ぶっかけうどんは岡山・倉敷発祥の郷土料理！人気の食べ方をご紹介

茹でたうどんを丼ぶりに乗せて出汁つゆをまわしかける、簡単調理のぶっかけうどんは忙しいときの食事にぴったりです。ネギなど薬味を乗せるだけで立派なごはんになり、出汁の美味しいつゆと薬味との相性もいいです。かつおぶしや冷蔵庫にある梅干しを乗せても、十分に美味しく食べられます。

また、ほうれん草など葉物野菜やかまぼこ、さらに卵を乗せたりとアレンジも豊富で食べ飽きないのもぶっかけうどんの魅力です。自宅にあるうどん麺と出汁つゆ、薬味とトッピングがあれば立派なお献立になります。冷蔵庫のあまりものを使って、豪勢なぶっかけうどんにも変身させることができます。

小さなお子さんや硬いものが食べられないご年配の方にも重宝するのがうどん料理です。食欲がないときは、梅干しや大根おろしを乗せていただくのもおすすめです。冷凍庫にうどんをストックする方もいるほど使い勝手のいい食材といえます。

ぶっかけうどんを実際に食べたことはあっても、発祥地や特徴を知らない方も多いです。本記事では倉敷ぶっかけうどんの特徴や、かけうどんとの違いなどを解説します。

うどんといえば香川県の讃岐うどんが有名ですが、ぶっかけうどんに関しては岡山県倉敷市が発祥といわれています。ぶっかけうどん発祥の地倉敷市は中国地方の岡山県南部に位置し、倉敷美観地区など昔ながらの情緒あふれる街並みが残り、白壁でも全国的に知られているエリアです。

ぶっかけうどんの発祥地というよりも、観光地として知られている部分が多いのが現状です。岡山県以外にお住まいの方には、ぶっかけうどんが郷土料理であることをあまり知られていません。ぶっかけうどんがどうして倉敷なのか、もう少し掘り下げていきます。

そもそもぶっかけうどんは岡山の郷土料理として昔から親しまれてきましたものです。しかし、日本各地でもぶっかけうどんのような食べ方をしていたので、正式に倉敷がぶっかけうどんの発祥地であるかは定かではなく諸説あります。ただ、ぶっかけうどんを初めてお店で提供したのは倉敷です。

倉敷や高知に今もお店を構える「ふるいち」といううどんチェーン店がぶっかけうどんを商業化したことで、倉敷ならではのぶっかけうどんが定着したというわけです。また、「ぶっかけ」はふるいちの登録商標になっています。ぶっかけうどんの発祥の地とされるひとつの理由になります。

うどん発祥の地と思われていることの多い香川県、実は福岡県が発祥地であるという説もあり、ここでも発祥地問題が勃発していますが、本記事では香川県と岡山県のぶっかけうどんの違いについてご案内します。

香川県のぶっかけうどんに限らず、讃岐うどんは強いコシと弾力感があります。麺に大きな特徴を持つこともあり、ダイレクトにうどんの味わいと食感を堪能できるぶっかけうどんは人気の食べ方です。うどん屋さんはぶっかけうどんを取り扱うお店が多く、うどんを堪能できるおすすめの調理法です。

うどんを堪能できるおすすめの食べ方ぶっかけうどんですが、香川県では薬味として大根おろしやネギをトッピングするのが一般的です。濃いめのつゆをかけていただくのはぶっかけうどんの共通の特徴ですが、味わいが異なるので食べ比べるのもおすすめです。

岡山発祥といわれているぶっかけうどんにも濃いめのつゆをかけますが、香川県とは違い甘い味わいになります。また、初めてぶっかけうどんをお店で提供したふるいちにはいろんなメニューがあり、様々な食べ方で楽しめるのも魅力です。

倉敷うどんの麺は適度にやわらかく、モチモチした食感が特徴になります。薬味は香川県のものとは少し異なり、お肉やキムチを乗せるなどアレンジしたメニューが用意されています。ただ店舗によってトッピングの特徴が異なるので一様にはいえません。

郷土料理ぶっかけうどんにいろんな具材をトッピングして、甘く濃い出汁つゆをまわしかけていただきます。乗せる具材によってあっさりにも、こってりにも味変できるので様々な食べ方がしたい場合におすすめです。同じぶっかけうどんであっても、岡山県と香川県で違った特徴があります。

よく混同されがちなのがかけうどんとぶっかけうどんです。香川県や岡山県などうどんを郷土料理とする地方にとっては一目瞭然かもしれませんが、うどん屋さんにあまり行かない方からすると違いがわからないといいます。かけうどんとぶっかけうどんは一体どのように違うのでしょうか。

まず、かけうどんとぶっかけうどんに使用している麺は変わりありません。うどんそのものは同じですが、つゆの違いによって呼び名が変わります。かけうどんは熱々の出汁スープにうどん麺が入っているものです。うどんと聞いて一般的に想像するものが、かけうどんに当てはまります。

かつお節や昆布などで出汁をとり、しょう油やお酒などで調味した出汁スープを使っています。ネギや辛みをかけたり、ワカメなどトッピングを乗せたりする食べ方がオーソドックスです。旨みたっぷりのスープを味わえるのもかけうどんの醍醐味といえます。子供も食べやすくおすすめのかけうどんです。

一方、ぶっかけうどんは丼ぶりにそのままうどん麺を入れて、出汁スープを注がないのがポイントです。出汁スープではなく、濃いめのつゆをまわしかけていただきます。出汁の効いたおよそ100ccのつゆです。郷土料理ぶっかけうどんでは、先述したように甘めに調味されています。

ぶっかけうどんをもっと美味しくするおすすめの食べ方をお教えします。倉敷うどんならではの食べ方もありますが、いろいろと試してみてお気に入りの食べ方を見つけてみてください。

郷土料理ぶっかけうどんには、様々なトッピングを加えて食べるという特徴があります。もちろん注文したものによりますが、かまぼこや卵などがきれいに盛られています。崩すのはもったいないところでも、うどんと具材、さらに出汁つゆをよく混ぜてください。

丼ぶりの底からうどん麺をすくって、トッピングの上に乗せるぐらいの勢いで混ぜ合わせていきます。汚いと思う方もいるかもしれませんが、これがぶっかけうどんをさらに美味しくするおすすめの食べ方なのです。よく混ぜることにより、つゆとうどん麺、具材に複雑な味わいを絡ませることができます。

ぶっかけうどんは濃いめの出汁つゆを使うのが特徴なので、丼ぶりの底につゆが溜まっていると、うどん麺の一部分にしか味が染みません。つゆがかかっていない具材や麺は味気なく、染み込んだ部分は濃すぎるというアンバランスな味になってしまうため、よく混ぜ合わせるのがおすすめです。

冷たいものにおろし山葵を添え、温かいうどんには生姜をトッピングします。おろし山葵のツンとくる辛みが冷やされたうどんにマッチし、飽きることなく最後までいただけます。また、生姜のピリッとした刺激が温かいうどんと相まって身体の内側からほんわりします。

もちろん習わしに限定せず、お好みの薬味を使った食べ方もできます。人によって気に入った食べ方は違うので、いろんな薬味を試してみるのもおすすめです。ただ、つゆを少量しか使わないため、辛みがダイレクトに伝わります。かけすぎには注意しましょう。

薬味に限らず、豪華な具材のトッピングも特徴的です。海老天を乗せたぶっかけうどんも人気ですし、濃いめの味付き肉を乗せたトッピングも男性に人気があります。さっぱりいただくなら梅と大根おろしを乗せた食べ方もおすすめです。いろんな具材をぜひ試してみてください。

岡山まで行けないという方は、通販ネットでお買い物してみてはいかがでしょうか。名店のぶっかけうどんをご自宅で楽しむことができます。通販サイトにはレビューもあるのでぜひチェックしてみてください。

大手通販サイトで「倉敷うどん」と検索すると、ふるいち店のぶっかけうどんがたくさん表示されます。ぶっかけうどんを初めてお店で出した倉敷の人気店です。通販サイトで特に人気なのが「ふるいち 倉敷うどん ぶっかけ」、使いやすい半生タイプのうどん麺になります。

半生タイプは生麺よりも賞味期限が長く、茹で時間は少し短くなります。「ふるいち 倉敷うどん ぶっかけ」のうどん麺は製造日から30日ほど持つので、すぐに食べなくても保管可能です。こちらは12人前ですが、18人前と24人前のぶっかけうどんも用意しています。

ふるいちならではの人気うどん麺がご自宅でも味わえます。讃岐うどんほど硬くなく、適度にソフトでふんわりとした口当たりが特徴的です。やわらかさがありながら、噛むとコシも感じ絶妙なバランスに仕上げています。滑らかなうどん麺は喉ごしも良く、子供から大人まで人気の通販商品です。

味の要となるのがつゆです。ふるいちのぶっかけうどんで使用しているつゆは、鹿児島県や高知県などかつお節の有名な産地のものですが、季節によって選ぶものを変えています。さらに、北海道産の昆布や瀬戸内海産のいりこを使い、材料にこだわっているのも人気の理由です。

「ふるいち ぶっかけ凍らし麺ととろろ細ぶっかけセット」も人気の高い商品です。うどん麺とつゆはもちろん先述したものと同じで、素材にこだわった美味しいものを使っています。甘く濃いつゆは子供にも好評で、ご家族みんなで楽しめる味わいです。8人前商品なので十分に堪能できます。

トッピングに含まれている天かすには、つゆにも採用している一番だしを使っています。きざみ海苔やネギ、おろし生姜なども入っているので、他に用意する必要はありません。また、とろろと細めのうどん麺がよく絡んで食欲が減退する夏にも美味しくいただけます。

レビューを見てもリピーターしている方が多く、手軽に美味しいうどんがいただけると人気です。薬味を用意する手間がないため、うどん好きな方への贈り物にも選ばれています。ふるいち店舗で食べた味と同じ！という口コミもあり、現地へ行けない方は通販でお取り寄せするのもおすすめです。

岡山に行ったら食べたい！ぶっかけうどんの美味しいお店を3店舗ピックアップしました。ぶっかけうどんを広めた名店や行列の絶えない有名店まで、美味いうどんが食べられるお店です。

名店「倉敷うどん ぶっかけ ふるいち」をご紹介します。「ぶっかけ」という言葉を商標登録したお店は、一度食べてみる価値アリです。倉敷うどんの特徴ともいえる、ソフトでありながらコシもある麺にすべく研究を重ねてきました。

小麦粉のいい部分だけを製粉し使っています。さらに瀬戸内海の自然塩やミネラルバランスが整った水を選んで、日々美味しいぶっかけうどんを提供しているふるいち店です。ふるいちは全国からご当地うどんが集まるフェスに参加し、全国1位に2度輝くなど実績も伴っています。

ふるいち本店は倉敷市阿知にあり、仲店や水島店、イオンモール倉敷店を含む14店舗を構えています。詳しい店舗情報については、ふるいち公式ホームページにも掲載されているのでぜひチェックしてみてください。

山陽本線・中庄駅から歩くとすると20分ほどでたどり着く「本格手打ちうどん とも作」です。駅から歩くと遠いので車利用がおすすめです。駐車場もあります。本格手打ちうどん・とも作のおすすめメニューは「とも作ぶっかけ」です。

とも作ぶっかけには海老天とカボチャやさつまいも、さらにしその天ぷらまで盛った贅沢ぶっかけうどんです。ボリュームがありながらもツルっとした喉ごしなので、最後まで美味しくいただけます。鰹出汁の風味と甘さの効いたつゆなのでよく混ぜていただきましょう。

茶屋町駅から3キロほど離れた場所に佇む「天乃うどん店」もおすすめ店です。約10台利用できる駐車場を備えており、ご家族での利用もできますが、人気店のため混雑時は相席になることもあります。リーズナブルな価格設定も魅力で、多くのお客さんが2品頼みます。

天乃うどん店のおすすめぶっかけうどんは「ぶっかけ玉子」です。熱々の茹でたて麺の上に天かすとかつおぶし、ネギが乗っています。つゆをお好みの量まわしかけていただきましょう！甘めのつゆと玉子が絡んで、まったりとした美味しさです。行列のできる人気店・天乃うどん店をご紹介しました。

岡山県の郷土料理であるぶっかけうどんは、讃岐うどんとまた違った美味しさです。濃くて甘い味付けのつゆと喉ごしのいいうどんは、子供も大人も虜になります。通販でも郷土料理のぶっかけうどんをお取り寄せできるのでぜひご賞味ください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。