コストコ・会員更新手続きの流れを解説！ネットで便利に行えるその方法とは？

日本でも人気のコストコ（コストコ・ホールセール）は、倉庫型スーパーとして1983年にアメリカ・シアトルに誕生しました。

2022年7月時点世界各地に847のコストコ店舗が営業していますが、最も店舗数が多いのはコストコ誕生の地であるアメリカです。世界に7847あるコストコ店舗のうち約500店舗がアメリカにあるので、アメリカ国内では非常に有名なスーパーといえます。

コストコはアジアでも人気で、台湾・韓国・中国にも店舗を拡大中です。もちろん日本でもコストコは人気が高く、アジア圏では最も多くのコストコ店舗が日本にあります。2023年1月現在、日本国内に31店舗があり、いずれの店舗も人気です。

日本最北端のコストコ店舗「コストコ札幌店」は、北海道札幌市にあります。首都圏では東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城に店舗を展開中です。

コストコは倉庫型スーパーのため、広大な敷地を確保する必要があります。そのため土地の確保が難しい東京23区内にはコストコ店舗はありません。なお東京都内にあるコストコ店舗は、東京都町田市の「コストコ多摩境倉庫店」です。

首都圏では、神奈川と千葉にコストコ店舗が集中しています。神奈川にはコストコ川崎倉庫店・コストコ座間倉庫店・コストコ金沢シーサイド倉庫店、千葉にはコストコ幕張店・コストコ木更津倉庫店・コストコ千葉ニュータウン倉庫店があり、いずれの店舗も人気です。

31ある日本のコストコ店舗には、敷地内にコストコガスステーションを完備している店舗もあります。

首都圏では茨城のコストコつくば倉庫店のみですが、宮城・コストコ富谷倉庫店、山形・コストコかみのやま倉庫店、富山・コストコ射水倉庫店、福岡・コストコ北九州倉庫店などがガスステーション完備店舗です。

ただし倉庫型スーパー・コストコは、一般的なスーパーと異なり会員制スーパーです。そのためコストコに入店・買い物をするにはコストコ会員にならなければいけません。しかもコストコの会員は有料制なので、年会費が発生します。

コスパが良いと人気のコストコガスステーションを利用する場合も、コストコの会員カードが必要です。一度会員に入会すれば会員カードがもらえますが、有効期限以降も利用したい場合は、その都度更新手続きが必要になります。※2023年1月26日時点、コストコ公式HPの情報より。

便利でお得な倉庫型スーパー・コストコですが、会員カードがなければ買い物どころか、売り場に入ることすらできません。そのため利用の際には会員登録が必要です。

ただし会員には有効期限があります。有効期限が切れてしまうと会員の資格がなくなるため、継続して利用するには更新手続きが必要です。

発行された会員カードの有効期限は1年間です。有効期限内であれば入会時に支払った年会費のみで利用可能ですが、2年目も利用したい場合は有効期限内の更新手続きが必要になります。

コストコは高品質・低価格の維持と安心・安全なスーパーを実現するため、有料会員システムを導入しています。そのため会員カードは入会した本人以外が利用できないように、顔写真付きのカードとなっていますし、無料でもらえる家族カードも利用条件付きです。

なお会員カードの更新手続きは、原則として有効期限内に行う必要があります。更新手続きのタイミングは、カード裏面にある入会年月でチェックしてください。

会員カードにはいくつか種類がありますが、いずれのカードも有効期限は1年なので、カードに記載された入会年月の1年後が有効期限最終月（更新最終月）です。

会員カードの有効期限内に退会すれば、コストコの場合、1年分の年会費が全額返金されます。ですから「便利だけれど自宅から遠い」「引越ししたら、近所にコストコがなかった」などの理由で利用しない場合は、有効期限内に退会手続きを進めましょう。

なお返金可能なのは有効期限内の退会手続きに限られるため、更新手続き同様、カードに記載されている入会年月を必ず確認してください。

入会から1年以内の退会手続きなら全額年会費が返金されますが、退会手続きから1年以内は再入会ができません。しかも「入会できないのは退会した本人だけではない」という点にも注意が必要です。

会員になると同居する家族・パートナー（身分証明書の住所が同じ人物）が利用できる家族カードが発行されますが、退会すると家族カードの利用もできなくなります。さらに家族カードで登録した家族やパートナーも、退会手続きから1年以内の新規入会ができません。

入会した本人以外でも利用できる家族カードは、本カード（会員のみが利用できる顔写真付きのカード）と連動しています。そのため家族カードの有効期限は本カードと同じですし、本カードの契約を更新すれば、家族カードも自動的に更新されるので、個別の手続きは不要です。

コストコ会員の更新手続き方法は、入会手続き方法と同じです。そのため「店舗で直接更新」と「ネットで更新」の2種類から、利用しやすい方法を選んで手続きを進めましょう。

「コストコを頻繁に利用する」「ネットのような機械の操作が苦手」という人には、店舗で直接更新する方法が便利です。店舗で直接更新する場合も、「レジ精算時に更新」と「コストコサービスカウンターで更新」の2つから選べます。

買い物のついでに更新するのであれば、コストコのレジ精算時に更新手続きをするのがおすすめです。更新手続きをするといっても年会費をレジで支払うだけなので、買い物金額に年会費を上乗せした合計金額をレジで支払えば、更新手続きが完了します。

レジが利用できれば更新が可能なので、営業時間を気にしながら来店する必要もありません。なお年会費の支払いが終わればカードデータ（家族カードを含む）も自動的に更新されるので、短時間で簡単に手続きができる便利な方法です。

コストコ入口にあるサービスカウンターで更新手続きをする方法もあります。カウンターの場合も、レジでの更新と同じく、年会費の支払いのみで更新できます。

入会時のように身分証明書の提示や写真撮影もないので、利用者がいない時間帯であれば、更新手続きは数分で完了です。ただしカウンターでの更新手続きは、所要時間の予測がつきません。

入退会手続きやその他の手続も並行して行っているため、土日祝日は非常に混雑します。ですからカウンター手続きを希望する場合は、混雑を避けて来店するようにしましょう。

コストコの実店舗で直接更新しなくても、ネットで更新する方法があります。そもそもコストコでは入会手続きも公式WEBサイトからできるので、同じようにネットで更新も可能です。

便利なネット更新は、仕事や家事の合間にネットで更新料の決済手続きをするだけでできます。身分証明書の提出や更新後のカードの交換などもないので、更新料（年会費）を支払えば自動的にカードデータが更新されます。

ネット更新申請フォームはコストコ公式WEBサイトにあるので、専用フォームを開き、決済手続きをしてください。なおネット更新の場合、更新料の支払いはクレジットカード払いのみです。

決済手続きにはクレジットカードの番号入力があるため、ネット更新の作業を進める前に、決済に利用するクレジットカードを準備しましょう。

入会手続きとは違い、更新手続きは更新料を支払うだけで終了です。そのため短時間でできる便利な方法を利用すれば、わずか数分で更新手続きができます。更新手続きの受付は、原則有効期限の2ヶ月前からです。

もちろんそれ以前に更新料を支払っても問題はありません。前倒しで支払った更新料は、期限後に年会費として処理されるため、早めに支払いをしても損にはならないのです。

ですから有効期限が心配という場合は早めの手続きでも問題はありませんが、慌てて手続きをする必要もありません。なお更新手続きを行うタイミングによっては、お得になることもあります。

コストコでは、会員カードの有効期限を月単位で計算しています。カード裏面に表示されている入会日も、入会した年月しか記載されません。ですから月初めに入会した場合、有効期限の月末に更新料を支払うと、約1ヶ月分の年会費がお得になります。

更新月の2ヶ月前からコストコでは会員手続きが可能ですが、うっかり有効期限が過ぎてしまった場合も、更新料を支払えばすぐに会員資格が復活します。

ただし期限が過ぎてしまった場合は、「どのタイミングで更新料を支払うか」がポイントです。有効期限から2ヶ月間は、更新料を支払っても有効期限の変更はありません。そのため期限切れから1ヶ月後に更新料を支払った場合、1ヶ月分の年会費が無駄になります。

ところが期限切れから3ヶ月以降で更新料を支払うと、有効期限の年月が変更されます。この場合は更新手続きを行った年月の1年後が新たな有効期限となるので、年会費の損が一切ありません。

1ヶ月以内の期限切れであれば利用頻度で更新のタイミングを計ればよいのですが、期限切れから2ヶ月目であれば、3ヶ月が過ぎるまで待ってから手続きをした方が断然お得です。

コストコの会員システムは、有効期限が切れても更新料を支払えばすぐに会員資格が復活する便利なシステムです。期限が切れている間の年会費を支払わずに更新ができる点はお得ですが、期限内に更新するとさらにお得になります。

実はコストコでは期限内に手続きした会員限定の特典があり、その特典がとても魅力的なのです。特典内容は実施年度によって異なるのですが、中には更新したその日から利用ができるお得＆便利な特典もあります。

更新当日にもらえる特典であれば、買い物の前にカウンター手続きまたはネット手続きでお得＆便利な特典がもらえますし、その日の買い物で得点を使えばお得度も2倍です。

そのため特典内容によって手続き方法を変えるのも、お得にコストコを利用する方法といえます。そこでここからは、過去に実施された特典の中でも特に人気が高かった3つの特典をご紹介しましょう。

コストコ1日特別招待券は、いわゆる「ワンデーパス」と呼ばれる非会員向け特別招待券です。会員登録をしなくても1日限定で会員と同じように店内への入場や買い物が楽しめます。

「ワンデーパス」と呼ばれることが多いですが、あくまでも招待券なので非売品です。会員であれば期限内の更新手続き特典や、年2回配布されるショップブックなどから入手することができます。ところが非会員が入手するのは非常に難しいです。

コストコ商品や店舗の特集記事が掲載されている雑誌の付録にもなるので、雑誌を購入すれば入手できます。ただし掲載時期は未定ですし、「付録になる」と断言はできません。

コストコが発行するチラシに招待券が添付されていることもありますが、チラシの配布は不定期なうえに、配布エリアも限定されます。

そのため非会員が無料で招待券を入手することは、とても難しいのです。そんなレアなチケットが期限内更新の特典になるので、会員の間でも人気があります。

あらゆるカテゴリーの商品を扱うコストコでは、店内で販売されるタイヤをお得な料金で購入出来る「タイヤクーポン」が、期限内更新の限定特典として配布されることがあります。

タイヤは消耗品ですが、パンクのような破損による交換でない限り、通常は2本または4本同時に交換します。1本でも高価なタイヤを複数同時に交換となると、かなりの出費です。ただしタイヤの機能は安全性に関係するので、あまりに安い商品だと品質が心配です。

その点でいえば、コストコが取り扱っているタイヤは一流ブランドのみなので、機能・品質面では問題ありません。さらに独自のシステムでこれらのブランドタイヤを低価格販売しているので、割引クーポンなしでも、一般的なカーショップより安く購入できます。

そんなコストコのタイヤが、割引価格で購入出来る「タイヤクーポン」は、車を所有しているが会員が多いコストコではとても人気です。

2023年1月現在、タイヤクーポンは配布されていません。しかしタイヤキャンペーンというタイヤクーポンと同じくらいお得なサービスがあります。またコストコでタイヤを4本購入すると、その後のタイヤ交換が無料になります。

まとめ買いが基本のコストコショッピングで欠かせないクーラーバッグも、期限前更新手続きの特典になることがあります。クーラーバッグのほかにも、「わざわざ購入することはないけど、あればぜひ使いたい」という便利な日用品も、人気の高い特典の1つです。

コストコ会員更新手続きは、便利なネット更新がおすすめです。更新手続きは月単位で可能ですが、有効期限内に更新料を支払うとワンデーパスのような嬉しい特典がついてきます。

なお有効期限が過ぎても改めて更新手続きをすれば、更新料のみで更新ができるので、有効期限が切れても諦めずきちんと更新手続きをしましょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。