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上高地に到着したら、朝の清々しい空気をいっぱい吸いながら、散策に出かけてみましょう。一日を有効に使えるおすすめのコースをご紹介します。
上高地バスターミナルから名所「大正池」へ
上高地バスターミナルから大正池までのコースは、おすすめの観光ルートです。河童橋から大正池まで、全長約4km、片道約80分のコースで、約3時間ほどで往復できます。朝出発すればお昼には戻ってくることができます。
美しい高山を眺めながら、森林浴や川のせせらぎの音を楽しみながら歩いてはいかがでしょうか。
2つのコースを時季によって使い分けよう
河童橋から大正池までのウォーキングコースは2つあり、梓川の流れと焼岳を眺めながら進む「梓川コース」と、森林浴をしながら木道を歩く「林間コース」があります。春は、木々の息吹を感じながら歩く林間コースがおすすめです。
まず梓川右岸をウェリントンレリーフを見ながら進み、霞沢岳と六百山の眺望を楽しみつつ、田代池から林間コースを進むのがおすすめです。田代湿原では色とりどりの花を楽しみ、湿地帯を渡る桟橋を経て大正池にたどり着きます。
帰りは梓川を見ながら歩く梓川コースをたどるのが、上高地おすすめのコースです。
体力に自信があれば「河童橋」から「明神」がおすすめ
体力に自信がある方におすすめなのは、河童橋から明神までのトレッキングコースです。片道1時間ほどのコースで、梓川右岸の道は、静かでのんびりと歩くことができます。残雪が残る前穂や岳沢を仰ぎ見、原生林からは六百山や穂高の峰々、梓川の美しい姿を望めます。
明神池から戻るときには、梓川左岸を歩くと、また違った景色を満喫することができるでしょう。
上高地の日帰りで行ける見どころスポットをご紹介
上高地の魅力は、なんといっても日帰り観光でも十分楽しめるスポットがたくさんあることです。
北アルプスの香炉と呼ばれる焼岳、数々の湿原、高くそびえる穂高連峰、神秘的な魅力あふれる明神池など、いくつもの観光スポットがありますが、そのうちのいくつかをご紹介しましょう。
早朝と夜にいきたい「大正池」
大正時代に焼岳の噴火によって出現した大正池ですが、その広大な湖は季節の移り変わりとともに姿を変え、見る人を圧倒します。
静かで穏やかな湖面は、周りにそびえたつ高山を映し出し、静寂の中にも力強さを感じさせ、上高地を訪れる人にぜひ見てほしい、おすすめスポットの一つです。
よく晴れた日には、湖面にまるで鏡のように焼岳や穂高連峰が映し出され、見る人を圧倒しますが、早朝や夜の風景もまた美しくなんとも幻想的で、是非おすすめです。特に雨上がりの朝は靄がかかり、立ち枯れの木々と相まって、水墨画のような表情を見せてくれます。
夜の大正池もまた素晴らしく、静寂と暗闇の中に、不思議と穂高のシルエットが見え、神秘的な美しさを放っています。周りに光がなく、空が大きく開けているので、星空観察には恰好のスポットです。
上高地の人気スポット「河童橋」
上高地といえば河童橋ですが、大自然と融合し、上高地になくてはならない存在となっています。橋の上からは、穂高連峰や岳沢、梓川ほとりの美しい木々を眺めることができ、振り返れば焼岳の荒々しい姿を見ることができる絶好の観光スポットです。
河童橋付近は、「上高地銀座」と呼ばれ、新緑の季節、夏休み、紅葉の季節などは、多くの観光客で賑わいます。