山形の御朱印巡りおすすめ17選!カラフルなかわいい人気の御朱印帳もご紹介

山形の御朱印巡りおすすめ17選!カラフルなかわいい人気の御朱印帳もご紹介

山形県には、神聖な御朱印をいただける神社仏閣が多く点在します。歴史の舞台となった地を訪れ、ゆかりの人物への思いを馳せながら寺社を巡るのは楽しいものです。今回は、参拝した記念としていただける山形の御朱印や、カラフルでかわいい御朱印帳などをご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.山形は御朱印巡りをするにはおすすめの場所
  2. 2.知っておきたい御朱印をもらう時のマナー
  3. 3.「山形・御朱印」有名神社仏閣の御朱印・3選
  4. 4.「山形・御朱印」パワースポットの御朱印・3選
  5. 5.「山形・御朱印」人気の御朱印・2選
  6. 6.「山形・御朱印」カラフルな御朱印・3選
  7. 7.「山形・御朱印」かわいい御朱印帳・2選
  8. 8.山形の御朱印巡りで運気もアップ!

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山形は御朱印巡りをするにはおすすめの場所

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東北地方の日本海側に位置する山形県は、蔵王山(ざおうさん)や月山(がっさん)、鳥海山(ちょうかいさん)などの日本百名山に数えられる秀麗な山々に囲まれ、庄内平野や盆地には最上川が流れます。

美しい自然に恵まれた山形県には、東北を代表する霊山や最強の戦国武将を祀る神社などがあり、御朱印巡りを楽しめる場所として人気があります。

山形にはパワースポットの神社仏閣も多い

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山形県は、パワースポットの神社仏閣が多い事でも知られています。縁結びのパワースポットで有名なお寺や、ひときわパワーが強いとされる月山山頂に鎮座する神社については、後述する「山形・御朱印」パワースポットの御朱印3選にて、人気の寺社をご紹介します。

荘厳な空気に包まれている山形のパワースポットを巡り、パワーをチャージしましょう。山形の地にまつわる歴史や、ゆかりの人物への思いを馳せながら訪れるのもおすすめです。御朱印は、訪れた記念として参拝後にいただきます。

知っておきたい御朱印をもらう時のマナー

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近年は、神社仏閣でいただける御朱印をメディアで取り上げる機会も多くなり、カラフルでかわいい人気の御朱印や御朱印帳の情報も入手しやすくなりました。書店には御朱印に関する書籍が多く並び、御朱印巡りを楽しむ方が年を追うごとに増えています。

本記事では、はじめて御朱印をいただくという方にもわかりやすく、気をつけるべき点やマナー、作法などをご紹介します。気持ちよく御朱印をいただくためにもマナーを守り、気配りを心がけて山形の御朱印巡りを楽しみましょう。

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そもそも御朱印とは、霊場にお経を納めた証として授けられていたのがはじまりです。現在では参拝した記念として、手書きの墨書きと朱印をいただけるようになりました。

残念ながら訪れる方の中には、参拝もせずに御朱印をもらおうとする方や、御朱印巡りをスタンプラリーと勘違いしてコレクションしている方、代理でいただく意味合いで何冊分も御朱印をお願いする方などもいます。

参拝の証としていただく御朱印を、代理でいただくというのは本末転倒です。友人や家族などのプレゼントとするのも、意味のないものになってしまいますので注意が必要です。

御朱印帳を用意しておく

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御朱印をいただくためには御朱印帳が必要となりますが、万が一御朱印巡りの際に御朱印帳を自宅へ忘れてしまった場合でも「書置きタイプ」の御朱印をいただき、のちに御朱印帳へ糊で貼り付ける方法や、訪れた寺社で御朱印帳を購入する方法があります。

オリジナルの御朱印帳は、取り扱いのない寺社もあれば、種類やデザインが豊富な寺社もあります。限定の御朱印帳は持っているだけでまわりの人の目を引きます。カラフルでかわいい御朱印帳やセンス抜群の御朱印帳も人気です。

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小さい寺院などでは書き手が少ないなどの理由から御朱印をいただけない場合もあります。そのような時は別の日に参拝するのがおすすめです。また、御朱印をお願いする際は、御朱印を書く方の指定や書体についての指定はできませんのでご注意ください。

メモ帳やノートはNG

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参拝の記念である御朱印は納経の証でもあります。ノートやメモではなく、専用の帳面である御朱印帳に墨書きしてもらいます。御朱印帳は、墨を扱いやすく乾きやすい和紙製で、蛇腹折りとなっているものが一般的です。

御朱印帳は、お寺や神社でオリジナルを販売している場合もありますが、文房具店でも購入することができます。カラフルでかわいいデザインの御朱印帳も多いですが、紙質の良いものを選ぶことをおすすめします。

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また御朱印帳は、お寺と神社で分けるべきなのか、という点について悩まれる方もいます。基本的には同じでも問題はありませんが、持ち運びしやすいように一冊にまとめるのか、整理しやすいようにお寺と神社用で二冊に分けるのかは、ご自身の好みに合わせて使い分けましょう。

他の宗派とは異なるスタンスをとられている日蓮宗では、御朱印そのものを断られる場合があります。多宗派の御朱印を持参した場合には「妙法」と書かれた御朱印をいただける場合もありますが、日蓮宗では日蓮宗のお寺のみの「御首題帳」に御首題をいただけます。

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御首題の場合は「南無妙法蓮華経」というお題目を、独特の文字(通称ひげ文字)で書いてくださいます。また、宗派によっては御朱印がない場合もありますので、不明な点がある場合は寺務所に確認されることをおすすめします。

先に参拝することが大前提

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御朱印をいただく際には、参拝をするということが前提であることは、これまでもご紹介しました。たとえ急いでいたとしても、御朱印だけもらうということは避けましょう。時間に余裕をもって訪れることが大切です。

それではここで、基本的な参拝方法についても確認しておきましょう。まずはじめに鳥居、山門(三門)をくぐりますが、鳥居をくぐる際には一礼、山門をくぐる際には合掌をします。帽子を着用している時は脱帽することを忘れないようにします。

鳥居を歩く際は、参道の正中といわれる真ん中を避けます。正中は神様の通る道です。ポケットに手を入れて歩くことも避けましょう。お参りの前には、手水舎(ちょうずや)で心身を清めます。

寺社はお参りをするところ

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神社とお寺では、参拝方法が異なります。神社の場合は、一般的に拝殿でお祈りします。お賽銭を納めてから鈴を鳴らし、二回礼をした後に二回拍手、最後に深く一礼します。このタイミングでお祈りします。神道では合掌しないのがルールです。

寺院の場合は、ご本尊のいらっしゃる本殿や仏殿でお祈りします。お賽銭を納めてから静かに合掌し、音を立てないように軽く一礼をしましょう。

お金を納める際は小銭で

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御朱印や授与品のお代のことを初穂料といいますが、初穂料は、300円を納めるところが大半です。書置きタイプの御朱印も同様です。ただし、特殊な紙を使用している場合や見開きの御朱印の場合は、初穂料が500円~800円のところもあります。

見開きの御朱印は、片面300円の御朱印と比べて納める額が高くなりますが、色を使ったカラフルなデザインやオリジナルのスタンプが押されたかわいい御朱印が多く、女性に人気です。

中には、志納金という場合もありますが、初穂料を納める際は、なるべくお釣りのないように小銭を用意しておくことが望ましいです。一万円札や五千円札しかない場合は、あらかじめ両替をしておきましょう。御朱印をいただく際は、お礼を伝えてから初穂料を納めます。

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その他気をつけておきたい点としては、御朱印帳は書いてほしいページを開いてから「お願いします」と一言を添えて渡すこと、心を込めて書いてくださっている書き手の事を考え、おしゃべりを慎むなどが挙げられます。また、授与所や書いていただいているところを撮影することもやめましょう。

「山形・御朱印」有名神社仏閣の御朱印・3選

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これまで御朱印をいただく際のマナーや参拝方法などについて確認してきましたが、ここからは山形でいただける御朱印をご紹介します。有名な神社仏閣の御朱印から見ていきましょう。

「立石寺」

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山形でいただける有名神社仏閣の御朱印・おすすめ1か所目は「立石寺」です。天台宗に属する立石寺は、860年(定観2年)に第3台天台座主・円仁(慈覚大師)によって建立されました。立石寺は、宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)といい、通称「山寺」とも呼ばれています。

山形にある山寺といえば、松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだ場所として知られ、四季折々の自然を楽しめるスポットでもあります。

1015段の階段を登ると、緑にあふれた絶景が広がります。岩の上にある小さな赤い堂は写経を納める納経堂で、山内では最も古い建物として知られています。

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立石寺の入山料(山門・奥之院)は、大人300円、中学生200円、4歳以上の小人100円です。石段の多い立石寺の参拝には、歩きやすいスニーカーがおすすめです。参拝コースの所要時間は約1時間半です。

参拝コースは、登山口から出発し、根本中堂~芭蕉像~宝物殿~山門~せみ塚~仁王門~奥之院~三重の小塔~開山堂、納経堂~五大堂を巡ります。山門の受付は8:00~17:00です。

立石寺には数種類に及ぶ御朱印があり、それぞれのお堂でいただくことができます。初穂料は各300円です。オリジナルの御朱印帳には、松尾芭蕉と弟子の河合曾良(かわいそら)が描かれ、松尾芭蕉が山寺で詠った句がデザインされています。

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立石寺へのアクセスは、山形駅より車で30分、最寄り駅のJR仙山線(せんざんせん)・山寺駅からは徒歩約10分の道のりです。

住所 山形県山形市山寺4456-1
電話番号 023-695-2843(山門寺務所)

「上杉神社」

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山形でいただける有名神社仏閣の御朱印・おすすめ2か所目は「上杉神社」です。山形県米沢市に位置する上杉神社(うえすぎじんじゃ)は、1876年(明治9年)に米沢城の本丸跡に建てられた上杉謙信を祀る神社です。

敷地内には、稽照殿(けいしょうでん)があり、上杉謙信の遺品をはじめ、上杉家の家老であった直江兼続の「愛」の一文字をあしらった兜など、重要な文化財を収蔵・展示しています。

参道にある舞鶴橋には、「髭」「龍」と書かれた2つの軍旗が掲げられ、歴史好きの方に人気のスポットとなっています。上杉神社はパワースポットとしても知られており、多くの観光客が訪れます。戦国武将にまつわる史跡が点在する上杉家の城下町・米沢をぜひ訪れてみてください。

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上杉謙信は、越後国(現在の新潟県)出身の大名で、はじめは長尾景虎(ながおかげとら)と名乗っていました。上杉謙信が戦った相手には、川中島の戦いで有名な武田信玄や、織田信長、北条氏康といった有名な武将が挙げられます。

上杉家ゆかりの名所巡りを楽しみながら、上杉神社参拝後に社務所で御朱印をいただきましょう。上杉神社の御朱印は、「第一義」の力強い字が印象的な御朱印です。中央には上杉神社の印が押されます。初穂料は300円です。

御朱印帳は、直江兼続の兜の前立ての「愛」の文字が上品に織り込まれた愛の御朱印帳です。カラフルでかわいい愛の御朱印帳は、入荷待ちになるほどの人気です。

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上杉神社の拝観時間は、春夏秋が6:00~17:00、冬は7:00~17:00です。参拝は自由ですが、稽照殿の拝観料は大人400円です。上杉神社へのアクセスは、米沢駅からバスで約10分です。バス停・上杉神社前からは徒歩約5分です。

住所 山形県米沢市丸の内1-4-13
電話番号 0238-22-3189

「出羽三山神社」

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山形でいただける有名神社仏閣の御朱印・おすすめ3か所目は「出羽三山神社」です。山形県鶴岡市に位置する出羽三山神社は、東北有数のパワースポットとして知られる場所です。

出羽三山とは、月山(がっさん)、羽黒山(はぐろさん)、湯殿山(ゆどのさん)の総称で、6世紀に開山されたといわれています。

三山といっても独立した3つの山があるわけではなく、月山を主峰として峰続きに北に羽黒山、月山の西方に湯殿山があります。出羽三山は古くから聖地としてたくさんの信仰を集め、日本屈指の霊場として知られてきました。

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古くから修験者や参拝者が集まる山岳信仰の場で知られる三山は、羽黒山が(正観世音菩薩=観音浄土・現在)、月山が(阿弥陀如来=阿弥陀浄土・来世)、湯殿山が(大日如来=寂光浄土・未来)の三世の浄土を表すとされます。

羽黒山で現世の幸せを祈る、月山で死後の浄土を願う、湯殿山で功績を積み再生することを願うといった信仰が根付いています。三山の中でも訪れやすいといわれる羽黒山には、樹齢350年~500年といわれる荘厳な杉並木や国宝の五重塔があります。

羽黒山の山頂には、羽黒山、月山、湯殿山の神様を一堂にお祀りする国の重要文化財「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」があり、多くの人が羽黒山三神合祭殿を訪れます。

Photo by zunsanzunsan

出羽三山神社の御朱印は、三神合祭殿でいただくことができます。三神合祭殿へは、参詣道の入り口に立つ赤い山門の随神門(ずいしんもん)から徒歩で歩くルートと、羽黒山有料道路を利用して三神合祭殿の境内まで車で行くルートの2通りがあります。

羽黒山有料道路の営業時間や通行料、連絡先の詳細は、庄内交通のサイトで確認できます。営業時間は、祭事等によって変更となる場合もありますので、お出かけ前にご確認ください。

また羽黒山五重塔には、羽黒山五重塔の御朱印もあります。金色の墨を使った「羽黒山五重塔御朱印」は、5のつく日(毎月5日・15日・25日)に特別に頒布されます。羽黒山五重塔御朱印は、羽黒山随神門前の朱印所でいただくことができます。

住所 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
電話番号 0235-62-2355

「山形・御朱印」パワースポットの御朱印・3選

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続いてご紹介するのは、山形のパワースポットといわれる神社仏閣でいただける御朱印です。パワースポットとして人気の寺社を早速見ていきましょう。

「月山神社」

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山形のパワースポットといわれる神社仏閣の御朱印・おすすめ1か所目は「月山神社」です。月山神社は、出羽三山神社でもご紹介した月山の山頂にある神社です。羽黒山・湯殿山とともに出羽三山をなす月山は、修験道の聖地として信仰を集めています。

山頂に鎮座している月山神社からは、庄内平野や鳥海山、遠くには岩木山や八幡平を望むことができます。開山期間は、7月上旬~9月中旬です。開山期間は天候状況により変更となる場合がありますので、訪れる際は出羽三山神社の公式サイトで確認するようにしましょう。

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月山は、世界でも珍しい半円形アスピーデ型火山で知られ、頂上の月山神社には日本神話の神・月読命(つくよみ)を祀ります。月山八合目から頂上までの山道は国立公園であり、出羽三山神社の境内、私有地となっています。

頂上にある月山神社本宮内は、古代より特別な神域とされています。そのため、全ての方がお祓いを受けて月山神社本宮内へ参詣します。参拝するためのお祓い料金は1名・500円です。月山神社へのアクセスは、月山八合目(羽黒口)より徒歩で約3時間です。

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パワースポットとして有名な月山神社の御朱印は、見開きのタイプです。御朱印帳は見開き分のページがあるものを持参しましょう。閉山期間中は神職は下山し、常駐しておりませんのでご注意ください。

御朱印をいただくためには、岩場の多い険しい道のりとなりますので、登山に適した服装が望ましいです。あたたかいセーターや手袋、靴下、長ズボン、防水性の高い登山靴などを用意しておくことをおすすめします。

住所 山形県東田川郡庄内町立谷沢字本澤31
電話番号 090-8921-9151(月山神社本宮)

「若松寺」

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山形のパワースポットといわれる神社仏閣の御朱印・おすすめ2か所目は「若松寺」です。山形県天童市に位置する鈴立山若松寺(れいりゅうざんじゃくしょうじ)は、約1300年前の奈良時代、708年(和銅元年)に行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が開山した霊場です。

最上三十三観音札所の第一番として毎年多くの巡礼者が訪れます。また、良縁成就のパワースポットとして知られる若松寺(別称若松観音)は、4月~12月の毎月第1日曜日には縁結び祈願祭が行われます。

「若松寺の住職と握手すると良縁が授かる」という噂は全国に広まり、良縁祈願をする参拝者が集まります。住職との良縁の握手は予約が必要です。

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山形県民謡・花笠音頭の歌詞には「めでためでたの若松様よ~」とありますが、若松寺は、花笠音頭の歌詞で知られる山形の有名なお寺です。山形旅行の際に、良縁を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。

若松寺の御朱印帳は、かわいい和柄デザインのもので、赤く色づいたもみじが描かれた素敵な朱印帳となっています。

若松寺への車でのアクセスは、東北自動車道・天童ICより約18分、天童駅からは約15分です。冬期は路面が滑りやすくなりますので十分に注意しましょう。

住所 山形県天童市大字山元2205-1
電話番号 023-653-4138

「大日坊」

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山形のパワースポットといわれる神社仏閣の御朱印・おすすめ3か所目は「大日坊」です。山形県鶴岡市に位置する湯殿山総本寺・瀧水寺大日坊(りゅうすいじだいにちぼう)は、807年(大同2年)に弘法大師によって開創されました。

古代より山岳信仰の聖地として尊ばれてきた湯殿山は「言わずの山語らずの山」といわれ、湯殿山のことを人に話してはならない、語らば聞くな、聞かば語るなといった厳しい戒めがあったほどの秘境でした。現在も写真撮影は禁止されています。

俗世と隔離された神の領域で、女人禁制の地でもあった湯殿山から神仏の分霊を勧請(かんじょう)し、湯殿山全てを祀る寺として建立されたのが大日坊です。

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パワースポットで知られる大日坊は徳川家との深い縁を持つ寺でもあり、鎌倉時代創建の仁王門や風神雷神像、運慶作の仁王像が鎮座しています。また、美しい宝篋印塔(ほうきょういんとう)や即身仏(真如海上人)を安置し、数々の文化財を有しています。

全国でも数少ない即身仏は、大日坊で拝観することができます。即身仏となるお坊さんは、世の平穏を願って自らの意志で穀物を絶ちます。厳しい修業の末に体内から脂肪・水分を落としていき、自らの肉体をミイラとして残します。

Photo by Mixtribe Photo

生きながらにして土中へ入定(にゅうじょう)し、三年三か月後に信者や弟子の手によって掘り出されて即身仏となられます。山形県では即身仏巡りも行われています。訪れる人々を出迎えてくださる即身仏のあるお寺へ、御朱印巡りの旅を利用して足を運んでみてはいかがでしょうか。

大日坊の御朱印帳は、徳川将軍家の葵の紋が刻印されている素敵な朱印帳です。力強い印象を受ける御朱印と御朱印帳をセットで購入することもできます。大日坊へのアクセスは、鶴岡駅より車で約40分です。

住所 山形県鶴岡市大網字入道11
電話番号 0235-54-6301

「山形・御朱印」人気の御朱印・2選

Photo by Yuya Sekiguchi

続いてご紹介するのは、山形で人気の神社仏閣の御朱印です。山形ではどのような御朱印が人気を集めているのでしょうか。ピックアップした2つの神社の人気御朱印を見ていきましょう。

「湯殿山神社」

Photo by zunsanzunsan

山形で人気の神社仏閣の御朱印・おすすめ1か所目は「湯殿山神社」です。山形県鶴岡市に位置する湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、土足厳禁という厳しい戒めのある神社で、出羽三山の奥宮とされます。冬期(11月上旬~4月下旬)は閉山となります。

湯殿山は神の世界ゆえに、人工的な信仰の場は禁じられてきました。そのため、湯殿山神社は社殿を設けていません。御神体とされる巨岩からは湯が沸き出ており、温泉水の影響で茶色く染まっています。

参拝に際しては、裸足になりお祓いを受けてからでなければお詣りすることは許されません。俗世とは切り離された神域ということなのです。

Photo by zunsanzunsan

湯殿山神社の御朱印は、人気の見開きのタイプです。御神域の中にある授与所にていただくことができます。初穂料は300円です。お祓いを受けて身体を清めてから授かりましょう。湯殿山神社本宮は神秘に包まれた空間となっていますので、パワーをチャージしに訪れてみてはいかがでしょうか。

湯殿山神社へのアクセスは、山形自動車道・湯殿山ICから車で約30分です。鶴岡駅からは羽黒山、湯殿山を結ぶシャトルバスが運行していますが、運行は土日祝日及び一部夏季期間のみとなります。

住所 鶴岡市田麦俣字六十里山7
電話番号 0235-54-6133

「鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮」

Photo by zunsanzunsan

山形で人気の神社仏閣の御朱印・おすすめ2か所目は「鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮」です。山形県飽海郡(あくみぐん)に位置する鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮(ちょうかいざんおおものいみじんじゃふくらくちのみや)の本社は鳥海山の頂上に鎮座します。

麓には「口ノ宮」と呼ばれる里宮が吹浦と蕨岡の2か所に設けられています。2008年(平成20年)には、山頂本殿から口ノ宮にいたる広大な境内が国の史跡に指定されました。

御朱印は、吹浦口ノ宮にて、吹浦口之宮と蕨岡口之宮(わらびおかくちのみや)の里宮2社の御朱印をいただけます。初穂料は各300円です。

Photo by zunsanzunsan

オリジナルの御朱印帳は3色の展開で、鳥海山と鳥海湖がデザインされています。御朱印の受付時間は9:00~16:30です。車でのアクセスは、JR羽越本線・吹浦駅より約3分です。東北自動車道・酒田みなみICからは約30分です。

住所 山形県飽海郡遊佐町吹浦布倉1
電話番号 0234-77-2301

「山形・御朱印」カラフルな御朱印・3選

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次は、山形の神社仏閣でいただけるカラフルな御朱印をご紹介します。山形の地でいただけるカラフルな御朱印にはどういったものがあるのでしょうか。

「荘内神社」

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山形の神社仏閣でいただけるカラフルな御朱印・おすすめ1か所目は「荘内神社」です。山形県鶴岡市に位置する荘内神社は、かつて鶴ヶ丘城のあったお城の跡地にある神社です。桜の名所で知られる鶴岡公園の中にあります。

荘内神社には、庄内藩の歴代藩主の中から4人の方が御祭神として祀られています。境内にある宝物殿には、藩主ゆかりの武具や五月人形、土人形などのお人形が展示され、歴史的にも貴重な品々を見ることができます。

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カラフルでかわいい御朱印には、庄内神社の七夕祭りでいただける見開きタイプの限定御朱印などがあり、人気を集めています。御朱印帳は、星の輝く刺繍が美しい夏の夜空の御朱印帳や、桜が描かれた御朱印帳などがあります。

荘内神社へのアクセスは、JR奥羽本線・鶴岡駅からバスへ乗車し、鶴岡市役所下車約8分です。車で訪れる場合は、山形自動車道・鶴岡ICより約10分です。

住所 山形県鶴岡市馬場町4-1
電話番号 0235-22-8100

「月岡神社」

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山形の神社仏閣でいただけるカラフルな御朱印・おすすめ2か所目は「月岡神社」です。山形県上山市(かみのやまし)に位置する月岡神社は、上山藩主であった松平利長(まつだいらとしなが)と、利長の長男・信一(のぶかず)を祀る神社として、1877年(明治10年)に建立されました。

二代信一公は、徳川家康と共に織田信長に仕え、桶狭間の戦いや長篠の戦いなど、家康が関わったとされる主要な合戦に常に加わり戦功を挙げたといわれています。

月岡神社は桜の名所としても知られる神社で、境内には徳川三代将軍・家光が帰依していた拓庵禅師ゆかりの坪庭があり、斎藤茂吉や松尾芭蕉の歌碑など歴史的文化価値のある貴重な建造物があります。

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月岡神社でいただけるカラフルでかわいい御朱印は、書置きタイプです。中央には月岡神社の印が押され、色鮮やかな季節の花などが描かれています。月岡神社へのアクセスは、JR奥羽本線・かみのやま温泉駅より徒歩約15分です。

山形で人気のかみのやま温泉で旅の疲れを癒しながら、御朱印巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。カラフルでかわいい御朱印に出会い、運気をアップしていきましょう。

住所 山形県上山市元城内3-23
電話番号 023-672-2636

「寒河江八幡宮」

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山形の神社仏閣でいただけるカラフルな御朱印・おすすめ3か所目は「寒河江八幡宮」です。山形県寒河江市に位置する寒河江八幡宮(さがえはちまんぐう)は、寒河江荘(さがえのしょう)の総鎮守として祀られています。

1191年(建久2年)に鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の御分霊を勧請したと伝えられ、寒河江の地に勧請されてから900年以上もの歳月が流れます。寒河江八幡宮は、古式流鏑馬が行われることで知られる神社です。流鏑馬(やぶさめ)は、疾走する馬上から的に矢を射る神事です。

寒河江八幡宮でいただけるカラフルで素敵な御朱印は、寒河江八幡宮と境内末社の高良新山両所神社の見開きタイプです。寒河江八幡宮へのアクセスは、寒河江駅から徒歩で約10分です。

住所 山形県寒河江市八幡町5-70
電話番号 0237-86-6258

「山形・御朱印」かわいい御朱印帳・2選

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続いてご紹介するのは、オリジナルのかわいい御朱印帳を頒布している山形の神社仏閣です。落ち着いた色合いの朱印帳も人気がありますが、鮮やかな色合いのかわいい朱印帳も女性を中心に人気です。

見た目にも鮮やかなカラフルでかわいい御朱印帳を持参して、山形の御朱印巡りを楽しんでみませんか?そかわいい御朱印帳を見つけてみましょう。

「熊野大社」

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山形で出会えるかわいい御朱印帳・おすすめ1か所目は「熊野神社」です。山形県南陽市に位置する熊野神社は、1200年以上の歴史を誇ります。806年(大同元年)に平城天皇(へいぜいてんのう)の勅命によって再建されました。

東北のお伊勢さまといわれる熊野大社では、古くより多くの祭典が伝わり、毎月お祭りが執り行われています。毎月のお祭りには、月初めに行われる月次祭(つきなみさい)や、満月の夜に行われる縁結び祈願祭などがあります。

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熊野大社には、女性を魅了するカラフルでかわいいお守りや色鮮やかな素敵な御朱印帳があります。御朱印は書置きタイプで、うさぎの絵が描かれたかわいい御朱印となっています。

限定御朱印がいただける時もありますので、情報をチェックするようにしておくと安心です。熊野大社へのアクセスは、JR奥羽本線・赤湯駅より車で約5分です。山形自動車道・山形蔵王ICからは約40分です。

住所 山形県南陽市宮内3476-1
電話番号 0238-47-7777

「總宮神社」

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山形で出会えるかわいい御朱印帳・おすすめ2か所目は「總宮神社」です。山形県長井市に位置する總宮神社(そうみやじんじゃ)は、約1200年前に坂上田村麻呂によって建てられた赤崩山白鳥大明神が始まりとされます。

境内には、直江兼続が参拝の際に折手植えしたとされる9本の大杉「直江杉」と奉献したとされる刀剣が残っています。總宮神社のかわいい御朱印帳やお守りは、本堂手前の授与所にていただけます。「愛」の兜をイメージした御朱印帳は色合いがカラフルでかわいいと人気です。

總宮神社へのアクセスは、山形自動車道・山形蔵王ICより車で約1時間です。山形鉄道フラワー長井線を利用する場合は、あやめ公園駅から徒歩5分です。

住所 山形県長井市横町14-24
電話番号 0238-88-3348

山形の御朱印巡りで運気もアップ!

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今回は、山形県の御朱印巡りにおすすめな神社仏閣をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。山形県には、パワースポットとして知られる有名なお寺や神社が多く、修験者や参拝者の山岳信仰の聖地となっている神社などもありました。

近年は御朱印巡りを楽しむ方が増え、友人やカップル同士で寺社を巡るというだけではなく、母と娘で御朱印巡りを楽しむ姿も目にする機会が多くなってきました。

女性の心を魅了するカラフルでかわいい御朱印帳や、限定色で書いていただける人気の御朱印との出会いを楽しみながら、山形の御朱印巡りで運気をアップしていきましょう。山形県で御朱印巡りを楽しむ際は、ぜひ本記事でご紹介した寺社を参考に訪れてみてください。

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ライター

erisa88

千葉県生まれ東京在住のerisa88です。国内や海外のリゾート地を巡る旅と世界中の人々が集まる空港が大好きです。ワクワクするような魅力スポットや美味しいグルメなどを紹介していきたいと思います。宜しくお願いします。

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