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ダッチオーブンならふわふわパンも簡単にできる!
ダッチオーブンは、金属製の分厚い蓋付き鍋のことを指します。アメリカの西部開拓時代に使用されていたものが有名ですが、便利で使い勝手がいいことから、キャンプでも利用できると注目されています。その結果、様々な種類のダッチオーブンが各メーカーから販売されるになりました。
鋳鉄製のものが一般的だったダッチオーブンですが、今ではアルミニウム合金や鋼板、ステンレスなど様々な素材でできたものが売られています。それだけ需要があるダッチオーブンは自宅に一台欲しい調理グッズです。
今回は、ダッチオーブンでパンを作る方法を紹介します。ダッチオーブンで作ったパンは、リング型の丸い可愛い形に仕上がります。また、焼き立てのパンは香ばしくふわふわとした食感も楽しめます。自宅でもキャンプでも味わいたい、ダッチオーブンで作るパンについてご紹介します。
ダッチオーブンは万能調理器具
ダッチオーブンは、一台で何役もこなす万能なキッチンツールとして注目を集めています。ダッチオーブンで出来る調理方法は、焼く・炙る・煮る・蒸す・燻る・蓋で焼くなどがあります。1台でいろいろな調理ができる点が、ダッチオーブンがキャンプでもよく用いられている理由でしょう。
料理の幅が広がる
アウトドアだけでなく、自宅でもダッチオーブンは利用したい調理器具です。上記で紹介したように、1つダッチオーブンがあるだけで様々な料理に挑戦することができます。ダッチオーブンは、蓋をすると調理する食材の水分が逃げにくく、無水調理にも活用できると注目を集めています。
無水調理の定番、無水カレーもダッチオーブンでは簡単に作ることができます。料理の幅が広がるダッチオーブンを自宅やアウトドアで活用してみましょう。
まずは基本の「ダッチパン」レシピ
では早速、基本的なの「ダッチパン」のレシピについてご説明します。ダッチパンとは、ご想像の通りダッチオーブンを使って焼き上げるパンのことを指します。ダッチパンは、見た目もおいしさも定評がありおいしく仕上がります。
材料
ダッチオーブンで作るふわふわダッチパンに必要な材料は、強力粉300g、砂糖24g、塩3g、ドライイースト3g、40度ぐらいのお湯120ml、卵1個、バター60gです。パン作りに必要な基本的な材料でダッチパンが作れます。
さらに、ダッチオーブンでパンを作る際には、ダッチオーブンの他、ボウル、ラップ(布巾)などの道具も用意しておきましょう。
作り方
ダッチオーブンで作るふわふわパンのレシピをご紹介します。まず始めのダッチパンのタネを作ります。卵は事前に溶いておきます。お湯、卵、バター以外の粉状のものをボウルに入れ、簡単に混ぜます。
次にお湯と卵を加えひとまとまりになるよう混ぜます。手にくっつきやすくべたべたな生地で、初めて作る方は心配になるかもしれませんが問題ありません。しっかり捏ねていくうちに滑らかになりまとまりがでてきます。表面が滑らかになったら、最後にバターを加えます。
全体にバターが混ざるよう再度しっかり捏ねます。ツルっとした表面でまとまりがよくなったら生地の完成です。目安として、生地を引っ張り透けるくらい薄くなった時でも破けないようになるとベストです。
生地が完成したら、ふわふわのパンに欠かせない発酵の工程に移ります。1次発酵として、まずはまとまった生地にラップをし、温かい場所で1時間程寝かせます。季節や気温によって時間が異なりますが、生地が2倍の大きさになるぐらい膨らんだら1次発酵完了です。
膨らんだ生地のガス抜きのため、軽くつぶすように捏ねます。60gずつを目安に生地を10等分に分け、丸め再度ラップをかけ15分ほど生地を休ませます。空気が乾燥している場合は、濡れ布巾をかけることをおすすめします。
生地を休ませたら最後の成形です。きれいな丸い形にそれぞれを整えて、ダッチオーブンに沿って輪になるように並べます。最後にダッチオーブンにラップをかけ2次発酵のためさらに休ませてタネづくりの完成です。
ダッチオーブンで作るパンのタネが完成したので、焼きの工程に移ります。キャンプ場や自宅で立ちパンを焼き完成させましょう。キャンプ場での焼き方を紹介します。準備した記事を並べたダッチオーブンに蓋をして、火にかけます。
蓋の上にも炭を置き、上下から熱を加えます。10分から15分焼いたらダッチパンの完成です。おいしく焼き上げるポイントは、ダッチオーブンの下火は強すぎないよう遠火じっくり当てること、蓋の上に大量に炭を置かないことです。
上下とも火力が強いと表面だけ焦げてしまって中が焼けていないという状態になってしまうので、じっくり火を入れるという感覚で日の調節をしてください。
ダッチオーブンで作るアレンジパンレシピ 3選
基本的なダッチパンの作り方を押さえたところで、次はダッチオーブンで作るアレンジパンのレシピを3つご紹介します。
おいしいダッチパンは何度も作りたくなりますが、同じ味が続いてしまうとどうしても飽きてしまうこともあるでしょう。そんなときは、ひと手間加えてダッチパンのアレンジレシピに挑戦してみてください。
シナモンロール
ダッチオーブンで作るアレンジパンレシピ1つ目は、シナモンロールです。材料は、基本的なダッチオーブンで作るふわふわパンのものを一部変更します。お湯の代わりに約40度に温めた牛乳を用います。
強力粉だけで作りともっちり感が強いピザの生地のようなふわふわ食感になりますが、強力粉300gのうち4分の1の約60gを薄力粉にするとしっとり感が増しスポンジケーキのようなふわふわ食感に近づきます。お好みで強力粉と薄力粉をブレンドさせましょう。
シナモンロールの要となるシナモン小さじ1、アクセントになるレーズン30gはぬるま湯につけて戻し、グラニュー糖20gを追加で用意します。作り方は基本のダッチオーブンで作るパンと同様です。お湯を牛乳に置き換え1次発酵までは基本のレシピで作ります。
1次発酵が終わったら、生地を厚さ8mmほどで長方形に伸ばします。その上に、シナモンとグラニュー糖を全体に振りかけ、レーズンを散らします。ロールケーキのように生地を手前から巻き、太さが均一になるよう転がします。整ったら生地を8等分に輪切りにします。
生地が完成したら切り口を上下にし、ダッチオーブンに並べます。2次発酵でしばらく生地を休めたら、基本のレシピ同様火にかけます。約12分ほど加熱後、余熱で15分置いたら完成です。
ウィンナーロール
ダッチオーブンで作るアレンジパンのレシピ2つ目は、ウインナーロールです。ウインナーロールは基本のレシピにウインナーを10本ほど追加するだけで完成します。完成後、お好みでケチャップやマスタードをかけて味わいましょう。
基本レシピの1次発酵まで終えたら、生地を10等分します。ウインナーの大きさや本数によって等分する量は調節してください。生地を細長く伸ばし、ウインナーに巻き付けてウインナーロールの形をつくります。ダッチオーブンに並べて15分ほど加熱したら完成です。
フォカッチャ
最後に紹介するダッチオーブンで作るアレンジパンレシピは、フォカッチャです。材料は、前述のダッチオーブンで作る基本のパンレシピを一部変更します。
強力粉と薄力粉を150gずつ用意し計300gとします。また、お湯を少し増やし180gにし卵とバターは使用しません。オリーブオイルと岩塩(塩)も用意しましょう。
作り方は基本のダッチパンと大きく変わりません。卵とバターを使用せず、水を増やした生地にオリーブオイルを適量少しずつ加えしっかり捏ね1次発酵まで進めます。
その後、生地をまとめて整え、オリーブオイルを前提に塗り岩塩を振り、ダッチオーブンに入れます。フォカッチャに見られるへこみを付けるため、数か所指で押しておきましょう。15分から20分加熱するだけと、フォカッチャもダッチオーブンで簡単に完成します。
ダッチオーブンのパンをキャンプで簡単に作るコツ
基本的なダッチパンのレシピやダッチオーブンを使ったアレンジパンレシピを紹介しましたが、ここでキャンプで簡単にダッチパンを作るコツをお教えしましょう。自宅とは異なる環境のキャンプではパン作りは難しいとではと敬遠されがちです。
しかし、コツを押さえればおいしいダッチパンがキャンプ場でも味わえます。キャンプなどのアウトドアでもダッチオーブンを使ってパン作りに挑戦してみてください。
生地はあらかじめ自宅で仕込む
キャンプで簡単にダッチパンを作るためには、パン生地はあらかじめ自宅で仕込んでおきましょう。広くて安定した調理場所の確保がどうしても難しいアウトドアでは、事前に自宅でパン生地を作ってキャンプへ出かけましょう。
キャンプ場で焼く準備を事前にしておけば、焼き立てのおいしくてふわふわした食感のダッチパンが味わえ、キャンプ飯がワンランクアップすることでしょう。
ただし、パンを焼くタイミングによって準備をしておく内容が異なります。具体的にどのように準備しておけばよいのかポイントを紹介します。
キャンプ場ですぐパンを焼く場合
キャンプ場について、火の準備が整ったらすぐにダッチパンを焼いて、焼き立てを楽しみたいという方向けの事前準備を紹介します。ただ、季節や気温によって生地の寝かし具合や温度管理が異なることをあらかじめご了承ください。
夏や気温が高いときは、キャンプ場に到着後すぐに焼くことを意識してください。冬や気温が低いときは、車内などの暖房があたる足元などに置いて2次発酵をさせ焼き始めるようにしましょう。
キャンプ場ですぐ焼かない場合
キャンプ場に到着したものの、ダッチパンはすぐに焼かずにその他のアクティビティを楽しんだり、別の料理を作ったりすることもあるでしょう。すぐにダッチパンを焼かない時は以下のように準備しましょう。
成形後ダッチオーブンに生地は入れず、冷凍し生地をキャンプ場にもっていきましょう。キャンプ場で焼く前にダッチオーブンに生地を並べ、ラップをかけ解凍・2次発酵を行ってから焼き始めます。気温が高い場合は日陰で、気温が低い場合は日向で解凍・2次発酵を行うようにしてください。
ダッチオーブンで色々なパンを作ってみよう!
ダッチオーブンは、焼く・煮る・蒸す・燻すなどのさまざまな調理方法ができる万能調理器具です。アウトドアでも使いやすい作りは、自宅だけでなくキャンプ場でも使いたくなることでしょう。ダッチオーブンを使った、いろいろなダッチパンメニューに挑戦してみましょう。