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展望デッキから見下ろすと、左手に見えるのがバラのアーチです。その下にはオレンジ色のナスタチウムが咲き、さらに左手には色とりどりの花壇が広がり、空間の広がりを演出した造りになっています。
水の庭
日本の浮世絵からの影響を受けたモネの庭には、柳や竹などが使用された太鼓橋や藤棚があり、マルモッタンでもそれに倣って庭園づくりがされています。光と、光によって水に映る景色、時間とともに移り行く色彩。それらの風景は多くの絵画作品として生まれました。
モネの絵画になった睡蓮が色とりどりに咲く池を見て、モネの描いた風景を堪能してみてはいかがでしょう。その中でもモネが咲かせたかった青い睡蓮は一見の価値があります。見頃は6月中旬から10月下旬です。
水の庭の池の周囲には日本人になじみ深い樹木の、藤や柳や桜を中心に、色鮮やかな植物たちが配置されています。太鼓橋とバラのアーチが共存するいわば日本文化と西欧文化の融合は、モネの庭だからこそ表現されたものだといえます。
光の庭
2008年にこの庭は造られました。フランスのジヴェルニーのモネの庭にはないマルモッタン独自の世界に1つのモネの庭です。高知の北川村の自然に調和した、海や山の風景も庭の一部と考えられた独特の庭です。
アロエ、オリーブやヤシ類、ハーブ類、ジャスミン、ブーゲンビリア、リュウゼツラン、柚子などの柑橘類、ジャケツイバラ、堆金菊、シオ菊などといった地中海の植物と日本人に身近な植物をとりあわせる事で、北川村マルモッタンの独自の庭造りを行っています。
ルノアールと一緒に、モネは43歳の頃に地中海を旅行しました。その旅行中にもモネは創作活動にいそしみ、多くの絵画を描きました。モネの創作活動を知るうえでそれらの作品はとても重要だといえるでしょう。のちの印象派に影響を与えた作品群です。
「光の庭」はジルベール・ヴァエ氏の協力により実現しました。モネの描いた風景やモネの旅の途中の作品を主題にして独自の庭を造ろうという試みが、マルモッタンの光の庭で世界で初めて実現しました。
高知のモネの庭で見れる青い睡蓮
モネが描いていたジヴェルニーに存在しなかった青い睡蓮ですが、 ジヴェルニーは北フランスにあり青い睡蓮を咲かせるのに必要な20度以上の気温に届かなかったため咲かなかったのでした。しかし温暖な高知の北川村では咲かせることができたのです。
いくつか種類がある青い睡蓮ですが、マルモッタンで咲くのはブルースター、別名ウィリアムストーンとも呼ばれる美しい睡蓮です。
睡蓮は1つの花が咲いては閉じてを繰り返して3日間で終わります。しかし次々とつぼみが上がってくるため、睡蓮の咲く季節にはいつでも見ることが可能なのです。
見頃・おすすめの鑑賞時間
青い睡蓮の見頃は6月中旬から10月下旬頃までです。時間帯は10:00~15:00です。他の色の睡蓮と同様に午前中に咲いて、午後に花が閉じます。
高知のモネの庭のその他の見どころ
色とりどりの睡蓮と光がゆらめく水、バラのアーチや太鼓橋や藤棚、光と花の色が混じり合います。マルモッタンの庭にいると、モネが描いていた風景を今ここでみることができるのです。
睡蓮の浮かぶ池の水鏡に映る木々や草花の美しい様子は、高知の北川村の光と青い山海を背景に、四季によって移り変わり、また、植物の成長とともにその姿を変えていきます。景色はいつでも見頃といえるでしょう。
風の丘展望台
マルモッタンのモネの庭の中で一番高い場所は「風の丘展望台」です。そこへ続く遊歩道の入口は「水の庭」「光の庭」にあります。ゆっくり歩いて往復およそ1時間の遊歩道を行くと「風の丘展望台」にたどり着きます。
「風の丘展望台」からは太平洋や奈半利町、田野の町、奈半利川を見ることができます。見晴らしが大変よく、空と海が一体化した感じに見えます。