本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
フルーティーな香りと小さく白い花が特徴のカモミール
日本では「カミツレ」と呼ばれることもある「カモミール」は、お茶や化粧品でおなじみのハーブです。小さなマーガレットのような白い花は、清潔感があり可愛らしい印象があります。甘い香りが特徴のカモミールは、癒し系ハーブの筆頭といえます。
カモミールの育て方やおすすめ情報を紹介!
ハーブティーで飲んで味や香りが気に入った人のなかには、カモミールを育ててみたいという人もいるでしょう。そんな人のために、本記事ではカモミールの育て方についてもご紹介します。また、アロマオイルの使い方やカモミールを使ったおすすめレシピに関しても説明していきます。
カモミールの花言葉は「逆境に耐える」
ハーブの歴史が長いヨーロッパでは、カモミールのことを「マザーズハーブ」と呼びます。やさしい香りに癒される人も多く、リラックス系ハーブの象徴ともいわれます。アロマテラピーでもおなじみのカモミールにはどのような花言葉が使われているのでしょうか?
よく知られているのは「逆境に耐える」や有川浩さんの小説『図書館戦争』に登場する「苦難の中の力」という花言葉です。清楚で可憐なイメージがあるカモミールからは程遠いイメージもありますが、乾燥地帯で水も少ない地域で育つ花のため、過酷な自然環境にも強い植物です。
厳しい自然環境のなかでは、やさしいだけではなく強さもなければ生き抜くことはできません。はかなげな印象のカモミールは、凛とした強さも持った花といえます。意外な花言葉からカモミールの本質も見えてくるでしょう。
普段の生活でハーブティーを飲んだり、アロマオイルを使って香りを楽しむ時というのは、心身ともに疲れている時だったりします。カモミールの花言葉である逆境に耐えるというのは、環境や置かれている状況から自分自身を見つめ直すことなのかもしれません。
仕事上のストレスや人間関係の悩みなど問題で逆境に立たされている時には、一度立ち止まってみることも大切です。一歩引いて見ることで問題解決の糸口が見つかることもあるでしょう。癒し系のカモミールの花言葉には、そんな意味もあるといえます。
カモミールはどんな植物?種類は?
小説の『図書館戦争』では、カモミールが物語の重要な役割を果たします。また、童話『ピーターラビット』のなかにも、カモミールのお茶を飲むシーンが登場します。多くの人に知られる小説や童話にも登場し、印象を残しているカモミールはどのような植物なのでしょうか?
すでに古代バビロニアの時代には、カモミールは薬草として使われていました。現在でもヨーロッパでは民間療法で使われており、ドイツのコミッションEでは治療薬としても認められています。胃薬や頭痛薬、生理痛やPMSの緩和などにも使用されているといわれます。
お茶を煎じて飲むだけでなく、炎症を抑える抗炎症作用や消炎作用があるといわれており、スキンケア用の化粧品や入浴剤にもカモミールの成分を配合しているものがあります。非常に万能なハーブとして広く知られています。
安眠作用などのリラックス効果も含めて様々な効能があるといわれているカモミールには、いくつかの種類があります。代表的なのが、ハーブティーにも使われる「ジャーマンカモミール」です。キク科シカギク属の1年草で、花からは青りんごのような甘い香りがします。
抗ヒスタミン作用が含まれていることからハーブ療法が盛んなヨーロッパでは、アレルギーや花粉症の治療にジャーマンカモミールを使用することもあります。うがい薬に使われることも多いアズレンが含まれているのもジャーマンカモミールです。
アロマオイルとして有名なのが「ローマンカモミール」と呼ばれる品種です。キク科カマエメロム属の多年草で、花、茎、葉と全体から香ってきます。ジャーマンカモミールよりは、中央の部分が平べったく丈も低くなります。
味に苦みがあるためハーブティーには不向きといわれています。香りにリラックス効果があるため、ローマンカモミールは、アロマオイルを香らせる芳香浴におすすめです。カモミールは、種類によって効能や用途も異なります。
日本には江戸時代にオランダから伝えられたといわれるカモミールは、長い歴史があり、ヨーロッパの人たちには暮らしに欠かせないハーブのひとつです。お茶や化粧品と身近なものに使われていることから、馴染み深い香りといえます。
カモミールのアロマオイルの効果や効能は?
心や体の不調を改善するためにアロマオイルによる芳香浴やマッサージを取り入れているという人もいるでしょう。カモミールにもアロマオイルがあり、使ってみたいけれどどのようにしたらよいのかわからないという人もいるかもしれません。
まず、カモミールのアロマオイルには「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」があります。どちらも、他の植物と比べると精油の採取量が少なく、非常に高価なものになります。これらの違いは、名称や効能だけでなくジャーマンは青、ローマンは黄色と精油の色も異なります。
カモミールのように種類が複数あり値段も高価なものは、用途や目的に合わせて選ぶことが大切です。実際に専門店を訪れてアロマやハーブに詳しい人から直接意見を聞いた上で選ぶのがおすすめです。
アロマテラピーは心と体のケアを目的としており、安眠や美肌へ作用も期待できます。カモミールは様々なケアへの可能性を秘めています。気になる効能や効果に加えて、どのようなシーンでカモミールのアロマオイルを使うのかまとめていきます。
カモミールの香りは安眠効果が期待できる?
日々忙しく過ごしている現代人は、慢性的に睡眠不足に悩まされている人も少なくありません。健康的に過ごすためには、睡眠は大切です。なかなか、眠りにつけないとお悩みの人のなかには、睡眠の質を高めるために色々なことを試しているという人もいるでしょう。
普段から寝つきが悪い人のなかには、カモミールのアロマオイルをおすすめされた経験がある人もいるかもしれません。この場合、安眠効果が期待できるのはローマンカモミールで、精油に含まれるアズレンと呼ばれる成分に「鎮静作用」があるといわれます。
鎮静作用とは、緊張やストレスによる苛立ちや興奮状態を抑える作用のことをいいます。翌日に試験や大事な仕事が控えていて安眠が妨げられるという時には、カモミールの香りの力に頼ってみるのもよいかもしれません。
眠りに付く前にアロマオイルを焚いて芳香浴をすることで、香りの成分が部屋に漂うので、リラックス効果が期待できます。安眠するには、心を落ちつかせることが大切なので、リラックスしたい時に芳香浴を行うのは良いでしょう。
また、極度に緊張をして体が硬くなっている時には、ローマンカモミールの精油を混ぜたオイルでマッサージするのも良いといわれます。体をほぐすことで、緊張感が和らぎ、芳香浴と同様にリラックス効果が得られます。心身ともに癒されるので、寝る前に行うと安眠効果も期待できます。
ただ、睡眠の質を高めて安眠をするには、普段の生活を見直してみるというのも大切かも知れません。例えば、眠る前のスマホ操作は安眠を妨げる原因ともいわれます。生活環境を改善した上で、安眠のためにアロマオイルによる芳香浴やマッサージを取り入れるのがおすすめです。
カモミールは皮膚や髪にも良い?
美容の世界でもカモミールは注目を集めています。化粧品や入浴剤、ヘアケア用品とカモミールを使った商品をドラッグストアで見かけたことがあるという人もいるでしょう。ハーブティーでお馴染みのジャーマンカモミールには肌を整える作用もあり、スキンケアに使うのもおすすめです。
なぜ、カモミールが美容に良いといわれるのでしょうか?クレオパトラがリンゴのような香りが気に入り、日常的に使用していたといわれます。世界3大美女のひとりといわれるクレオパトラが愛用していたとなれば、美容効果も期待できるのではと考える人もいるはずです。
まず、カモミールには肌にうるおいを与える整肌作用があるといわれます。昔から化粧品や入浴剤に使われてきたのは、肌を乾燥から守りすべすべにする効果があったからかも知れません。ヘアケアに使えば、髪の毛にツヤを与えるといわれます。
ヨーロッパでは、アトピーやケガの治療にカモミールが使われることもあります。ジャーマンカモミールの精油成分には消炎作用があるカマズレンやα-ビザボロールが含まれており、肌の炎症を抑え、ケアをするのに有効という説もあるのです。
美の世界においても歴史があるカモミールは、近年アンチエイジングの世界でも話題になっています。美白化粧品に配合されていることもある「カモミラET」は、厚生労働省認可の医薬部外品有効成分です。シミの原因になるメラニン色素を抑えるといわれます。
肌荒れなどのトラブルは、ストレスやライフスタイルが要因となっていることもあります。カモミールを美容に取り入れる際には、生活スタイルの見直しや肌荒れの原因をしっかり見極めた上で使うようにしてください。
カモミールの注意点!
ヨーロッパでは民間薬としても使われており、お肌のケアから風邪や頭痛、胃炎とありとあらゆるケアでカモミールの出番があります。安眠作用を促すために夜寝る前にカモミールティーを飲むこともあるでしょう。
ハーブのなかでは、万能といわれるカモミールは、量や使用上のルールを守れば安全に使えるといわれます。ただし、使い方に気を付けなければ危険が生じることもあります。ここでは、安全に使うための注意点をご紹介します。
カモミールは花粉症やアレルギーの治療にも使われます。ただ、キク科の植物にアレルギーがある人は、カモミールティーの摂取やアロマオイルの使用は控えた方がよいでしょう。アレルギーがなくても、使っていて体調や肌に異常を感じた時は、使用をやめて医師に相談しましょう。
妊娠中はマイナートラブルも多く、普段なら問題ないことでも体の不調の原因になることがあります。婦人病の治療に使われるカモミールはアレルギーがある人と同様に摂取や使用を避けた方が良いとされています。
アロマテラピーを日常的に楽しんでいる人のなかには、アロマオイルを使って化粧品を手作りすることもあるでしょう。カモミールに限らず原液を直接肌に付けるのはNGです。肌に付いた時はすぐに洗い流すようにしてください。使う時はレシピに従い希釈してからにしましょう。
アロマオイルやハーブティーを買う時は、信用できるメーカーの商品を選ぶようにしましょう。ネットで購入する際は、大手や専門店といった信頼性が高い所を選ぶのも大切です。安全に使うためには、期限を守り、開封したら早めに使い切るようにしてください。
変色をしていたり、香りに変化がある時は、期限に関係なく使うのをやめましょう。カモミールは、お茶として楽しんだり、香りを嗅いでリラックスをするものだからこそ、使用上の注意を守ることが大切です。
カモミールの育て方を紹介!
家庭菜園やガーデニングを楽しむ人のなかには、カモミールの育て方を知りたいという人もいるでしょう。初夏になると可愛らしい白い花が咲くカモミールは、いくつか育て方にポイントがあります。育て方のコツをつかむことが、お庭やベランダで美しいカモミールを咲かせる方法です。
植え付けの時期は、春と秋の2回あります。育てるのに手間がかかりますが、大きく丈夫に育てるのであれば、秋に植えるのがおすすめです。育て方としては、日当たりが良い場所に植えて、水はけの良い土を使ってください。
カモミールの原産地はヨーロッパ、西アジア、アフリカで、どちらかというと乾燥地帯になります。育て方のポイントは湿気には弱いので、水やりを頻繁に行うよりは乾燥気味の方が育ちやすいとされています。寒さには強いので、秋蒔きがおすすめです。
花の時期は、ジャーマンカモミールは3月頃から6月頃で、5月頃が見頃になります。ローマンカモミールは、5月から咲き始めて8月頃まで楽しめます。暑さと湿気に注意をすれば、夏まで花が見られるのがローマンカモミールの特徴です。
ジャーマンカモミールは一年草ですが、ローマンカモミールは多年草なので、夏越しが育て方で重要になります。翌年も花を楽しむためには、夏場は日陰の風通しの良い場所で育てるようにしましょう。また、秋になったら苗を移し替えて肥料を与えることも育て方の大切なポイントです。
カモミールを使ったおすすめレシピ紹介!
普段からハーブティーを飲む機会が多いけれど、ストレートで飲むことが多く、アレンジをしてみたいという人もいるかも知れません。甘い香りのカモミールは、お酒とも相性が良く、簡単なカクテルも作れます。
用意するのはカモミールのティーバッグとお湯、焼酎です。ティーポットにお湯とティーバッグを入れたら濃いめに出します。焼酎が入っているカップに注ぐと簡単にカモミール割が作れるのでおすすめです。夏場は、冷たくしてもおいしく飲めます。
カモミールを活用して安らぐリラックスタイムを!
今回は、癒し系ハーブとして人気のカモミールについてまとめてみました。安眠効果やリラックス作用もあり、夜のひと時に楽しむのにピッタリのハーブです。育て方もマスターして、おうちでカモミールを楽しみましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。