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中力粉とは?
中力粉は、準強力粉とも呼ばれている、強力粉や薄力粉と同じ小麦粉の種類です。強力粉や薄力粉よりは馴染みのない人の多い中力粉ですが、おもに、ハード系のパンやうどんなどの材料に用いられます。
日本の主食は米ですが、パンや麺類を主食にしている国は多く、パンや麺類の多くは小麦粉から作られています。世界を代表する穀物である小麦粉のひとつである中力粉とはどんな小麦粉なのか紹介します。
今回は、中力粉と強力粉や薄力粉などの粉類との違いや、あまり購入することのない中力粉の代用品になる粉類や中力粉の代用レシピなどを紹介していきます。中力粉の代わりの代用レシピは普段の食感との違いを楽しめたりと、新たな発見もあるのでぜひ試してみましょう。
中力粉は強力粉や薄力粉と何が違う?
小麦粉の種類である薄力粉・中力粉・強力粉の違いは、主に含まれるグルテンの量の違いです。含まれるグルテンの量が最も多いのが強力粉、その次に中力粉、最も少ないのが薄力粉です。中力粉のグルテンの含有量は約9%となっています。
強力粉・中力粉・薄力粉は小麦の品種によって異なります。また粉の粒の粗さ硬さも違います。中力粉は、粉の粒の粗さや硬さも、強力粉と薄力粉の間にあり、強力粉と薄力粉の間の性質を持つ小麦粉といえます。
一見使いどころのわからない中力粉ですが、強力粉や薄力粉の中間性質を持っているので、強力粉や薄力粉の代用品として使える場面も多い小麦粉です。
中力粉などの小麦粉と片栗粉の違いは?
中力粉などの小麦粉も片栗粉も唐揚げの衣や料理のとろみをつける際に用いられる食材ですが、小麦粉と片栗粉は原材料が違い、代用できる場合とできない場合がありま。中力粉などの小麦粉は小麦、片栗粉の方はじゃがいものでんぷんから作られています。
でんぷんのみの片栗粉に対し、タンパク質を含む小麦粉はだまができやすく、とろみだけでなく粘り気も同時につくので、カレーなどのとろみ付けには適していますが、あんかけなどには不向きです。
中力粉などの小麦粉と片栗粉は、唐揚げの衣にするとそれぞれの個性が出て面白いです。中力粉などの小麦粉を使うと表面はカリッと中はふんわり仕上がり、片栗粉を使うとサクサクと軽い口当たりの食感に仕上がります。
中力粉に向いている料理は?
パンやピザを作るのに向いている強力粉と、クッキーやケーキなどのお菓子やお好み焼きを作るのに向いている薄力粉のちょうど中間の性質を持つ中力粉を使うのに向いているレシピを紹介します。
強力粉はうどん粉としてスーパーなどで見かけることもあるほど、うどん作りに適している小麦粉です。しかし、中力粉の用途はうどんだけではありません。歯ごたえ抜群のハード系のパンやドーナツなどずっしりとしたパンやお菓子を作るのにも向いています。
中力粉は、他の小麦粉の代用品としても使える場面もあります。強力粉の代用品として打ち粉として使ったり、薄力粉の代用品として使えば、いつもよりずっしりとした食べ応えのあるケーキが出来上がります。
中力粉はうどんやお菓子作りに向いている
中力粉はうどん作りに最適な小麦粉です。うどんはとても簡単に作れる麺類で、中力粉と水、塩の3つの材料があれば出来上がります。中力粉を使えば、簡単にコシのあるおいしいうどんを家庭で楽しめます。休日にお子様と中力粉でうどん作りに挑戦してみるのもいいでしょう。
中力粉はお菓子作りにも向いている小麦粉です。すべてのお菓子に適しているとは言えませんが、パウンドケーキやドーナツ、カップケーキなどずっしりと食べ応えを求められるお菓子にぴったりです。
中力粉はお菓子作りにおいて薄力粉の代用品としても使え、薄力粉で作るよりも食べ応えのあるお菓子が出来上がります。お菓子作りにおいて、サクッと軽い食感を求めるなら薄力粉、どっしりと食べ応えを求めるなら中力粉と使い分けるといいでしょう。
中力粉の代用品は?
中力粉は、強力粉や薄力粉と違い使う場面が少なく、購入する人も少ないでしょう。家庭で使用する機会の少ない中力粉ですが、家庭でもよく使う材料で中力粉の代用品となるものを作り出すことができます。
中力粉を使いたいけど余らせてしまいそうで購入するのをためらっている人はぜひ、身近にある食品を中力粉の代用品として使ってみましょう。中力粉の代用は同じ小麦粉である強力粉と薄力粉をブレンドし代用したり、似たような粉類を使って代用したりと、代用方法はたくさんあります。
【中力粉代用】薄力粉と強力粉を混ぜる
中力粉の代用として最も広く知られているのが、薄力粉と強力粉をブレンドする代用方法です。薄力粉と強力粉の中間の特徴を持つ中力粉の特徴を利用して、薄力粉と強力粉を半分半分の量で混ぜ合わせるだけの、簡単な代用レシピとなっています。
薄力粉と強力粉をブレンドした中力粉の代用品は、中力粉をそのまま使うのとは違ったメリットがあります。薄力粉と強力粉を使った中力粉の代用レシピは、薄力粉と強力粉の割合を自由に変えられるのが魅力です。
薄力粉と強力粉で作った代用品の割合を変えることで、代用品を使って出来上がるお菓子などの食感を自由自在に変更でき、より自分好みのお菓子を作れます。
【中力粉の代用】うどん粉
中力粉の代用として、最もおすすめの粉類はうどん粉です。中力粉がうどん粉としてお店で売られている場合もあるほど、うどん粉の持つ性質は中力粉に似ています。中力粉かうどん粉のどちらかを常備していれば、常にどちらかに代用可能で便利です。
中力粉を買う人のほとんどはうどんを作るために買っているといってもいいほど、中力粉はうどんを作る粉として浸透しています。中力粉はうどん粉の代用として使えますし、逆にうどん粉を中力粉の代用としても使えます。
【中力粉の代用】米粉
中力粉の代用品として米粉もおすすめの素材です。中力粉を米粉で代用するとメリットがあります。原材料が小麦の中力粉とは違い、米粉はうるち米などの米からできているので、米粉で代用した食品は小麦アレルギーの方も食べられます。
米粉を中力粉の代用品として使うにはメリットもありますが、デメリットもあります。米粉は中力粉より片栗粉に似ているため、粘り気や弾力が少ない米粉で代用した生地はパン作りには向いていません。
米粉を中力粉の代用品として使う場合は、米粉は中力粉より水をよく吸うため、米粉で代用する場合は、水を少なめに調理してみましょう。
中力粉がない時の代用レシピ:パン
パンを作りたいのに中力粉がない場合は、パンの種類によって代用する粉類が変わります。食パンなどの柔らかいパンを作りたいときは強力粉やパン用小麦粉で代用し、フランスパンなどのハード系のパンを作りたい場合は強力粉と薄力粉を混ぜた粉で代用するのがおすすめです。
今回は、普段中力粉を使うハード系のパンの中力粉がない場合の代用レシピを紹介します。まず、ボウルに強力粉と薄力粉、砂糖、ドライイースト、塩を入れます。この時、強力粉の割合が多い方がふっくらと柔らかなパンが出来上がります。
お湯を少しずつ入れながら生地を混ぜ合わせ、バターを加え、さらに練ります。練った後、2倍の大きさになるまで30分ほど一次発酵を行い、さらにこね、15分ほどかけて2次発酵を行います。2回の発酵が終わったら、パンを成形し、オーブンで焼き色がつくまで焼けば完成です。
中力粉がない時の代用レシピ:チュロス
中力粉がないときにチュロスをを作りたいときは、薄力粉で代用するのがおすすめです。薄力粉で代用したチュロスは、中力粉で作った時よりサックリ軽い食感のチュロスになります。チュロスにもっちり感を足したい場合は、強力粉を少し足すなど、小麦粉の割合を工夫してみましょう。
薄力粉で代用したチュロスのレシピを紹介します。まず、薄力粉などの小麦粉はふるっておき、だまにならないようにしておきます。ボウルに卵を割り入れ、砂糖、シナモンパウダーと一緒に混ぜ合わせます。
鍋を用意し、牛乳とバターを火にかけ、沸騰する前に小麦粉を加え、だまにならないようにへらで混ぜていきます。生地がひとつになれば火からおろし、卵や砂糖などを混ぜ合わせた卵液を少しずつ加え、生地を滑らかにします。
生地を星形のしぼる袋に入れ、天板に絞り出し、170℃のオーブンできつね色になるまで焼きます。仕上げに砂糖などをまぶして出来上がりです。シナモン味だけでなく、ココアやカレーなど、さまざまな味を楽しめるのもチュロスの魅力です。
中力粉は他の小麦粉でも代用できる!
常に家庭にストックのない場合が多い中力粉ですが、中力粉は強力粉や薄力粉などの他の小麦粉やうどん粉や米粉などの他の粉類で代用可能です。中力粉を他の粉類で代用する場合は、作りたい料理に合わせて代用する粉類を選ぶようにしましょう。
あまり使う機会のない中力粉を購入せずとも、他の粉類で代用して、中力粉で作るときと変わらない、おいしい料理を家庭で作ってみましょう。