【四川料理】の特徴・魅力を総まとめ!辛くて美味しいおすすめ店もご紹介!

【四川料理】の特徴・魅力を総まとめ!辛くて美味しいおすすめ店もご紹介!

4大中華料理の1つ・四川料理は、辛いけれど美味しいのが特徴です。四川料理は香辛料をたっぷり使うのが特徴で、辛いだけでなく風味やコクもあります。そこで4大中華料理・四川料理の特徴や魅力を、美味しいおすすめ店や四川料理なのに辛くないメニューと併せてご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.中国四大料理のひとつ【四川料理】
  2. 2.四川料理の特徴やそのほかの中華料理との違い!
  3. 3.辛くてうまい!四川料理の代表的なメニュー!
  4. 4.四川料理には辛さ控えめのメニューもある!
  5. 5.おすすめ!本場の四川料理が食べられる人気店!
  6. 6.辛くて美味しい四川料理を味わおう!

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中国四大料理のひとつ【四川料理】

Photo by LingZhi(Suzuki)

広大な国土を持つ中国では、地方によって気候・食材・食習慣が違います。そのため中国発祥のレシピを「中華料理」といいますが、味付けやレシピは各地方によって違うのが中華料理の特徴です。そんな中華料理は区分の仕方も複数あります。

その中でも有名なのが、「八大中華料理(八大菜系)」と「四大中華料理(四大菜系)」です。日本で有名なのは四大中華料理で、山東料理、広東料理、四川料理、江蘇料理をいいます。

Photo byPexels

調理法の種類が多いのも中華料理の特徴です。油系と呼ばれる調理法だけでも「炒」「爆」「炸」「煎」などがあり、食材・味付けによってさらに種類が分かれます。

そのため四大中華料理だけでも膨大な数のメニューがあります。そんな中華料理を代表する料理の1つが「四川料理」です。

四川料理の特徴や美味しい人気店を紹介!

Photo bySponchia

地域によってさまざまな特徴がある中華料理ですが、そんな中華料理の中でも「激辛料理」に区分されるのが四川料理です。唐辛子をはじめとした刺激の強い香辛料をたっぷりと使って作られる四川料理は、口に入れた瞬間、しびれるほどの辛さに襲われることもあります。

とはいえ四川料理ではさまざまな特徴を持った香辛料をブレンドするので、単に辛いだけでなく辛さの中にコクや旨味があるのも特徴です。

そんな本場・四川料理を食べさせてくれる店は、全国各地にあります。四川料理専門店の中には、日本人が食べやすいようにアレンジしたレシピを提供する店も多いのです。ただしさまざまな香辛料を使った本場の四川料理を提供する専門店も、日本にはあります。

四川料理の特徴やそのほかの中華料理との違い!

Photo bychosang

四川料理は数ある中華料理の1つですが、その他の四川料理とは明らかに違う点があります。その違いこそが四川料理の特徴であり魅力です。

香辛料のきいた辛い料理が特徴の【四川料理】

Photo by JianEnYu

中華料理は日本人にも人気のメニューですが、中華料理の中でも四川料理は刺激的な辛味が味の特徴にあるメニューが多いため、香辛料が苦手な人には食べられないメニューも多いです。

とはいえ「四川料理=辛い料理」というのが定番ですから、「四川料理はスパイシーな中華料理」ともいえるでしょう。

四川料理には6つの辛味が存在する!

Photo by勇雨掠过

辛さが特徴にある四川料理ですが、辛みの元となるものは全部で6種類あり、それらを使い分けたりブレンドしたりすることで深みのある辛さを再現しています。

四川料理の辛みの元はマーラー、ジャンラー、フーラー、ザオラー、スアンラー、シェンラーの6種類です。とはいえカタカナ表記だけで味のイメージがつくのは、マーラー(麻辣)とスアンラー(酸辣)ぐらいでしょう。

ちなみに唐辛子特有の刺激がベースとなっているのがマーラー、シャンラー、フーラーで、辛さに酸味が加わるのがスアンラーとシェンラーです。なおザオラーは唐辛子・ニンニク・しょうがを発酵させた香辛料なので、独特の香りと辛さがほかの香辛料の特徴とは違います。

四川料理と他の中華料理の違いは?

Photo byNickyGirly

四川料理は四大中華料理および八大中華料理に数えられますが、その他の中華料理と比べると圧倒的にスパイスの使用率が高いです。

豆板醤やマーラーのように、しびれるような辛さが特徴の香辛料を多用するのも四川料理の特徴で、海産物を使った上海料理のように素材の味を活かした薄味の中華料理とは明らかに違います。

「辛さ控えめでも味が濃い」という点も、他の中華料理には見られない四川料理の特徴です。こうした四川料理の特徴は、夏は暑く冬は寒い四川の環境が影響しているといわれています。

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辛くてうまい!四川料理の代表的なメニュー!

Photo by INABA Tomoaki

刺激的な辛さが特徴の中華料理=四川料理ですから、中華系メニューで激辛に分類されるメニューはほぼ四川料理といえます。もっとも代表的な四川料理は麻婆豆腐です。

豆腐を使った中華料理は多数存在しますが、四川料理の麻婆豆腐は麻辣をたっぷり効かせた刺激的な辛さが特徴にあります。日本のラーメン店でも人気の激辛メニュー・担々麺も、四川料理の定番メニューです。

Photo by ysakaki

麻婆豆腐も担々麺も見た目で辛さがわかる典型的な四川料理ですが、香辛料の組み合わせやバランスによって味に違いが出ます。ちなみに野菜がたっぷり食べられると人気の回鍋肉も伝統的な四川料理ですが、日本で定番の回鍋肉と本場・四川の回鍋肉は見た目の印象が違います。

日本ではキャベツと豚肉をメイン食材にしますが、四川料理ではにんにくの葉を使用した辛味の強い炒め料理です。

日本の回鍋肉レシピは陳健民氏が日本人向けにアレンジしたレシピなので、食材が本場・四川とは違いますし、味も唐辛子の辛みより甜麺醤の甘みが強くなっています。

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四川料理には辛さ控えめのメニューもある!

Photo byfocusonpc

「四川料理=辛い」というイメージが強いのですが、四川料理メニューの中には辛い料理が苦手な人でも「美味しい」と絶賛するおすすめレシピがあります。四川料理の名物メニュー・麻婆豆腐のように、四川料理には豆腐をメイン食材にしたメニューが多いです。

そんな豆腐を使った四川料理の中に、「ジャーチャンドウフ(家常豆腐)」という辛くないメニューがあります。

ジャーチャンドウフも麻婆豆腐と同じように豆腐を炒める料理ですが、揚げ豆腐に肉や野菜を加えて炒めとろみをつけた辛くない四川料理なので、子供でも食べられます。

Photo by dreamcat115

栄養のバランスが良いですし白米との相性も良いので、日本でも学校給食メニューに出されるなど近年注目度が高まっている四川料理です。ちなみに本場・四川では揚げ豆腐を使用しますが、日本ではスーパーで手に入る厚揚げ豆腐でも代用できます。

夏バテで食欲がない時や、暑さで長時間台所に立っていたくないときにおすすめのバンバンジーも、実は四川料理の代表的なメニューです。蒸した鶏肉とたっぷりの野菜が食べられるので、サラダ感覚で食べられるところが魅力といえます。

Photo byFree-Photos

ところが辛くないバンバンジーはあくまでも日本オリジナルレシピで、本格的な四川料理では唐辛子を使った辛いバンバンジーが出てきます。

ただし日本では辛いバンバンジーのイメージがほとんどありません。ですから日本にある本格的な四川料理専門店では、唐辛子入りのバンバンジーのことを「四川風バンバンジー」または「唐辛子入り四川風バンバンジー」と表記していることが多いです。

Photo by ume-y

なおエビチリも辛くない四川料理メニューに挙げられますが、本格的な四川料理は非常に辛いです。日本で一般的なエビチリの味は陳健民氏が日本人向けにアレンジしたオリジナルレシピで、食材も本場・四川料理とは大きく違います。

日本のエビチリは生エビや冷凍むきエビを使用しますが、伝統的な四川料理のエビチリは干しエビを使用するので食感の違いも大きいです。とはいえ日本では辛くないエビチリの方が人気が高いので、「エビチリ=辛くない四川料理」とされます。

おすすめ!本場の四川料理が食べられる人気店!

中国料理の中でも辛い料理が多い四川料理は、もともと刺激の強い香辛料を使わない日本の和食とはまったく違った味です。

そのため辛い料理が苦手な日本人でも美味しく食べられるように改良された「四川風レシピ」を提供する店が多く、しびれるような辛い料理が食べられる本格的四川料理店を見つけるのが難しくなっています。

そんな中でも「辛いけど美味しい」といわれるおすすめの四川料理店があります。その1つが、山口・下関市にある「麻婆豆腐かん」です。

麻婆豆腐かんは、四川料理の代表的なメニュー・麻婆豆腐の専門店で、ディナーだけでなくランチも営業しています。麻辣特有のしびれるような辛味と香りが効いていますが、甜麺醤をやや濃いめにしているので、辛さだけでなく甘みも感じられるのが特徴です。

旨味たっぷりの豚ひき肉に柔らかい絹ごし豆腐を使用しているのが麻婆豆腐かんの特徴で、卓上にセットされている花山椒を加えるとさらに食欲が増します。

ディナータイムでは単品での注文が多いですが、ランチタイムはお得な定食スタイルで美味しい麻婆豆腐が食べられるところがおすすめです。

四川料理の名物メニュー・麻婆豆腐発祥の店も、おすすめ四川料理店の1つです。麻婆豆腐は四川料理の特徴である辛味が効いた豆腐料理ですが、そんな四川料理の麻婆豆腐レシピが誕生したのは、1862年に創業した中国・四川の食堂でした。

食堂があった地域は肉体労働者が多い地域で、それぞれが豆腐を持ち込み食堂で調理するのが定番スタイルでした。そんな労働者が多い地域の食堂で作られていた豆腐料理は、四川料理の特徴である香辛料の香り・風味・しびれる辛さが絶妙で、すぐに人気店になります。

その人気は四川だけにとどまらず中国全土にまで広がり、「四川料理=麻婆豆腐」といわれるまでになりました。

そんな麻婆豆腐発祥の店は1956年に中国の国有企業になり、名前も「陳麻婆豆腐」となります。そんな貴重な陳麻婆豆腐が唯一海外店舗として開業を認めたのが「日本」です。

2021年7月現在日本国内にある陳麻婆豆腐は、有明ガーデン店、大名古屋ビルディング店、ルクアイーレ大阪店、赤坂アークヒルズ店など10店舗あり、いずれの店舗でも四川料理名物・麻婆豆腐発祥店の味が楽しめます。

陳麻婆豆腐の名物メニューは屋号にもなっている「陳麻婆豆腐」ですが、他にも酸菜魚、水煮魚、唐辛子の効いた四川省のバンバンジーなどさまざまな四川料理メニューがあります。

陳麻婆豆腐で麻婆豆腐に並ぶ人気メニュー「よだれ鶏」も、美味しい四川料理の1つです。柔らかくてジューシーな鶏肉に、四川料理に欠かせない麻辣(辛い調味料)を効かせたピリ辛特製たれをたっぷりとかけています。

さっぱりとした鶏肉に絡んでくるピリ辛特製たれが絶品で、夏バテ気味で食欲がない時にも見るだけでよだれが出てくるおすすめのメニューです。

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辛くて美味しい四川料理を味わおう!

Photo by LingZhi(Suzuki)

代表的な中華料理・四川料理は、麻辣を使った辛い味が特徴の料理です。ただし四川料理が単に辛いだけの料理ではないのは、6種類の辛みを独自にブレンドした深みのある辛さがあるからでしょう。

辛さが特徴の四川料理ですが辛みのない四川料理もあるので、辛い物が苦手な人でも楽しめるところが本場・四川料理の魅力です。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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