SHEINはどこの国のファッションブランド？商品選びや配送など気を付けることはある？

世界的に人気の高い「SHEIN（シーイン）」は、トレンドをおさえたリーズナブルな商品が多く、日本でも人気があります。しかし、SHEINは世界的に人気があるにも関わらず、企業の実態やどこのファッションブランドなのかについては、謎に包まれている印象があります。

中国発祥やアメリカ発など、サイトによって書かれていることが異なりますし、公式サイトをよく見ても詳しいことが見つけにくいので、分かりにくいのかもしれません。

SHEINの創業者は、中国出身のクリス・シュー（許仰天）氏で、2012年に4人の共同創業者によって設立されました。当時の本社は中国ありましたが、現在はシンガポールにその拠点を移しています。

さらにSHEINの主要オフィスは、シンガポールや中国、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、アイルランドなどにあります。

現在のSHEINの運営主体は「Roadget Business（ロードゲットビジネス）」という、シンガポールの企業です。創業当初は「南京希音電子商務有限公司」という中国の企業が運営をしていましたが、現在では統合し、シンガポールの企業が主体となっています。

海外ブランドのSHEINですから、日本で利用した場合、商品はどこから発送されるのか気になる方も多いでしょう。日本国内にSHEINの工場や商品倉庫などはないため、すべての商品が海外から送られてくることになります。

SHEINの商品を日本から注文すると、中国にあるメガ倉庫で商品が梱包され、発送されます。発送元は上海や広州からであること多いようです。

倉庫から発送された荷物は、飛行機で日本へ輸送され、日本に到着後に通関手続きなどを経て各配送会社に引き渡されます。国内での配送はヤマト運輸や佐川急便が主で、国内で通販を利用したときと同じように商品を受取れます。

中国から発送されるSHEINの商品は、到着までに5日～10日程度かかります。天候や航空機のトラブル、またセール中などで発送・配送が遅くなることもあるため、無事に届くか不安になることもあるでしょう。

SHEINで購入した商品は、公式サイトやアプリから商品を追跡できる機能があり、安心して使えます。さらに、追跡番号も通知されるので、海外の国際小包追跡サイトを使って検索することも可能です。

国内に荷物があり、各配送業者に引き継がれている場合には、それぞれの企業の追跡サービスを利用して今どこにあるのかを確認することもできます。

SHEINは、なぜ世界中で人気があるのでしょうか。SEHINの人気の理由は、販売している商品に特徴があります。それは、カテゴリーがとにかく多いこととリーズナブルで手に取りやすいこと、そして、商品の入れ替わりが激しくいつ見ても新作が追加されていることなどが挙げられます。

SHEINはとにかく商品カテゴリーが多彩です。大きなカテゴリーはレディースファッションやメンズファッションに始まり、キッズ、バッグ&ラゲッジ、ペット用品、カー用品、家電製品など、22項目にも分かれています。

さらにそこから細分化していき、事細かなジャンルのファッションや生活雑貨を販売しています。各カテゴリーで販売されている商品数も非常に多く、常時60万点以上の商品が販売されおり、圧倒的な品揃えです。

SHEINの商品は、商品ジャンルの豊富さだけではなく、カラー展開やサイズ展開も幅広いのが特徴です。性別や体型、肌の色などにとらわれない自由な買い物ができる点も、世界中で人気がある理由です。

SHEINの商品を見てみると、1着1000円台～3000円台のファッションアイテムが豊富に取り揃い、中には1着1000円以下の商品も多くあります。あれもこれも集めたくなるようなアクセサリーや、トレンドのメイクアイテムはワンコイン以下であることも多いです。

SHEINの商品が安い理由は、以下のようなことが挙げられます。

• 店舗がないので在庫を持たない
• 100～200の極小ロットで製造できるため過剰に作りすぎることがない
• 本当に売れているものだけ追加生産することでコストを抑えている
• 倉庫から直接発送することで物流コストを抑えている

SHEINは過剰な在庫を持たず、極小ロットで生産し、売り切ることで無駄を省きコストを削減しています。さらに、本当に売れる商品だけを追加生産する点もコスト削減につながっています。生産や配送に至っても無駄を省いてコストを抑えているため、その分商品価格を下げられる仕組みです。

常時60万点以上もの商品を販売しているSHEINは、極小ロットで商品を生産しているため、商品の入れ替わりが早く、新しい商品が毎日数千点追加されます。その分、売り切れてしまうことも多々あり、今しか買えない！というわくわくした気持ちで利用できることも魅力です。

SHEINの工場は、中国・広東省広州市の郊外にある番禺区（パンユー）というところにあり、ここが開発拠点になっています。この番禺区（パンユー）という地区は、古くから中国のファッション産業を支えてきた土地で、多くの繊維工場があります。

大きな工場で一括して生産するわけではなく、300～400もあるコアサプライヤーを中心に1000以上もの協力サプライヤーがSHEINの商品を生産しています。

SHEINには、リーズナブルな上にトレンドをおさえた商品が多く販売されていますが、いくつかの気を付けたい点もあります。

SHEIN商品を注文する際に、特に気を付けることはサイズの選び方です。SHEINの商品は日本以外でも販売されているため、日本のサイズ表記と異なる場合があります。

「JP」で始まるサイズ表記の場合は、日本の一般的なサイズ表記と同じです。しかし、それ以外の場合は海外表記の場合があるため、サイズ詳細やサイズガイドを参考にしてから購入するようにしましょう。また、口コミを参考にしてサイズ感を確認するのもおすすめです。

SHEINの商品は中国から発送されるため、手元に届くまで5日～10日程度かかります。セール期間や天候不順、輸送中のトラブルなどで配送が遅れることも考えられます。必要なものがある場合は、到着が遅れてもいいように余裕を持って注文するようにするのがおすすめです。

もしもに備えて、SHEINの商品が届かない場合の対処法も覚えておくといいでしょう。SHEINでは、商品が発送されると追跡番号が発行され、サイトやアプリから追跡できるようになります。

荷物が海外にあるうちは、「17TRACK」や「ordertracker」など海外の国際小包追跡サイトを通して現在地を確認することも可能です。追跡番号には「YAMATO」「SAGAWA」などと記されているので、荷物が国内にある時はヤマト運輸や佐川急便など各社の追跡サービスで確認できます。

SHEINのサイトやアプリでは情報が更新されるのが遅れる場合もあるので、発送から10日程度は待ってみることをおすすめします。商品がいつまでも届かない場合や途中で返送されてしまった場合、また、受取っていないのに受取り済みになった場合はカスタマーセンターに連絡しましょう。

SHEINのカスタマーセンターは、公式サイトやアプリのヘッドフォンマークの部分にあり、チャットで商品が届かない旨の連絡をするだけなので簡単です。

SHEINは店舗を持たないECプラットフォームなので、2023年11月時点で日本国内に実店舗はありません。しかし、商品を体験できるショールーム型の店舗はあり、実物を見てから購入することは可能です。

ショールーム型の店舗「SHEIN TOKYO」は東京・渋谷区、原宿駅から徒歩7分の場所にあります。店舗の中にはファッションアイテムを中心にした商品が並び、試着も可能です。商品ごとにQRコードがあり、それらを読み込むことで商品ページに飛んで注文ができる仕組みになっています。

さらに、日本各地で定期的にポップアップショップの開催もあります。過去には大阪や名古屋、福岡などで開催されました。SHEIN TOKYOと同じように店舗では購入できませんが、最新のアイテムの数々を手に取れるので、毎回多くの人でにぎわいます。

リーズナブルさが魅力の1つでもあるSHEINは、さらにお得に買い物ができる方法がいくつかあります。それぞれ併用できるので、上手に活用してSHEINでお得な買い物を楽しみましょう。

通常価格も十分リーズナブルなSHEINでは、頻繁にセールやキャンペーンを行っています。シーズンやイベントのセールだけでなく、毎日のようにタイムセールが実施されています。

セールだけでなく、キャンペーンも多くあり、特定のジャンルが安くなったり、送料が無料になる場合もあります。ポイントが多く貯まる場合も多々あり、さまざまなお買い得品を見つける楽しみもSHEINの醍醐味です。

SHEINでは、とにかく頻繁にクーポンが配布されます。初回ユーザー登録したときや、初めて注文するときにはじまり、イベント限定クーポンや友達紹介特典、インフルエンサーが配布しているクーポンなど多くの種類があります。

SHEINの公式サイトやアプリ内にあるミニゲームに参加するとクーポンが当たることがあり、毎日のようにクーポンを手に入れるチャンスがあります。クーポンの利用は購入金額で割引率が変わるなど、利用条件がありますが誰でも気軽に使いやすいものばかりです。

SHEINではギフトカードを販売しています。3000円分のギフトカードは税込2940円で割安で購入できてお得です。額面が大きくなるほど割引率が上がり、20000円分のギフトカードは税込17500円で、80000円分になると税込65000円で購入できかなりお得です。

ギフトカードは自分用に購入でき、有効期限はありません。さらに、ギフトカードの残金が不足した場合には他の支払い方法と併用することも可能です。

もちろん、クーポンやセールと併用して利用することも可能なので、まとめ買いをする場合や頻繁に利用する場合は、ギフトカードを活用するといいでしょう。

アメリカ発のブランドと言われるSHEINですが、実際はシンガポールに本社を置くブランドです。SHEINでは多くの企業努力によって、いち早くトレンドり入れながら低価格を実現しています。

さらに、セールやキャンペーン、クーポンなど消費者が喜ぶサービスを多く提供していることもSHEINの魅力です。SHEINの特徴を知って上手に買い物を楽しみましょう。

※本記事中の情報は2023年11月20日時点のものです。紹介したサービスや特典は予告なく変更・終了になる場合があります。