店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
IKEAの魅力
IKEAはスウェーデンで誕生し、世界各地に進出している世界最大級の家具量販店です。創業当初から掲げてきたモットー「優れたデザインと機能性を両方持つ製品を幅広くそろえ、できる限り低コストで提供する」に対して誠実に向き合い、日々続けている努力が多くのファンを魅了しているのです。
数ある家具量販店の中で、IKEAはどうして世界に通用するブランドとして確立するまでに成長したのでしょうか。IKEAが世界中から支持されている魅力は、「おしゃれで安い家具や雑貨の豊富さ」と「わくわくするディスプレイ」の2つにありました。1つずつご紹介します。
おしゃれで安い家具や雑貨がそろっている
IKEAの最大の魅力は、おしゃれで安い家具や雑貨が種類豊富にそろっていることです。IKEAでは、北欧スタイルの洗練されたデザインやモダンな雰囲気のインテリアを扱っています。
北欧スタイルのおしゃれなインテリアと聞くと「高価で手を出しにくい」というイメージがありますが、IKEAでは製品の安全性や環境に配慮した上でコストを最小限に抑える工夫をしているのです。具体的にはセルフサービス方式の採用が挙げられます。
セルフサービス方式とは、選んだ商品を棚から取って自宅へ持ち帰り、商品を組み立てるまでの作業をセルフで行うことです。セルフサービスによって業者へ支払うコストの節約が可能になり、節約した分低価格での販売という形で購入者に還元しています。
商品のディスプレイがわくわくする
IKEAでは、見ているだけでわくわくするディスプレイ方式「ルームセット」も魅力の1つです。色々なテイストの部屋に合わせてリビングインテリアがコーディネートされているため、雑誌に登場する夢のようなハイセンス空間を現実的に捉えることができます。
シンプルな北欧スタイル、子供がいる家族団らんスペース、インテリア上級者に見える個性的でモダンな雑貨使いというように、自分のライフスタイルや好みにあったレイアウトが実例集となり、ヒントをたくさんもらえるのです。
日本ではあまり見られないようなデザイン・機能性の商品を含め、IKEAではおよそ9500点の商品を扱っていて、その中の2500点ほどが毎年見直されながら新しい商品と入れ替わります。
IKEAは数えきれないほど多くの商品が並ぶ人気巨大施設であり、おしゃれなインテリアの見本でもありますから、1日いても飽きないでしょう。
中国にあるIKEAでは来店客がくつろぎすぎと話題にも
ルームセットはIKEAが誇る魅力の1つですが、中国の店舗では来店客がくつろぎすぎと話題になっています。店内は冷暖房完備で1年中快適であることから、まるで自分の家のようにリラックスし、思いのままに過ごす様子が各種メディアで取り上げられました。
展示されているソファに座っておしゃべりを楽しんだりベッドで熟睡したり、あるいは鍋を持ち込んで火鍋パーティーを始めたりと、予想をはるかに超えた映像を見て衝撃を受けた方も多いことでしょう。中には家具の緩衝材に使う新聞紙や、備品の鉛筆を持ち帰りする人もいました。
ところがIKEAの中国法人社長は、来店客が商品を買わずに店内の家具で休むことを「快く受け入れる」と発表しました。どのような来店客も拒絶せず、歓迎することを約束すると断言したのです。
IKEAは中国でのさらなる事業拡大を目標にしていることから、中国客に対する寛大な対応を取ったとされています。
IKEAはフードコートもオシャレでコスパ良し
IKEAは家具や雑貨だけではなく、フードコートもおしゃれでコスパが良いと人気を集めています。IKEAのフードコートに設置しているお店は、美味しい食事をリーズナブルに食べられるレストランと、気軽に軽食を楽しめるビストロの2つです。
レストランは2Fのショールームを進んだ先にあり、家具・雑貨売り場で実際に販売しているテーブルやイス、照明といったおしゃれなインテリアに囲まれています。
メニューはスウェーデンミートボールやシナモンロールといったスウェーデン料理から、焼き立てハンバーグステーキを始めとした定番の食事に加え、スイーツも充実しています。またキッズメニューも扱っているので、子供連れのファミリーにもおすすめです。
一方ビストロは1Fのレジを通り過ぎた場所にあり、立って食べるためのスタンディングテーブルと、座って食べられるテーブル&イスの席が用意されています。店舗によっても異なりますが、イスの席はあまり多くはありません。
土日祝日は特に混み合ってスタンディングテーブルにも空きがない場合もありますが、ビストロは軽食を扱うショップなので回転率の早さがメリットです。サッと食べ終えて席を立つ人も多いため、満席であってもそれほど待たずに席を見つけられるでしょう。
メニューはホットドッグやラップサンド、フライドチキンやソフトクリームといった軽食が並びますが、どれも信じられないような安さで販売されているため、買い物が終わった流れで立ち寄りたくなります。注文をする時は、券売機で食券を購入してからレジに並びましょう。
IKEAのホットドッグが人気!
IKEAのフードコートで特に大人気なのが、屋外の看板でも大々的に宣伝しているホットドッグです。ホットドッグは特別変わったメニューではなく、いつでもどこでも手軽に食べられる一品でありながら、IKEAの名物として浸透しています。
IKEAのホットドッグはどうして多くのファンに愛されているのでしょうか。人気の理由は「値段の安さ」と「トッピングし放題」の2つにありました。1つずつご紹介しましょう。
人気の理由①:値段が安い
IKEAのホットドッグが人気の理由と言えば、圧倒的な値段の安さです。1番シンプルなホットドッグなら何と「100円」ですから、驚くのと同時にテンションが上がります。そしてホットドッグを食べるには飲み物が必要になりますが、何とドリンクバーは100円と激安です。
ドリンクバーでは、北欧生まれで糖質オフの「スパークリングフルーツウォーター」5種や炭酸無しのりんごベリードリンクの他、なっちゃんオレンジやペプシネックスといった定番ジュース、ドリップコーヒーもそろっていて、何杯でも好きなだけ飲むことができます。
シンプルなホットドッグと一緒に食べても合計わずか200円ですから、家計に非常に優しい値段設定が多くのファンに支持されているのでしょう。
人気の理由②:トッピングし放題
IKEAのホットドッグは単に安いだけではなく、「トッピングし放題」というお得感満載のシステムが導入されています。カウンターでホットドッグの食券を渡すと、パンにソーセージが挟まれた状態で提供されるのでトッピングコーナーへ向かいましょう。
家庭ではまず見かけない専用マシーンを使い、ケチャップとマスタードをお好みの量だけかけられます。また有料で、刻みピクルスとフライドオニオンも好きなだけトッピングが可能です。
ピクルスとは、酢・塩・砂糖の調味液に塩漬けの野菜を漬け込んで発酵させた漬け物の一種です。発酵食品であるピクルスには植物性乳酸菌が豊富に含まれています。植物性乳酸菌は、ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌と同様に生きて腸まで届くため、整腸作用による便秘解消が有効です。
また免疫細胞の大部分は腸に存在しているため、腸内環境が整うと免疫力がアップし、感染症やアレルギーのリスクが低下しやすくなります。
そしてピクルスの酸っぱさに含まれる成分と言えば、クエン酸も有名です。クエン酸は疲労回復、貧血予防、骨を丈夫にする、肌荒れ予防・改善と多くの健康・美容効果が期待できる優秀成分として知られています。
そんなピクルスとカリカリ食感の香ばしいフライドオニオンを好きなだけトッピングできるお得さに加え、ある程度トッピングすると一気にボリュームがアップして嬉しさが倍増するわけですから、人気が出るのも当然です。
子供はケチャップとフライドオニオン、大人は欲張って全部乗せと、好みに合わせてチョイスしてください!ただトッピングをするだけでも、自分でホットドッグを仕上げるといった作業は思いのほか楽しいものです。子供も大満足で、きっと喜んでくれるでしょう。
IKEAのホットドッグ・味について調査
IKEAのホットドッグが人気の理由は、それなりにボリュームがあるのに驚きの安さを実現していることです。そこで気になるのが、ホットドッグの味です。実際の美味しさはどの程度なのか、味や食感についてご紹介します。
パリッと濃厚なソーセージが美味しい
IKEAのホットドッグは、主役のソーセージがとにかく美味しいメニューです。一口かじると薄皮がパリッとはじけ、濃厚でしっとりとした旨みが口いっぱいに広がります。そんなソーセージの美味しさを引き立てているのがパンです。
ふわふわと柔らかく適度に甘みがあるため、ソーセージの塩気とのハーモニーがたまりません。さらにフライドオニオンのサクサク感とピクルスの酸味が絶妙なアクセントになり、マイルドなマスタードとケチャップが全体を1つにまとめてくれます。
ホットドッグは値段以上の美味しさ
IKEAのホットドッグは値段が大変安いので味もそれなりと思われがちですが、十分にクオリティが高くお値段以上の価値があると言えるでしょう。そのため買い物ではなく、ホットドッグを食べるためだけにIKEAへ訪れる人も少なくありません。
学校帰りや部活帰りの学生さんにとっては強い味方ですし、ホットドッグを食べたついでに家具や雑貨を見て回るのもいいでしょう。
あくまでも軽食なので空腹をしっかり満たすには物足りなさを感じるかもしれませんが、買い物の途中や買い物終わりの小腹を満たすにはベストなメニューです。IKEAへ行くならぜひビストロへ立ち寄り、80円とは思えないボリュームと美味しさのホットドッグを満喫しましょう。
IKEAのホットドッグ・持ち帰りはOK?
IKEAの人気定番フードであるホットドッグは、持ち帰りもできるのでしょうか。残念ながら持ち帰りは難しいですが、自宅で同じ味を再現することは可能です。そこで、ホットドッグに必要な食材のお得な購入方法や作り方をご紹介します。
基本的には持ち帰り禁止
IKEAのホットドッグは安くて美味しいので持ち帰りしたいと思ってしまいますが、基本的には持ち帰りできません。
店内に持ち帰り不可とは記載されていませんが、購入したホットドッグは包装されず、トレーに直接乗った状態で提供されるため持ち帰りは難しいと考えた方がいいでしょう。
ホットドッグのパンやソーセージはIKEA内で購入可能
ビストロで販売するホットドッグは持ち帰りできませんが、実際に使われているパンやソーセージはIKEA店内のフードマーケットで購入できます。つまり、IKEAの美味しいホットドッグの味自体は持ち帰りができるのです。
フードマーケットはレジを通り過ぎた場所にあり、スウェーデン直輸入の食材を中心に販売しています。IKEA店内ではさまざまなインテリアが紹介され、おしゃれな生活スタイルの提案として食品も展示されていますが、各所の食品を集約したものがフードマーケットです。
知らない人は素通りしてしまいそうな目立ちにくいコーナーですが、スウェーデン発祥の美味しくておしゃれな食品から珍しい食品まで種類豊富に揃っています。そのため覗いてみるだけでも楽しいですし、ギフトにしても喜ばれるでしょう。
そしてフードマーケットで人気の商品こそ、ホットドッグが10本作れるセット(599円)です。セット内容はホットドッグ用のパン1袋(10本入)と冷凍ソーセージ2袋(1袋/5本入)なので、ホットドッグ1本当たりの値段は約60円になります。
ビストロと同じ食材を持ち帰りすれば、20円も安く食べられるわけですから大変お得です。ただし、常温のパンと冷凍のソーセージは隣同士に並んでいるわけではありません。それぞれ離れた場所に置かれているので、自分でセット用に組み合わせてレジへ向かいましょう。
仮にパン1袋(239円)とソーセージ2袋(320円/1袋)を別々に購入した場合、合計の値段は879円になるため、ビストロで食べるよりも割高になってしまいます。
またフードマーケットでは、トッピングに使われている刻みピクルスとフライドオニオンも扱っています。どちらも値段は300円ほどで、およそ20本分のホットドッグに相当する内容量です。自宅なら周囲の目を気にすることなく、存分にトッピングを楽しめるでしょう。
パン、ソーセージ、トッピングまでそろうならケチャップとマスタードもIKEAと同じ商品にこだわりたいところですが、どちらも1本当たり500gと業務用サイズです。家庭ではさすがに扱いづらいので、ケチャップとマスタードは別に準備しておいた方がいいでしょう。
ここでぜひおすすめしたいのが、IKEAファミリーメンバー会員への登録です。ファミリーメンバー会員は入会金・年会費が無料で、11個もの特典が受けられるメリットだらけのサービスになります。
そして会員が受けられる特典の1つが、スウェーデンフードマーケットの人気商品をメンバー限定価格で購入できることです。割引される商品は毎月変わり、常時5~6種類ほどが対象になっているので、期間内であれば通常よりもお得に購入できます。
割引対象商品は公式サイトでも確認できますが、会員には特別価格の商品といった最新情報がEメールで届くため、お目当てを見逃す心配がありません。さらに嬉しい特典が、入会時に「すぐに使える500円クーポン」を、誕生月に「バースデークーポン500円」をもらえることです。
会員になるための費用は一切発生しないのにクーポンがメールで届くわけですから、IKEAへ行く前にぜひ登録を済ませておいた方がいいでしょう。
割引対象商品の中でも、特に人気の高いアイテムは数量限定で在庫がなくなり次第終了という条件が付きやすいので、ホットドッグセットが割引対象になっていたら早めにゲットしたいところです。
ホットドッグセットを購入したら、早速頂きましょう。作り方はいたって簡単です。沸騰した熱湯にソーセージを入れ、再び沸騰したらすぐに火を止めてそのまま5分置きます。
ありがたいことに、パンには最初から切れ目が入っているのでソーセージを挟んだら完成です。IKEAの味を再現したり、チーズやレタスをプラスしたり、お気に入りの食べ方を見つけてください!
IKEAのホットドッグ・種類について
IKEAで販売しているホットドッグには、どのような種類があるのでしょうか。定番のシンプルタイプと、体にも地球にも優しいベジタリアンメニューをご紹介します。
ホットドック
IKEAのホットドッグは、パンにソーセージを挟めただけのシンプルなスタイルです。それでもソーセージはパンの両端からはみ出す嬉しいサイズですし、トッピングし放題で値段が激安というのは何よりも大きな魅力があります。
トッピングありなしで値段が異なる
IKEAのホットドッグはトッピングのありなしで値段が変わるので、よく確認してから食券を購入しましょう。
トッピングなしは「100円」で、ケチャップとマスタードを自由にかけられます。一方トッピングありは「130円」で、ケチャップとマスタードに加え、刻みピクルスとフライドオニオンを好きなだけ乗せられます。
健康・美容効果の高いピクルスと、手間のかかるフライドオニオンをプラス30円の値段で自由にトッピングできるなら、トッピングありの方が圧倒的にコスパが良いと言えるでしょう。
トッピングありを注文した場合は、ホットドッグの下に緑のシートが敷かれて提供されます。トッピングなしのホットドッグと同時に両方注文しても区別がつくので、戸惑うことは少なそうです
ベジドック
IKEAのベジドッグは原材料に肉を一切使わず、野菜中心の食材からできたプラントベースフード(植物性食品)です。ただし、パンには卵と乳製品を使用しています。
IKEAは大人気メニューのホットドッグがあるにも関わらず、ソーセージを使わないベジドッグを開発しました。理由は2つあります。
1つ目の理由は動物性食品に比べ、植物性食品の方が資源・水・土壌の育成に手間ひまがかからないためです。またベジドッグは通常のホットドッグに比べ、排出される二酸化炭素の量がおよそ10分の1と環境への負荷が少ないこともわかっています。
2つ目の理由は、IKEAが「将来的に長く愛される健康的な食品は、美味しくリーズナブルであるべき」と考えているためです。その背景には、「値段を気にすることなく体に良いメニューを気軽に選択し、より快適な毎日を過ごしてほしい」というIKEAの願いが込められています。
ベジドッグは体にも地球にも優しいフードでありながら美味しさのベースがしっかりあり、さらに健康に良い栄養素が詰まった魅力的なメニューです。
ベジドッグのパンにはひよこ豆のペースト、キヌア、ケール、グリンピース、コーンといった野菜やハーブを固めてグリルしたものを挟み、紫キャベツのザワークラウトをたっぷり乗せています。
ザワークラウトは「酸っぱいきゃべつ」を意味する、漬け物に近いドイツ定番の料理です。乳酸発酵による酸味が強めで爽やかな味わいなので、ドイツではソーセージの付け合わせによく使われています。
ベジドッグの具自体は塩味がしっかりめに付いたややカレー風味で、パンの甘さとザワークラウトの酸味がベストマッチです。このままでも十分に美味しく食べられますが、全てのトッピングがOKなので、好みに合わせて最後の仕上げを楽しみましょう。
IKEAでホットドッグを食べてみよう!
IKEAのホットドッグは信じられないほど安いフードでありながら、パリッとした食感で濃厚な旨みのソーセージと、ふんわり柔らかいパンの甘みがベストマッチしていて絶品です。また自由にトッピングができるシステムも嬉しいポイントと言えます。
ビストロのホットドッグを食べた後は、ぜひパンとソーセージをセットで持ち帰りしましょう。ホットドッグを大変お得に食べられて、楽しい食卓になりそうです。