本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
長い人質生活などによって父親に対する不満と恨みを抱えていた秀宗ですが、父親である政宗は決して長男を冷遇していたわけではありません。むしろ積極的に息子のサポートをしていたといえます。その証となるのが「伊達57騎」の存在です。
伊達家の分家として宇和島藩藩主となる秀宗のために、政宗は自らの家臣から57名を秀宗の家臣として宇和島へ向かわせました。
伊達57騎のメンバーには、宇和島藩を拝領するきっかけとなる大坂冬の陣に同行させた者もいれば、先発隊として宇和島へ向かわせた者もいます。こうした配慮も、すべては遠く離れた地に赴く息子を想っての行動だったのでしょう。
伊達政宗が選抜
伊達57騎のメンバーは、すべて伊達政宗本人が選抜したといわれています。しかも選抜された家臣たちは、政宗が信頼をおく精鋭ぞろいでした。
特に志賀右衛門と桜田玄蕃は家老、侍大将の役職を持った家臣です。彼らは仙台藩においても重要な役目を担っていた家臣たちでしたが、秀宗の側近として仕えるよう命じ、その命令に忠実に従い秀宗とともに宇和島へを渡ったのでした。
宇和島城の各施設の時間・料金・休日
伊達家との歴史や築城技術の高さ、城を包み込む豊かな自然など、宇和島城には様々な魅力があります。ただし宇和島城は、見学する施設によって拝観時間や料金、休日が異なります。
天守閣
宇和島城天守閣の入場時間は、時期によって異なります。11月~2月までは9時~16時ですが、3月~10月までは9時~17時になります。
料金は大人200円、65歳以上は160円、中学生以下と障碍者手帳の提示があった場合は無料です。なお団体料金は20人以上の場合が対象で、料金は大人160円となります。定休日はありませんので、1年を通していつでも見学ができます。
宇和島城
宇和島城(城山)の入場時間も、時期によって異なります。入場時間は11月~2月までが6時~17時、3月~10月までが6時~18時30分です。なお城の外観および城山の見学だけであれば入場は無料ですし、休日もありません。
天守ライトアップ
宇和島城の天守閣は、毎日ライトアップされます。ライトアップの時間は日没~22時となっているため、宇和島城からライトアップを楽しむというよりも、城下町から時間を気にせずゆっくりと楽しむのがおすすめです。なお天守閣のライトアップは年中無休です。
城山郷土館
旧山里倉庫を改装した城山郷土館は、宇和島城と伊達家のつながりや宇和島の歴史を学ぶことができる人気のスポットです。入場は無料ですが、入館時間は時期によって異なります。
城山郷土館の開館時間は宇和島城天守閣の入場時間と同じです。そのため11月~2月までは9時~16時ですが、3月~10月までは9時~17時になり、休日はありません。
城山下駐車場
宇和島城および城山に車でアクセスする場合は、近くにある城山駐車場がおすすめです。普通車は24時間出し入れ可能で、料金は1時間あたり100円です。
大型バスの利用も可能ですが、収容台数は3台なので、利用の際には事前予約が必要です。料金は時間制となっていますが、駐車場所は利用日によって変わります。利用時間及び駐車場所の確認は、事前予約の際に確認してください。なお城山駐車場は年中無休です。
宇和島城の見どころポイント
歴史だけでなく貴重な植物を見ることもできる宇和島城と城山は、見どころポイントがそれぞれ違います。ここでは各ポイントで必ず見ておきたいおすすめスポットを、簡単にまとめて紹介します。
「天守閣」
宇和島城の天守は、藤堂高虎の築城技術と伊達家ならではのセンスあるデザインが見どころのポイントです。今でこそ本丸と天守閣のみが残されている宇和島城ですが、もともとは広大な敷地を持つ美しい名城でした。
築城家・藤堂高虎が建てた宇和島城は、城の西側には宇和海が見え、東側には海水を引き入れた堀がありました。そしてその高台に、自然の緑に囲まれた白亜の城を建てたのです。その天守には複合式望桜型の三重塔が建てられ、美しい軍事施設に仕上げました。