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まず1つ目は、帝国ホテルを設立した大倉喜八郎がアルメニア人のパン職人イワン・サゴヤンを引き抜いたことで、フランス菓子のガレットやドイツパンなどの製法を用いて組み合わせたことで生まれたとされています。
そして2つ目は、駒込木村屋の店主三大川菊次が新しい菓子パンを実用新案登録しており、その製法をルーツとして生まれたといわれています。その他にも、メキシコやドイツのお菓子などが起源になっている可能性があるとも言われているそうで、本当のところは不明です。
メロンパンの名前の由来
メロンパンの名前の由来についてもはっきりとしたことは分かっていませんが、いくつか由来ではないかといわれている説があります。
まず1つ目は、その見た目がマスクメロンに似ていたからだそうです。これが最も有力だといわれているそうです。そして2つ目は、メレンゲパンが訛ってメロンパンと発音されるようになったという説です。
3つ目は、紡錘形の形状の表面に溝が入れてあるのが、1960年当時メロンとして販売されていた“マクワウリ”に似ていることで、メロンパンと呼ばれるようになったというものです。さらに、業務用のメロン型調理器具を使って作られたパンだからという説もあります。
元々は「サンライズ」という別の名称のパン
主に関西地方では、現在の丸い形のメロンパンのことをサンライズと呼んでいました。1930年代、神戸に本店がある金生堂の呉支店が軍艦旗の放射状の線を付けておりそう呼ばれるようになったとのことです。
しかし、その後現在の格子状の線が入れられるようになり、サンライズとメロンパンが混同されて、1つのメロンパンという呼び名に統一されたと言われています。
しかし、近畿地方の店舗では、現在でもサンライズとメロンパンの両方が販売されている店舗もあるそうです。主に2つを同時販売している店舗は、広島県に本社をもつ「リトルマーメイド」や「アンデルセン」とのことです。
浅草名物のメロンパンその1:花月堂
花月堂は1945年に創業した60年以上も続く老舗です。数々のメディアにも取り上げられ、浅草で最も有名なメロンパンの名店です。メロンパンが浅草の新名物となったのもこのお店が始まりだと言われています。
美味しいと評判の「ジャンボめろんぱん」
花月堂のメロンパンの最大の魅力は、インパクト抜群の大きさです。ジャンボめろんぱんの名の通り、直径15cm以上とかなりの大きさがあります。しかし、食べると空気のようにフワフワでサクッとした食感も相まって、1人でぺろりと平らげてしまうそうです。
1日に3000個以上の売上を誇る、ジャンボめろんぱんのお値段ですが、1つ220円で販売されています。ジャンボめろんぱんを購入するために、毎日長蛇の列が出来る大人気店です。
ふわふわの秘密
花月堂のメロンパンはフワフワで美味しいと話題になっていますが、その秘密は発酵過程にあるそうです。店主が東京農業大学で発酵学を学ばれており、製粉業の研究職を経てたどり着いた技術の賜物なのだそうです。
通常パンの発酵時間は長くても60分前後とされているそうですが、花月堂では、3倍の3時間も発酵させているのだそうです。通常、そんな長時間の発酵をさせると過剰発酵となり、風味が損なわれたり膨らまないそうです。
しかし、長年発酵について研究されてきた店主だからこそ、発酵の仕組みを詳細に理解し、ベストなタイミングを見過ごすこと無く、上手に見計らうことが出来るそうです。
発酵時間は気象状況によって大幅に異なります。毎日同じレシピで作るのではなく、パンに語りかけるように微調整を繰り返し、手間と時間をかけて丁寧に焼き上げているそうです。愛情がたっぷり込められたメロンパンだからこそ究極のフワフワ食感が生み出せるのです。
夏限定「アイスメロンパン」も人気!
夏季限定で、フワフワのジャンボめろんぱんに冷たいソフトクリームをサンドした“アイスメロンパン”が販売されています。味は週変わりとなっているようで、定番のバニラの他、抹茶や黒ゴマ、あんこ入りなど種類も豊富です。
8月中のみの限定販売で、大人気商品のため、夕方には品切れとなる日も多いようです。価格は550円ほどで販売されています。暑い夏の季節におすすめです。