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コストコは法人会員の方がお得?
さまざまなジャンルの商品が低価格で購入できるコストコは、会員制巨大スーパーです。飛行機の格納庫を改造した倉庫売りが原点にあるコストコでは、倉庫のような店内にあらゆるジャンルのアイテムが並んでいます。
どのジャンルの商品も徹底した品質管理と低価格にこだわっているので、いろいろな業種のビジネスにも便利です。そんなビジネス目的でコストコを利用するなら、メジャーなコストコ個人会員よりも、ビジネスにも利用できるコストコ法人会員がおすすめです。
コストコの会員制度は3種類
会員制ショップ・コストコで買い物をするには、会員登録が必要です。会員登録をしていない段階では、コストコ店内に入場することもできません。そんなコストコの会員制度は、大きくわけると個人会員と法人会員の2種類にわかれます。
コストコの会員区分の基本は、コストコ個人会員とコストコ法人会員の2種類なのですが、この2種類とは別にコストコ家族会員(正しくは家族カード)も存在します。コストコの制度では、会員カード1枚で最大2名の非会員がショッピングに同伴できます。
人数に関する制限は、コストコ個人会員だけでなくコストコ法人会員も同じです。ただしこの場合家族でショッピングとなると、コストコ会員制度の人数制限が問題になります。
3人家族であれば1枚のカードの入場可能人数の範囲内ですが、4人家族になると1人入場できなくなります。そこでコストコでは、会員登録をすると無料で家族カードが作れます。
コストコ家族カード作成の条件は、会員登録した人と同じ住所に住んでいる家族・パートナー・ルームメイトです。
家族カードがあれば、会員登録をしていない家族も一緒にコストコ店内に入れます。そのため会員登録をする際に家族カードを作る人が、ほとんどです。
あくまでもコストコ家族カードは「コストコ個人会員に登録した人の家族(登録者と住所が同じ人)のためのカード」なので、会員種別というよりも「会員登録特典」に近いです。
とはいえ家族カードもコストコ利用者の間ではよく知られたカードなので、「コストコの会員種別はコストコ個人会員・コストコ法人会員・コストコ家族会員の3種類」というイメージが定着しています。
2019年からエグゼクティブ会員が登場
コストコ個人会員とコストコ法人会員は、どちらも会員区分をランクアップさせることができます。それが2019年から始まった「エグゼクティブ会員」です。
会員種別をランクアップさせると、会員種別に「エグゼクティブ」という肩書がつきます。そのためコストコ個人会員をランクアップさせると「エグゼクティブ・ゴールドスターメンバー」、コストコ法人会員は「エグゼクティブ・ビジネスメンバー」となります。
ここまで一気に説明すると少々混乱してしまいますが、会員制度の区分としては、コストコ個人会員とコストコ法人会員の2種類だと覚えておいてください。
これに対してコストコ会員カードの種類は、コストコ個人会員カード、コストコ法人会員カード、コストコ家族カード、2種類のエグゼクティブカード(個人カード・法人カード)の全5種類です。
コストコの法人会員になれる人は?
さまざまなジャンルの商品が安く買えるコストコなので、さまざまなジャンルの事業者が、仕入れやビジネス関連商品をそろえるためにコストコを利用しています。
たとえばコピー用紙やファイルなどのオフィス用品を定期的に購入する会社であれば、種類が豊富で低価格な商品がメインのコストコを利用することで、経費の節減になります。
ただし一般的に「法人会員」というと、大企業や学校など社会的に認められた組織でなければ登録できないようなイメージがあります。その点コストコの会員制度では、一般的に「法人」と呼ばれる事業者・団体・組織でなくても登録できます。
個人で居酒屋を経営している人もコストコ法人会員になれますし、専業農家であってもコストコ法人会員として登録できます。このように一般的には法人会員への登録が難しいケースでも、コストコの会員制度では法人としての登録が可能です。
個人事業主やNPO団体でもOK
コストコ法人会員のすごいところは、登録できる対象の幅が広いということです。社員1000名以上を抱える大企業の事業主はもちろんですが、社員が数名しかいない企業の事業主も、大企業と同じ条件で登録できます。
さらにコストコでは、さまざまな形態の個人事業主でも登録可能です。個人事業主には業種だけでなく、事業形態にもさまざまなタイプがあります。
アルバイトを複数雇っている飲食チェーン店のオーナーも個人事業主ですが、最近注目のUber Eats配達員も個人事業主です。またフリーランスで働く人も、個人事業主に含まれます。
このほかにも個人事業主に分類されるケースはたくさんありますが、これらの個人事業主が法人会員として登録できる会員制度は極めて珍しいです。
さらに登録の条件も高いのが一般的です。個人事業主の場合、「登記簿を持っている」「営業許可書を保有している」など公的な証明書を持っていても、「個人事業主である」という理由で法人会員になれないことはよくあります。
ところがコストコでは、事業主であることを何らかの形で証明できれば、法人会員の登録ができます。さらに法人とは別の種別として扱われるNPOのような非営利団体も、コストコ法人会員として登録が可能になります。
コストコの個人会員と法人会員の違い
個人事業主でも、事業主であることが証明できれば法人として登録できるのが、コストコ独自の会員制度です。ではコストコ法人会員とコストコ個人会員では、どんな違いがあるのでしょうか?
年会費
コストコ法人会員の魅力は、年会費の安さです。会員制スーパーなのでコストコ個人会員もコストコ法人会員も、退会するまで毎年年会費が発生します。個人で登録しても4840円(税込み)かかりますが、レジャー施設のような要素もあるため個人登録者も多いです。
これに対してコストコ法人会員の年会費は、コストコ個人会員よりも605円も安い4235円です。年会費は退会しない限り毎年支払うものですから、コストコの利用年数が長くなるほど、お得になります。
ちなみに長く利用するほど、会員種別の差額は大きくなります。なおコストコ法人会員とコストコ個人会員の年会費差額は、3年で1815円、5年で3025円、10年で6050円です。
資格
会員登録資格は、コストコ個人会員・コストコ法人会員ともに18歳以上であることが条件です。コストコ個人会員の登録資格はこれだけなので、主婦や学生でも会員になれます。
コストコ法人会員の場合は、「18歳以上である」のほかに「事業主である」が条件に追加されます。つまり「18歳以上の事業主であること」が登録資格というわけです。
追加カード
コストコ法人会員とコストコ個人会員では、追加カードの有無も違いになります。コストコ個人会員の場合、会員登録した本人がコストコを利用するためにカードが発行されます。そのためコストコ個人会員に登録しても、追加カードは作れません。
これに対してコストコ法人会員の場合は、最大6枚までカードを追加発行することができます。なおコストコ法人会員の追加カード発行料金は、1枚3850円です。
コストコ法人会員とコストコ法人会員追加カードの年会費の差額は385円になり、社員やスタッフの福利厚生としてコストコ法人カードを追加発行する事業所もあります。
配送
コストコの商品を配送する場合の対応も、コストコ法人会員とコストコ個人会員で異なります。コストコで配送サービスを利用するには、まずコストコに来店し、自分で商品を選択・購入する必要があります。
そのうえで購入した商品を配送カウンターに持ち込み、その場で手続きをすることでようやく商品の配送手続きが完了です。これに対してコストコ法人会員は、直接コストコ店舗に行かなくても、電話などで商品の発注・納品(配送)ができます。
特典
コストコでは、会員登録をすると2つの保証が特典としてつきます。1つ目の特典は「商品保証」です。低価格でも高品質な商品を提供していますが、場合によっては購入しても商品に満足できないこともあります。
このような場合でもコストコには会員特典があるので、満足できなかった商品を返品すれば、支払った商品代が全額戻ってきます。2つ目の特典は「年会費の保証」です。コストコでは個人は4840円、法人は4235円の年会費がかかります。
ただし何らかの理由で退会したいと考えたとき、気になるのが会員カードの有効期限です。「途中で退会した払った年会費が無駄になる」と思いがちです。ところがコストコでは年会費の保証特典があるので、途中退会しても年会費が全額返金されます。
コストコ個人会員の場合はこの2大特典のみなのですが、コストコ法人会員になるとビジネスに役立つ特典がついてきます。飲食店を経営しているコストコ法人会員に人気の特典が、「法人会員向け営業サポート」です。
たとえば飲食店を始めるにあたってコストコ法人会員に登録すると、お店のコンセプトに合った商品の提案や、商品開発・メニュー作りに役立つ情報の提供を受けられます。
またお店の運営に役立つイベントへの案内や、コストコ新商品の紹介などもしてもらえます。このような情報を個人事業主が手に入れるには、コンサルタント料などがかかります。
さらにあらゆるジャンルの商品を扱っているコストコを利用すれば、効率的に必要な仕入れ・備品の購入ができます。効率化が求められるビジネスでは、これも特典の1つにカウントできます。
コストコの法人会員になるには?
コストコの会員制度の内容を知れば、コストコ個人会員よりもコストコ法人会員のほうがだんぜんお得だと気が付きます。しかもコストコの会員制度では、法人会員登録の条件も低いです。
そこで便利なコストコの会員制度「コストコ法人会員」の登録方法を確認して、少しでも早くお得なコストコ法人会員の特典を利用しましょう。
本人がコストコに来店
コストコ法人会員カードには、身分証明書が添付されます。身分証明書は受付時にコストコ店内で撮影するので、法人会員登録をする事業主本人がコストコに来店する必要があります。
メンバーシップカウンターで手続きを行う
コストコの入口付近には「メンバーズシップカウンター」があります。メンバーズシップカウンターは、コストコ法人会員登録の手続きのほかにも、保有しているカードの更新手続きなどの対応にあたっています。
メンバーズシップカウンターの場所がわからない場合は、近くにいるコストコ職員に「コストコ法人会員登録の申し込みをしたい」と伝えてください。そうすればメンバーズシップカウンターまで案内してもらえます。
登録に必要なもの
コストコ法人会員登録には、年会費4235円のほかにも必要な書類があります。まずコストコ法人会員に登録する人が事業主であることを証明するものが必要です。事業主の確認は「屋号(会社名または店名)」「事業主の名前」「事業所の所在地」の3つで行います。
会社の登記簿のコピーや営業許可書のほかにも、事業主の名刺や事業所の公共料金請求書でも確認できます。農家の場合は、農家証明書を持参しても確認書類として使えます。次に必要になるのが、事業主の身分証明書です。
事業主の身分証明書は、事業主が18歳以上であることを確認します。そのため運転免許証や保険証があれば、対応可能です。
ただし事業主であることを証明するものとして名刺を準備した場合、名刺の名前と身分証明書の名前が一致していなければ、登録はできません。
コストコの法人会員の特典
コストコ法人会員は、コストコ個人会員にはない特典がついています。ビジネスに役立つ特典が多いので、ここで簡単にコストコ法人会員の特典をおさらいしておきましょう。
専門の担当者がついてサポートしてくれる
コストコ法人会員になると、特典としてビジネスのサポートをしてくれます。さまざまなジャンルの商品を扱うコストコでは、ジャンル別に専門スタッフがいます。
たとえば「仕事の効率化が図れるオフィス機器が欲しい」「新しい商品を取り入れたい」という時にスタッフに相談すると、専門知識を有する担当スタッフが商品の提案や使い方の説明などをしてくれます。
さらに新商品の紹介や導入事例などの情報提供も受けられるので、商品を購入するだけでなく経営のヒントももらえます。このようなサービスは大企業でなければ受けられないので、コストコ法人会員に登録したらぜひとも活用してほしいおすすめの特典です。
ビジネス配送を使える
コストコ法人会員になると、ビジネス配送サービスが利用できます。ビジネス配送サービスを使えば、直接コストコ店舗に行かなくても、商品の注文・受け取りが可能です。ただし即日配送ではないので、時間に余裕をもって注文するのがビジネス配送を使いこなすポイントです。
会員カードに屋号が入る
コストコ法人会員になると、法人会員カード(ビジネスメンバーズカード)が発行されます。このビジネスメンバーズカードには、屋号を入れることができます。
コストコで購入した商品を経費として計上することもできますが、コストコの年会費も経費で処理することが可能です。さらに法人会員カードに屋号が入っていると、税務署への申告用書類を作成する際も手間がかからず便利です。
コストコの法人会員になるとメリットが多い!
「法人会員」ときくと登録のハードルが高いイメージがありますが、コストコ法人会員は、個人事業主でも登録できるおすすめの制度です。年会費がお得になるだけでなく、ビジネスに役立つさまざまな特典もついてきます。
すでに個人登録をしていても法人へ切り替えが可能なので、事業主の場合は一度検討してみてはいかがですか?
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。サービス情報は2023年1月31日時点、Costco Japan公式HPより。なお、価格はすべて税込み表示です。