本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
フェンネルとは?
フェンネルはセリ科ウイキョウ属の草本植物です。英語名はフェンネル(Fennel)、和名は茴香(ウイキョウ)、ほかにフランス語でフヌイユ(Fenouil)、イタリア語でフィノッキオ(Finocchio)などと呼ばれます。
魚料理との相性が良いフェンネルは、地中海沿岸が原産で、利用部位は葉や株元です。セリ科の植物としては珍しく、フェンネルは海岸近くや川の土手の乾いた土壌でよく生育します。
フェンネルが使われていたという歴史は古く、古代エジプトや古代ローマでもフェンネルを栽培していたという記録が残っており、ヒトが特に古くから栽培してきた植物の1つとして知られています。
地中海沿岸原産で、インド、アジア、オーストラリア、南北アメリカの各大陸に広く分布し、北米では野生化しているフェンネルは、日本には平安時代に中国から渡来しました。フェンネルは世界規模で見ると、インドや中国、エジプト、ヨーロッパなどで多く作られています。
日本の産地としては長野県や鳥取県、岡山県、静岡県、岩手県などが挙げられますが、ローズマリーやバジル、ミントなどのハーブと違って、フェンネルはまだまだ日本の家庭レベルにはなじみの浅い食材だといわれています。
個性的な甘い香りが特徴のハーブ
フェンネルの香りは魚臭さを消してくれる効果があり、ヨーロッパでは古くから魚料理に用いられてきました。特徴的な甘い香りは「アネトール」と呼ばれ、アロマの香りとしても親しまれています。
フェンネルの基本情報
フェンネルは個性的な甘い香りが特徴のハーブです。フェンネルの香りはアニスの香りにも似ているといわれ、スターアニスが大茴香と呼ばれるのに対し、フェンネルは小茴香とも呼ばれます。
科名・形状
フェンネルはセリ科ウイキョウ属に分類される多年生の草本植物です。フェンネルは針のように繊細な葉の様子が美しいので、料理の飾り用としても人気の高いハーブです。葉は鮮やかな緑色をしていて、羽のように先端が細かく裂けています。
フェンネルの葉を選ぶ時は、針のように葉先までみずみずしくて、しなびていないものを選びましょう。鮮度が落ちてくると緑色が薄くなったり、黄色っぽくなってきますので、緑色が濃いものが新鮮でおすすめです。
フィノッキオ(鱗茎部分)の選び方は、ふっくらと丸く十分に膨らんでいて、色が白いものがおすすめです。フェンネルを購入したら、枝を株近くから切り落とし、鱗茎部分と葉の部分とに分けて保存しましょう。
フィノッキオは乾燥しないよう、保存袋に入れて冷蔵庫へ、葉の部分は湿らせたキッチンペーパーなどでくるみ、保存袋に入れて冷蔵庫に入れましょう。
長期保存の場合は冷凍保存でもOKです。また、葉を刻んだ状態で柔らかくしたバターに練り込み、冷凍しておくと、香りが抜けず、魚料理やパスタなどにすぐに使えて重宝します。
古くから薬草として親しまれた
フェンネルの特徴的な甘い香りは「アネトール」と呼ばれ、アロマの香りとしても親しまれています。フェンネルは古代から痩身用に使用されているだけでなく、セルライトや体液のうっ滞を軽減するともいわれています。
伝統的なハーブの1つとしても知られ、甘みのある香りと樟脳のような風味があり、古くから香辛料や薬草などとして用いられ、栽培も行われてきました。
フェンネルのおすすめ商品
フェンネルのおすすめ商品を見ていきましょう。料理に使用するのはできればフレッシュなフェンネルがおすすめですが、フェンネルを販売しているお店が限られるので、手に入りにくい場合があります。
本章ではオンライン通販で買える、便利なフェンネル商品をご紹介します。フェンネルのおすすめ商品の使い方や価格などもチェックしましょう。
FAUCHON フェンネルシード
フォションから発売されている「FAUCHON フェンネルシード」はフェンネルのおすすめ商品です。Amazonでは「FAUCHON フェンネルシード 20g×5本」が税込1755円で販売されています。
甘い芳香をもつインド産のフェンネルシードが手軽に購入できるのでおすすめです。魚料理のソースやスープ、ピクルスなど、日常の調理に手軽に取り入れられます。フォションのロゴがデザインされたおしゃれな瓶に入っていて、フタをあけてすぐに使用できます。
S&B フェンネル(パウダー)
2つ目にご紹介するフェンネルのおすすめ商品は「S&B フェンネル(パウダー)」です。Amazonでは「S&B フェンネル(パウダー)14g×5個」が税込1188円で販売されています。
独特の甘い香りのスパイスで、特に魚介類との相性が抜群のフェンネルパウダーです。料理のソースやスープ、アップルパイなどに最適なパウダーで、いつもの料理が本格的な味わいになると評判です。パウダー状なので、使いやすく重宝します。
スパイスの鮮度をしっかりと保ち、突起があって開けやすいスクリュー式キャップを採用しています。1瓶の量が少なめなので、試しに使ってみたいという方にもおすすめの商品となっています。
フェンネルのおすすめの使い方
つづいてはフェンネルのおすすめの使い方を見ていきましょう。ひと言で「フェンネル」といっても、実はフェンネルには3つのパートがあります。1つは白く膨らんだ「鱗茎(りんけい)」です。
鱗茎はゆり根や玉ねぎのように、養分を蓄えて厚くなった葉が根のまわりに多数重なって球状になったものをいいます。ちょうどセロリの根本のような食感と、フェンネル独特の香りがあり、生のまま、または加熱調理して食べられます。
日本ではなじみが浅いですが、ヨーロッパでは比較的ポピュラーな野菜として使用されています。2つ目のフェンネルのパートは「葉」です。
フェンネルの葉の部分はいわゆるハーブとして様々な料理に使用されます。使い方は、刻んで和え物にしたり、サラダやスープに加えたり、またハーブティーとして飲用に使われるという方法です。
3つ目のフェンネルのパートは「種」で「フェンネル・シード」と呼ばれます。フェンネルの種には強い香りがあり、香辛料として使われます。
魚料理やスープ・サラダにも使われる
フェンネルの葉は、種子と同様に広く魚料理に使われ、タイム、ディルとともに、「魚のハーブ」と呼ばれることがあります。特に、ディルとフェンネルは形状も似ていて、葉が細く繊細です。
ディルもフェンネルも魚料理との相性が良く、特にディルはサーモンと名コンビのように使われます。フェンネルも同じように魚料理によく使われますが、株元の白い部分は野菜としてサラダやスープ、クリーム煮などにも使われます。
フェンネルの鱗茎部分(フィノッキオ)は食べやすい厚さに切るとコリコリとした歯ごたえと独特の風味がおいしいので、サラダの野菜の一つとして使われます。レタスやパプリカ、オニオンなどのサラダにフィノッキオをトッピングして食べましょう。フィノッキオは炒めてもおいしいです。
適当な大きさにカットし、バターでシンプルにソテーしたり、中華風の炒め物にもよく合います。珍しい使い方としては、フィノッキオのオーブン焼きです。フィノッキオを1枚ずつはがし、塩こしょうとオリーブオイルをふりかけてオーブンで焼きましょう。
シンプルなオーブン焼きは、フェンネルの素材を生かした調理方法・使い方でおいしいです。クリームスープやシチューなどの煮込みに加えるという使い方もあります。
風味付けになる他、仕上げにフェンネルの葉をトッピングして飾りつけ&風味付けに使うという方法もあります。他にマリネやピクルスに加えたり、ジャムにしたりという使い方もあります。幅広い使い方ができるフェンネルはおすすめのハーブです。
フェンネルのおいしいレシピ
次はフェンネルのおいしいレシピのご紹介です。サーモンとフェンネルのおいしいレシピや、具沢山で食べ応えのあるクリームスープ、フレッシュな野菜の歯ごたえとフェンネルの風味がおいしいピクルスのおすすめレシピをご紹介します。
サーモンのフェンネルサワークリームソース
1つ目にご紹介するフェンネルのおいしいレシピは「サーモンのフェンネルサワークリームソース」です。サーモンの旨味と甘味に、酸味のあるサワークリームとフェンネルの爽やかな香りがバランスよくマッチするおいしい料理です。
大きめの平皿を用意して、きれいに盛りつけ、特別な日のディナーメニューなどにおすすめです。サーモンのフェンネルサワークリームソースの材料は、生鮭切身2切れ、塩コショウ少々、オリーブオイル大さじ1、白ワイン大さじ1、しめじ1/2パック、エリンギ小サイズ1本です。
さらにフェンネルシード小さじ1/2、にんにく1片、玉ねぎ中サイズ1/2個、バター15g、サワークリーム大さじ3、牛乳50ccです。生鮭切身の両面に塩こしょうをふります。
フライパンにオリーブオイルを熱し、鮭を焼きます。両面にこんがりと焼き色が付くように焼きましょう。焼き色がついたら白ワインを投入し、フタをして蒸し焼きにします。次にソースの準備です。しめじは石づきを取り除き、ほぐします。
エリンギは半分の長さにカットし、縦に4~5等分にします。玉ねぎはみじん切り、にんにくはすりおろしておきます。フェンネルシードはホールのものを使いますが、包丁で粗く刻んでおきましょう。フライパンにバターを熱し、おろしにんにくを炒めます。
香りが出てきたら玉ねぎを入れ、炒め、玉ねぎがしんなりしてきたら、フェンネルシードを加えます。1分程炒めたら、サワークリームと牛乳を加えて混ぜ、ソース状態になったらソテーした鮭としめじ・エリンギを加え、塩こしょうで味を調えます。
きのこ類に火が通り、ソースが全体に絡まったら完成です。お気に入りの平皿に鮭を盛り、ソースをかけていただきましょう。トップにフェンネルの葉を飾ると、よりおしゃれに、香り豊かになりますのでおすすめです。
フェンネルのスープ
2つ目にご紹介するフェンネルのおいしいレシピは「フェンネルのスープ」です。クリーミーな中に爽やかなフェンネルが香るスープで、朝食やランチにおすすめのメニューですのでぜひお試しください。
フェンネルのスープの材料(4人分)は、鶏もも肉200g、玉ねぎ1個、じゃがいも3個、にんじん1本、エリンギ1本、バター10g、コンソメキューブ1個、ローレル1枚、フレッシュなフェンネル1/2株、牛乳1カップ、生クリーム100cc、塩コショウ少々です。
鶏もも肉は小さめのひと口切りにします。玉ねぎは粗みじん切り、じゃがいもとにんじん、エリンギは1~1.5cm角のさいころ切りにします。
フェンネルの茎は3cm角にカットしましょう。鍋にバターを入れ、玉ねぎを炒めます。次に鶏もも肉を入れ、鶏肉の表面に焼き色がついたら、フェンネル、じゃがいも、にんじん、エリンギを加えて炒めます。全体に油がまわったら、水2カップ、コンソメキューブ、ローレルを入れます。
沸騰したら弱めの中火にして約15分煮込みましょう。牛乳と生クリームを加え、塩こしょうで味を調えたら完成です。
牛乳と生クリームを入れると沸騰してふきこぼれることがありますので、沸騰直前で火を弱めるまたは火を止めるようにしましょう。野菜の甘みと柔らかな食感、フェンネルの香りがアクセントにきいたクリーミーなスープをぜひお試しください。
フェンネルのピクルス
フェンネルのおいしいレシピ、3つ目にご紹介するのは「フェンネルのピクルス」です。ピクルスは酢漬けまたは自然発酵によって作られる保存食のことです。
酢や砂糖、レモン汁などを用いてきゅうりやセロリ、にんじんなどの野菜を付けたものが一般的で、シャキッとした野菜の歯ごたえとあっさりとした味付けが人気の簡単料理です。お肉料理や煮込み料理などの合間にピクルスを食べると、お口の中がスッキリとして口直しになります。
またヘルシーなおつまみとしてもおすすめです。フェンネルを使うことで甘みと風味が増し、普段よりワンランク上の味に仕上がります。
フェンネルのピクルスの材料は、フレッシュフェンネルの茎1/2株、きゅうり1本、にんじん1/2本、パプリカ1個(黄色1/2個、赤1/2個)、セロリ1/2本、カリフラワー3/1株です。
ピクルス液の材料は、白ワインビネガー1カップ、水1カップ、砂糖大さじ3、塩小さじ2、ローレル1枚、ブラックペッパー(ホール)8粒、赤唐辛子1本です。フェンネルの茎は、2cm幅×6cmにカットします。フェンネルの葉はちぎって茎から外しておきます。
きゅうり、にんじんは6cmほどの拍子切り、セロリとパプリカもきゅうりやにんじんと同じくらいの大きさにカットします。カリフラワーはひと口大にカットしておきましょう。白ワインビネガー、水、砂糖、塩、ローレル、ブラックペッパー、赤唐辛子を小鍋に入れ火にかけます。
混ぜながら煮立て、砂糖と塩が溶けたら火を止めます。保存容器にカットした野菜を入れ、粗熱を取ったピクルス液を入れ、冷蔵庫で冷やしましょう。一晩漬け込むと味が染みておいしくなります。
フェンネルの香りを料理で楽しもう
魚料理と相性抜群のハーブ「フェンネル」について、その歴史や科名、形状、風味などの基本情報、使い方、おすすめ商品、フェンネルを使ったおすすめレシピをご紹介しました。
フェンネルは独特の甘い香りと風味がある人気のハーブです。日本のご家庭ではまだなじみの浅いフェンネルですが、魚料理やスープ、ピクルスなどに使用すると、普段の料理がワンランクアップすると評判です。ご紹介した情報を参考にフェンネルを家庭料理に取り入れてみましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。