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他にも、毎年夏に開催される「墨田川花火大会」は、江戸川区花火大会とならぶ東京の二大花火大会です。江戸幕府の8代将軍吉宗により「両国の川開き」として始まりました。江戸時代から始まり現在まで続いているとして、江戸・東京を代表する年中行事となっています。
両国の「江戸東京博物館」はどんな博物館?
江戸東京博物館は、東京都墨田区にある江戸・東京の歴史と文化の継承を目的とした文化施設です。外観は、高床式の倉をイメージしたユニークな造りとなっていて、観光客の目を楽しませてくれます。
江戸東京博物館の常設展は建物の5階・6階部分にあるのですが、これまたユニークな赤いエスカレーターで上に行くことができます。ベビーカーや車いすの方はエレベーターもあるのでご安心ください。
エスカレーターの両脇には、江戸から明治にかけてのレトロなイラストが書かれていて博物館に入る前から楽しい気分にさせてくれます。
江戸東京の文化を楽しく学べる博物館
江戸東京博物館は、6階が入口で5階が出口になっています。6階の入り口から館内に入ると、まず目に飛び込むのが実物大に再現された当時の日本橋です。日本橋は実際に渡ることが出来、5階と6階は吹き抜けとなっておるので上から下の階を眺めることが出来ます。
日本橋からは、下の階にある中村座という歌舞伎の劇場が見え、橋の上から中村座と一緒に写真を撮れます。
日本橋を渡った先からは、江戸ゾーンとなっていて、6階では精巧に作られた縮尺模型のジオラマで復元された大名屋敷や江戸城などを見学することができます。また、武家・町人・寺社などの居所を決めた町割りの様子を見ることができます。
江戸ゾーンは5階にもあり、江戸時代に庶民の多くが暮らしていた棟割長屋の実物大の模型が展示されています。当時の庶民がどのような暮らしをしていたのかを職業や衣食住についての資料、災害や病気などの資料を通して知ることが出来ます。
江戸時代の頃の長屋でのお産の様子を模型にしたものもあります。今は、病院で産むのが当たり前になっていますが、当時はお産婆さんという今でいう助産師さんが来て自宅で産むというのが普通でした。
他にも江戸の商業の紹介では、大阪と江戸を行き来していた菱垣廻船(ひがきかいせん)という定期船の模型や、江戸の代表的な呉服店である三井越後屋の店の縮尺模型があります。
江戸では、火事の発生が多かったことから、江戸時代の有名な明暦の大火の様子を描いた絵が展示されています。明暦の大火では江戸の3分の2が焼けてしまったといわれています。
江戸時代は、草双紙や錦絵といった刷り物が庶民の娯楽として人気を集めたことで、出版の文化が発展していきました。実物大の絵草紙屋の店の模型など、書物の制作から出版までが展示されています。
また実物大の神田明神の山車の模型や、6階の日本橋から見えた芝居小屋の「中村座」があり、助六という歌舞伎の舞台の模型など華やかな展示は見どころ満載です。