宮崎の歴史ある神社9選！神話のふるさとでご利益にあやかろう

神社や地名など、古くからあるものは歴史的にも重要なものを残していることが多いです。宮崎は県内のあちらこちらに、そういった神話の足跡を見ることが出来る場所が多くあります。

神話に関連する土地は洞窟であることもあれば海であることもあり、自然に近いのも特徴です。そのため、神話にゆかりのある神社も自然豊かな場所に建てられており、参拝する時はその雄大さに触れる楽しみもあります。

宮崎県北端に位置する高千穂町は、アマテラスオオミカミの孫であるニニギノミコトが降り立ったとされる「天孫降臨」の場所として有名です。

天孫降臨もですが、さらに神話を遡り、アマテラスオオミカミが弟とのいざこざで隠れてしまったとされる「天岩戸」のエピソードも高千穂町にゆかりがあり、神話とは切っても切れない縁のある場所です。

高千穂峡などを訪れてみると、うっそうと茂る木々と断崖に挟まれた川があり、ここが現代日本であることを忘れそうになります。

「日向（ひむか）神話」というのは、現在の宮崎県を舞台とした神話のことです。海幸彦山幸彦の兄弟の争いがあったり、産屋に火をつけて出産した兄弟の母親コノハナサクヤヒメの話があったりと、お話としても興味深い内容が多く見られます。

日向神話では上記のように神々の人間臭いエピソードが数多く残されていて、親近感のある内容です。そういったエピソードに関連した痕跡や神社を訪れることが出来るのが宮崎の魅力と言えます。

そして、自然豊かであるため、現代もその土地が太古の昔を感じられる姿で残っていることが多く、宮崎では神話をその雰囲気ごと感じられます。

日向神話では恋に関連する話も多いおかげか、多くの神社で縁結びのご利益を授かることが出来ます。中には運試しをするスポットや、可愛い縁結びのお守りを用意している神社もあります。

神話にあやかった素敵なご縁があることを期待する人に、ぜひ訪れてほしい神社をご紹介します。

日向灘がすぐ見える位置に建てられており、晴れた日は朱塗りの建物と海の色合いも美しいのが鵜戸神宮です。洞窟の中に本殿があるとても珍しい神社で、周囲の海や「鵜戸千畳敷奇岩」など、多種多様な風景が見られます。

鵜戸神宮には、御祭神の母である豊玉姫命が出産の際に乗ってきたと言われる、霊石亀石という石があります。亀に似た形のこの石のくぼみに向かって、運玉を投げ入れることが出来れば願いが叶うと言われており、多くの参拝者が挑戦しています。

豊玉姫命の逸話からも子宝や縁結びのご利益を求めて訪れる人が多く、お参りの後にお守りや運玉を手に入れて願掛けをしています。