空気清浄機はカビ対策を忘れずに!効果的な予防・お手入れ方法をご紹介

空気清浄機はカビ対策を忘れずに!効果的な予防・お手入れ方法をご紹介

空気清浄機は、花粉症やアレルギー対策などに有効なアイテムです。部屋の空気を浄化する空気清浄機ですが、湿度の高い日本では空気清浄機の内部にカビが発生することがあります。放置すると健康被害も出てしまう空気清浄機のカビ対策を、カビ発生の原因と併せてご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.空気清浄機のカビ対策していますか?
  2. 2.空気清浄機にはなぜカビが生えやすいのか
  3. 3.空気清浄機のカビ対策に効果的なお手入れ方法!
  4. 4.空気清浄機にカビが生えてしまったときは?
  5. 5.空気清浄機のカビが生えないようにするためには?
  6. 6.空気清浄機のカビ対策は日々のお手入れにあり!

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空気清浄機のカビ対策していますか?

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花粉症やアレルギー対策として使用している人が多い空気清浄機は、部屋の空気を効率よく浄化してくれる便利なアイテムです。空気清浄機が花粉症やアレルギー対策に効果的といわれる理由は、空気清浄機特有の構造にあります。

メーカーや機種によって空気清浄機にはさまざまな機能がついていますが、基本となる機能は「空気浄化機能」です。

空気清浄機周辺の空気を機内に取り込み、内部に設置してある専用フィルターで花粉やアレル物質を除去するため、除去後の空気は清浄化された空気となります。花粉症やアレルギー症状は、花粉やアレル物質が体の一部に付着することで症状が現れます。

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ですから花粉やアレル物質の除去ができる空気清浄機は、効果的な対策といえるのです。ただし空気清浄機のフィルターは、花粉やアレル物質のみを採集するのではありません。空気の中にはカビ菌も含まれるので、カビ菌もフィルターで除去します。

空気が乾燥する季節であれば多少お手入れをしなくてもカビの予防ができますが、湿度が高い夏はカビの繁殖率が高いです。そのためこまめに予防対策を行っていないと、あっという間に空気清浄機内部にカビが大量発生します。

空気清浄機のカビ予防やお手入れの方法を紹介!

Photo by GEEK KAZU

部屋の空気を浄化してくれる空気清浄機は、花粉症やアレルギー症状の対策に効果的なアイテムですが、内部に発生したカビを放置するとさらなる健康被害の原因となります。カビといっても、種類は膨大です。

確認されているだけで地球上には8万種類以上のカビがあるといわれ、すべてのカビが人間に害を与えるものではありません。

たとえば日本でも人気のブルーチーズは、青カビを付着させて製造するチーズです。また白カビを付着させて作るチーズもありますが、チーズ作りに使う白カビも無害のカビに分類されます。

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このようにカビの中には食べても健康に影響のない種類もあるのですが、家の中で見かけるカビの多くは健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

チーズに使われる青カビは食べても問題のない「無害な青カビ」ですが、腐ったみかんや鏡餅の表面に発生する青カビは「有毒な青カビ」に分類されます。

有毒な青カビの中にはガンの原因にもなるマイコトキシン(カビ毒)を作り出すものもあるため、うかつに食べると体内でマイコトキシンが生成される危険があります。家の中で湿度の高い場所(浴室、トイレ、キッチンなど)に発生する黒カビも、体に有害なカビの1種です。

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空気中に放出された黒カビ菌を大量に摂取すると、アレルギー症状やぜんそくの発作を引き起こす可能性があります。黒カビの菌糸(根のようなもの)は根深いため、除去の方法が難しいのも特徴です。

さらに黒カビの中には、傷口から体内に侵入し重篤な症状を引き起こすエクソフィアラもあります。そのほかにもカビには免疫機能の低下を引き起こす危険なカビ毒を有する種類も多いため、健康を第一に考えるなら有毒なカビ菌は速やかに除去することです。

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空気清浄機の内部に発生するカビは、エアコンのカビ同様こまめなお手入れが必要になります。特に空気清浄機は空気清浄機周辺の空気を吸引し、浄化した空気を再度放出するので、内部にカビが発生していれば浄化した空気と一緒にカビ菌が放出されます。

このような状態ではどんなに高性能な空気清浄機を使用しても、効果的な対策とはなりません。だからこそ空気清浄機のカビ対策は、こまめに行わなければいけない重要なお手入れなのです。

空気清浄機にはなぜカビが生えやすいのか

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空気清浄金カビ予防方法を見つける前に、なぜ空気清浄機にカビが発生するのか、その理由を知っておく必要があります。発売当初の空気清浄機は、空機を清浄する機能のみを搭載した空気清浄機が主流でした。

これに対して近年の空気清浄機は、単に空気清浄機として使用するだけでなく、プラスαの機能が使える空気清浄機が主流です。中でも加湿機能付きの空気清浄機は、1台で空気清浄機と加湿器の機能が使えるため人気があります。

ところが加湿機能付きの空気清浄機は、空気を浄化する機能のみがついた空気清浄機よりもカビの発生率が高いです。

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加湿するためには水が必要になるので、加湿機能付き空気清浄機には内部に水タンクが設置してあります。フィルターでゴミやアレル物質を除去した空気には水分が加えられ、加湿器のように空気清浄機から放出されます。

そんな加湿機能付き空気清浄機の内部は、部屋中の空気から集めたカビ菌が加湿用の水と熱によって大量増殖する恐ろしい場所になっているのです。

だからこそ空気清浄機内部は「カビが大量発生しやすい場所」と認識し、除去方法だけでなく予防方法も熟知しておくことが重要になります。

空気清浄機のカビ対策に効果的なお手入れ方法!

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空気清浄機にカビが発生する理由がわかれば、カビに効果的な予防方法を実行するだけです。ただしカビの予防をするためには、すでに発生してしまった空気清浄機内部のカビを除去しなければいけません。そこ空気清浄機のカビ除去方法をご紹介しましょう。

空気清浄機のお手入れ:フィルター

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空気清浄機の内部にカビが発生しやすいのは、フィルターにカビ菌が大量付着していることが原因です。そのためまずは空気清浄機内部のフィルターを洗浄しましょう。空気清浄機のフィルター洗浄は、エアコンのフィルター洗浄とほぼ同じです。

ただし空気清浄機は、ほこりだけでなくにおいも採集します。そのためフィルターはプレフィルター(ほこり採集用フィルター)、脱臭フィルター(におい除去用フィルター)、集じんフィルター(空気から有害な粒子を分離するフィルター)の3種類が使用されています。

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プレフィルターはカビ菌のような粒子の大きいゴミを採集するため、取り外して洗浄することが可能です。気清浄機内で繁殖するカビ菌の多くは黒カビと赤カビなので、ホームセンターや通販で購入出来るカビ専用除去剤を使用します。

カビ菌は根が深いため、完全に除去するためにはカビ専用除去剤につけおきするのがおすすめです。薄める水の割合や温度は、使用するカビ専用除去剤の取扱説明書を参考にしてください。つけおきが完了したら、水で除去剤を完全に洗い流します。

天日干しをして、完全にフィルターを乾かしましょう。水分が残っていると再発の原因となるので、完全にフィルターが乾いたことを確認してから空気清浄機に装着してください。

空気清浄機のお手入れ:タンク

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加湿機能付き空気清浄機の場合、水タンクの内部にカビが発生していることが多いです。そのため取り外して内部を丁寧に掃除するのが、効果的な除去方法といえます。

カビを落とす際にはフィルター同様カビ専用除去剤をし遊しますが、除去剤に付ける前に、タンク内部に発生しているカビを取り除きましょう。傷がつかないよう洗浄用スポンジを使用するのが良いですが、細かな部分は使い古しの歯ブラシがおすすめです。

目に見えるカビが除去出来たらカビ専用除去剤につけおきし、洗い流してから柔らかい布などで水分を拭き取ります。

空気清浄機のお手入れの頻度は?

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カビの除去が完了したら、定期的にフィルターと水タンクのお手入れをするだけで効果的なカビ予防ができます。

手入れの頻度はあくまでも目安となりますが、通常であれば2ヶ月毎でOKです。ただし湿度が高い時期や加湿機能を頻繁に使用する場合は、1ヶ月毎を目安にするとよいでしょう。

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空気清浄機にカビが生えてしまったときは?

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空気清浄機にカビが発生してしまった場合は、フィルターや水タンクだけでなく、空気清浄機の主要パーツにもカビ菌が付着している可能性が高いです。パーツに付着したカビ菌を除去しなければ、フィルターと水タンクのカビ除去をしてもすぐにカビが繁殖します。

とはいえ空気清浄機のパーツは水洗いができません。その代わり取り外し可能なパーツは多いので、取り外せるパーツはすべて取り外し、濡らしたタオルでカビ菌や汚れを取り除いた後、乾いた布で拭き上げをしてください。

仕上げの拭き上げがきちんとできていないとカビの発生源となるので、完全に乾くまで拭き上げをしましょう。

空気清浄機のカビが生えないようにするためには?

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空気清浄機本体のカビ除去と予防対策ができたら、カビの発生を予防する使い方も意識してみましょう。簡単にできることばかりですが、使い方を変えるだけでカビ予防の効果がアップするので試してみてください。

部屋の広さや置き場所を確認する!

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空気清浄機には、機種ごとに「適応床面積」が設定されています。適応床面積は空気清浄機が効果的に機能するのに適した部屋の広さのことで、適応床面積よりも広い部屋で使用すると、適応床面積で使用した場合よりも早くフィルターが汚れます。

フィルターには大量のカビ菌が含まれるので、早く汚れる場合はフィルター掃除の頻度を増やさなければいけません。

さらに適応床面積よりも広い部屋で使用すると、空機の浄化機能にも問題が出ます。カビ予防だけでなく、効果的に空機を清浄化するためにも、部屋の広さにあった空気清浄機を使用するようにしましょう。

空気清浄機を使用する部屋を掃除する!

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空気清浄機だけで、部屋の空気をすべてきれいにすることは難しいです。基本的に空気清浄機が浄化できるのは浮遊ゴミ(カビ菌や花粉など)で、床やカーペットに付着したカビ菌は除去できません。

除去できないままで放置しているとやがて付着した部分にカビが繁殖し、カビ菌を放出します。放出されたカビ菌を空気清浄機が吸引すれば、カビ菌がフィルターに付着し、カビの繁殖につながります。ですから空気清浄機だけでなく、部屋の掃除も定期的に行いましょう。

タンクの水は毎日入れ替える!

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水タンクはカビや雑菌が繁殖するのに適した環境です。ただしタンクの水が常に新しければ、カビや雑菌は繁殖しません。ですから面倒でもタンクの水は、毎日取り替えるようにしましょう。

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Amazonを利用する方は多くいるのではないでしょう。Amazonにはたくさんの商品が売られていますが、その中でもおすすめのAmazonの空気清浄機を紹介します。Amazonの空気清浄機といっても、機種がたくさんあり迷われる方が多いことでしょう。

空気清浄機のカビ対策は日々のお手入れにあり!

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空気清浄機は、部屋の空気を浄化するのに便利なアイテムです。特にウイルスの除去に効果がある空気清浄機は、新型コロナ対策にもなります。

そんな空気清浄機ですが、構造上カビが発生しやすいです。正しく効果的に使うためにも、こまめにお手入れをしてカビの予防に努めましょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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