宮崎の歴史ある神社9選！神話のふるさとでご利益にあやかろう

島の中に建っている上にヤシ科植物に囲まれた門があるという、宮崎ならではの佇まいが見られるのが青島神社です。神社にたどり着くまでの道中も美しいビーチや「鬼の洗濯板」と呼ばれる景観があり、見るものに飽きません。

山幸彦として知られるヒコホホデミノミコトとその妻の豊玉姫が御祭神であるため、縁結びや安産のご利益が授かれる神社として広く知られています。神社がある島には「幸せの黄色いポスト」と呼ばれる縁結びスポットもあります。

縁結びスポットはポストだけではありません。絵馬のアーチをくぐった先にある元宮横には、願いごとに色の違う紐を結ぶ「産霊紙縒（むすびこより）」を結ぶための木があります。紐の色は縁結びのピンク色が多く、縁結びに期待をかける人の多さがうかがえます。

青島神社のお守りで人気があるのは、やはり縁結びの夫婦守です。デザインが男女セットの婚礼衣装で、女性が喜ぶ可愛いお守りとなっています。また、人気モデルが引いたと噂になった恋みくじもあり、可愛いものに囲まれてご利益も授かれる神社です。

木々の茂る森の中に建ちながらも、森に負けない存在感があるのが高千穂神社です。「日向神話」に登場する神々の多くが御祭神とされていて、ご利益も縁結びをはじめとして交通安全や厄除けと幅広く信仰されています。

高千穂神社の縁結びで有名なのが大きな夫婦杉で、夫婦や恋人と手をつないでこの杉の周りを3回回ると縁結び・家内安全・子孫繁栄の願いが成就すると言われています。

また、高千穂神社では国の重要無形民族文化財に指定されている「高千穂神楽」という神楽が毎晩舞われています。神話の中でも天岩戸などの代表的な内容をテーマとしているため、見学者も多く人気です。

縁結びと並んで祈願されることが多いのが子宝です。「子供は授かりもの」と言われているように、現代でもまだ絶対に出来ると断言できない分野であるため、神頼みへの期待も大きくなります。

宮崎には、見ているだけで気持ちが和む可愛いお守りや、子宝を授かるというジンクスのある神社がいくつもあります。神話ゆかりのパワーにもあやかることが出来そうな、子宝のご利益がある神社をご紹介します。

宮崎神宮の御祭神は、初代天皇とも言われる神武天皇とその父母です。父であるウガヤフキアエズノミコトは夫婦円満や子育てのご利益、母であるタマヨリヒメは4人の子を授かったことから子宝のご利益があるとされています。

また、日向神話では神武天皇の皇后との様子が記されていることもあり、縁結びや子宝のご利益を授かるため多くの人が宮崎神宮を参拝しています。

お守りも、神武天皇の詠んだ歌を由来とした夫婦守や安産のお守りなど多種多様なものが用意されています。夫婦守と安産のお守りは箱入りなので、自分用だけでなく大切な人に渡しても喜ばれます。

鬼子母神、という名から神社と思われがちですが、実は仏教のお寺なのがさどわら鬼子母神です。このお寺では三月に鬼子母神大祭というお祭りを行っており、宮崎県内だけでなく他県からも多くの人が訪れ賑わっています。

大祭の二日間のみご開帳される鬼子母神像は右手にザクロの実を持ち、子供を抱いているのが特徴です。ザクロはたくさんの実があることから子宝の象徴として知られ、そのため多くの人が子宝や安産、子孫繁栄のご利益を求めてさどわら鬼子母神へ来ています。

お寺ではあるものの、神社のように子宝祈願や安産祈願といったご祈願もやってもらうことが出来ます。ただし、事前予約が必要なので注意してください。