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赤城山とは?
赤城山(あかぎさん)は、関東地方の北部の群馬県中央部に位置する山で、30万年前の火山活動により太平洋プレートがオホーツクプレートに沈み込んでできた関東地方でも有数の複成火山です。
その後浸食を繰り返し、黒檜山(1828m)、駒ヶ岳(1685m)、 長七郎山(1579m) 、小地蔵岳(1574m ) 、鍋割山(1332m)、 荒山(1572m) 、鈴ヶ岳(1565m)等の外輪山が作られました。さらにその後の噴火で中央火口丘にできた地蔵岳(1674m)などの峰が集まっています。
観光地化された赤城山の最高峰・黒槍山は例年5月8日が山開きで、赤城神社や大沼、小沼、湿原などに多くの観光客が訪れます。
関東平野には冬になると特有の北風「空っ風」が吹きますが、この風は赤城山の方角から吹いてくるため、群馬県の平野部では「赤城颪(あかぎおろし)」と呼ばれていることでも有名です。
山頂にカルデラ湖があることで人気の山
複成火山である赤城山の頂上にはカルデラ湖があり、榛名山、妙義山と並んで上毛三山の一つにも数えられて、日本百名山、日本百景の一つにも選ばれています。
中央部のカルデラ内には、大沼(おおぬま)、覚満淵(かくまんぶち)、火口湖である小沼(こぬま)のカルデラ湖があります。赤城山のカルデラ湖の中で最大の「大沼」は楕円形で、周囲は約4km、面積は0.8平方メートル、水深は最深部で約16.5mです。
東岸にある半島部の「小鳥ヶ島」にはパワースポットとして名高い赤城神社があり、冬期のワカサギ釣りやスキー、スケートに観光客が訪れます。
カルデラ湖とは
まずカルデラ湖についてですが、「カルデラ湖」とは、カルデラの全てや大半を湖が占めている湖のことを指します。
赤城山の「カルデラ湖」は、大規模な火山の噴火で火山灰や火砕流、軽石、溶岩などの火山からの噴出物が大量に噴出したり、マグマが地下を移動したために空洞化した地下のマグマだまりに、落ち込む形で地表が陥没したり、その後の崖崩れによりさらに拡大してできた「陥没カルデラ」です。
以前は、カルデラは成層火山の山頂が噴火で陥没してできたとされていましたが、その後の研究で成層火山の山頂だけでなく、もともと何も無かった場所で巨大な火山の噴火が起きてカルデラができる場合もあることがわかっています。