【ウェイパー】がないときの代用アイデアを伝授！コンソメや香味ペーストは？

ウェイパーは日本の企業から販売されている中華料理の万能調味料です。一口に中華料理と言っても広東料理、四川料理、北京料理、上海料理、湖南料理など様々なジャンルがあり、バラエティーに富んでいます。

ウェイパーは様々なジャンルの中華料理に対応し、中華料理に共通するコクや旨味を引き出すスープです。ウェイパーは豚骨と鶏骨をベースとし、野菜エキスやスパイス等を配合した万能調味料です。

味付けにウェイパーを加える事で、家庭で作る中華料理の深みや旨味をアップさせます。中華料理だけではなく、和風、洋風の下味として利用できます。ウェイパーは手軽に本格的な中華の味が出せると評判になり、今ではスーパーなどでも簡単に手に入るようになりました。

インターネットなどではウェイパーを使った本格中華料理のレシピや、ウェイパーで簡単にできる一人暮らし用のメニューなど、ウェイパーを活用したレシピを数多く見かけます。本格的な中華の味に仕上げてくれるウェイパーは、日本の家庭にある中華の素として定番品となりつつあります。

ウェイパーといえば真っ赤な缶に大きく黒字で「味覇」と書かれている商品を思い浮かべる方も多いでしょう。ウェイパーは多くの要望に応えチューブタイプも販売されています。チューブタイプが販売された事で、さらに手軽にウェイパーが使えるようになりました。

中華料理や洋食、和食の隠し味にとどんな料理にも深みを与えてくれるウェイパーですが、ウェイパーがない時は代用アイテムを検討してみましょう。スーパーに慌てて駆け込まなくても、ウェイパーの代用品になるものが家庭にあるかもしれません。

ウェイパーは中華料理に広く使える万能調味料です。キッチンにウェイパー以外の中華料理の素や中華だしがあれば検討してみましょう。

中華料理の素や中華だしであれば、ウェイパーに近い味を再現できます。味を見ながらニンニクやニラ、塩コショウなど足していくと失敗が少なくおすすめです。

ウェイパーそのものの味を知っていると、代用品を探す際役に立ちます。ウェイパーの元の味がどのようなものか、家庭にある時に確認しておくと良いでしょう。

ウェイパーの原材料を知っておくと、ウェイパーの代用品を検討する際に役に立ちます。ウェイパーの原材料は鶏エキス、豚エキス、野菜エキス、食塩、砂糖、小麦粉、アミノ酸などの調味料、動物性油脂、乳糖、スパイスです。

中華料理の素としては鶏ガラをベースにしたスープが一般的で、鶏ガラスープベースの商品は多数販売されています。これに対してウェイパーは、旨味エキスをベースに調味料を混ぜ合わせている点が、他の中華料理の素と違います。

ウェイパーは商品に原材料名などは表記されていますが、詳しいスパイスや配合などは公表されていません。そのためウェイパーをイチから家で自作するのは難しいでしょう。ウェイパーが家にない場合は、似た代用品を探すのがおすすめです。

ウェイパーの代用品を探すポイントは、ウェイパー以外の中華料理の素など中華料理のベースとなる商品を選ぶ事と、代用品に調味料等を付け加え、ウェイパーの味に近づける事です。

ウェイパーの味は豚骨と鶏骨を元に作られた中華調味料なので、溶かすだけで本格的な中華スープが完成します。ウェイパーは中華料理向けの万能調味料ですが、製造販売しているのは日本の企業です。

ウェイパーが広く愛された理由の一つは、中華料理の素でありながら日本の企業が製造した日本人好みの味付けにあるでしょう。ウェイパーは2015年に販売元と製造元である廣記商行と創味食品との間で起きたトラブルをきっかけに、いったん販売が終了しました。

その後廣記商行は製造元であった創味食品ではなく、別の会社が製造する「ウェイパー」を販売しており、2015年以後のウェイパーはそれ以前とは味が違います。

一方2015年までウェイパーを製造していた創味食品は、2015年以前のウェイパーの味をそのままに「創味シャンタンDX」という名で製造、販売しています。

2015年以前に販売されていた旧作のウェイパーが好みだった方は、創味食品の創味シャンタンDXを選んで購入しているようです。

新しいウェイパーは原材料から見直され、新しいウェイパーとして人気が継続しています。ウェイパーは中華料理店でも広く利用され、また多くの根強いファンに支えられています。

ウェイパーのおすすめ代用品、1つ目は味の素から販売されている「中華あじ」です。中華あじはポークと野菜エキスにオイスターソース等を加えた中華だしなので、中華あじはウェイパーの代用品としてもおすすめです。

豚骨と鶏骨をベースに作られたウェイパーと中華あじは風味が違いますが、中華あじでも十分に中華風の味わいに仕上げられます。

中華あじはウェイパーに比べて若干あっさりとした味に仕上がる中華だしです。ウェイパーの代用として使用したら、別途ニンニクや塩コショウなどで調整しましょう。中華あじは味見しながら量を調整し代用してください。

ウェイパーのおすすめ代用品、2つ目はユウキ食品株式会社から販売されている「味玉」です。ウェイパーと見た目も似ている味玉は、「ウェイユー」と読みます。

味玉は鶏と豚のエキスに、香味野菜と香辛料をブレンドされた濃厚な味わいが特徴の中華スープの素でウェイパーの代用としても使えます。味玉はウェイパーより塩ベースの味に仕上がります。ウェイパーの代用として味のパンチが足りないと感じたら別途塩やコショウなどで調整しましょう。

ウェイパーのおすすめ代用品、3つ目のおすすめは「創味シャンタンDX」です。創味シャンタンDXを販売している創味食品は、元々ウェイパーを製造していた会社で、創味シャンタンDXは旧ウェイパーの味を引き継いだ商品といえます。

創味シャンタンDXは精湯スープをベースとして、油脂、タマネギ、ニンニク、スパイスなど20種類以上を配合した中華スープの素です。創味シャンタンDXは、2015年以前のウェイパーファンの方には特におすすめです。

創味シャンタンDXは、各種中華料理のベースや、鍋、カレーの隠し味など様々な料理に広く使用できるので、家庭に1本あるとアレンジが利きおすすめです。創味シャンタンDXは、商品の裏に記載されているおすすめの分量を見ながら量を調整しましょう。

ウェイパーのおすすめ代用品、4つ目は「鶏ガラスープ」です。鶏ガラスープも中華料理の調味料として家庭にある事が多いでしょう。鶏ガラスープは、鶏肉とがらを煮出した中華スープの素です。

あっさりとしながらもコクが深い味わいに仕上がる鶏ガラスープは、ウェイパーの代用としても使用できます。ウェイパーの代用として鶏ガラスープは使えますが、鶏ガラスープは鶏ガラをメインに、鶏ガラの旨味を引き出す中華だしです。

鶏ガラスープだけでは、ウェイパーを入れた場合よりも物足りない味になるかもしれません。ウェイパーの代用として鶏ガラスープだけではあっさりしすぎると感じた時は、ニンニクやネギ、ニラ、ゴマ、塩コショウなどを足すと味に深みが出ておすすめです。

鶏ガラスープには、ニンニクと塩コショウを足すのが特におすすめです。ウェイパーの代用として鶏ガラスープを使用する際は味を見ながら量を調整してください。

ウェイパーのおすすめ代用品、4つ目は「香味ペースト」です。香味ペーストはCook Doから販売されている商品で、ウェイパーと味が似ており代用品としてもおすすめです。香味ペーストは金色と黒色2種類のタイプが販売されています。

黒色のチューブの香味ペーストは鶏だしと醤油に、オイスターソースのコクと旨味が特徴です。金色のチューブの香味ペーストは鶏のだしをベースに、こがしニンニク油などの香味油と調味料を配合しています。

どちらの香味ペーストも本格的な中華の味に仕上げてくれ、ウェイパーの代用としておすすめです。香味ペーストはウェイパーより味がまろやかで薄味なのが特徴です。香味ペーストはウェイパーの代用品としてだけではなく、様々な料理に使えるのも魅力でしょう。

ここからはウェイパーの代用品に向かない商品をご紹介します。一見ウェイパーの代用品として使えそうなものも、代用品によっては求めている中華味とは程遠い仕上がりになってしまう恐れもあります。

ウェイパーの代用品を選ぶ際は、中華だしなど中華料理の素であるか、ウェイパーと似た材料が含まれているかをチェックすると失敗が少ないでしょう。ウェイパーの代用品を使う際は、少量ずつ使い、味を見ながら調整する事をおすすめします。

ウェイパーの代用品にしない方がいいもの、1つ目は「チキンスープの素」です。チキンスープの素はウェイパーと同じ「スープの素」なので代用できそうですが、チキンスープの素は中華だしではなく洋風の味付けに特化しているため、ウェイパーの代用品としては向いていないでしょう。

チキンスープの素は、チキンのコクとうま味がつまった濃厚な洋風だしで、洋風のスープやポトフなどの料理に向いています。ニンニクやニラ、塩コショウなどで工夫してもチキンスープの素を使うと洋風寄りの仕上がりになります。

ウェイパーの代用としては、チキンスープの素はふさわしくないでしょう。どうしてもチキンスープの素を代用品として使用したい場合は、思い切って洋風の料理として仕上げる事をおすすめします。

コンソメスープの素も中華だしではないので、ウェイパーの代用品には向かない商品の一つです。コンソメスープの素はじっくり煮込んだ肉と香味野菜のコクが詰まった洋風スープの素です。

洋風の味付けに特化しているコンソメスープの素は、中華だしであるのウェイパーの代用としては向いていません。コンソメスープの素はポトフやミネストローネ、ロールキャベツなど、洋風の料理に特化しただしとなります。

コンソメスープの素を使ってしまうと、中華料理の味は出すのは難しいでしょう。一度コンソメスープの素を入れると、ニンニクやネギ、ニラなどを加えても中華風の味付けにするのは至難の業です。

例えばウェイパーを使用してスープを作ろうとしていたのなら、コンソメスープの素を使用しコンソメベースの洋風スープに変更すると良いでしょう。

ウェイパーは中華の万能調味料として活用できますが、ウェイパーがない時は他の中華だしなどのアイテムで代用できます。ウェイパーの代用品を使用する際は、味見をしながら少しずつ調整していきましょう。

代用品で味が物足りない場合は、塩コショウやニンニクなどで調整する事をおすすめします。ウェイパーの代用品を上手に使用して、中華料理を楽しんでください。