【ペッツ】はオーストリア生まれのキャンディ！人気の秘密や歴代の玩具をご紹介

子供の頃に、ペッツをおいしいおもちゃのお菓子として携帯していた思い出がある方も少なくないことでしょう。

ペッツの使い方は、漫画や人気のキャラクターのヘッドが付いているディスペンサーにキャンディをセットして、頭のボタンを押すとキャンディが一粒押し出されてきます。子供にはおもちゃとしても人気のある製品です。

ペッツキャンディーは、漫画やディズニーのキャラクターがディスペンサーに取り付けられて販売を始めてから、すでに70年経っており、世界90カ国以上の国で販売されている人気キャンディです。

なんとペッツのディスペンサーは、既に9000万本以上販売され、キャラクターのついたディスペンサーの種類は700を超えると言われています。キャンディというよりも、キャンディをセットするディスペンサーが人々の心を捉えた世界の人気商品です。

ペッツキャンディのディスペンサーは子供のおもちゃとして人気があるのはもちろん、収集する大人のマニアも大変多く、歴代のペッツのディスペンサーのキャラクターは大変価値があるものとされています。

使い方は、キャンディをディスペンサーにセットして、頭を押すだけというとても簡単なものですが、ペッツキャンディは大変なロングセラーで、世界中で販売を続けているのです。

日本では森永製菓から1972年にペッツキャンディが売り出され、ディズニーのキャラクターヘッドがついたペッツキャンディは、子供達の間で大人気となりました。キャンディを食べるだけではなく、キャラクターヘッドがついたディスペンサーは子供のおもちゃとしても大評判でした。

最初はアメリカで作られたディズニーや、漫画のキャラクターがついたディスペンサーが入っているペッツキャンディを日本で販売していましたが、日本の漫画のキャラクターやサンリオのキャラクターなどを、日本独自のペッツのディスペンサーとして製造販売するようになりました。

日本のペッツキャンディのキャラクターは次第に数を増し、日本独自のペッツのディスペンサーのキャラクターとして、世界のペッツマニアの間では話題となりました。コレクターの間では日本のペッツのディスペンサーを手に入れるのが人気となっています。

ペッツはアメリカのキャンディというイメージが日本人にとっては強いかもしれませんが、実はペッツは1927年にオーストリアで生まれた、ペパーミントの味のキャンディです。

ウィーンに在住していた、エドワード・ハース3世は健康な暮らし方に大変興味を持っていた男性で、砂糖にペパーミントを混ぜ込んだキャンディを「喫煙者」の為に、「禁煙グッズ」として開発しました。

喫煙者向けのキャンディだったので、最初は子供のお菓子とは全く無関係でした。ペッツは1949年にライターの形をしたディスペンサーにキャンディをセットするというタイプのものがウィーンで発売されるというように、キャンディの使い方が全く違っていたのです。

喫煙者向けのキャンディを入れるディスペンサーは「PEZ-BOX Regular」というので、ペッツのディスペンサーのコレクターの間では「Regulars」と呼ばれています。

オーストリアで使われる言語はドイツ語です。「ペッツ  （PEZ）」はドイツ語の Pfefferminz、これはペパーミントの略語です。海外ではペッツではなく「ペズ」と発音されます。

ペッツは色々なキャラクターがついたディスペンサーに入っているお菓子としてよく知られていますが、ペッツが発売された当時は、このようなディスペンサーは使われていませんでした。

ペッツは喫煙者対象のキャンディとして売られていたため、ライターの形をしたディスペンサーに入れられたものが1948年に売り出されたのです。

アメリカの市場にペッツキャンディが売り出されるようになってから、キャラクターの頭がついた子供向けの味のキャンディのペッツがアメリがで売り出されるようになりました。アメリカのペッツのディスペンサーというと、ディズニーや漫画のキャラクターが思い浮かびます。

最初にアメリカのペッツのディスペンサーとして使われたキャラクターは、ポパイの頭だったと言われています。そして漫画のキャラクターやディズニーのキャラクターがペッツキャンディのディスペンサーとしてどんどん使われるようになりました。

ペッツキャンディの味も、子供向けのお菓子としてペパーミント味だけではなくフルーツ味も開発され、子供にとっては大好きな漫画やディズニーのキャラクターの頭の下からペッツキャンディが飛び出すおもちゃとして、大人気を集めました。

日本にはペッツは2種類あります。一つは森永製菓が販売している、日本独自のヘッドキャラクターがディスペンサーについているものと、輸入雑貨店で売っている海外で生産されているペッツです。

ペッツキャンディは、およそ100年前に製造され、現在まで45億個近くのペッツキャンディが生産されました。年間に5億個のペッツキャンディーが生産され、今まで販売されたペッツをつなげると地球を1.5周以上もできる距離になるのだそうです。なぜペッツはこんなに人気があるのでしょう？

ペッツキャンディの人気の秘密は、何と言ってもキャラクターヘッドのついたディスペンサーの力が大きいでしょう。

キャラクターヘッズは誰もが知っているディズニーのキャクターや、人気漫画のキャラクター、そして日本では人気を集めているサンリオのキャラクターなど、大人でも集めたくなってしまいます。

子供にとってはポケットに入れて、おもちゃとしても遊べるペッツキャンディ。学校の遠足にペッツを持って行って、友達同士と違うキャラクターヘッドで遊んでいる様子がよく見られます。

そしてペッツキャンディの大きさは、規格が全く変わらないので長く愛用できるというのもポイントです。ディスペンサーが壊れていなければ、何十年も前のものでもキャンディをセットして使用できるということで、ペッツのコレクションにはますます愛着が湧くことでしょう。

ペッツのヘッド付きディスペンサーというのは他に類を見ないものです。ペッツのキャンディを入れて、頭を押すと口に入れる一粒のキャンディが差し出されるというのは独特の使い方です。この使い方を初めて見た時からペッツの虜になってしまうファンは世界中にたくさんいるのです。

歴代のペッツのディスペンサーの中でも、特別人気のあるものがあります。コレクターの間では絶対にゲットすべきものとしてリストアップされています。その幾つかをご紹介しましょう。

歴代のペッツキャンディのディスペンサーの中でも、圧倒的な人気を持つのが「ディズニーキャラクター」です。「ミッキーマウス」、「ミニーマウス」のキャラクターヘッドは1960年代に登場しました。

その他にも、「ドナルドファミリー」、「プリンセス」、そしてオールドペッツの中では最近プレミアムがつくようになった「くまのプーさん」も、ディズニーのキャラクターヘッドとして大変な人気があります。

その他、「モンスターズ・インク」「モンスターズ・ユニーバーシティ」「トイ・ストーリー」「ライオンキング」「アナと雪の女王」なども発売されました。

「ファイティング・ニモ」「カーズ」「ミスター・インクレディブル」、101匹わんちゃん、バンビなどの「アニマルズ」など数々の歴代のディズニーのキャラクターヘッドがあります。

歴代ペッツキャンディのディスペンサーの人気キャラクターとして、日本ではお馴染みのサンリオキャラクターは世界でも人気があります。歴代のサンリオのキャラクターヘッドは、「ハローキティ」「コロコロクリリン」などがラクマなどにも出品されています。

海外でも、ペッツキャンディのランチボックスとして「ハローキティ」と「マイメロディ」のディスペンサーが各二本ずつ入ったものがebayで3000円で販売されていたり、ペッツキャンディ「チョコキャット」のディスペンサーはなんと10000円以上の値段で売りに出されています。

日本の歴代のペッツディスペンサーはコレクターの間では世界で人気があるという事実は本当のようです。

スポンジボブはアメリカのテレビアニメキャラクターです。スポンジボブは吹き替えで日本版もテレビで放映され、大きな人気を集めました。スポンジボブのおもちゃも、たくさんのものが販売されていて人気があります。

ペッツキャンディのキャラクターヘッドも、「スポンジ・ボブ」「パトリック」「サンディ」「プランクトン」「カーニー」「ゲイリー」「イカルド」と、カラフルなディスペンサーがついていて大好評です。

楽天やAmazon、そしてメルカリなどでも、歴代のスポンジ・ボブのペッツキャンディが、度々出品されます。

輸入雑貨として、キャンディ付きのアメリカのスポンジ・ボブのペッツが見られることもしばしばです。ちょっとお値段は高めですが、楽天には多くの輸入盤のスポンジ・ボブが販売されています。

ペッツキャンディは子供に人気の商品ですが各種のキャラクターヘッドがついた、ペッツキャンディのディスペンサーをコレクションするのもとても楽しいです。

キャンディをセットするという使い方だけではなく、お部屋のインテリアとしてカラフルなペッツキャンディのディスペンサーを並べて、楽しむという使い方もあります。購入したペッツキャンディのディスペンサー、捨ててしまうのでしたらメルカリに出品してみてはどうでしょう？

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。