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願い事が叶うという恵方巻の食べ方をご紹介!
恵方巻は日本で節分になると食べられる太めの巻き寿司です。恵方を向きながら恵方巻を最後まで無言で食べきると願いが叶うと言われています。恵方巻は様々な食べ方のルールが存在します。この記事では恵方巻の由来と共に食べ方について詳しくご紹介します。
恵方巻の由来は?
恵方巻は元々呼び方が異なり、丸かぶり寿司、太巻き寿司と呼ばれていました。由来は定かではなく諸説存在していますが、発祥の地は江戸時代から明治時代にかけての大阪という情報が多く見受けられます。
恵方巻は大阪の中でも、芸者さんの集まる花街界隈で生まれたと言われています。花街で芸妓や商人たちが節分に商売繁盛を祈って食べたという由来の説があります。一方で節分に恵方巻が食べられるようになったのは大正時代初期という情報もあります。
その後も関西の組合や業界が販売促進などを目的に恵方巻を大々的に取り上げていき、1983年からは関西のコンビニで恵方巻が売られるまでになりました。
なお元々の呼称であった「丸かぶり」は関西地方の表現であり、「丸かじり」の意味です。コンビニやスーパーによっては「丸かぶり寿司」という名称で売られていることもあります。
恵方巻の「恵方」とは呪術や占術の一つである陰陽道に基づいたもので、歳徳神という金運や幸せを司る神様がいる場所を表しています。恵方は初詣に行く神社の方角として良いと言われていたり、初めて行うことがあれば恵方を向くという風習がありました。
この風習にならって恵方巻を食べる時も恵方を向いていると願い事が叶うと言われています。恵方はその年によって異なるため、恵方巻を食べる時に向くべき方向も毎年変わります。
恵方巻の食べ方にはルールがある?
恵方巻の食べ方には、方角以外にも様々なルールがあります。せっかく縁起の良いものを食べるのであれば、しっかりとルールを守った食べ方で願い事を叶えたいものです。それ以外の食べ方のルールについて詳しくご紹介します。
食べ方は口から離さない?
恵方巻の正しい食べ方としては、しゃべらないで一気に食べきる必要があります。恵方巻は太巻きが多いので、食べ辛いからと切り分けてみんなで食べるという食べ方も見受けられますが、本来は一本を一人で食べるのが正しい食べ方です。
また恵方巻を一度食べ始めたら口から離してはいけません。口から離さなければ途中でしゃべってしまうこともありません。恵方巻を切ってはいけないのは福や縁を切ってしまうことになるからで、口から離してはいけないのは福が逃げてしまうからです。
細かい食べ方のルールでは途中で休んでしまうのも良くないという説もあるので、少食の方はできるだけ一度に食べきれる太さと長さの恵方巻を選んで正しい食べ方をするのがおすすめです。
醤油はどうすればいい?
通常の巻き寿司の食べ方では醤油に付けることがよくあります。恵方巻は醤油を付けてはいけないなどという食べ方のルールはありませんでした。
ただ恵方巻の食べ方のルールを見る限り、醤油を付けられるタイミングは最初の一口目のみとなります。恵方巻に入っている具によって、どうしても醤油を付けないと食べられないということであれば、一度中に染み込ませるなどして食するという方法がおすすめです。
他にも恵方巻を食べている最中は願い事を浮かべながら食べる、笑いながら食べる、目を閉じて食べるという食べ方のルールもありましたが、最低限のルールを最後にまとめます。
恵方巻の食べ方は、その年に歳徳神がいる方向を向いて、食べ始めたら最後まで無言で、口から離さずに一気に食べきる。醤油の付ける付けないは自由です。
恵方巻の正しい食べ方で縁起を担ごう!
節分には鬼を退治する豆まきという行事がありますが、豆は食事には向きません。一方でもう一つの節分の行事である恵方巻は太巻きでもあり、食べ応えのある巻き寿司です。
食事のようにもなりますが、ただいつもの食事のように食べてしまっては願い事を叶えたり、縁を担ぐこともできません。せっかく食べるのであれば正しい食べ方を覚えて恵方巻を食べてみてはいかがでしょうか。