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高級食材がたっぷり入った「いちご煮」
今回は、青森県の郷土料理として有名ないちご煮について紹介をします。青森県では有名な料理ですが、他の地域ではあまりなじみがない料理かもしれません。いちご煮について知らない方だと、果物のいちごの煮物かと思ってしまいますが実は違う料理です。
いちご煮とは、果物のいちごを使っているわけではなく、高級な食材をふんだんに使った汁物系の料理です。お土産としても有名ないちご煮のおすすめの食べ方、通販で販売されているおすすめ品、その名称の由来などを紹介していきます。
青森・八戸では晴れの席にかかせない料理
いちご煮は、青森県ではおめでたい晴れの日に利用される料理として親しまれており、特に結婚式には定番の郷土料理として広く利用されています。また、誕生日や婚約祝い、出産祝いなどお祝い事がある際にはいちご煮が欠かせないと考えている方も少なくないほど普及しています。
いちご煮には、ウニやアワビなど高級な海産物の食材がふんだんに利用されています。具材だけではなく、高級食材から作られるつゆのおいしさも魅力です。いちご煮を自宅で作る家庭も多いですが、通販でも購入されていますし、缶詰の形式でも販売されており便利です。
名前の由来は野イチゴ
いちご煮には果物のいちごは全く使われていませんが、なぜいちご煮という名称になったのでしょうか。お椀にいちご煮を入れた時に、乳白色の汁の中にあるウニの見た目が、まるで朝霧の中でひっそりとたたずむ野イチゴのように見えたことが名称の由来とされています。
とてもセンスのある名称として広く親しまれるようになったいちご煮は、青森県はもちろん周辺の地域でも好まれて利用されるようになりました。お祝い事の際に利用されることが多い定番料理として定着しています。自宅でも作ることができる便利な料理です。
いちご煮の歴史
続いて、いちご煮が青森県で作られるようになった歴史や経緯について紹介をします。いちご煮は、ウニとアワビをお湯、あるいはだし汁で煮て、塩と醤油のみで味付けするという非常にシンプルな料理です。
今でこそ料亭などでも提供される定番料理として利用されていますが、昔は地元民が普段の食事として調理されていた歴史があります。いちご煮が現在の有名な郷土料理として定着するようになるまでの経緯や歴史について、発祥のころから順を追って紹介していきます。
漁師めしから誕生
いちご煮は、もともとは地元の漁師が即席で調理していたことから発祥したといわれています。八戸の漁師たちが、穫れたウニやアワビを貝殻に入れて、海水で煮て調理されたことが始まりだとされています。獲ったその場で手軽に食べられる料理として親しまれたとされています。
獲ったばかりのウニやアワビを、その場で起こした焚き火で調理するという、豪快で贅沢な漁師飯です。当時は地元の漁師だけで楽しまれていたいちご煮ですが、これを料亭などの高級メニューとして取り入れ始め、広く普及するようになりました。
大正時代には料亭で出されるように
地元の漁師が食材を収穫してすぐに即席で調理されたことが始まりとされるいちご煮ですが、大正時代に入ると料亭でも用いられるようになりました。懐石料理の中の定番の汁物として利用されるようになり、晴れの日の料理として地元民から愛されるようになったとされています。
八戸市鮫島町にある石田屋という料亭で取り入れられるようになったのが最初で、そのころにいちご煮という名称が用いられるようになりました。大正時代に入って名付けられたいちご煮という名称と共に、料亭の懐石料理の定番として広く普及していくことになります。
いちご煮のおすすめの食べ方
続いて、いちご煮のおすすめの食べ方について紹介をします。いちご煮は、もともとお吸い物として提供されることが一般的ですが、他の料理にアレンジして利用することも可能です。食材も高級で、さっぱりとした味付けになっているので他の料理とも相性が良いです。
いちご煮はお土産品として利用されることも多いので、もしお土産としてもらう機会があれば、一般的にお吸い物として楽しむだけでなく、様々な料理にアレンジして利用してみてはいかがでしょうか。通販でも販売しているので通常の食卓でも気軽に利用できます。
いちご煮のそば
いちご煮を利用したおすすめの食べ方の1つ目は「いちご煮のそば」です。缶詰のいちご煮をそのまま使って簡単かつ贅沢に仕上げられるおすすめの食べ方です。普段食べているおそばが一気に高級感のあるそばに仕上がるのでおすすめです。
材料もシンプルです。まず、いちご煮の缶詰と冷凍のおそばを用意します。冷凍そばを鍋で茹でつつ、別の鍋に缶詰の中身を全て入れて煮詰めていきます。解凍したそばをザルに上げて器に移します。そこにいちご煮をかければ出来上がりです。様々なトッピングを乗せて楽しみましょう。
いちご煮の茶碗蒸し
いちご煮を利用したおすすめの食べ方の2つ目は「茶わん蒸し」です。普段食べている風味とは一味違う、個性的な茶わん蒸しに仕上げることができます。いちご煮の缶詰と卵だけと材料も少なく、手軽に作れるのが魅力です。お好みで醤油を加えても美味しく食べられます。
いちご煮をザルに上げて、具と汁に分けます。割り入れて混ぜた卵を汁に加えてさらに混ぜます。お好みで醤油やだし汁を加えると風味が変化します。容器に入れ、少しずつ具を加えてさらに蒸していけば完成です。料亭で食べる上品なおいしさが楽しめます。
いちご煮の炊き込みご飯
いちご煮を利用したおすすめの食べ方の3つ目は「炊き込みご飯」です。様々な季節の具材を入れて簡単に調理することができる炊き込みご飯ですが、いちご煮入りにすることで高級感のある料理に仕上がります。仕上げの味付けに昆布と酒、しょうゆを用意します。
いちご煮の缶詰をザルに上げて具と汁に分けます。洗ったお米を炊飯器に入れ、さらにいちご煮の具と昆布、お好みの具材を入れていきます。シイタケやタケノコなどがおすすめです。いちご煮の汁、酒と醤油を含め、適量まで水を入れて普通に炊けば完成です。
通販で買える人気のいちご煮
最後に、通販で買えるおすすめのいちご煮の商品を紹介します。料亭などで提供される場合はその場で食べるのが一般的ですが、お土産や通販で購入する際には缶詰の形で販売されているケースが多いです。青森県に行かなくても手軽にお取り寄せができるのでぜひ活用してください。
「宏八屋 いちご煮缶詰」
通販で購入できるおすすめ商品の1つ目は「宏八屋 いちご煮缶詰」です。岩手県の三陸海岸で生産されるウニとアワビを利用した、品質の高い商品です。地元で生産される素材にこだわった商品で、通販でも店頭でも購入できるためお土産品として最適です。
磯の風味がしっかりと活かされている商品で、一般的にお吸い物として楽しむだけではなく、炊き込みご飯や茶わん蒸しなどの様々な料理にアレンジすることが可能です。お土産品としてプレゼントをするのに適した缶詰の形状で長持ちする点もうれしいポイントです。
「味の加久の屋 いちご煮」
通販で購入できるおすすめ商品の2つ目は「味の加久の屋 いちご煮」です。様々な店で販売されている定番商品です。お土産品として利用されることが多く、通販でも購入できる人気商品です。お吸い物以外にも、雑炊やうどんのだし汁として利用するのもおすすめです。
缶詰を開封しなければ3年の賞味期限があるので、非常食として保管しておくのもおすすめです。高級感のある風味豊かなお吸い物が楽しめます。地元の素材にこだわったおいしい商品で、海産物が好きな方におすすめです。手軽に磯の香りの料理が食べたい方はぜひ試してみてください。
「味の海翁堂 いちご煮缶詰・ハーモニー4号缶詰(大缶)」
通販で購入できるおすすめ商品の3つ目は「味の海翁堂 いちご煮缶詰・ハーモニー4号缶詰(大缶)」です。容量が大きくリーズナブルな商品で、通販で自宅用とギフト用で異なる注文ができます。プレゼントとして取り寄せる時にはギフト用を選択するときれいに包装がされています。
いちご煮缶詰(ハーモニー)2個箱入り包装ギフトセット
お土産にも喜ばれる青森のいちご煮
以上、青森県の郷土料理であるいちご煮について紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。元々は地元の漁師の料理として食べられていたメニューが、料亭で利用されるようになり、高級な懐石料理として活用されるようになりました。
現在では、缶詰の形式で通販でも気軽に購入することができるので、ギフトなど用途は広いです。自宅用でも購入する方も多いので、ぜひ積極的に活用してみてください。