富士浅間神社をめぐる!静岡・山梨からのアクセスや巡拝の仕方などもご紹介

富士浅間神社をめぐる!静岡・山梨からのアクセスや巡拝の仕方などもご紹介

山岳信仰の象徴である富士山は、「霊峰富士」と呼ばれ、富士山の神様を祀った富士浅間神社への参拝は今も昔も変わらず人気があります。そんな富士浅間神社の歴史や巡拝の仕方、静岡・山梨からのアクセス方法などを分かりやすく紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.霊峰富士を御神体とする富士浅間神社
    2. 2.富士山周辺に浅間神社がたくさんある?
    3. 3.富士山を眺めながら浅間神社めぐり
    4. 4.「史跡富士山」に含まれる浅間神社八社をご紹介
    5. 5.登った人だけが参拝できる富士山頂にある浅間神社
    6. 6.富士浅間神社巡拝の仕方
    7. 7.富士浅間神社へのアクセス
    8. 8.富士浅間神社をめぐって神々のパワーを感じよう

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    Photo by Mak Ka Hei

    実は大内院の周辺には八神峰があります。このうち最も標高が高いのが剣ヶ峰なのですが、そのほかにも白山岳、久須志岳、浅間岳、駒ケ岳、成就岳、三島岳、朝日岳があり、これらすべてを八神峰といいます。そのためお鉢廻りはこの八神峰を巡拝することをいうのです。

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    また富士山頂にある浅間神社では、東北奥宮方面から登るご来光を参拝するのも人気です。ご来光を参拝するには日の出前に山頂にたどり着かなければいけないので、山頂に最も近い山小屋で一泊するのが一般的です。

    さらに富士山頂では、ご来光よりも珍しい「影富士」も見ることができます。ただし影富士を見るには「富士山の周辺に雲海が広がっていること」「雲海に富士山の影が映ること」の2つが条件なので、影富士を見ることができれば幸運が訪れるともいわれています。

    富士浅間神社巡拝の仕方

    Photo by MACHIDA Hideki

    富士浅間神社巡拝の「巡拝」とは、浅間神が祀られている神社をめぐりながら参拝することです。ですから1社のみを参拝するときは「浅間神社詣」であり、富士山周辺にある浅間神社を順に参拝する場合は「浅間神社巡拝」となります。

    富士山へのアクセス方法が徒歩しかなかった時代は、登山道にあるたくさんの浅間神社を順番に参拝していき富士山の山頂まで登山をするのが浅間神社の一般的なめぐり方でした。現在はアクセス手段も増えたため、浅間神社めぐりもいろいろな方法で体験できるようになりました。

    Photo by bjimmy934

    さらに富士山の5合目までは車でアクセスができるため、最近の浅間神社めぐりは浅間神社の総本山である「本宮富士浅間神社」をスタート地点にします。ここからは周辺の神社・観光めぐりをしたり、5合目まで行き登山道を歩いて山頂を目指すなど、いろいろなめぐり方があります。

    なお昔ながらのルートで浅間神社めぐりをするとなれば、富士山山頂を目指すだけでも2日は必要です。

    そこで最近の浅間神社めぐりは、世界遺産に含まれている富士山本宮浅間大社をメインに北口本宮富士浅間神社、河口浅間神社、山宮浅間神社、須山浅間神社、富士浅間神社、村山浅間神社、富士御室浅間神社を織り交ぜながらオリジナルルートで巡拝するのが人気です。

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    気になるのは浅間神社での参拝方法ですが、参拝方法は神道の参拝方法と同じなので、ここで基本のおさらいと参拝のポイントを紹介します。

    まず「鳥居のくぐり方」です。鳥居は神様が住む世界と人間の世界の境界線を示したものと考えてください。つまり鳥居をくぐった先は神様の世界になるので、くぐる前に「失礼します」の気持ちで一礼をします。

    なお鳥居の中央をくぐるのはNGです。鳥居を含め境内の参道では、道の中央は神様の通る道として開けておかなければいけません。そのため鳥居をくぐる時も、中央を避けて通るのが基本です。

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    拝殿に向かう前には手水舎で穢れを祓います。境内には水が湧き出ている場所があり、これが「手水舎」になります。準備されている柄杓を使って手を洗い口を濯ぐことを「手水をとる」といいます。

    手水をとるときは、「左手を清める」「右手を清める」「口を清める」「左手をもう一度清める」「柄杓を清める」の順番で行います。ただしやってはいけないことがあります。最初に柄杓を手にするとき、不浄の手とされる左手ではなく右手を使います。

    さらに柄杓に口をつけてもいけません。口は禍(わざわい)の元といわれるため、穢れをつけないようにします。そして最後に柄杓を洗い流し清めることも忘れないようにします。この3つのポイントを押さえておけば、手水舎での作法は問題ありません。

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    いよいよ拝殿での参拝です。神様への参拝は、お賽銭を入れたあとになります。また参拝の作法は「2拝・2拍手・1拝」です。

    ここでの「拝」とはお辞儀のことなので、わかりやすく説明すると「2回深く頭を下げ、柏手を2回打ったら、静かに神様にお願いし、最後に深く頭を下げる」となります。

    富士浅間神社へのアクセス

    Photo by MACHIDA Hideki

    浅間神社は富士山周辺に点在していますので、どの神社に参拝するかによってアクセス方法が変わります。ただし浅間神社めぐりをする、または山頂の2社にお参りしお鉢廻りを体験するのであれば、富士山本宮浅間神社を起点にするのがおすすめです。

    静岡県側から

    Photo bypixel2013

    静岡県側から富士山へアクセスするルートは2つあります。1つ目のアクセス方法は、東名高速道路を利用するルートです。富士ICから西富士バイパスに入り、富士山本宮浅間神社方面へ向かいます。富士山本宮浅間神社は、富士ICから約20分の場所にあります。

    2つ目のアクセス方法は、新東名高速道路を利用するルートです。新富士ICから西富士バイパスに入り、富士山本宮浅間神社方面へ向かいます。富士山本宮浅間神社は、新富士ICから約15分の場所にあります。

    Photo bytikisada

    新幹線や電車を使って静岡県側からアクセスする方法もあります。新幹線でのアクセスの場合は新富士宮駅で新幹線を下車し、バスを利用して東海道線「富士駅」に向かいます。東海道線から身延線に乗り換え、身延線「富士宮駅」で下車し、徒歩10分で到着します。

    なお新幹線を利用せずに電車でアクセスする場合、富士山本宮浅間神社の最寄り駅は美濃部線「富士宮駅」になります。富士宮駅から富士山本宮浅間神社までは徒歩10分です。

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