少数民族の伝統的な住居「吊脚楼」は、SNS映えする景色として人気の風景です。石畳が敷かれた路地や赤い提灯など、趣ある様子に心を奪われます。

    また、城内には清代に建てられた南華門城楼、北門城楼、東門城楼、阜城門城楼、南門城楼という5つの城門も残っています。北門城楼の下を流れる川に架かる、2人がやっと通れる木の橋は城門を出る唯一の通路だったところです。

    ノスタルジックな雰囲気にあふれている

    鳳凰古城は、ノスタルジックな雰囲気にあふれており、どの景色もフォトスポットにぴったりです。中国の都市部から離れた山の中にある鳳凰古城は、夜景にも風情が感じられます。

    当時のままの橋や住居がライトアップされ、川の水面が光り輝きます。また、吊脚楼の軒にも提灯が吊るされ、幻想的な風景を楽しむことが出来ます。独特な世界観に浸ることができる夜の鳳凰古城もおすすめです。

    2:2階建ての虹橋

    沱江の両岸を繋いでいる橋は、「虹橋」と呼ばれている人気の観光スポットです。虹橋には屋根があり、二階建ての住居のようにも見える古城のシンボル的建築物として、多くの観光客で賑わっています。

    3つのアーチがある石橋の上にある風雨楼という建物の中も、多くの人が観光し、風格ある中の姿も楽しむことが出来ます。虹橋の上部「風雨楼」の一階は、鳳凰特産品の生姜飴の店舗が多く並んでいます。また、刺繍された靴や民族衣装などのお土産店も軒を連ねています。

    二階は有料の休憩所になっており、疲れを癒やしに観光客が集まります。古城の風景を見渡すには絶好の場所で、沱江の両岸に連なる家々が一望できるおすすめの観光スポットです。

    川岸の風景である個性的な橋の数々

    川辺から見られる数々の個性的な橋も美しいです。街と街を結ぶ、いくつもの橋は、現在もここに住む少数民族のライフラインとしても使われています。また鳳凰古城では、城壁と川の間の狭い空間に家を建てるため、川の中に柱を立てて、居住空間を確保しています。

    その数え切れないほどの木の柱と、居住空間の一体は見事です。また「万名塔」という鳳凰の町の水害を防ぐ祈りのシンボルの塔もあります。この万名塔は一万人近くの人々がお金を出し合って建てた塔なので、その名前が付けられています。

    付近には「南方長城」があり、ミャオ族対策のために建造された史跡で、全長で380キロにも及ぶ大城壁です。この南方長城は1554年から1622年の明後期から清初期まで建設が続きました。

    かなり長いので全体を回るにはかなりの体力がいりますが、見所は、畑から中国農村の素晴らしい絶景が見れることです。「鳳凰の万里の長城」とも呼ばれる南方長城は、落ち着いて散策するのにぴったりです。

    3:沱江を小船で遊覧

    鳳凰古城にある川「沱江」は、中国の四川省東部を流れる大きな川です。その川が鳳凰古城の中央を流れ、古い街並みや軒をさらに風情あるものに見せます。街を散策するのもおすすめですが、沱江から鳳凰古城の様子を感じることが出来ます。

    沱江を小舟で下るツアーもあり、多くの観光客が参加しています。ちなみにその小舟は、「烏篷船」と呼ばれ、夜に魚が逃げないように船体が黒く塗られた当時のままの木船です。歴史ある吊脚楼を見ながら、小舟で遊覧するのは格別です。

    吊脚楼や虹橋を間近で楽しむことができる

    小舟には上船場で乗ることができ、虹橋や万名塔といったSNSに映えそうな写真スポットを回ります。小舟からみる吊脚楼や虹橋はまるで水墨画の世界であり、かなり間近で楽しむことができます。

    川辺には、少数民族ミャオ族の自治区があり、彼らの暮らしを垣間見ることもできるのもポイントです。また、沱江には橋以外にも、石を飛び飛びに置いた跳石もあり、昔の人たちがそうしたように今もその上を渡ることができます。

    また、吊脚楼や虹橋付近の露店では、鳳凰古城の伝統的お土産も多く販売されています。有名な物は、砂糖、生姜、ゴマ、茶油、水を練り込んで作った飴です。色が濃いほど辛い味になっています。

    中でも、生姜飴は最も有名なお土産です。「風邪など医者に掛かるまでの病気でもない」と、生姜湯を作って予防していました。しかし味が苦い生姜湯を、子どもがおやつ代わりに食べられるようにと、300年ほど前の清朝の頃に作ったのが生姜飴です。

    鳳凰古城で情緒ある風景を楽しもう!

    非日常的で水墨画の世界に入ったような中国の観光スポット「鳳凰古城」は、行ってみたいと思う方は多いのではないでしょか。鳳凰古城から少し離れた場所には民族文化展示センターもあり、観光地として急速に開発が進んでいる様子も感じられます。

    行き方は少し難しいですが、武陵源とのツアーなら歴史ある壮大な景色を同時に楽しむことができるのでおすすめです。鳳凰古城へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

    Me-chan
    ライター

    Me-chan

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