新潟の弥彦神社はおすすめのパワースポット!大自然での参拝・そのご利益とは?

新潟の弥彦神社はおすすめのパワースポット!大自然での参拝・そのご利益とは?

新潟県の日本海側のほぼ中央に位置する弥彦神社は、遡ること2400年前に創建された格式高い神社です。越後一の宮と称され、パワースポットとして新潟県内外から参拝者が後を立ちません。そんな魅力溢れる弥彦神社のご利益やアクセス方法、周辺の観光名所などをご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.新潟の弥彦神社にお参りしてパワーをもらおう!
  2. 2.新潟の弥彦神社って?
  3. 3.新潟の弥彦神社の見どころ
  4. 4.新潟の弥彦神社のご利益は?
  5. 5.新潟の弥彦神社周辺のおすすめ観光スポット
  6. 6.新潟最大のパワースポット「弥彦神社」に行ってみよう

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新潟の弥彦神社にお参りしてパワーをもらおう!

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神社と言うと名所の多い京都府や奈良県にたくさん建っているイメージがあるかもしれませんが、実は新潟県は神社の数が全国一なのです。

数は4749社にも上り、2位の兵庫県3865社を大きく上回るほどです。明治時代中期まで新潟の人口は全国一で、当時行われた神社合併政策に消極的だったことが理由とされています。

そんな新潟のトップに君臨する神社こそが弥彦神社です。新潟県最大のパワースポットとして人気を集め、全国から参拝者が絶えず訪れます。また車や電車でのアクセスも良好で、周辺に観光地が集約されているところも魅力です。

新潟の弥彦神社って?

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新潟の弥彦神社は背景の弥彦山を御神体に持ち、豊かな自然に囲まれた土地に建っています。創建に関しては正確にわかっていませんが、2400年以上の大変古い歴史があると伝えられています。

日本最古の歌集・万葉集にも弥彦神社を詠ったものが2首残されており、当時から親しみと尊崇の念を持たれていたことが伺えます。

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紀元前392年に天香山命が亡くなり弥彦山に葬られ、後に子供の「天五田根命(あめのいつたねのみこと)」が神廟を造ったことが弥彦神社のはじまりとされています。

さらに崇神天皇の代には社殿が建設され、711年には神域の拡張が行われ現在の神領となりました。境内の面積は約4万坪、東京ドーム3個分の広さを誇ります。

また弥彦神社は奈良の石上神宮や島根の物部神社と同じく、宮中の鎮魂祭を行う珍しい神社としても有名で、天皇家との繋がりが深いことも伺えます。

越後の国で最も格式が高いとされる神社

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弥彦神社は「越後一の宮」と称されるほど、新潟県内で最も格式の高い神社です。明治維新後に制定された神社の等級を表す「近代社格制度」では、越後国で唯一「国幣中社」に分類されました。

国幣中社に分類される神社としては神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮などがあります。近代社格制度は第二次世界大戦後に廃止されてしまいますが、現在も旧社格として神社の格を表す名称となっています。

御祭神は天香山命

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弥彦神社に祀られている神様は「天香山命(あめのかごやまのみこと)」です。「高倉下命(たかくらじのみこと)」や「伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)」とも称され、同名の神社が全国に存在します。

弥彦神社の正式名称が「いやひこじんじゃ」なのも伊夜日子大神が関係しています。天香山命は父「饒速日命(にぎはやひのみこと)」と母「天道日媛命(あめのみちひめのみこと)」の間に生まれ、天照大神の曾孫にあたるとされています。

越後国を造ったと伝えられる神様

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弥彦神社には天香山命が現在の新潟県にあたる越後国を開拓した神様であるという言い伝えが残っています。

太古の昔、天香山命は現在の和歌山県に住んでいましたが、紀元前657年に神武天皇の勅命を受けて日本海へ渡ります。その際弥彦に移住して住民に教育の他、農耕や酒造、漁業などを伝え、越後国の基礎を築いたのです。

「おやひこさん」という愛称で親しまれる

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弥彦神社の御祭神・天香山命は別称がいくつかありますが、地元新潟では「おやひこさん」の愛称で親しまれています。新潟の産業や文化の基礎を造り、人々を導いた功績から崇敬されてきました。

アクセス

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新潟の弥彦神社へのアクセスは自動車でも公共交通機関の利用でもわかりやすく、県内外からのアクセスも便利になっています。

まず公共交通機関を使いアクセスする場合は電車の利用がおすすめです。遠方からは上越新幹線に乗り、1度燕三条駅で下車します。その後弥彦線に乗り換え、終点の弥彦駅まで行きます。

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普通電車でアクセスする場合は、信越本線東三条駅か越後線𠮷田駅から弥彦線に乗り換えてください。いずれも終点の弥彦駅から弥彦神社までのアクセスは徒歩15分程度です。

次に車によるアクセスですが、北陸自動車道を使い関東方面からは三条燕IC、新潟方面からは巻潟東ICで降りると便利です。三条燕ICからは国道289号線、巻潟東ICからは国道116号線を経由してアクセス時間は約30分になります。

新潟の弥彦神社の見どころ

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広い境内を持つ新潟県の弥彦神社には見どころがたくさんあります。神格の高い神社らしく摂末社も境内外に多くあり、国や県指定の文化財も所蔵しています。

そして新潟最大のパワースポットと謳われるだけあり、訪れることで運気アップが期待できるスポットが多いことも魅力です。

彌彦神社の一の鳥居

弥彦神社の玄関口にあたる一の鳥居は高さ8.4m、朱塗りの立派な鳥居です。広島の厳島神社にある海上の鳥居と同じく「両部鳥居」という造りになります。

しかし弥彦神社の一の鳥居はよく見ると、鳥居の柱が台石から6cm浮いた状態になっているのです。これは浸水で腐らないようにする工夫であったと言われています。

また一の鳥居には少し怖い逸話も残っています。現在の青森県弘前市にあたる弘前藩の藩主・津軽信牧(つがるのぶひら)の船が江戸からの帰り道で遭難してしまいます。

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その時に弥彦山に向かって、助かったら船の帆柱を鳥居として奉納すると願うと嵐が治まり帰国できたのでした。しかしすっかり奉納することを忘れていると、夜な夜な奇妙な火の玉が飛び回るようになり、慌てて帆柱を奉納したと言います。

このような逸話もあり、現在も大切にされている一の鳥居をくぐる際は軽く一礼するようにしましょう。

神様の通り道「玉の橋」

一の鳥居をくぐった左側にある真っ赤な橋は「玉の橋」と呼ばれる神様のための橋になります。神聖な橋なのでもちろん人間は渡ることができません。

別名「御神橋」とも呼ばれ、神様の力を授かることができるパワースポットとして人気があります。また周囲の緑と静かな小川にかかる赤い橋は目を引くものがあり、フォトスポットとしてもおすすめです。

願いが叶うと言われる「火の玉石」

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火の玉石は別名「重軽の石」と呼ばれる、弥彦神社でも人気のパワースポットです。神符授与所向かいに石が2つあり、持ち上げた時の重さで吉凶を占えます。

まず火の玉石を持ち上げる前に願いを心の中で唱えください。次に石を持ち上げますが、「軽い」と感じれば願いが叶い、「重い」と感じれば今は願いが叶う時ではないと言われています。

火の玉石が重たかった人も弥彦神社のパワースポットで力をお裾分けしてもらい、自身もさらに精進すれば軽いと感じる日が来るはずです。

また火の玉石は弥彦神社の鳥居に残る逸話にも深い関係があるのです。弘前藩の藩主・津軽信牧の城を飛んでいた2つの火の玉は、実は石で大人の頭くらいの大きさだったと言います。

不思議な威力を示した2つの石は帆柱と一緒に弥彦神社へ奉納され、火の玉石として現在まで受け継がれてきたのです。

御本殿・拝殿

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弥彦神社の御本殿・拝殿は随神門を抜けた先にあり、国の有形文化財に登録されています。御本殿の構造は拝殿に隠れて見えませんが、最もポピュラーな形式の「流造」となっています。流造は屋根が正面に向かって反りながら長く延びている点が特徴です。

流造の中でも弥彦神社の御本殿は「三間社流造(さんけんしゃながれづくり)」と呼ばれ、正面の柱間が3間ある構造となっています。正面中央にある拝殿は入母屋造の立派な構造で、周囲には祈祷殿などがあります。

しかし御本殿・拝殿は明治45年の大火で焼失しており、現在の社殿は大正5年に完成したものになります。

御本殿は焼失前、現在の宝物殿付近にありましたが、再建の際に弥彦山を背にする今の位置に移動されたそうです。ご神体に近いだけあり、強力なパワーが得られるパワースポットとしても注目されています。

また新潟の弥彦神社は島根の出雲大社、大分の宇佐神宮と同じく「二礼四拍手一礼」が正式な参拝作法となっています。他の神社と違う作法は新鮮で参拝時の楽しみの1つにもなるでしょう。

摂社・末社

新潟一ご利益があると言われる弥彦神社には、その神格の高さを表すように多くの摂社と末社があります。

摂社と末社は随神門の手前にあり、御本殿や拝殿を参拝する前にお参りすることで、よりご利益が得られると言われているのです。いずれの神社も天香山命の子孫や関係の深い神様が祀られています。

摂社は全部で8つあり、うち5社が境内にあります。崇神天皇の代に弥彦神社の社殿、祭事を整えたという「建諸隅命(たけもろずみのみこと)」が祀られている「乙子神社(おとごじんじゃ)」も境内で参拝可能です。

境外にある摂社は天香山命の妃「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」を祀った「妻戸神社(つまどじんじゃ)」など3社が弥彦神社の南北に建っています。

また末社は全部で9社あり、3社は境内の摂社と同じ場所にあります。境内にある「十柱神社(とはしらじんじゃ)」は国の重要文化財に指定され、国内でも重要な建造物と位置付けられています。

全摂末社を参拝してまわるのは少し大変ですが、新潟観光の醍醐味でもあるのでご利益を授かりに訪れてみてください。

御神木

フリー写真素材ぱくたそ

手水舎の向かいにある少し不思議な形をした椎の木が弥彦神社の御神木です。御祭神・天香山命が弥彦に居を決める際、椎の杖を立て「自分の住むべき土地ならば根が張り、草木が茂るだろうと」告げました。

するとお告げ通り椎の杖は大樹となり、弥彦神社と周辺は大変栄えたのです。そんな御神木の樹齢はなんと1000年で、弥彦神社を長い間見守ってきたことがわかります。

また明治の大火に遭った際も再び芽を出し、力強い生命力を持っていることからパワースポットとしても人気を博しています。御神木の高い再生力を授かれるので、特に病み上がりなどで弱っている人におすすめです。

宝物殿

Photo byBluesnap

弥彦神社の宝物殿は旧本殿跡近くにあり、弥彦神社に伝わる宝物や新潟県所縁の品々が展示されています。貴重な国指定の重要文化財や県指定の有形文化財は必見です。

1つは国宝、重要文化財の刀剣の中で日本一長いとされる大太刀「志田大太刀(しだのおおだち)」です。全長はなんと220.4cmで、反りが強めの湾刀という造形なっています。

志田大太刀は現在の新潟県長岡市にあたる越後国古志郡の夏戸城主・志駄定重が、岡山の備前長船の刀鍛冶に鍛えさせ奉納しました。刀剣好きの人はもちろん、珍しい文化財に興味のある人にもおすすめです。

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さらに新潟所縁の武将・上杉謙信公が弥彦神社に奉った文書も残っています。「上杉輝虎祈願文」には輝虎(謙信)公が武田氏や北條氏らと各地で争いを繰り広げている訳が書かれています。

「決して私利私欲のために行っているわけではなく、誓って非道はせず正義のために戦っているのです。」という内容で、神の助けがあるよう祈りました。上杉輝虎祈願文は謙信公の神仏に対する信仰の厚さが伺える重要な宝物と言えます。

弥彦神社は火災や戦乱に巻き込まれた歴史を持ち、古い宝物はほとんど消失してしまいました。現在展示されている宝物は混乱の中消えずに残った大変貴重な文化財と言えます。観光時はぜひ訪れて、弥彦神社の歴史が感じられる遺物に触れてみてください。

新潟の弥彦神社のご利益は?

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弥彦神社の御祭神・天香山命は別名「万能の神様」と呼ばれるほど、さまざまなご利益があることで知られています。御本殿に加え摂社・末社もあるので境内を一通り参拝してまわると、多くのご利益がいただけることもわかります。

家内安全、商売繁盛、恋愛運向上、交通安全、学業成就、五穀豊穣、仕事運向上、縁結びなど、ご利益の数は計り知れません。

ピンポイントでご利益を授かりたい場合はまず御本殿に参拝してから、希望のご利益がある摂末社をお参りすると良いでしょう。また普段からご利益を受けたい人は、授与所でのお守りの購入がおすすめです。

住所 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
電話番号 0256-94-2001

新潟の弥彦神社周辺のおすすめ観光スポット

Photo byFree-Photos

弥彦神社の周辺には弥彦をもっと知れるおすすめ観光地が集約されており、老若男女問わず楽しめるようになっています。近場でアクセスも楽なので、少し足を延ばして弥彦観光を満喫してみましょう。

弥彦山

弥彦山は弥彦神社の御神体で天香山命が祀られている御神廟があるので、参拝時には特に訪れたいおすすめ観光スポットです。標高は東京スカイツリーと同じ634mですが、ロープウェイやドライブコースがあり簡単に山頂までアクセスが可能です。

そして山道の整備もされているので、はじめての登山客にも人気が高いです。山頂からは弥彦村や日本海を一望でき、天気が良い日には佐渡島も目にすることができます。

また御神廟は縁結びのご利益があるパワースポットとしても知られ、縁結び祈願で参拝したい人にもおすすめです。

弥彦公園

弥彦公園は弥彦駅から徒歩1分の位置にあり、観光客や市民の憩いの場として親しまれています。公園の敷地内は豊かな自然に覆われており、四季折々の風景を楽しめます。

春は桜の名所、夏は蛍鑑賞ができるとして多くの観光客が訪れます。中でも秋の紅葉シーズンは名所と言われる「もみじ谷」での紅葉狩りがおすすめです。

朱色の観月橋と周辺を覆いつくす赤色や黄色の紅葉が織り成す趣ある景色が目を楽しませてくれます。夜は紅葉のライトアップも行われるので昼間とは違った景色を味わえることでしょう。

住所 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦667-1
電話番号 0256-94-3154

城山森林公園

Photo by 拂塵子

広大な敷地面積を誇る城山森林公園は美術館や野鳥の森、桔梗城跡、無料キャンプ場やテニスコートなどたくさんの施設が一緒になっています。

約20haの公園内にはトチやツツジ、サクラなど14000本ほどの樹木や花々が植えられていて、気分のリフレッシュにも効果的です。普段の散歩から観光まで幅広い目的で活用でき、遊べる場所も多いのでお子様連れにもおすすめです。

住所 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2487-1
電話番号 0256-94-4311

新潟最大のパワースポット「弥彦神社」に行ってみよう

弥彦の地には弥彦神社が歩んできた長い歴史が感じられるスポットがたくさんあります。山々の自然と神道文化が見事に調和し、厳かな空気を纏う弥彦神社は県内最強のパワースポットと言えるでしょう。

多種多様なご利益を授かることができる弥彦神社は、必ず訪れたい新潟観光の目玉と言って間違いないでしょう。

るるいえ
ライター

るるいえ

小学生のころから旅行と文化財を愛してやまない、るるいえです!行きたいところ、見たいものがあれば1人でどこにでも行きます。最近は刀剣にはまっているので、暇があれば博物館や関係地各所を巡っています。皆さんのお出かけの助けになるような情報を発信できればと思っています!

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