自然と歴史を存分に堪能できる富山県小矢部市の魅力を体感！

北陸新幹線開通以降、これまで以上に北陸への旅行者が増えてきたことでしょう。北陸には、美味しい食事処や歴史的に有名な場所、自然を感じられる絶景スポットなど、おすすめの観光地がたくさんあります。

中でも、今回は富山県の西部に位置する「小矢部市」にスポットを当てて、魅力的な観光スポットをご紹介します。自然と歴史が調和する小矢部市の魅力をとことんお伝えします。家族旅行やデートにもおすすめのスポットがあるので、小矢部市への訪問を考えている方は必見です。

今回ご紹介する小矢部市のおすすめ観光スポットは4箇所です。魅力的な「見て来て体験メルヘンおやべ」がキャッチフレーズの小矢部市の中で厳選した場所をご紹介します。

空に手を伸ばすように立つ太陽のタワーがシンボルの「クロスランドおやべ」をご存知でしょうか。クロスランドおやべは、人と人が語り合い、見つめ合い、新しい何かを発見する、次代のランドマークとして誕生しました。

小矢部市は、日本国内では2020年11月現在は2カ所しかない、高速道路が十字交差する有名スポットとして知られています。高速道路が交差することから、「クロスランド」と名付けられました。クロスランドおやべは、大人から子どもまで楽しめるタワーやホール、広場、博物館などがある複合型施設です。

世代を問わず楽しめる高さ118メートルのタワー展望台からは、日本でなかなか見ることができない高速道路がクロスしている景色や北陸新幹線が走る様子を眺めることができます。交差した高速道路や新幹線は、乗り物好きの方はもちろん、そうでない方もわくわくするようなおすすめスポットです。

クロスランドおやべにあるホールは、日本で初めての回転式可動席システムをもつ高性能な施設です。回転式可動席のため、円形シアターと円形アリーナの2つの顔を持っています。パターゴルフができるクラブハウスや大型遊具のある広場もあり、外で体を動かすこともできます。

「ダ・ビンチテクノミュージアム」という博物館もあり、画家として有名なレオナルド・ダ・ビンチの芸術分野ではなく、科学技術の分野で残した偉大な業績が展示されています。

また、平成19年に「恋人の聖地」」に認定された池に浮かぶハートアイランドは、多くのカップルで賑わいをみせています。冬には富山県内最大級のイルミネーション「おやべイルミ」も開催され、多くの観光客で賑わいます。小矢部市の旅行やデートにおすすめのスポットです。

「津沢あんどんふれあい会館」は、令和2年6月に新しくオープンしたばかりの新施設です。津沢夜高あんどん祭の映像が鑑賞できる多目的交流室や、実際に津沢夜高あんどん祭で使われている大行燈が展示されている吹き抜けのあんどん展示室があります。

あんどんの制作体験や太鼓の練習などが行われる体験室もあり、祭りの期間はもちろんのこと、それ以外のシーズンも、夜高あんどん祭の魅力を一年中楽しめる施設となっています。

祭りで実際に使用される高さ7メートルの大行燈が常に展示されているので、一度ご覧になってみてください。その大行灯の大きさや迫力に驚くことでしょう。定期的に田楽行燈の絵付け体験も行っています。

続いて紹介するのは、アクティブに体を動かした後や、日頃の疲れをとりたいときにぴったりのおすすめスポットです。小矢部の大自然が生み出した「天然温泉 風の森」について詳しくご紹介します。『心』と『体』に優しい究極のリラクゼーションをテーマとした天然温泉です。

天然温泉や家族風呂だけでなく、岩盤浴やリラクゼーション、食事処が備わっているので、心も体も思う存分リラックスすることができます。岩盤浴では女性専用のスペースもあり気兼ねなく楽しめることでしょう。また、今話題を集めている人気の「ロウリュウ」も体験することができます。

さらに、和や洋の趣向を凝らした4種類の家族風呂があり、特別な時間を過ごすことができると人気です。こだわりの家具が備わっている落ち着いた空間の和室や洋室には、それぞれ天然温泉がついています。家族風呂を利用するとアメニティ用品の嬉しいプレゼントもあります。

天然温泉以外にも、クラシックやジャズなどの多様なミュージックと映像が楽しめるコンサートルーム、Wi-Fiとコンセントが完備され、ドリンクを飲みながら自由な時間を過ごせるライブラリルームもあり、様々なシチュエーションで天然温泉 風の森が利用できます。

天然温泉 風の森のレストラン「ダイニング楓」では、地産地消にこだわった料理人の腕が光る彩り豊かなメニューを愉しめます。季節ごとにメニューが変わるので、心もお腹も満たしてくれることでしょう。

最後にご紹介するのは、「薄氷本舗 五郎丸屋」という創業約二百数十年の歴史ある老舗和菓子屋です。江戸時代、城下町や宿場町として栄えた地で生まれ、誕生以降和菓子を作り続けているのが薄氷本舗 五郎丸屋です。

薄氷本舗 五郎丸屋の看板商品「薄氷」は、宝暦2（1752）年に5代目五郎丸屋八左衛門の手によって誕生したそうです。薄氷は、寒さの残る3月の田んぼの水面にうっすらと張られた氷をイメージして作られました。

そのシンプルな色や形からも伝わるように、余計なものは一切使用せず原材料は選び抜いたものだけを用い、作業工程やデザインもできる限り削ぎ落とすという洗練されたこだわりは、薄氷本舗 五郎丸屋が長年の間大切にしてきたことです。

薄氷は、富山特産の新大正米という餅米を薄くのばしたものに、阿波産の和三盆を伝統的な手法で1枚ずつ丁寧にはけ塗りした職人の技が感じられるお菓子です。

口にすると、お菓子はすっと溶けるように消えてしまい、和三盆のやわらかな風味だけがふわりと残る上品な仕上がりです。

2013年には、観光庁が認定する「世界にも通用する究極のお土産」9選に、看板商品である薄氷の「T五」が選ばれました。薄氷の「T五」という名前には、五つのTONE（色合い）とTASTE（味わい）を持つお菓子という意味があります。

自然と歴史が織りなす魅力でいっぱいの富山県小矢部市についてご紹介しました。日本で数少ない有名スポットやオープン間もない新施設、天然温泉や老舗和菓子店の情報をお伝えしました。

伝えきれない魅力がまだまだある小矢部市は、家族や友達、カップルなど世代や性別を問わず多くの方が楽しめるおすすめ観光スポットです。富山県小矢部市で有意義なひと時を過ごしてみませんか。