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広大な大地で生まれた「アフリカ料理」
アフリカ地方は地球全体の陸地面積の20.4パーセントを占める地域です。サバンナや砂漠などの広大な土地が広がり、先住民が住んでいるというイメージの強いアフリカですが、独特な食文化を持つアフリカ料理も魅力のひとつです。
広大なアフリカの大地ならではの食材や先住民が生み出した独自の調理法などが、貿易や旅行などでアフリカに来た人々による新しい文化と融合し、個性あふれる食文化やアフリカ料理が誕生しました。
アフリカ料理の特徴
アフリカ料理の大きな特徴は、先住民が作り出した基本的なアフリカ料理に、海の向こうからやってきた来訪者のさまざまな影響を受けている点です。地域により全く異なったアフリカ料理を楽しめるのも、アフリカ料理の特徴のひとつです。
アフリカ料理は日本ではあまりメジャーな料理ではなく、アフリカ料理と言われて具体的な料理名を思いつく人は少ないかもしれません。しかし、アフリカ料理は、トマトやオクラ、日本のスーパーにも常備されているスパイスなど、日本でもおなじみの食材を使った料理も多くあります。
地域により食文化や調理法も様々
広大なアフリカの地域は、高温多湿な気候やサバンナ気候、砂漠気候、地中海性気候など多種多様な気候が存在するため、種類豊富な作物が実ります。広大な土地でとれた豊富な作物と、アフリカの長い歴史の中で訪問した国の人々の料理の技術などにより、アフリカ料理は成長しました。
アフリカ料理は、地域により取れる作物が違うことや影響を受けた食文化が違うことで、アフリカの各地域により全く異なった食文化や調理方法が見受けられます。
東アフリカ
エチオピアやケニア、南スーダンなどが含まれる東アフリカは、内陸部とインド洋が隣接する沿岸部で大きな食文化の違いがあります。東アフリカの2つの地域の食文化の違いを紹介します。
東アフリカ内陸部のサバンナが広がる地域では、牧畜を営む民族は牛やヤギ、羊などを飼育し、肉を食べずに、生き血や乳を飲んだりして暮らしています。農業を営む民族も存在し、穀物や野菜を育てて生活しています。ウガリというもちのような料理が主食で、副食は煮込み料理が多いです。
東アフリカの沿岸部の地域の食文化は、インド洋に面しているということもあり、長い貿易の歴史があり、さまざまな国の影響がうかがえます。ペルシャから伝わった米の調理法や、アラブから伝わった香辛料など、たくさんの国の食材や調理法が入り混じった複雑な食文化となっています。
中央アフリカ
カメルーンや中央アフリカ共和国が位置する中央アフリカは、アフリカのほかの地域より伝統的な食文化が残っており、19世紀までは多文化の影響をほとんど受けていませんでした。
中央アフリカの食文化は、アフリカに多大な影響を及ぼした奴隷貿易により、大きく変化します。奴隷貿易の影響により、キャッサバや唐辛子、落花生が中央アフリカにもたらされました。現在ではキャッサバはバナナの一種であるプランテンとともに、主食として重宝されています。
キャッサバの葉は野菜としてもよく食べられており、鶏肉やオクラやトマトなどを香辛料や生姜とともに、ピーナッツバターで味付けしたアフリカ料理がおかずとしてよく作られています。
南部アフリカ
南部アフリカはボツワナやナミビア、南アフリカ共和国が含まれる地域で、多種多様な食文化が魅力です。虹色の料理との異名を持つ南部アフリカの食文化は、先住民が作り出した昔ながらの食文化を基本に、長い歴史の中でアジアやヨーロッパの食文化が加わった複雑なものとなっています。
たくさんの民族が存在する南部アフリカには多種多様な食文化がありますが、どの民族もバーベキューや干し肉、トウモロコシで作られたお粥などのアフリカ料理を好む傾向にあります。肉は家畜の肉を食用とすることもありますが、鹿やダチョウなど野生動物の肉も多く使用されます。
南部アフリカ特有の食文化として醸造酒の製造があり、栄養が豊富で重宝されています。醸造酒の製造は伝統的な文化で、主婦の大切な仕事のひとつとなっています。
北アフリカ
北アフリカはエジプトやモロッコなど、日本でも聞きなじみのある国が多い地域です。何千年という長い歴史の中で、北アフリカに訪れたさまざまな国の人々から教えられた食文化を取り込み、たくさんの種類のアフリカ料理が見受けられるのが特徴です。
地中海に面する北アフリカはアフリカ地方の中でも気候に恵まれ、小麦やオリーブを代表とし、多くの作物が収穫できます。豊富な食物が取れ、多くのアフリカ料理が生み出されてきました。
砂漠のイメージの強いエジプトでもナイル川の豊かな水に恵まれ、穀物栽培が盛んです。同じ北アフリカでも地域により収穫できる作物の違いや、影響を受けた文化の違いにより、それぞれ異なった特徴の食文化を持っています。
代表的なアフリカ料理
アフリカ料理といえばと言われて、すぐに料理名が浮かぶ人は少ないかもしれませんが、日本人にも聞きなじみのあるアフリカ料理はいくつかあります。例えば、モロッコを中心に有名なタジン鍋が代表的です。円錐状の土鍋の蓋が特徴のタジン鍋は、食材の水分だけで調理する美味しい料理です。
アフリカ料理で主食となるのは、穀物の粉や芋をお湯で練り上げたもちもちした食感のものが多いです。餅は日本でもなじみのある食べ物で、食感の似た料理がアフリカでも主食として多くの地域で食べられています。アフリカは地域により、異なった主食が根付いています。
アフリカ料理の主食の地域による違いは、東アフリカではトルティーヤの材料としても知られているトウモロコシの粉をお湯で練ったウガリ、中央アフリカでは粘り気のある山芋とお湯で作られたフフです。
南部アフリカでは、東アフリカのウガリのようなトウモロコシの粉とお湯で作り上げられるもちもちしたパップ、北アフリカでは小麦を米のような粒状に加工したクスクスが主食として食べられています。
美味しいアフリカ料理が楽しめる人気店
街中でよく見かけるヨーロッパ料理やアジア料理などとは違い、日本ではまだまだメジャーな料理ではないアフリカ料理ですが、日本にも美味しいアフリカ料理を味わえるお店があります。
料理用のバナナであるプランテンやワニ、ダチョウなど、日本ではなかなか口にできない食材を口にできるのも、アフリカ料理の魅力のひとつです。本場さながらの美味しいアフリカ料理を楽しめる人気のお店をピックアップしました。
アフリカ料理を提供するお店は料理だけでなく、アフリカの音楽や絵画、陶芸など、さまざまなアフリカの文化に同時に触れられるお店が多く、体全体でアフリカを感じられます。今回は東京にあるアフリカ料理を食べられるおすすめのお店を3つ紹介します。
「SAFARI AFRICAN RESTAURANT BAR」
SAFARI AFRICAN RESTAURANT BARは、アフリカ料理の老舗店でシェフとして経験を積んだエチオピア出身のオーナーが切り盛りしている人気店です。店内にはアフリカの音楽が流れ、アフリカの民芸品や絵画がたくさん飾られており、ライブも開催されます。
SAFARI AFRICAN RESTAURANT BARのおすすめメニューはドロワット(1300円)です。ドロワットはエチオピアカレーとも言われ、17~18種類のスパイスやハーブ、玉ねぎ、鶏肉だけで作られており、アフリカではお正月や婚礼の時に食べるおめでたいアフリカ料理です。
SAFARI AFRICAN RESTAURANT BARで使われているスパイスは、シェフが本場アフリカから取り寄せたものを使っており、油を使わず野菜中心のへルシーなアフリカ料理のメニューが多いです。
SAFARI AFRICAN RESTAURANT BARの通常の営業時間は、平日が11時から14時までと17時から23時半まで、土曜日は17時から23時半までとなっており、日曜日と祝日が定休日です。アクセス方法は、赤坂駅から徒歩1分、赤坂見附駅や溜池山王駅からは徒歩6分ほどです。
名称 | SAFARI AFRICAN RESTAURANT BAR |
住所 | 東京都港区赤坂3丁目13‐1 ベルズ赤坂2F |
「ひつじや 四谷三丁目店」
ひつじやは世界中のひつじ料理を楽しめる人気のお店です。北アフリカ料理や地中海地方の料理を中心に提供しており、充実したメニューが魅力です。東京でアフリカ料理を食べられる貴重なおすすめ店です。
ひつじやで食べられるアフリカ料理でおすすめなのは、チュニジア風ぎょうざ(720円)です。ひつじのひき肉をチ―ズや卵などと一緒に春巻きの皮で包んで焼いたアフリカ料理で、中からとろりと溢れ出すチーズや卵がおしゃれなアフリカ料理です。
北アフリカの焼飯(1100円)もおすすめで、ご飯の代わりに小麦粉から作られた粒状のクスクスというアフリカ料理を使用したスパイシーな、食欲のそそられる人気のアフリカ料理です。
ひつじやの通常の営業時間は、11時から23時までとなっており、定休日はありません。ひつじやは、四谷三丁目駅から徒歩3分、曙橋駅からは徒歩8分の距離にあります。人気のお店なので、来店する際は予約しておくことをおすすめします。
名称 | ビストロひつじや |
住所 | 東京都新宿区四谷3丁目13‐24 ミズキビル2F |
「カラバッシュ」
カラバッシュはマリ、コートジボワール、セネガルといった西アフリカ料理を中心に、アフリカ出身のシェフが美味しいアフリカ料理を振る舞ってくれる人気のお店です。化学調味料をできるだけ使わずに作られた、自然の味を大事にしたアフリカ料理を堪能できます。
カラバッシュのおすすめメニューは、ナイジェリア料理のエグシスープ&フーフー(2500円)です。フーフーは西アフリカの主食で、山芋とお湯を混ぜて作られたもちもちした食感が美味しいアフリカ料理です。
エグシスープは細かく刻んだウリの種とマトンを煮込んだアフリカ料理で、余計な味付けがされていない素朴な本場アフリカ料理を味わえます。ほかにも、ワニやダチョウのバーベキューなど、ぜひ味わってほしい珍しいアフリカ料理や食材がたくさんあります。
カラバッシュの通常の営業時間はランチタイムが火曜日から土曜日の11時半から14時、ディナータイムが月曜日から土曜日の17時半から23時です。お休みは日曜日と月曜日のディナータイムとなっています。カラバッシュへは浜松町駅から徒歩1分、大門駅からは徒歩4分です。
名称 | カラバッシュ |
住所 | 東京都港区浜松町2丁目10‐1 |
アフリカ料理は多彩な味が楽しめておすすめ!
たくさんの料理文化が入り混じったアフリカ料理は、幅広い気候の影響もあり、多彩な味を楽しめ、おすすめです。普段口に入らない食材や普段味わいなれていない味など、なじみがないからこそ新鮮な気持ちで楽しめるアフリカ料理を、ぜひ味わってみましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。