【恵方巻き】意外と知らない正しい食べ方を紹介!方角の意味は?

【恵方巻き】意外と知らない正しい食べ方を紹介!方角の意味は?

節分の行事食である恵方巻きは、具だくさんの太巻きです。恵方巻きの食べ方のルールは、恵方という縁起のいい方角を向いて食べるなど、地域や家庭によってさまざまです。そこで今回は、恵方巻きの食べ方や主なルールについて解説していきます。

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    記事の目次

    1. 1.恵方巻きはどこの風習?
    2. 2.恵方巻きの食べ方やルールは?
    3. 3.恵方巻きを食べてる途中で醤油をつけるのはあり?
    4. 4.恵方巻きの正しい食べ方を実践して福を招こう!

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    恵方巻きはどこの風習?

    Photo by inazakira

    節分の定番フード「恵方巻き」は、具だくさんの太巻きで、恵方を向いて食べると縁起が良いとされています。恵方巻きは江戸時代から明治時代にかけて生まれたと言われていますが、正確なことは分かっていません。

    恵方巻きの起源には諸説あり、戦国武将が戦の前に巻き寿司を丸かぶりして出陣したら勝利した説や、大阪の花街で巻き寿司を使った遊びがあった説、大阪の海苔業者が無病息災や商売繁盛と謳って海苔をPRした説などがあります。

    全国的に恵方巻きが知られるようになったのは2000年前後と言われています。関西圏ではそれ以前からスーパーやコンビニで販売されていたことを考えると、近畿地方のどこかに発祥のルーツがあると考えるのが自然かもしれません。

    恵方巻きの食べ方やルールは?

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    恵方巻きの食べ方にはいくつかのルールがあります。恵方巻きの食べ方は地方や地域、家庭によって違うことも多く、どれが正解であるとは一概には言えません。

    全国的に共通している食べ方の主なルールはこのようになっています。

    1. 恵方の方角を向いて食べる
    2. 願い事をしながら食べる
    3. カットせずに食べる

    恵方巻きの食べ方1:恵方の方角を向いて食べる

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    恵方巻きの食べ方のルール1つ目は、「恵方の方角を向いて食べる」ということです。恵方とは、その時の縁起のいい方角のことです。陰陽道の考え方で、歳徳神(としとくじん)というその年の福徳をつかさどる神様がいる方角のことを言います。

    何事も、この恵方の方角に向かって行うと吉とされており、24方位の中で毎年変わります。なぜ節分に食べるのかということも気になるところでしょう。節分はもともと季節の分かれ目を指し、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。

    旧暦では、立春が新年の始まりととらえられる大切な日でした。その前日である節分に、邪気を払い福を呼び込めるよう、豆まきや厄除けを行うのです。節分行事は一年の幸せと健康を願う大切な日と言えます。

    恵方巻きの食べ方2:願い事をしながら食べる

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    恵方巻きの食べ方のルール2つ目は、「願い事をしながら食べる」ということです。無病息災や家族円満など、1年の願い事を頭に思い浮かべて食べます。地域や家庭によっては、目を閉じて願い事をする食べ方もあります。

    恵方巻きの食べ方3:カットせずに食べる

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    3つ目の食べ方のルールは、「カットせずに食べる」ということです。恵方巻きが巻き寿司なのは、「福を巻き込む」という意味があります。これをカットしてしまうと「縁を切る」という考えから、恵方巻きは切らずに一気に食べきるのが縁起の良い食べ方です。

    恵方巻きの食べ方のルールはこの3つが大きなものではありますが、その他にも「黙って食べる」や「口から離さない」「目を閉じて食べる」「願い事は他言しない」「笑ってから食べる」など、いろいろなものがあります。

    恵方巻きの食べ方のルールをすべて守るのは難しいかもしれません。しかし、恵方巻き自体が縁起ものですので、幸福を願う気持ちをもって、楽しくなごやかに食べることを優先するといいかもしれません。

    節分で食べる恵方巻の方角を徹底調査!その意味や決め方は?のイメージ
    節分で食べる恵方巻の方角を徹底調査!その意味や決め方は?
    毎年恒例イベントである節分では、恵方巻を食べることが一般的です。節分で食べる恵方巻は、毎年その年の方角を向いて食べることが醍醐味です。そこで今回は、2021年の恵方巻の方角を解説していきます。節分で食べる恵方巻の方角である「恵方」についても説明していきます。

    恵方巻きを食べてる途中で醤油をつけるのはあり?

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    恵方巻きの食べ方は一度口を付けたら、食べ終えるまで口から離さず、無言で食べると縁起が良いとされています。これは、恵方巻きを途中で離すことで、「縁や福が逃げる」などと言われているためです。

    そのため、醤油がつけられるのは最初だけということになります。恵方巻きは具だくさんの太巻きのため、醤油を使わなくてもいいようなしっかりとした味付け具材が使われています。

    具だくさんの理由は諸説ありますが、七福神にあやかって7種類の具材を入れる考えがあります。定番の具材は、穴子やうなぎ・桜でんぶ・えび・だし巻き玉子・かんぴょう・しいたけ・きゅうりなどです。

    恵方巻きは無言で食べきることで、縁や福を巻き込んですべて取り込むことができる縁起物なので、ぜひ具材にもこだわった食べ方をしてみましょう。

    ちなみに、恵方巻きの大きさ(長さ)には特にルールがありません。家庭で作る場合にはあらかじめ海苔の大きさを調節して、食べきれるサイズの恵方巻きを作るといいでしょう。

    その際に酢飯を少なめにして味付けのしっかりした具材を中心にすれば、最後まで醤油をつけることなく、縁起の良い食べ方ができるでしょう。

    途中で醤油をつけてはいけないと言われる以外にも、途中でお茶を飲んではいけないなどの風習もあるようです。子供やお年寄りは海苔が食べにくいこともあるため、食べ方のルールを意識せずに適度に水分を摂りながらおいしく安全に食べましょう。

    恵方巻きの正しい食べ方を実践して福を招こう!

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    恵方巻きの食べ方は、地方や地域、各家庭によっても様々です。いずれも1年を幸せに過ごすための行事であり、縁起ものです。正しい食べ方だけにとらわれず、福を呼び込むためにも楽しい気持ちでおいしく恵方巻きを食べましょう。

    渡邉こみつ
    ライター

    渡邉こみつ

    茨城在住の主婦ライター、渡邉こみつです。3人の娘と仲良く戦いながら、母・嫁・ライターとして日々奮闘中。子供を持つ田舎の主婦の目線から、皆さんに役立つ情報を発信していきたいと思います!

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