沖縄琉球ガラス村で伝統工芸を体験!定番の観光と手作りお土産も!

沖縄琉球ガラス村で伝統工芸を体験!定番の観光と手作りお土産も!

琉球ガラス村は、沖縄の人気観光地のひとつです。無料で職人の作業を見学できる「ガラス工房・職人」から、美術館やショップ、レストランまで、雨の日にも楽しめる施設が目白押しです。アウトレットショップもあるので、沖縄らしいお土産を追加で購入したい時にも見逃せません。

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記事の目次

  1. 1.沖縄の琉球ガラスとは?
  2. 2.沖縄琉球ガラスの歴史
  3. 3.沖縄の有名観光地・琉球ガラス村とは?
  4. 4.沖縄の琉球ガラス村で出来る事
  5. 5.相田みつを言葉の森
  6. 6.沖縄の琉球ガラス村で伝統工芸を体験しよう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

沖縄の琉球ガラスとは?

Photo byfujikanakama0

沖縄の琉球ガラスは、伝統工芸の紅型(びんがた)や、やちむんに並ぶ沖縄の特産品です。その歴史は浅く、戦後の沖縄で駐留していたアメリカ軍の使用済み色付きガラス瓶(コーラやビールなど)を再利用してガラス用品作りに利用していた事がきっかけになったと伝わっています。

Photo byadamtepl

沖縄琉球ガラスの特徴といえば、「気泡」デザインです。気泡は不純物がガラスと混ざる際に発生するもので、それもガラス瓶を再利用し始めた事が起因となっています。現在は技術と使用原料の進化により、不純物による気泡の発生ではなく、炭酸水素ナトリウムを使用した作成方法が採用されています。

沖縄琉球ガラスの特徴

Photo by OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)

沖縄琉球ガラスは「気泡」が印象的ですが、その他にも鮮やかな色合いや工法にも特徴があります。お土産ショップでも目を引く鮮やかな色は、3種類の原料に着色剤を加えて表現されており、オレンジ・茶・緑・水色・青・紫を基本色として、その他にも様々な色合いと濃淡を表現する事が可能です。

Photo by OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)

その成形法は「吹き」と「型押し」の2種類で、「吹き」は更に空中で膨らませる「宙吹き法」と型の中で膨らませる「型吹き法」が使い分けられています。「型吹き法」では柔らかいガラスを、凸凹・三角・四角などの型に入れて膨らませます。

沖縄琉球ガラスの歴史

Photo byaranoo

沖縄の吹きガラスは、明治時代に本土のガラス職人からもたらされたものと伝わっています。投薬瓶やほや(ランプカバー)などの用品を作る技術と、戦後に始まった廃瓶の再利用が合わさり始まった沖縄琉球ガラスは、1998年に伝統工芸品として認定されました。

沖縄の有名観光地・琉球ガラス村とは?

Photo bykadoyatakumi

沖縄旅行の大定番観光地となった「沖縄・琉球ガラス村」は本島の南部、糸満市にあります。最寄りには「ひめゆりの塔」があり、少し車を走らせれば「喜屋武岬」や「平和祈念公園」を訪れる事もできます。年中無休で、9:00〜18:00まで営業しています。(見学は17:30まで)沖縄は台風も多いので夏の時期は、電話で営業するか確認してから訪れましょう。

「沖縄・琉球ガラス村」は、県内最大級のガラス工房です。広大な施設内には「ガラス工房」「ガラスショップ」「アウトレットショップ」「琉球ガラス美術館」「相田みつを言葉の森」があります。お土産ショップも充実しています。入館料は無料なので、気軽に立ち寄れるところもポイントです。(体験コーナーは料金が必要です)

Photo byMichaelGaida

「沖縄・琉球ガラス村」は、その外観も見応えがあります。施設の外壁を彩るカラフルで美しいタイル画は圧巻です。色鮮やかなタイルは細かなところまで全て琉球ガラスを使用しており、こだわりの強さが現れています。観光記念に写真を撮るのにもぴったりです。

住所 沖縄県糸満市字福地169番地
電話番号 098-997-4784

沖縄の琉球ガラス村で出来る事

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施設内の「ガラス工房」「ガラスショップ」「アウトレットショップ」「琉球ガラス美術館」「相田みつを言葉の森」は、雨の日も安心の屋内施設です。工房や美術館も無料で見学できるなど、充実度の高い時間を過ごせる沖縄の観光地として人気です。

ガラス工房見学

Photo bymeineresterampe

「ガラス工房・職人」では、無料でガラス職人の作業風景を見学する事ができます。1300℃の窯を中央に構えた工房は、夏場の最低気温が40℃になるほどの過酷な環境です。そんな中で生まれていく美しいガラス作品と熟練職人の真剣な作業風景は迫力満点で、他の観光スポットではできない体験ができます。

琉球ガラス作り体験教室

Photo byrawpixel

「沖縄・琉球ガラス村」では職人の作業風景の見学だけでなく、ガラス作り体験もする事ができます。小学生以上の方(小学生未満は親の同伴が必要)を対象に、「吹きガラス」「アクセサリー」「フォトフレーム」「ジェルキャンドル」「色付け」の体験が可能です。お土産を自作できるのも楽しい観光の思い出になります。

吹きガラス作り

Photo byJoergelman

「ガラス工房・職人」にて、「型吹き」と「飲み口仕上げ作業」の体験が可能です。窯を使用した危険な作業はスタッフが行うので、お子さんも安全に体験する事ができます。実際に使用している工房で体験できるので、ガラス職人気分を味わえる1番人気の高い体験プログラムです。

Photo bysweetlouise

【体験行程】受付を済ませて説明を受けたら工房にて「でこぼこグラス作成」体験がスタートします。溶かしたガラスを先に巻きつけた吹き棹をスタッフから受け取り、型吹きを行います。ガラスを膨らませたら、グラスの口を仕上げる為にスタッフが窯で再加熱し、洋バシで口を広げて整える体験ができます。

完成したグラスは、除冷窯に入れてゆっくり冷やします。完成作品は体験日省く3日後に店舗で受け取れます。旅行期間中に再訪が難しい方や、滞在日数が短い方は宅配便で後日届けてもらう事もできます。

アクセサリー作り

Photo byRitaE

ファミリー層に人気な「アクセサリー作り」は、沖縄琉球ガラスのトップとビーズと紐を組み合わせてストラップ、もしくはネックレスを作る事ができます。見本があるので、アクセサリー作りが初めての方も安心です。家族や友人同士でお互いに作り合うなどしても楽しめます。

【体験行程】ストラップかネックレスのどちらを作成するのか決め、ガラスのトップパーツとヒモの色を選びます。様々なビーズの中から好きなものをチョイスし、見本を見ながらヒモに通していきます。完成したらスタッフが仕上げの作業をして、体験終了です。アクセサリーはそのまま持って帰る事ができます。

フォトフレーム作り

Photo byrawpixel

「フォトフレーム作り」では、木製フレームに沖縄琉球ガラスのカケラを貼り付けてオリジナルのフォトフレームを作成する事ができます。ガラスの他にも、用意されてる貝殻が使用できるので、作業に没頭して楽しむ方が多いそうです。作成の自由度も高いのがポイントです。

【体験行程】作成するフレームの方向を決めます。(縦か横)ガラスのカケラや海を感じる貝殻、ヒトデといったパーツを自由に配置し、フレームにボンドで貼り付けます。全て貼り終わったら完成です。作成したフレームはそのまま持ち帰る事ができますが、ボンドが完全に乾くまでは注意して取り扱う必要があります。平らな場所で保管しましょう。

キャンドル作り

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

「ジェルキャンドル作り」では、ガラス容器に色砂やガラスパーツを配置してオリジナルのキャンドルを作成できます。プレゼントにも最適です。透明のジェルを流し込んで完成させるので、色砂やパーツの鮮やかな色合いひとつひとつを存分に楽しめるキャンドルが作成できます。

Photo byshell_ghostcage

【体験行程】ガラス容器を選びます。中にキャンドルを入れるので、作りたいイメージに近いものをチョイスしましょう。キャンドルの芯を固定します。観賞用の方は芯なしで作成可能です。容器の中に、色砂で層ができるように重ねて入れていきます。貝殻やガラスのパーツを選んで自由に配置したら体験作業は終了です。

キャンドルのガラス容器に、スタッフが透明なジェルを流し込みます。水につけて30分ほど冷やし、ジェルが冷めたら完成です。キャンドルは配送できないので、箱に入れて倒さないように持ち帰ります。(体験で使用するパーツは別途料金がかかります)

色付け

フリー写真素材ぱくたそ

「色付け」の体験では、沖縄のシンボルとも言うべき守り神のシーサーに色付けする事ができます。用意されたシーサーの中からお好みのものを選び、好きな色・柄を自由に着色できるので、お子さんからご年配の方まで幅広い層に人気のある体験プログラムです。

【体験行程】好きなシーサーを選んで絵の具で着色していきます。ベースからはじめ、乾いたら塗るを繰り返して模様や細部を自由に塗ります。絵の具が乾いたら完成です。シーサーの種類によって作業の所用時間は異なります。体験の最終受付時間が他の体験よりも早いので、注意が必要です。(最終受付16:00)

じゃんがらやでお土産ショッピング

Photo by Akamera Photo

「じゃんがらや」は「沖縄・琉球ガラス村」にあるショップで、琉球ガラスのアウトレット品を取り扱っています。生産中止商品や試作商品などを扱っているため不良品という括りにはなっていますが、日常使用には全く問題ありません。比較的お手頃な価格で購入できるので、自宅のお土産用にショッピングされる方も多いそうです。

Photo bybhr2al

沖縄琉球ガラスのアウトレット商品には、赤と青 、2種類のマークシールが貼り付けられています。これは、「100% HAND MADE」の証明であり、色別で意味合いが異なります。赤は「沖縄・琉球ガラス村」「森のガラス館」で製造された商品で、青はベトナムにある「ベトナム琉球文化工芸村」で製造された商品です。(製造過程・技術は沖縄と同じ)

Photo by sayo-tsu

施設内には、直売の「ガラスショップ」もあります。ひとつひとつ丁寧に手づくりされた沖縄琉球ガラスはどれも美しく、次々と目移りしてしまうほど沢山の商品が販売されています。その他にも民芸品やお菓子といった沖縄土産も取り揃えており、送料一律1500円で全国に発送できるので心置きなくショッピングを楽しめます。

「じゃんがらや」で取り扱っているアウトレット商品同様、直売の「ガラスショップ」で販売している商品にも「100% HAND MADE」のマークが付いています。赤と青の配色ではないので、アウトレット商品とも簡単に見分けがつくようになっています。

Photo bydp792

「ガラスショップ」の魅力はそれだけではありません。店内のエントランスホールでは、大迫力の琉球ガラスドームを見る事ができます。約半年かけて制作されたドームは、沖縄の美しい太陽をモチーフとしています。板ガラス2233枚、総重量16トンともなる圧巻の天井は必見です。

Photo by Akamera Photo

メインゲートのすぐそばにある「福地商店(ふくじしょうてん)」は、沖縄琉球ガラス商品だけでなく糸満や離島の美味しいもの、雑貨からアパレルまで幅広いラインナップを取り揃えています。「福地商店」オリジナルTシャツや前掛け、ドレッシングなどもあります。

最新入荷商品の情報はFacebookでチェックできます。ゆきねの陶遊び舎や虹亀商店、海猫商店のものも取り扱っており、ユニークな商品も多いのでお土産を他で買い尽くしたという方にもおすすめです。

Photo byEngin_Akyurt

「福地商店」にはレトロな雰囲気が可愛い屋台風カフェも併設されています。沖縄産フルーツなどの材料を活かしたドリンクメニューが目を引きます。コールドドリンクは、沖縄琉球ガラスの容器をセットにした持ち帰り可能メニューもあります。

珈琲メニューも充実しているので、珈琲好きにもおすすめです。珈琲豆も販売されており、人気商品なんだそうです。「イトマンジェロ」「イトマウンテン」といったユニークなネーミングの「福地商店」オリジナルブレンドなので、お土産としてもGOODです。

小腹が空いた時は、ホットサンドがおすすめです。食事系とデザート系があり、種類も豊富で沖縄の食材もふんだんに使用されています。「沖縄・琉球ガラス村」は入場無料なので、カフェ目的で立ち寄る方もいるそうです。

琉球ガラス美術館鑑賞

Photo byepicantus

工房で体験を楽しんだ後は、「琉球ガラス美術館」でゆっくりとアートな琉球ガラス作品を楽しんでみてはいかがでしょうか?館内では常設展もあり、公募展に出品された作品をはじめ、職人の技が光るアート作品をじっくりと楽しむ事ができます。販売も行っているので、お土産にもおすすめです。

相田みつを言葉の森

Photo by n.kondo

「相田みつを言葉の森」では、書家であり詩人である相田みつをと琉球ガラスのコラボレーション作品を見る事ができます。相田みつをの力強く心に響く言葉と美しく鮮やかな琉球ガラスの対比がとても美しいそうです。こちらの作品は琉球瑠璃工房が作成しており、こちらでも販売が行われているのでお土産におすすめです。

琉球ガラスの商品はオンラインショップでも購入可能ですが、「相田みつを言葉の森」で販売されている、相田みつを商品は購入できませんので注意が必要です。

沖縄琉球ガラスと相田みつをのコラボを楽しむ!

Photo by ot0rip604

相田みつをと琉球ガラスのコラボレーションの販売商品を購入すれば、沖縄旅行から帰ってきた後も観光の思い出に浸る事ができます。「彫板」や「文鎮」、「ランデブーグラス」などがラインナップされており、個人のお土産の他、贈り物や返礼品として購入する方もいるそうです。

沖縄の琉球ガラス村で伝統工芸を体験しよう!

Photo by OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)

沖縄の人気観光地「沖縄・琉球ガラス村」をご紹介しました。名前は聞いた事があるものの、どのような観光スポットなのか知らなかった、という方も概ね把握できたのではないでしょうか?沖縄・琉球ガラス村に訪れれば、貴重な体験をしながらお土産を作ったりショッピングを楽しむ事ができます。沖縄観光のお土産話にも最適の観光スポットですので、是非訪れてみてください。

また、「沖縄・琉球ガラス村」では不定期にワークショップやフェアなどのイベントも開催されています。新鮮な地元の野菜や雑貨販売、飲食ブースやミニゲームを楽しめるブース、体験コーナーがあったりと、イベントによって様々楽しめます。数量限定で沖縄琉球ガラスプレゼントがあったりもするので、公式サイトのイベントページは要チェックです。

auau1
ライター

auau1

カフェやパン屋さん、雑貨屋さんを探して楽しんでいます。休日にはよく旅行に行きます。

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