大根と味噌を使った激ウマレシピを伝授！時短でできるお手軽メニューも

和食で愛されてきた「大根」は、日本の冬を代表する野菜です。煮込むと甘みが増し葉も一本丸ごと使える大根は、昔から家庭料理で重宝されてきました。大根は生でも加熱しても美味しく食べられるのが特徴です。

特に味噌汁の具やおでん、ふろふき大根などは家庭で作る大根メニューで好まれています。冬に旬を迎える大根は、煮込むとより甘みが出るため煮込み料理に多く用いられてきました。また大根は根菜であるため、体を温める作用があるといわれています。

体を温められる大根の煮込み料理は、理にかなったメニューといえるでしょう。煮込むと甘みが出る大根おろしは、一方生で食べる大根おろしだと消化をサポートする酵素を壊さず摂取できます。やや辛くさっぱりした口当たりの大根おろしは、焼き魚の付け合わせに好まれています。

その他大根には豊富な食物繊維やビタミンが含まれ、ダイエット食としても人気を集めています。生でも加熱しても美味しい大根の素朴な味わいは、風味豊かな「味噌」と相性抜群です。

今では年中手に入る瑞々しい大根と古くから和食に登場する味噌を合わせた絶品レシピをご紹介します。ほんのり甘くジューシーな大根と大豆の旨味が凝縮した味噌との相性は抜群です。素朴な大根の甘みと味噌の旨味が絶妙な大根の時短で簡単なおすすめレシピを試してみてください。

水分が豊富で瑞々しい大根はダイエットに役立つ根菜です。大根は食物繊維と酵素が豊富な野菜で知られています。大根に含まれる食物繊維は老廃物を絡め取り体外へ排出するのに役立ちます。また水分を含み膨らむ性質がある大根の食物繊維は、満腹感を与えてくれるでしょう。

ダイエットにおすすめの大根はアミラーゼと呼ばれる消化をサポートする酵素も豊富です。アミラーゼは糖質の消化をサポートする酵素のため、大根はダイエットにおすすめといわれています。

その他、大根には余分な水分を体外へ排出するカリウムが含まれ、代謝アップの効果も期待されているようです。カロリーも低く生でも加熱しても食べられる大根は、食べ応えもありダイエット向きの野菜といえるでしょう。

また大根は部位ごとに辛さや甘みが違う野菜です。葉に近い上部に近付くほど大根の甘みは増します。生で食べる大根おろしや煮込み料理には甘い大根の上部を、漬物などには辛い下部を使うと良いでしょう。大根おろしでも辛さを効かせたい場合は、大根下部を使うのがおすすめです。

葉は炒め物に使うなど一本丸ごと使える大根は、ほんのり甘く塩味が効いた味噌と相性抜群の野菜です。上部程甘みが強い大根は、一旦下茹ですると味が染み込みやすくなります。下茹でする時は大根と一緒に生米を大さじ1～2程加えると、アクが抜けて甘みが増すでしょう。

また大根の色も白くなり、料理の見栄えも良くなります。大根の下茹で時間は幅5㎝程なら約30分です。下茹でした大根は、出汁で煮たおでんやふろふき大根として素朴な甘さを楽しめます。

相性抜群の味噌と合わせた味噌田楽や味噌汁、炒め物に使っても、それぞれの違う旨味や食感が絶品でしょう。

和食で愛されてきた大根と味噌を使って美味しい料理を作ってみましょう。いつもと違う風味の「味噌味ぶり大根」は、冬に食べたくなるぶり大根のアレンジメニューです。こっくりした味噌味の風味が染みた大根が美味しい簡単レシピを試してみてください。

レシピの材料はぶりの切り身3切れ、大根半分、生姜1かけ、味噌大さじ3、酒大さじ2、砂糖大さじ1、醤油小さじ1、生米大さじ1、水300mlです。先に大根を4～5㎝程の輪切りにして皮を剥き、面取りします。生姜は薄くスライスしておきましょう。

鍋に大根と生米、ひたひたに水を入れ中火で20分程下茹でしてください。ぶりに塩少々（分量外）を振り、下茹での湯をかけキッチンペーパーで水気を吸い取りましょう。別の鍋に水と生姜、酒、砂糖、醤油を入れ一旦沸かしてからぶりを入れて蓋をして7分程煮てください。

鍋に大根を加えてさらに7～8分煮込み、味噌を溶いて沸騰しないように煮詰めて全体に味を絡めます。沸騰寸前で火を止めて、器に盛り付けたら味噌味ぶり大根の完成です。味噌は沸騰させると風味が飛ぶため、溶いたら煮立たせないように注意してください。

味の染み込み具合が心配な場合は、全体に味噌を絡めた後は火を止め食べるまで10分程放置すると良いでしょう。白米が進む濃厚な味噌味ぶり大根は、大根の素朴な甘みも楽しめます。使う味噌を白味噌や赤味噌、合わせ味噌など好みで変えて美味しいぶり大根を作ってみてください。

ジューシーな豚肉が食べ応え抜群の「豚肉と大根の味噌煮込み」は、簡単レシピで大根にしっかり味が染みるメニューです。白米と相性抜群の豚肉と大根の味噌煮込みに、韓国の甘辛味噌のコチュジャンを加えてピリッと辛く仕上げました。

簡単レシピの材料は、豚バラ肉300g、大根600g、ニラ2本、しめじ1株、味噌大さじ3、コチュジャン大さじ2、酒大さじ1、砂糖小さじ1、水100mlです。先に大根は1㎝程の輪切りにして皮を剥き、ニラは3㎝程に切っておきます。しめじは小房に分けておきましょう。

フライパンにサラダ油（分量外）を熱し、豚バラ肉と大根、しめじを炒めてください。豚肉の色が変わったらニラを入れ、水と味噌、コチュジャン、酒、砂糖を入れ、落し蓋をして10分程煮込みます。大根の色が飴色に変わったら、豚肉と大根の味噌煮込みの完成です。

シンプルな「ふろふき大根」は、大根本来の甘みを味わえる料理です。透き通るまでじっくり煮込んだ大根と、こっくり濃厚な味噌だれが絶妙なふろふき大根は、電子レンジを使った時短レシピでも作れます。

時短で作れる簡単味噌だれには、鶏ミンチ100g、味噌大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ2、水80ml、柚子の皮1つ分を用意しましょう。先に大根を5㎝幅の輪切りにして皮を剥き、面取りをしてください。

電子レンジのおすすめ時短レシピで、芯まで柔らかく出汁が染みた大根と、柚子の香が漂うそぼろ味噌だれを試してみてください。ふろふき大根の簡単レシピの材料は、大根半分と米のとぎ汁、だし汁500mlです。

面取りをすると大根の煮崩れを防げてふろふき大根が美しく仕上がります。耐熱ボウルに大根と米のとぎ汁をひたひたに入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジで20分程下茹でしてください。

別の耐熱ボウルに大根とだし汁を入れ、ふんわりラップをして電子レンジで20～30分を目安に加熱しましょう。大根の真ん中に竹串を刺して抵抗がなく入れば、ふろふき大根の完成です。次に味噌だれを作ります。

耐熱ボウルに鶏ミンチと酒、味噌、砂糖を入れ、ラップをしてレンジで3分加熱し、一旦取り出してください。鶏ミンチを菜箸などでほぐし、水溶き片栗粉（分量外）を加えてさらに2分程加熱し、とろみがついたら味噌だれの完成です。

器に盛り付けたふろふき大根に味噌だれをたっぷり乗せ、柚子の皮の細切りをトッピングします。コンロで別の料理を作っている時などは、レンジを活用して大根や味噌だれの調理をするのがおすすめです。

使う大根の厚みによって電子レンジでの加熱時間が変わるため、より時短で作りたい場合はふろふき大根の幅を調節してください。大根の中心まで出汁の味が染みるふろふき大根は、米のとぎ汁や生米と一緒に下茹でするのが美味しく作るポイントです。

下茹ですると大根のえぐみが抜けて簡単に出汁の味が入りやすくなります。生米で下茹でした大根は、味噌だれと合わせるふろふき大根以外にも応用可能です。味噌と相性抜群の素朴な甘さの大根は、味噌炒めや味噌煮込み、シンプルにおでんにしても大活躍するでしょう。

甘く瑞々しい大根とこっくり味噌は相性抜群の組み合わせです。レシピに使う味噌も赤味噌や麹味噌など、種類を変えると大根の違う旨味を味わえるでしょう。レンジでの時短や冬場に美味しい大根と味噌の定番おすすめ料理を試してみてください。

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