店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
長野有数の温泉地!野沢温泉はどこにあるの?
野沢温泉は長野県下高井郡野沢温泉村にある日本で唯一、村に「温泉」がついていることでも有名です。その歴史は古く諸説ありますが聖武天皇の時代にいた僧行基が発見したとも言われています。
野沢温泉街は毛無山の裾野に広がる比較的庶民的な佇まいの温泉地です。温泉街の特徴は坂道が多く、曲がりくねった道が続きます。
そうした特徴を活かして日本でも有数のスキー場があり冬場はスキー客で賑わう民宿やペンションも数多く点在しています。
野沢温泉に来たら外湯めぐりを楽しみましょう。観光客も利用ができるのでおすすめです。ただ野沢温泉の外湯は温度が高いのが特徴なので長く入ると体に負担をかけますから注意が必要です。
お湯の温度が高い源泉掛け流しで知られる野沢温泉ですが忘れはいけないのが温泉の入り方です。旅行者がマナーを知らずにどんどん加水して温泉をぬるくしてしまうと地元の人に迷惑です。
入り方はくれぐれも注意しましょう。また外湯はどこも料金無料となっていますが維持費を考えるとそのまま帰るわけには行きません。
各外湯には賽銭箱が設置されていますのでお湯を使わせていただいたお礼として幾らかのお金を入れてあげて下さい。
車や電車でのアクセス情報!
車の場合、東京からは関越道を使い塩沢石打ICへ、国道353、117号線で野沢温泉方面へに向かいます。
大阪からは吹田ICから名神高速を使い小牧JCT経由で岡谷JCT、更埴JCTを経て豊田飯山ICへ、国道117号線で野沢温泉に向かいます。
電車は東京駅から北陸新幹線で飯山駅、名古屋駅からはJR中央線・篠ノ井線を使い長野駅でJR飯山線に乗り換えて飯山駅を目指し、飯山駅からは直通バス「野沢温泉ライナー」もしくは路線バスで野沢温泉に向かいます。
野沢温泉といえば【外湯めぐり】を楽しもう!
野沢温泉と言えばなんと言っても外湯めぐりです。外湯最大の「大湯」は平成7年に再建され野沢温泉街のど真ん中にあります。こうした外湯が野沢温泉には13もあります。
野沢温泉を楽しむなら外湯めぐりは外せません。外湯は江戸時代からあってこれが現在の共同浴場として地元の人や観光客にも親しまれています。
泉質はアルカリ性で100%源泉掛け流しの天然温泉で40℃から90℃とかなり熱めのお湯となっています。加水ができますが入り方のルールであまり温度を下げないことです。
また外湯を楽しむならマップをもらって温泉街を散策するがおすすめです。外湯マップは観光案内所や土産物屋、旅館などでも手に入るので野沢温泉めぐりをするならおすすめです。
外湯の入り方やマナーは?持ち物や料金について!
外湯の入り方やマナーと言っても難しくはありません。基本的な外湯の入り方は銭湯や旅館の大浴場と変わりません。
入り方は掛け湯で身体を流してから入浴します。また風呂から上がる時は湯上りを濡らさないように持参したタオルで拭いてから上がります。
野沢温泉の外湯はシャンプーや石鹸が使用禁止で蛇口からは水しか出ません。そのため髪や身体を洗うのは旅館に戻ってからにします。
野沢温泉の外湯は源泉掛け流しのため湯船の温度が高くなります。そのため入り方を知らない観光客が水を注いで湯を冷ます人もいますが、地元の方には迷惑な行為です。
野沢温泉を楽しみたいなら郷に入っては郷に従えで地元の人に入り方を聞いてみましょう。外湯には熱湯とぬる湯があります。
慣れないうちはおすすめはぬる湯でまず慣れてから徐々に熱湯に入るようにすれば無理なく楽しめることでしょう。
外湯に入るなら持ち物は最小限にしておきましょう。コインロッカーなどないところもありますから、盗難防止のために貴重品は持って入らないようにするのもルールです。
温泉場にある外湯は地元民にしか開放されていないものが多いのですが、野沢温泉では観光客にも門戸を開いています。そのため料金は設定されていません。
しかしながら料金無料と言ってもこうした外湯を維持管理するのは地元の方たちが維持するには相当の費用がかかります。
そのため入り口に置いてある賽銭箱に料金の代わりとして寸志を入れることを忘れないで下さい。みなさんが気持ちよく入浴できるのはそういった方たちの努力のよるものだからです。
入浴を楽しみに来る人たちに気持ちよく入ってもらうためには一人一人がルールを守り、正しい外湯の入り方を覚えることが必要です。料金の考え方についても同じです。
外湯めぐりに便利な【外湯マップ】を活用しよう!
野沢温泉で外湯めぐりをするなら「外湯マップ」の利用をおすすめします。旅館などで手に入ります。マップを使えば効率よく13の外湯をめぐることができます。
実際に全部入浴すると約2時間、一軒の入浴時間を3分と見積もって駆け足で回っても2時間はかかる計算になります。
マップを使っても狭い路地が多い野沢温泉は道に迷うこともあり、雪が積もれば足元も悪くなり2時間なんて到底無理なので焦らず腰を据えてゆっくりめぐりましょう。
野沢温泉で絶対に行きたい外湯!
野沢温泉の外湯は天然温泉100%掛け流しの共同浴場が13もあり、江戸時代から続く野沢温泉村の大切な財産です。
その魅力は温泉だけでなく、「大湯」を代表する江戸時代の趣が現代に伝える美しい建築が訪れるものたちを感動させてくれます。
ウインタースポーツで汗をかいたら外湯で身体を温めて疲れを癒すのもおすすめです。13の外湯はそれぞれ特徴があるのでぜひ楽しんでみて下さい。
お気に入りの外湯が見つかったら入り方やマナーなど気を付けて楽しいひと時を過ごしましょう。
大湯(おおゆ)
野沢温泉のシンボルでもある「大湯」は温泉街の中心にあり、江戸時代の湯屋建築が目印です。湯船と更衣室があり、シャワーもシャンプーなどもありません。掛け湯用の桶があるだけです。
「大湯」は身体を洗う場所ではなく癒すだけの昔ながらの外湯と言えます。夕方になると地元の人も来て湯船は芋洗い状態になります。
「大湯」には飲泉もありますので源泉を外からも内からも堪能できます。おすすめの時間帯は早朝、昼間、21時以降が穴場です。
料金は無料ですが観光客であれば誰もが気持ちよく入浴できるように賽銭箱には料金の代わりとして寸志を忘れずに入れて下さい。
泉質や効能・アクセス情報など
「大湯」の泉質は単純硫黄泉で、効能は胃腸病・リウマチ・婦人病・中風などに効果があると言われています。
「大湯」のアクセス方法ですが上越道豊田飯山ICより国道117号線経由して、野沢温泉方面まで約30分です。駐車場はありません。公共交通機関はJR飯山駅からバスで野沢温泉に向かいます。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9328 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
河原湯(かわはらゆ)
「河原湯」は「大湯」のすぐ近くにある外湯でそばの水路にはこんこんと水が流れています。お湯の色はエメラルドグリーンを思わせる深い色をしています。
硫黄泉で源泉の湯量も多くどんどん流れて来てお湯の鮮度も抜群です。「大湯」が激混みな時間帯は比較的空いていることもあるのでおすすめです。
営業時間は「大湯」とおなじく朝5時から23時までで、12月から3月は朝6時からとなっています。料金は無料となっています。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷湯沢949 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
熊の手洗湯(くまのてあらゆ)
「熊の手洗湯」はレトロ感覚あふれる外湯でしたが2015年に再建されて現代威風の木のぬくもりを感じる佇まいに生まれ変わりました。
こちらの温泉は歴史があり1300年前の養老年間(717~724年)まで遡ります。傷を負った熊がお湯につかって治す姿を見た人が温泉を発見したことから始まります。
こちらのお湯は源泉が40℃と比較的低めなのでゆっくり湯舟につかってくつろぐこと事ができます。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8955 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
麻釜の湯(あさがまのゆ)
「麻釜の湯」は、麻釜通りに面する温泉で木造の銭湯の様なイメージが特徴です。穴場的存在の外湯温泉です。浴場は御影石が敷き詰められた落ち着いた雰囲気でお湯は少し熱めですが耐えられない温度ではありません。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8757 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
真湯(しんゆ)
「天下乃名湯眞湯」という石碑があるくらい13の外湯の中では群を抜く泉質で乳白色をした温泉は野沢温泉では貴重な存在です。
ロケーションも温泉街から外れた高台にあるため、知る人ぞ知る的な温泉で硫黄の匂いもきついのが特徴です。湯の花がここでは見ることができます。
「真湯」目的で来るリーピーターもいるほどの人気ぶりです。また夜も9時を過ぎる頃になると訪れる人もほとんどいなくなり独占状態になります。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8852 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
まだまだある!おすすめの野沢温泉の外湯!
野沢温泉にはその他にも料金が無料のおすすめの外湯があります。外湯は村人達も訪れる共同浴場です。いつも清潔に入れるだけでなく、ここに来れば村人達との触れ合いがあります。
村人達の生活や温泉に対する思い、これまでどのように何百年も温泉を守り続けてこられたのか興味は尽きません。
特に「大湯」には薬師三尊を守神として祀り、村人達の深い信仰心とともに野沢温泉村の伝統と文化そのものと言えます。
それではこの他の訪れてみたい外湯をご紹介していきましょう。まだまだあなたにおすすめの温泉が見つかるはずです。さあ、マップ片手にさらに歩いて行きましょう。
松葉の湯(まつばのゆ)
「松葉の湯」は風情ある湯屋造りの佇まいが魅力の外湯です。人通りが多いところにあるので利用者も多いのが特徴です。
二階建ての古き日本の湯屋建築で、松葉民宿街の中心部にあります。「松葉の湯」の名前は矢場があったことで「的場」が訛って「松葉」になったと言われてます。
お風呂は二階にあって脱衣場と浴室に分かれていて、おすすめは一階には野沢温泉で人気の温泉卵が作れるボックスも設置されています。
温泉卵の作り方は表示されていますが、温泉に入る前に準備しておけば風呂上りに食べ頃になりますからぜひお試し下さい。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9481 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
中尾の湯(なかおのゆ)
「中尾の湯」は脱衣所は独立しておらず浴室の一段高い所が唯一の脱衣スペースで、浴槽は2つに仕切られぬる湯と熱湯となっています。
冬場はスキー客が押し寄せるので早朝がおすすめです。源泉掛け流しでお湯は透明でかなり熱く、お湯をよく見ると湯の花が漂っているのがわかります。
熱湯は45℃を越えるほど熱く地元の人も長くは入ってられませんが外国人観光客の姿も最近は見られるようになりました。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷6661 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
上寺湯(かみてらゆ)
「上寺湯」はこじんまりとした共同浴場で、湯船や床まで御影石造りでプライベート感が楽しめる温泉です。
「上寺湯」は歴史も古く、麻釜より引湯した浴場で泉質は含石膏-食塩・硫黄泉で、火傷や切り傷、糖尿病などに効くと言われています。
源泉掛け流しで管理がきちんとされてるので気持ちよく入浴ができます。もちろん料金は無料ですが賽銭箱に感謝の気持ちとして寸志をどうぞお入れ下さい。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷上寺湯 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
秋葉の湯(あきはのゆ)
「秋葉の湯」はマップで見ても町外れの坂を登った高台にあるレトロ感覚あふれる温泉で、「おぼろ月夜の館ー斑山文庫」の近くにあります。
「秋葉の湯」は温度調節のために冷鉱泉で加水を行うため温泉が希薄化せずに常に良い状態を保っています。そのためリピーターも多くおすすめは21時をまわる時間帯です。
加水と言っても源泉温度が高いのでなかなか湯温は下がらず長湯は無理ですが、入浴後は湯冷めをしません。泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉で、糖尿病やリウマチに良いとされています。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9687-2 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
新田の湯(しんでんのゆ)
「新田の湯」は幕末に開拓され、マップでは西ノ宮神社の裏手にあります。観光客は少なめで温泉街の中心から少し離れています。
湯船は一坪ほどの広さで、泉質は含芒硝-石膏・硫黄泉で糖尿病、リウマチなどに効果があると言われています。こちらも料金は無料ですが賽銭箱がありますので気持ちを添えてあげて下さい。旅の良い思い出になりますように。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷439 |
電話番号 | 0269-85-3155 |
野沢温泉は外湯だけじゃない!おすすめの楽しみ方!
マップを持ち歩いて外湯めぐりいかがでしたか。野沢温泉には温泉以外にも楽しみ方があります。いつくかのおすすめポイントをご紹介しましょう。
歴史と文化に触れる【朱印めぐり】
古くから刻まれた歴史と文化を感じさせてくれる野沢温泉。マップでもわかるように名所・旧跡を中心に全部で27ヶ所の朱印所が村にはあります。
朱印めぐりをしながらその歴史背景を知ることができます。10個以上集めれば野沢温泉オリジナルの記念岡本太郎「湯タオル」がもれなくもらえます。
朱印帳は観光案内所やお土産屋さんなどでも1冊420円で買い求めることができます。朱印帳には見どころ情報なども書いてるのでおすすめです。
とろっとおいしい【温泉たまご】作りにチャレンジ!
野沢温泉といえば古くから地元の人に愛されて来た「麻釜(おがま)」が有名です。その昔はここで麻を煮てむきやすくしていたことから「麻釜」となったそうです。
「麻釜」では温泉たまごチャレンジしてみませんか。他には外湯のいくつかでも温泉たまごが体験できるところもあります。自分の手で作る温泉たまごは思い出になるはずです。
野沢温泉の魅力あふれる外湯を満喫しよう!
野沢温泉の最大の魅力はゆったりとした時間の中で温泉街に13ヶ所点在する外湯です。村人との触れ合いは旅人を心身ともにリフレッシュしてくれます。マップを持って街に繰り出しましょう。ただし温泉の入り方には注意をして楽しい旅を続けて下さい。