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みかんの保存期間
甘酸っぱさが後を引くみかんは、コタツの上に置いてあるとついつい手が伸びてしまいます。食べやすさもあって、テレビを観ながらだといくつでも食べてしまうという人は多いことでしょう。
みかんの旬は冬です。みかんは11月から1月頃に大量に出回り、スーパーなどで求めやすい価格で購入できるようになります。家族みんなで楽しめるみかんを、箱買いする家庭は少なくないはずです。しかしながら、箱で購入すると食べ切る前に腐らせてしまうケースも珍しくありません。
みかんをおいしく食べられる期間は、常温で保存した場合1~2週間ほどです。みかんは高温や乾燥、直射日光に弱く、保存に適していない環境のもとでは賞味期限はさらに短くなります。
保存に適した温度
みかんはおいしいだけでなく、体に良い栄養素が豊富です。みかんに含まれる栄養素として代表的なビタミンCは、免疫力を高めて風邪やインフルエンザを予防してくれるとされています。
せっかく購入したみかんを、早々に傷ませてしまってはもったいない話です。残念なことにならないために、保存に最適な温度を知っておく必要があります。
みかんをおいしい状態で保存できる温度は、5~15度です。冬場は、みかんを冷蔵庫でなく常温で保存しても問題ないと言えるでしょう。
みかんは冷蔵庫保存できない?
冬場であっても、暖かい日はあります。また、夏にハウスみかんを購入することもあるでしょう。気温が高いと傷みが心配になり、みかんを冷蔵庫で保存したくなります。
みかんを箱買いした場合、冷蔵庫に入れず箱のまま常温で保存することが一般的でしょう。しかしながら、野菜と同じように日常的にみかんを冷蔵庫に保存している家庭も決して少なくないはずです。果たしてみかんは、冷蔵庫で保存しても問題ないものなのでしょうか?
実は、みかんを冷蔵庫で保存することはあまりおすすめできません。フルーツによっては、冷蔵庫で保存することで甘味が増すものもありますが、みかんは冷蔵庫で保存すると逆に酸味が増してしまうのです。みかんの冷蔵庫保存がおすすめできない理由は他にもあります。
冷蔵庫内で乾燥・酸味が増す
冷蔵庫の中は乾燥しているから、それがみかんの冷蔵庫での保存がおすすめできない理由の1つです。乾燥した冷蔵庫の中にみかんを入れれば、あっという間に水分が奪われてしまいます。水分を奪われたみかんは、シワシワになり瑞々しいおいしさが失われることは言うまでもありません。
また、みかんは収穫されて店頭に並んでいる間も、箱や袋の中で呼吸を続けています。もちろん購入後も呼吸活動を続けており、その代謝によって絶えず自身のクエン酸を消費し続けているのです。酸味のもとと言えるクエン酸が消費されることにより、みかんの甘味は増していきます。
しかし、それはみかんの保存に適した5~15度の環境でのことです。適温から外れた冷たい冷蔵庫の中では、みかんの呼吸活動は徐々に鈍りやがて止まります。クエン酸の消費が止まったみかんは、それ以上甘くなりません。冷蔵庫内の乾燥も手伝い、酸味が増していきます。
冷蔵庫での保存は、低温障害を引き起こす可能性もあります。冷蔵庫での保存に向かない野菜やフルーツなどに起こる障害が、低温障害です。みかんを冷蔵庫で保存すると、3度以下で甘味どころか酸味まで抜けます。1度以下で変色する恐れがあるため、みかんは冷蔵庫保存に向きません。
みかんを冷蔵庫で長持ちさせるおすすめの方法
とはいえ、夏の暑い時期はもちろんのことながら、冬でも暖かい日の昼間は保存に適した温度を超えることもあるでしょう。夏は外気温が高くなるため、冷蔵庫内の温度もやや高くなります。適温に近くなるので、夏は冷蔵庫の中で保存してもみかんが長持ちしないということはありません。
冬でも工夫すれば、冷蔵庫内での保存が可能です!冷蔵庫で保存してもみかんをおいしいまま長持ちさせられる、おすすめの方法をご紹介しましょう!
新聞紙などに包み袋に入れる
みかんを冷蔵庫で保存する際には新聞紙、もしくはキッチンペーパーで包んで保存しましょう。通気性の高い新聞紙やキッチンペーパーで包むことにより、冷蔵庫内でも乾燥を防いで長持ちさせられます。1個ずつ包んで袋に入れておくと、万が一傷んだ場合も他のみかんを巻き込みません。
みかんを保存する場所は、冷蔵庫内でも野菜室がおすすめです。一般的に、野菜室は冷蔵室より1~2度ほど温度が高く設定されています。冷蔵庫の機種によっては加湿機能が備わっている点からも、野菜室の方が乾燥を嫌うみかんの保存に適していると言えるでしょう。
より長持ちさせるコツとして、みかんを冷蔵庫で保存する際に逆さまに置きます。みかんの水分はヘタから蒸発しやすいため、ヘタを下向きに置くと乾燥を防ぐ効果が期待できるのです。
また、ヘタはみかんの果実の中で最も固い部分です。みかんを逆さまに置くことで、上からの圧力によるダメージが抑えられます。結果傷みにくくなり、冷蔵庫の中でも長持ちするのです。
食べる前に軽く揉むと甘くなる?
みかんは揉むと甘くなるという話を耳にしたことがありませんか?みかんが揉まれることで甘くなる理由は、やはりクエン酸が消費されることによるものです。みかんは外部から刺激を与えられると組織が壊れます。壊れた組織を修復する際に、クエン酸が消費されるのです。
先にご紹介した通り、みかんはクエン酸が消費されると酸味が抜けて、甘味を強く感じられるようになります。しかしながら、冷蔵庫で保存する前に揉んで甘くすることはおすすめできません。冷蔵庫内に限らず、みかんを保存する際は不要なダメージを与えないことが鉄則です。
みかんを揉むのは冷蔵庫に保存する際ではなく、食べる前にしましょう。食べる時間から逆算して3時間ほど前に冷蔵庫から出して揉むと、食べる頃には甘味が充分に増していておすすめです!
みかんの冷蔵庫以外の保存方法
みかんは工夫次第で冷蔵庫での保存も可能ですが、冬であればやはりおすすめは常温での保存です。そして、意外にもみかんは冷凍保存も向いています!最後に冷蔵庫で以外にみかんを保存する方法として、常温と冷凍での保存方法をご紹介しておきましょう。
常温
冬場であれば基本的に、みかんの保存は冷蔵庫よりも常温がおすすめです。冷蔵庫に入れなかったとしても、5~15度の適温を超えては意味がありません。直射日光が当たらない場所はもちろん、暖房が効いた暖かい部屋も避けて、風通しの良い場所で保存するようにしましょう。
みかんの常温保存の際にも、冷蔵庫での場合と同じくコツがあります。みかんを箱で購入したら、みかんを一旦すべて箱の外に出しましょう。すでに傷みかけのみかんがあれば、この時点で省いておきます。傷みかけたみかんを一緒に入れておくと、他のみかんまで傷む可能性が高いのです。
箱の底に通気性の良い新聞紙を敷いて、その上にみかんを並べます。みかんは潰れると傷みが早くなるため、重ねるのは2段までがおすすめです。通気性を高めるため、箱の蓋は開けっぱなしで保存しましょう。重ねた場合は、上と下のみかんを時々入れ替えると長持ちします。
ご紹介した方法は箱買いした場合ですが、袋に入った状態のみかんを購入した場合も同様です。袋から出して空き箱に入れ替えて、出来るだけみかんにストレスを与えないように保存しましょう。上手に保存すれば、常温で2週間から1ヶ月もみかんを瑞々しいまま楽しめます!
冷凍
冷凍みかんは旅のお供や給食のメニューとして、昔から親しまれてきました。シャリシャリのシャーベットのような食感と甘さは、コタツに入りながら楽しめば至福です!みかんのおいしさや栄養素は凍らせても失われません。冷蔵庫に保存するなら、いっそのこと冷凍してしまいましょう。
皮付きのまま冷凍する方法です。みかんをさっと水洗いして、水分を拭き取ります。熱伝導率の高い金属性のトレイの上に並べて、素早く冷凍させましょう。冷蔵庫内と同様に冷凍室も乾燥しているため、みかんに被膜を作ります。一旦取り出したみかんを水にくぐらせ再び凍らせます。
スムージーにしたりヨーグルトに入れて食べたりする場合は、皮を剥いてからの冷凍がおすすめです。みかんの皮を剥いたら小房に分けます。凍らせ方は皮付きのままの場合と変わりません。
皮付きのまま冷凍したみかんは1個ずつ、冷凍用のジップ付きの袋に入れるかラップに包んで保存しましょう。小房に分けた冷凍みかんは適量ずつ、同じくジップ付きの袋かラップに包んで冷凍室で保存します。冷蔵庫では1ヶ月ほどの保存期間ですが、冷凍なら1~3ヶ月も保存可能です!
みかんはやり方次第で冷蔵庫保存もできる!
みかんの保存方法のおすすめは、常温です。冷凍保存ならさらに長持ちさせられる上に、違ったおいしさを楽しめます。やり方次第では、冷蔵庫でもみかんを長持ちさせることが可能です。常温で冷凍で冷蔵庫で、それぞれの保存方法のコツを押さえてみかんを長くおいしく楽しみましょう!